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「先生は今までで最高の闇の魔術に対する防衛術の先生です。行かないでください」ハリーは必死にルーピン先生に辞職を思い留まるよう説得しましたが駄目でした。2人が話しているとそこにダンブルドア校長がやって来てルーピンに馬車が来たと告げたのですが・・・(全3項目)

3-1.昨夜の事を
「先生は今までで最高の闇の魔術に対する防衛術の先生です。行かないでください」ハリーはこう言って必死の説得を試みましたがルーピンは首を振っただけで何も言いませんでした。何としてもルーピンには辞めないで欲しい。

どう説得をすればルーピンを引き止められるのかとハリーが考えを巡らせているとルーピンはハリーは昨夜随分多くの命を救ったとダンブルドア校長から今朝聞かされたと言ったのでした。君がそれほど多くの事を学んでくれた。

それは自分にとって誇れる事だとルーピンは言うのです。そこでルーピンはハリーの守護霊の事を話して欲しいと言ったのでした。どうしてそれをご存知なんですか?こう訊くハリーに対してルーピンはこう答えたんですよね。

「それ以外吸魂鬼を追い払えるものがあるかい?」

そこでハリーは何が起ったのかをルーピンに話しました。ハリーが話し終えるとルーピンは再び微笑みました。それはハリーから守護霊の姿が牡鹿だったと聞かされたからです。それを聞いてルーピンはハリーにこう言いました。

「そうだ。君のお父さんはいつも牡鹿に変身した。君の推測通りだ。だから私たちはプロングズと呼んでいたんだよ」

ルーピンは最後の数冊の本をスーツケースに放り込んで荷造りを終えると昨夜「叫びの屋敷」からこれを持って来たと言ってハリーに「透明マント」を返しました。さらに若干躊躇してからハリーに「忍びの地図」を渡しました。

自分はもうハリーの先生ではないからこの「忍びの地図」を返しても後ろめたい気持ちはない。持っていても自分には何の役にも立たない。それにハリーにロンとハーマイオニーなら使い道を見つける事だろうとそう言うのです。

ハリーは「忍びの地図」を受け取って思わず笑顔を見せたのでした。

3-2.ダンブルドア校長がやって来て
ムーニーにワームテールにパッドフットとプロングズが僕を学校から誘い出したいと思うだろう。面白がってそうするだろうと先生はおっしゃった。ハリーがこう言うと先生の呪縛から解き放たれたルーピンはこう答えました。

「ああその通りだったろうね。ジェームズだったら自分の息子がこの城を抜け出す秘密の通路を1つも知らずに過ごしたなんて事になったら大いに失望しただろう。これは間違いなく言える」

すると扉をノックする音がしました。ハリーは急いで「忍びの地図」と「透明マント」をポケットに押し込みました。入って来たのはダンブルドア校長でした。ルーピンの部屋にハリーがいるのを見ても全く驚きませんでした。

「リーマス。門の所に馬車が来ておる」

ダンブルドアがこう言うとルーピンは「校長。ありがとうございます」と礼を言ってスーツケースと空になった水魔の水槽を取り上げました。ルーピンは「それじゃ。さよならハリー」と別れの挨拶をすると微笑んだのでした。

さらにルーピンは「君の先生になれてうれしかったよ。またいつかきっと会える」とも言いました。そしてダンブルドアには「校長。門までお見送りいただかなくて結構です。1人で大丈夫です」と見送りを辞退したのでした。

ハリーには「ルーピンは一刻も早く立ち去りたがっているのでは?」とそう感じられました。そんなルーピンにダンブルドアは「それではさらばじゃ。リーマス」と別れの挨拶を重々しくルーピンにしたというわけなんですよね。

ルーピンは水魔の水槽を少し脇によせてダンブルドアと握手ができるようにしました。最後にもう一度ハリーに向かって頷き笑顔をちらりと見せてルーピンは部屋を出て行ったのでした。ハリーは椅子に座り塞ぎ込んでいました。

落ち込んで床を見つめていたハリーだったのですが扉が閉まる音が聞こえて来たので見上げるとダンブルドアがまだそこにいました。ダンブルドアはハリーに「どうしたね?そんなに浮かない顔をして」と静かに言ったのでした。

主がいなくなったその部屋でハリーとダンブルドアは暫くの間語り合ったのでした。

3-3.ルーピンが去った後に
昨晩した事を思えば自分を誇りに思ってもいいのでは?こう言うダンブルドアにハリーは「何にもできませんでした。ペティグリューは逃げてしまいました」と答えました。でもダンブルドアはそんな事はないとそう言うのです。

何もできない所か大きな変化をもたらした。ハリーは真実を明らかにするのを手伝った。1人の無実の男すなわちシリウスを吸魂鬼に魂を吸い取られるという恐ろしい運命から救ったのだ。こう言われてハリーは思い出しました。

トレローニー先生の予言でした。確かに真夜中になる前にピーター・ペティグリューというヴォルデモートの召使いが自由の身になり逃げて行ったのです。あれはトレローニー先生が本当の予言をしたという事なのでしょうか?

するとダンブルドアは「トレローニー先生はもしかしたらもしかしたのかもしれんのう」と言うのです。でももしそうなら自分がシリウスとルーピンにペティグリューを殺害するなと言った。もしヴォルデモートが復活したら?

それは僕の責任です。こう言うハリーにダンブルドアはそれは気高い事だと言うのです。さらにはペティグリューの命を助けて本当に良かったと思う日が来るだろう。さらに踏み込んでダンブルドアは確信があると言うのです。

「シリウスが昨夜あの者たちがどんな風にして動物もどきになったか全て話してくれたよ」

ダンブルドアはこうも言いました。ダンブルドアは「まことにあっぱれじゃ」と言うのです。さらに校長の自分にも内緒にしていたのは上出来だとまで言うのです。ハリーの創り出したあの守護霊は非常に独特の形をしていた。

昨夜ハリーは父君に会ったのだ。君の中に父君を見つけたのだよ。こう言うとダンブルドアは「どう考えればよいのか?」と混乱しているハリーを残して部屋を出て行ったのでした。

最後に
ダンブルドアには「校長。門までお見送りいただかなくて結構です。1人で大丈夫です」と見送りを辞退した。ハリーには「ルーピンは一刻も早く立ち去りたがっているのでは?」とそう感じられた。どうしてなんでしょうね。

そしてダンブルドアはハリーにシリウスが昨夜あの者たちがどんな風に「動物もどき」になったのか全て話してくれたと言いました。ハリーのお父さんにシリウスとピーター・ペティグリューは未登録の「動物もどき」になった。

ハリーは開心術で「ルーピンは一刻も早く立ち去りたがっている」と見抜いた。それはルーピンがダンブルドア校長に一番知られたくない事を知られてしまったからなんですよね。3人の親友が未登録の「動物もどき」になった。

それは狼人間の自分がホグワーツに入ったからなんですよね。しかもルーピンは昨年の9月からずっと目の前にダンブルドア校長がいたのにシリウスが「動物もどき」だという事を告げなかった。その勇気がありませんでした。

申し訳なくてダンブルドア校長先生には会わせる顔がない。ルーピンはそういう気持ちだったというわけなんですよね。でもダンブルドアは「まことにあっぱれ」とか「内緒にしていたのは上出来」とまで言っていたんですよね。

つまりむしろ喜んでいたんですよね。全く気になどしていなかったというわけなんですよね。
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