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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

さーて!このシリーズも2年前から毎年8月にやる事になっています。無視したり客を呼んでハリーにいないふりをさせてみたりとハリーの誕生日にはあの手この手でひどい仕打ちをして来るバーノン叔父さんだったのですが「やはり!」という感じで今年もやってくれました。(全3項目)

3-1.誕生日なのに
その日はハリー13才の誕生日でした。そのためロンからは携帯の「かくれん防止器」がハーマイオニーからは「箒磨きセット」がそしてハグリッドからは「怪物的な怪物の本」という何だからしくないプレゼントが届きました。

朝になってキッチンに下りて行くとダーズリー一家3人はもう席に着いていて新品のテレビを見ていました。居間のテレビとキッチンの冷蔵庫との間が遠く歩くのが大変だとダドリーが文句を言うので新たに購入したのでした。

ハリーはダドリーとバーノン叔父さんの間に座りました。ハリーに「誕生日おめでとう」と言う所かハリーがキッチンに入って来ても3人とも何の反応も示しません。ハリーもすっかり慣れっこになっていて気にしませんでした。

トーストを1枚食べテレビをふと見るとアナウンサーが脱獄囚のニュースを読んでいる最中でした。何でもその脱獄囚は武器を所持しており極めて危険なので注意して欲しいとの事でした。通報用ホットラインが特設されている。

そのため見かけた方はすぐに知らせて欲しいのだそうです。バーノン叔父さんは新聞を読みながら上目使いに脱獄囚の顔を見て「何じゃあいつは」と言いたげに鼻を鳴らしてこう言ったその後にじろりと横目でハリーを見ました。

「奴が悪人だとは聞くまでもない。一目見れば判る。汚らしい怠け者め!あの髪の毛を見てみろ!」

父親から受け継いだハリーのくしゃくしゃ頭はいつもバーノン叔父さんを苛立たせました。テレビの男はやつれた顔にまといつくようにもつれた髪が肘のあたりまで伸びていました。それに比べれば自分は随分身だしなみがいい。

ハリーはそう思いました。ところがここでテレビの画面がその脱獄囚からアナウンサーに戻り別のニュースを読み始めたためバーノン叔父さんは「ちょっと待った!」と言ったのでした。肝心な事を知らせていないと言うのです。

それは?

3-2.マージ叔母さんが来る?
それはその極悪人が「どこから脱獄したのか?」という事なのだそうです。それでは何のためのニュースか分らない。もしその脱獄囚がここから近い監獄から逃げ出したのなら今にもこの辺に現れるかもしれないからだそうです。

するとそれを聞いたペチュニア叔母さんが慌ててキッチンの窓のほうを向いて外をしっかりと窺いました。どうやらペチュニア叔母さんはテレビのニュースで言っていた通報用ホットラインに電話をしたくて堪らないようでした。

「一体連中はいつになったら判るんだ!あいつらを始末するには絞首刑しかないんだ!」

バーノン叔父さんは拳でテーブルを叩きながらこう吼えました。するとペチュニア叔母さんも「本当にそうだわ」と言ったのでした。バーノン叔父さんもペチュニア叔母さんのいずれも2人揃って死刑肯定派のようなんですよね。

そしてバーノン叔父さんは残りのお茶を飲み干し腕時計をチラッと見てペチュニア叔母さんに「わしはそろそろ出かけるぞ。マージの汽車は10時着だ」と言いました。その時ハリーは「箒磨きセット」の事を考えていたのでした。

しかし嫌な衝撃と共に現実世界に引き戻されました。ハリーは無意識に「マージ叔母さん?マージ叔母さんがここに来る?」と口走りました。それはマージ叔母さんと云えば忌まわしい思い出ばかりが脳裏に浮かぶからでした。

マージ叔母さんはバーノン叔父さんの妹です。血の繋がりはありませんがずっと「叔母さん」と呼ぶように言いつけられて来ました。マージ叔母さんは田舎にある大きな庭つきの家に住みブルドックのブリーダーをしていました。

大切な犬を放っておくわけにはいかないとプリベット通りにもさほど頻繁に滞在するわけではありません。けれどもその1回1回の恐ろしさがありありとハリーの記憶に焼きついていました。マージ叔母さんはダドリー贔屓でした。

ダドリー5才の誕生日に「動いたら負け」というゲームでダドリーが負けないようマージ叔母さんは杖でハリーの向こう脛を叩いてハリーを動かしました。それから数年後のクリスマスに現れた時はプレゼントに差をつけました。

ダドリーにはコンピューター仕掛けのロボットをハリーには犬用ビスケット1箱を贈りました。前回の訪問はハリーがホグワーツに入る1年前でハリーはマージ叔母さんが連れて来た犬のリッパーの前脚を踏んでしまったのです。

ハリーは犬に追いかけられて庭の木の上に追い上げられてしまいました。何とマージ叔母さんは真夜中過ぎまで犬を呼び戻そうとはしなかったのでした。ダドリーはその事件を思い出す毎に今でも涙が出るほどに笑うんですよね。

するとここでバーノン叔父さんは?

3-3.3つの言いつけ
「マージは一週間ここに泊る」バーノン叔父さんはこう言うと歯を剥き出しました。そして脅すように指をハリーに突きつけるとこう言って来たのでした。するとダドリーがにんまりしたかと思うとテレビから視線を外しました。

「ついでだから言っておこう。マージを迎えに行く前にはっきりさせておきたい事が幾つかある」

父親がハリーを締めつけるのを見物するのがダドリーのお気に入りの娯楽でした。叔父さんは唸るように「第1にマージに話す時は。いいか礼儀をわきまえた言葉を話すんだぞ」と言いました。ハリーは気に入りませんでした。

「いいよ。叔母さんが僕に話す時にそうするならね」

マージ叔母さんが自分に話す時にはそうしてくれるとは到底思えなかったからです。叔父さんはハリーの答えを聞かなかったかのように言葉を続けました。そして今度はハリーに対してこう言って来たというわけなんですよね。

「第2にマージはお前の異常さについては何も知らん。何かキテレツな事はマージがいる間一切起こすな。行儀よくしろ。判ったな?」

これについてもハリーの思いは同じでした。自分だってそうしたいのは山々だ。未成年の魔法使いが学校の外で魔法を使ってはいけない事は叔父さんだって知ってるじゃないか。でも判っていても行使してしまう事はあるのです。

「そうするよ。叔母さんもそうするなら」

だからハリーの答えもまた同じでした。ところが叔父さんが最後に言った言葉が問題だったのです。叔父さんは目を切れ目のように細くするとハリーに対してこう言って来ました。それがハリーには信じ難い言葉だったのでした。

「そして第3にマージにはお前がセント・ブルータス更生不能非行少年院に収容されていると言ってある」

これを聞いてハリーは「何だって?」と叫びました。叔父さんは吐き捨てるように「お前は口裏を合わせるんだ。いいか小僧。さもないとひどい目に遭うぞ」と言ったのでした。ハリーはあまりの事に顔は蒼白になったのでした。

そして煮えくり返るような気持ちで叔父さんを見つめ座ったまま動けませんでした。今日は13才の誕生日だというのにダーズリー一家からの誕生プレゼントの中でも最悪だ。ハリーへの脅しが終了すると叔父さんは立ちました。

「さてペチュニアや。ではわしは駅に行って来る。ダッダー一緒に来るか?」

最後に「一緒に来るか?」と言われてもダドリーは「行かない」と答えました。父親のハリー脅しが終わったのでダドリーの興味はテレビに戻っていました。一方ハリーは恐怖で茫然と座り込んでいましたが突然思いつきました。

そこで叔父さんを追って玄関に走ったのでした。

その思いついた事とは?

今日の最後に
マージ叔母さんが我が家にやって来て一週間ここに滞在する。ペチュニア叔母さんはダドリーのために素敵な蝶ネクタイを買っておいたとそう言っているのでどうやら事前にマージ叔母さんの来訪を知らされていたようですね。

しかしバーノン叔父さんがその事をハリーに告げたのは前述のように到着する直前の事でした。これから駅に迎えに行くというそのタイミングでハリーに言ったのです。でも私はこれで良かったんじゃないかとそう思いますね。

それというのももっと早く言っていればハリーが恐怖に怯える期間が長くなるだけだからというわけです。しかしだからと言ってバーノン叔父さんがそんな親切心から教えるのを迎えに行く直前にしたとは私には思えませんね。

一方ダドリーのほうですが父親のバーノン叔父さんに「一緒に来るか?」と言われても応じませんでした。テレビが見たかったからのようですが私は違うと思いますね。もし好きだったら一刻も早く会いたいと思うはずですよね。

確かにハリーよりも自分の事を贔屓してくれるのでそれはそれでうれしい。でも実はダドリーも「あまり好きではない」というのが正直な気持ちでしょう。だから決して心の底からうれしいというわけではないとそう思いますね。

それはペチュニア叔母さんも同じ気持ちだと私は思いますね。その事が後に明らかになるんですよね。

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