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皆さん既にもう忘れているでしょうが今年の一番最初の記事で改めて誕生月に取り上げると言っていたので本日より第1巻「賢者の石」のマクゴナガル先生をやる事にします。猫の姿になってマクゴナガル先生はプリベット通り4番地にやって来ました。その目的とは?(全3項目)

3-1.プリベット通り4番地に
ホグワーツ魔法魔術学校の副校長ミネルバ・マクゴナガル先生は猫の姿になってここプリベット通りにやって来ていました。通りの角に立ち止まって地図を見ていると唯一1人だけがその行為に気づいたというわけなんですよね。

それはバーノン・ダーズリー氏でした。バーノン氏は一瞬我が目を疑いました。馬鹿な。一体何を考えているんだ。光の悪戯に違いない。バーノン氏は瞬きをして猫をもう一度よく見直しました。すると今度は標識を見ていました。

その時マクゴナガル先生は「プリベット通り」と書かれた標識を読んでいました。自分がその目的地に来たのかどうかを確かめていたんでしょうね。自分を見ているのに気づきマクゴナガル先生はバーノン氏を見つめ返しました。

しかしバーノン氏は「猫が地図やら標識を読めるはずがない」と自分にそう言い聞かせると会社に向かいました。でも会社に行く途中でもマントを着た奇妙な服装の人たちが何やら興奮して囁き合っているのを目撃したのでした。

さらにお昼過ぎに外に出ると再びマント集団に会い「ポッターさんたちが」とか「息子のハリーがね」と話していました。そして5時に会社を出て家に帰ろうとするとスミレ色のマントを着た老人に抱き締められてしまいました。

動揺したバーノン氏がやっとの思いで4番地の自宅に戻ると一番に目に入ったのはあの猫つまりマクゴナガル先生です。マクゴナガル先生は庭の石垣の上に座り込んでいました。バーノン氏は大声で「シッシッ!」と言いました。

マクゴナガル先生はじろりとバーノン氏を見ただけで動きませんでした。まさか人間が猫の姿に変身しているとは想像すらできないバーノン氏は「まともな猫がこんな態度を取るのか?」と思ったものの気を取り直したのでした。

そして家に入って行ったのでした。

3-2.そこに現れたのは?
その後もマクゴナガル先生は銅像のようにじっと座ったまま動きませんでした。真夜中近くに初めてマクゴナガル先生は動きました。マクゴナガル先生が待っていたその人物がプリベット通りに姿を現わしたからというわけです。

その人物とはマクゴナガル先生が勤める学校つまりホグワーツ魔法魔術学校の校長アルバス・ダンブルドアその人でした。マントの中を何やらせわしげに探していましたが顔をふっと上げ笑って「やっぱりそうか」と呟きました。

ダンブルドアがマントの中から取り出したのは「灯消しライター」でした。ライターを12回カチカチと鳴らし12個の街灯を消して真っ暗闇にするとプリベット通り4番地のほうに歩きました。そして隣に座りこう言ったのでした。

「マクゴナガル先生。こんな所で奇遇じゃのう」

こう言ってダンブルドアが微笑みかけるとマクゴナガル先生は人の姿に戻っていました。マクゴナガル先生は「どうして私だとお判りになりましたの?」と見破られ動揺していました。その問いにダンブルドアはこう答えました。

「まあまあ先生。あんなにコチコチな座り方をする猫なんていやしませんぞ」

するとマクゴナガル先生は「一日中レンガ塀の上に座っていればコチコチにもなります」と言葉を返しました。一日中?お祝いしていれば良かったのに。ここに来る途中でもお祭りやらパーティやらを自分は随分沢山見ましたよ。

こう言うダンブルドアにマクゴナガル先生は怒ったように鼻を鳴らすと「ええ。確かにみんな浮かれていますね」と苛立った口調で答えました。何故ならばマクゴナガル先生はみんなもう少し慎重にするべきだとそう言うのです。

それはマグルでさえ「何かあった」と感づいたからだとマクゴナガル先生は言うのです。4番地から聞こえて来たテレビのニュースで「ふくろうの行動が夜と昼で逆になった」とか「流れ星が土砂降りだった」と報道していた。

ケント州の流星群だなんてディーダラス・ディグルの仕業だわ。あの人はいつだって軽はずみなんだから。こうボヤくマクゴナガル先生にダンブルドアはこう言って「それは仕方のない事」とマクゴナガル先生を諌めたのでした。

「みんなを責めるわけにはいかんでしょう。この11年間お祝い事なぞほとんどなかったのじゃから」

こう言うダンブルドアにマクゴナガル先生は「それは判っています」と理解を示しつつもだからといって分別を失ってよいわけはないとそう言うのです。みんな不注意だ。マグルの服に着替えもせず真っ昼間から街に出るなんて。

噂話をするなんて事はいけないとマクゴナガル先生は言うのです。ここでマクゴナガル先生は何かを期待しているかのようにチラリと横目でダンブルドアを見ました。でも期待していた反応がないので話を続けたというわけです。

「よりによって例のあの人がついに消え失せたちょうどその日に今度はマグルたちが私たちに気づいてしまったらとんでもない事ですわ。ダンブルドア先生。あの人は本当に消えてしまったのでしょうね?」

こう言うマクゴナガル先生にダンブルドアは?

3-3.例のあの人
「確かにそうらしいのう。我々は大いに感謝しなければ。レモン・キャンディーはいかがかな?」ダンブルドアがこう言うとマクゴナガル先生は「何ですって?」と訊き返しました。するとダンブルドアはこう答えたんですよね。

「レモン・キャンディーじゃよ。マグルの食べる甘い物じゃがわしゃこれが好きでな」

そんなレモン・キャンディーなど食べている場合ではないとばかりにマクゴナガル先生は冷やかに「結構です」と答えました。そんな事より「例のあの人」が消えたというのにマグルが自分たちに気づく事が問題というわけです。

しかしここでダンブルドアが問題にしたのが「例のあの人」という呼称でした。マクゴナガル先生のような見識のおありにになる方が彼の事を名指しで呼べないわけはない。全く以て「例のあの人」なんて呼ぶのはナンセンスだ。

この11年間に渡ってちゃんと「ヴォルデモート」と呼ぶようみんなを説得し続けて来たというのに「例のあの人」なんて呼び続けては混乱するばかりだしヴォルデモートの名前を言うのが恐ろしいなんて理由がないじゃろうが。

ダンブルドアが「ヴォルデモート」と口にするのを聞いてマクゴナガル先生はギクリとしました。しかしダンブルドアはくっついたレモン・キャンディーを剥がすのに夢中でマクゴナガル先生がそうなっているのに気づきません。

「そりゃ先生にとってはないかもしれませんが」

マクゴナガル先生は驚きと尊敬の入り交じったような口調でこう言いました。何故ならばダンブルドア先生はみんなとは違うとマクゴナガル先生は言うのです。ここでマクゴナガル先生は「例のあの人」と一旦言いかけて・・・

「いいでしょう。ヴォルデモートが恐れていたのはあなた1人だけだったという事はみんな知ってますよ」

するとダンブルドアは「おだてないでおくれ」と静かに言いました。何故ならヴォルデモートには自分には決して持つ事ができない力があったからだとそう言うのです。それに対してマクゴナガル先生はこう反論したんですよね。

「それはあなたがあまりに。そう。気高くて。そういう力を使おうとなさらなかったからですわ」

するとダンブルドアは周囲が暗くて幸いだった。こんなに赤面したのはマダム・ポンフリーが自分の新しい耳当てを誉めてくれた時以来だとこう言葉を返しました。つまりはマクゴナガル先生は褒め過ぎというわけなんですよね。

でもマクゴナガル先生はヴォルデモートの持つ力や呼び名についてダンブルドアと議論をするためにここに来たわけではないのです。

その真の目的とは?

今日の最後に
ヴォルデモートには自分が決して持つ事ができない力があった。こう言うダンブルドアにマクゴナガル先生はこう反論したというわけですよね。それはあなたがあまりに気高くてそういう力を使おうとなさらなかったからですわ。

つまりダンブルドアはそういう力を使おうとすればできたのにしなかったというわけです。それは当然「死の呪文」の事なんでしょうね。生かしておいても毒か害にしかならない死喰い人であっても決して命を奪ったりはしない。

だからこそマクゴナガル先生もまたダンブルドアには尊敬の念を浮かべているというわけなんですよね。
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