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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

マクゴナガル先生が猫の姿になってプリベット通り4番地でダンブルドアを待っていたのは「みんながしているあの噂話は本当なのか?」をダンブルドアに訊いて確かめるためでした。それが本当の事と知ってマクゴナガル先生は驚愕しました。それは何故かと云うと・・・(全3項目)

3-1.話はいよいよ核心に
ふくろうが飛ぶのは噂が飛ぶのに比べたら何でもない。みんながどんな噂をしているかご存知ですか?何故ヴォルデモートが消えたのだろうとか何がヴォルデモートにとどめを刺したのだろうとかそんな噂話をみんなはしている。

マクゴナガル先生は鋭い眼差しでダンブルドアを見ました。話がついに核心に触れて来たからです。丸一日プリベッド通り4番地のレンガ塀に座り込みダンブルドアが来るのを待ち続けていたのはこの事を訊くためだったのです。

他の人が何と言おうともダンブルドアの口から聞かない限り絶対信じないというわけです。しかしダンブルドアは何も答えません。みんなが何と噂しているかですが。マクゴナガル先生はこう言ってもう一押ししてみたのでした。

昨夜ヴォルデモートがゴドリックの谷に現れた。ポッター一家が狙いだった。噂ではリリーとジェームズつまりはポッター夫妻の2人が死んだとか。ダンブルドアがうなだれるのを見てマクゴナガル先生は思わず息を呑みました。

リリーとジェームズが。信じられない。信じたくなかった。マクゴナガル先生がこう言うとダンブルドアは手を伸ばしてその肩をそっと叩き沈痛な声で「判る。よーく判るよ」と言いました。マクゴナガル先生の話は続きました。

マクゴナガル先生は声を震わせながら「それだけじゃありませんわ」と言いました。噂では一人息子のハリーを殺害しようとしたとか。でも失敗した。何故なのか?どうなったのか分らないがヴォルデモートの力が打ち砕かれた。

だからヴォルデモートは消えたのだ。そういう噂です。マクゴナガル先生がこう言って話し終えるとダンブルドアは無言で頷きました。それじゃやはり本当なんですか?こう言うとマクゴナガル先生はしばし口ごもったのでした。

あれほどの事をやっておきながら。あんなに沢山の人を殺害したのに。小さな子供を殺害し損ねたというのか?驚異ですわ。よりにもよってヴォルデモートにとどめを刺したのは子供。最後にマクゴナガル先生はこう訊きました。

「それにしても一体全体ハリーはどうやって生き延びたんでしょう?」

この問いにダンブルドアは「想像するしかないじゃろう。本当の事は分らずじまいかもしれん」と答えたのでした。

3-2.怒るマクゴナガル先生
マクゴナガル先生はハンカチを取り出しメガネの下から眼に押し当てました。ダンブルドアは大きく鼻をすするとポケットから金時計を取り出して時間を見ました。時計をポケットにしまうとマクゴナガル先生にこう言いました。

「ハグリッドは遅いのう。ところであの男じゃろう?わしがここに来ると教えたのは」

この問いにマクゴナガル先生は「そうです」と答えたその後に一体全体何故こんな所に来たのかの理由は多分話してはくださらないのでしょうねと訊いたのでした。するとその問いにダンブルドアはこう答えてくれたんですよね。

「ハリー・ポッターを叔母さん夫婦の所へ連れて来るためじゃよ。親戚はそれしかいないのでな」

するとマクゴナガル先生は弾かれたように立ち上がり4番地を差してまさか間違ってもここに住んでいる連中の事じゃないでしょうねと叫びました。マクゴナガル先生はハリー・ポッターがここに住むなんて駄目だと言うのです。

今日一日ここの住人を見ていたがこの4番地の夫婦ほど私たちとかけ離れた連中はまたといない。ハリー・ポッターがここに住むなんて!そう言い張るマクゴナガル先生に対しダンブルドアはこう言ったというわけなんですよね。

「ここがあの子にとって一番いいのじゃ。叔父さんと叔母さんがあの子が大きくなったら全てを話してくれるじゃろう。わしが手紙を書いておいたから」

しかしマクゴナガル先生は「手紙ですって?」と力なく繰り返すと塀に座り直してこう言いました。手紙で一切を説明できるとお考えですか?マクゴナガル先生は連中は絶対にあの子の事を理解などしない。そう言い切るのです。

あの子は有名人です。伝説の人です。今日のこの日がいつの日にかハリー・ポッター記念日になるかもしれない。ハリーに関する本が書かれる事でしょう。私たちの世界でハリーの名を知らない子供も1人もいなくなるでしょう。

こう言うマクゴナガル先生にダンブルドアは「その通り」と言いました。でもだからこそダンブルドアはハリーはここプリベット通り4番地に住むべきだとそう言うのです。その理由はどんな少年でも舞い上がってしまうからだ。

歩いたりしゃべったりする前から有名だなんて!自分が覚えてもいない事のために有名だなんて!あの子に受け入れる準備ができるまでそうした事から一切離れて育つほうがずっといいんだとダンブルドアはそう言ったのでした。

マクゴナガル先生は一旦は口を開きかけましたが思い直して喉から出かかった言葉を呑み込みました。それは他ならぬダンブルドアがそう言うのだから自分は口を挟むべきではないとマクゴナガル先生はそう思ったんでしょうね。

「そう。そうですね。おっしゃる通りですわ。でもダンブルドア。どうやってあの子をここに連れて来るんですか?」

マクゴナガル先生が最後に言った「どうやってあの子をここに連れて来るんですか?」の問いに対してダンブルドアは「ハグリッドが連れて来るよ」と答えました。それを聞いてマクゴナガル先生は懸念の意を示したのでした。

3-3.マクゴナガル先生の懸念
こんな大事な事をハグリッドに任せて賢明な事でしょうか?マクゴナガル先生は言葉を途切れがちにそして躊躇しがちにこう問いかけて懸念の意を示しました。そんなマクゴナガル先生に対しダンブルドアはこう答えたのでした。

「わしは自分の命でさえハグリッドに任せられるよ」

こう言ってハグリッドに対して全幅の信頼を寄せている事を示すダンブルドアにマクゴナガル先生は「何もあれの心根がまっすぐじゃないなんて申しませんが」とやはり躊躇がちに答えて信頼できると渋々認めたというわけです。

「でもご存知のようにうっかりしているでしょう。どうもあれと来たら。おや何かしら?」

マクゴナガル先生が最後に「おや何かしら?」と言ったのは低い雷鳴のような音があたりの静けさを破ったからです。2人が通りの端から端まで車のヘッドライトが見えないかと探している間に音は確実に大きくなって来ました。

2人が音は上からだと気づいて同時に空を見上げた時には音は爆音になっていました。大きなオートバイが空から降って来たかと思うと2人の目の前に着地しました。巨大なオートバイにとてつもなく巨大な男が跨っていました。

「ハグリッドや。やっと来たね。一体どこからオートバイを手に入れたね?」

その男はやはり巨大な腕に毛布にくるまった何かを抱えていました。ハグリッドと呼ばれたその大男は「借りたんでさ。ダンブルドア先生様」と答え注意深く静かにオートバイから降りるとその借主をこう答えたというわけです。

「ブラック家の息子のシリウスに借りたんでさ。先生この子を連れて来ました」

ダンブルドアが「問題はなかったろうね?」と尋ねるとハグリッドは家はあらかた壊れてしまっていたもののマグルが群れ寄って来る前に無事に連れ出しました。ブリストルの上空を飛んでいる時にこの子は眠ってしまいました。

毛布にくるまった何かは赤ん坊でした。

今日の最後に
マクゴナガル先生としてはみんながしている噂話を聞いて「本当に本当なの?」と我が耳を疑ったんでしょうね。それは両親のポッター夫妻は殺害されたのに息子のハリーは生き残ってヴォルデモートは消えたという内容だった。

だから信頼できる人物つまりはダンブルドア校長先生の口から聞かない限り到底信じる気になどなれないというわけです。それがために猫の姿になって丸一日プリベッド通り4番地でダンブルドアが来るのを待ち続けていました。

よりによって彼つまりヴォルデモートにとどめを刺したのは子供。この言葉にマクゴナガル先生の驚きっぷりが表れていますよね。そのぐらいマクゴナガル先生にとってはインパクトがあって驚異的な出来事だったんですよね。

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