FC2ブログ
一度はハリーに対して腹を立てたパーバティだったのですがそれでもハリーへの思いを断ち切る事はできませんでした。そして6年生になると新たな展開になってみたりハリーの心を射止める千載一遇のチャンスが再び巡って来たりもしました。(全3項目)

3-1.ヴォルデモート卿の復活を受けて
クリスマス・ダンスパーティ以降パーバティはハリーに対して嫌に冷淡でした。休暇明けにハリーたちが「魔法生物飼育学」の授業に行くとそこにハグリッドの姿はなくグラブリー・プランク先生という老魔女が教えたのでした。

「あの女の先生にずっといて欲しいわ!」

授業が終わって昼食を取りにみんなが城に向かう途中でパーバティがこう言いました。城への石段を上りながらハリーが怒って「ハグリッドはどうなるんだい?」と言うとパーバティは声を荒げてこう言い返して来たのでした。

「どうなるかですって?森番に変わりないでしょう?」

パーバティにしてみれば「私は一体何だったの?」とハリーに対し怒るのは当然でしょう。私はあなたの彼女になったんじゃないの?何故私に「ダンスパーティに一緒に行こう!」と言ったのかの意味が分らないというわけです。

そうこうする内に学期末がやって来てとんでもない事が起りました。ヴォルデモート卿が復活したのです。ハリーが代表選手になったのもその布石の1つでした。前より強くなって復活するのにはハリーの血が必要だったのです。

そのためにハリーが代表選手になるよう取り計らい必ず優勝するように誘導をする。優勝杯を「移動キー」に変えておいてハリーを自分の待つリトル・ハングルトンの教会墓地に連れて来る。そういう計画だったというわけです。

しかし魔法大臣コーネリウス・ファッジはその事実を受け入れず「日刊予言者新聞」に圧力をかけて「ハリーは目立ちたがり屋の嘘つきでダンブルドアはボケ老人」と報道させて2人の信用を失墜させようとしたというわけです。

そのためハリーは寝室が同じ5年生のグリフィンドール生のシェーマス・フィネガンとまで言い争いをする事になってしまいました。でもパーバティはハリーの事を信用してくれたんですよね。それはやはり好きだったからです。

そのためパーバティはパチルと共に「ホッグズ・ヘッド」で行われた後の「ダンブルドア軍団」の準備会合にも出席したのでした。前述のような事があったにも関わらずハリーへの思いは変わらなかったというわけなんですよね。

そして6年生になると・・・

3-2.両親を説得して
1年間ヴォルデモート卿復活の事実を受け入れようとしなかった魔法大臣コーネリウス・ファッジは魔法省でその姿を目撃する事でその事実を認める事を余儀なくされました。魔法界の人々は恐怖に恐れおののく事になりました。

そのため魔法界の人たちは不要不急の外出を避けるようになりハリーにハーマイオニーを含めたウィーズリー一家一行がダイアゴン横丁に学用品を買いに行った際「漏れ鍋」には1人も客がおらず開店休業状態だったんですよね。

ダイアゴン横丁は慌しい雰囲気でした。通行人の多くは切羽詰った心配そうな顔をしていて立ち話をしている人もいません。買い物客は個々の人たちがそれぞれ自分たちだけ塊って必要な事だけに集中をして動いていたのでした。

「さてこの広間におる者は誰でも知っての通りヴォルデモート卿とその従者たちが再び跋扈し力を強めておる」

新学期初日の挨拶でダンブルドア校長はこう言ってヴォルデモート卿の話を始めました。ダンブルドアが話すにつれて沈黙が張り詰め研ぎ澄まされて行くようでした。何でもこの夏には城の防衛が百倍も強化されたんだそうです。

大多数の生徒たちはいつもより沢山の手紙を受け取っていました。親は心配して我が子の様子を知りたがっていましたし逆に家族は無事だと知らせて安心させようとしていたからです。さらにハーマイオニーはこうも言うのです。

「みんなが戦々恐々だし。パチル姉妹のご両親が2人を家に戻したがっているのを知ってる?それにエロイーズ・ミジョンはもう引き取られたわ。お父さんが昨晩連れて帰ったの」

するとロンは驚いたようにハーマイオニーを見て「ええっ?」と言いました。何故ならホグワーツはそれらの人たちの家より安全だからだとの事でした。闇祓いもいて安全対策の呪文が色々と追加された上にダンブルドアがいる。

「ダンブルドアがいつもいらっしゃるとは思えないわ」

そう言うロンにハーマイオニーはこう言葉を返しました。この一週間校長席はずっと空だった。ハーマイオニーに言われハリーとロンが教職員テーブルを見てみると「なるほど」と言った感じで校長席は確かに空だったのでした。

その日は2週目の土曜日でグリフィンドール・チームの選抜が行われる日でした。ハリーたち3人がテーブルを離れてクィディッチ競技場に向かう際にハリーたちはラベンダー・ブラウンとパーバティ・パチルのそばを通りました。

2人は気落ちした様子で何やら話していましたがパチル姉妹の両親が2人の娘を学校から連れ戻したがっているという話を今しがた聞いたばかりなのでハリーは驚きはしませんでした。ところがその次の瞬間の事だったんですよね。

3-3.ラベンダー・ブラウンをけしかけて
ロンが2人のそばを通った時の事でした。突然パーバティに小突かれたラベンダーが振り向いてロンに笑いかけたのでハリーは驚きました。ロンは曖昧に笑い返してその途端に歩き方が肩を聳やかしたような感じになりました。

それを見てムッとしたのか?ハーマイオニーはクィディッチ競技場に向かって歩いて行く間はずっと冷たくてよそよそしくハリーにロンと別れて観客席に席を探しに行く時にもロンに激励の言葉を一切言おうとはしませんでした。

こうしてグリフィンドール・チームの新キャプテンのハリーにとっては最初の試練の選抜が始まりました。そしてそれは最後に行われたキーパーの選抜の時でした。実はハリーはキーパーの選抜を意図的に最後に回したのでした。

競技場の観客席の人が少なくなり志願者とりわけロンへのプレッシャーが軽くなるようにしたかったのです。しかし不幸な事に選抜に落ちた候補者やら朝食をゆっくり済ませて見に来た大勢の生徒などで見物人は増えていました。

キーパー候補が順番にゴールポストに飛んで行くと観衆は応援半分やら野次り半分で叫びました。ハリーはロンをちらりと見ました。ロンはこれまで上ってしまうのが問題でした。先学期最後の試合はロンの活躍で勝利しました。

その事で自信がついて上る癖が直っていればとハリーは願っていました。でも残念ながらどうやら望みなしのようでロンの顔は微妙に蒼くなっていました。ところがそれはいよいよロンが選抜を受けた時に起きたというわけです。

最初の5人の中で5回中ゴールを3回守った候補者は1人もいませんでした。一方コーマック・マクラーゲンは4回ゴールを守りました。でも最後の1回はとんでもない方向に飛びついて観衆に笑ったり野次られたりしたのでした。

クリーンスイープ11号に跨りながらロンは今にも失神しそうでした。ハリーの恐れていた状態になっていました。すると観客席から「頑張って!」と叫ぶ声が聞こえました。ハリーは当然ハーマイオニーだとそう思ったのでした。

ところが振り向いて見ると叫んだのはラベンダー・ブラウンでした。ラベンダーは次の瞬間に両手で顔を覆いました。正直に言うとハリーもそうしたい気分でした。でもキャプテンなのだから少しは骨のある所を見せねばならぬ。

そこでハリーはロンのトライアルを直視しました。ところがハリーの心配は杞憂に終わりました。ロンは5回続けてゴールを守ったのです。マクラーゲンはジニーが手加減をしたと抗議して来ましたがハリーは応じませんでした。

こうしてロンは再びキーパーの座を射止めたのでした。

今日の最後に
パチル姉妹のご両親は2人の娘を家に連れ戻したがっている。おそらくハーマイオニーは寝室でパーバティがラベンダーにそう話していたのを聞いてその事を知ったんでしょうね。しかしパーバティは学校に戻って来たのでした。

その理由は当然学校に戻って来ないとハリーに会えないからです。そしてラベンダーがロンを射止める事ができるよう後押しをしました。それはロンとラベンダーが付き合うようになれば今度は自分とハリーの番というわけです。

ロンと付き合うようになればラベンダーが自分とハリーの仲を取り持ってくれるかもしれない。そして学校に戻って来たらハリーを射止める千載一遇のチャンスが再び巡って来ました。スラグホーンのクリスマス・パーティです。
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/2106-d6454aa5