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先週はダームストラングのカルカロフ校長を取り上げたので今週は「この人」をやらなくてはならないとそう思いました。このマダム・マクシームもまた百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事に伴い代表団を引き連れてホグワーツにやって来ました。(全3項目)

3-1.やはりこの人も
先週の記事の冒頭でもお伝えしたようにハリーポッター・シリーズでは当の本人が生身で登場する前に名前だけ出て来るというのが毎度お馴染みになっています。このマダム・マクシームもまたその例に漏れないというわけです。

ハリー4年生の夏休みにはイギリスで30年ぶりにクィディッチ・ワールドカップが行われる事になりハリーもウィーズリー夫妻に招待されて「隠れ穴」に滞在し決勝戦のアイルランド対ブルガリア戦を観戦する事になりました。

試合はブルガリアのシーカーのビクトール・クラムがスニッチを取ったもののアイルランドのチェイサーが恐ろしいほどに上手過ぎて大差をつけていたのでアイルランドが「170対160」でブルガリアに勝利して優勝をしました。

ところが決勝戦終了後にヴォルデモートの配下の死喰い人の残党と思われる仮面をつけた集団がキャンプ場のマグルの管理人一家を宙吊りにするという事件が発生してハリーを含めた未成年組は隣接する森に避難をしたのでした。

ところがハリーにロンとハーマイオニーの3人は森の中で1人でいるドラコ・マルフォイと出くわして言い争いをしている内にフレッドにジョージにジニーとはぐれてしまいました。道の少し先で言い争っている外国人がいました。

「ウ エ マダム マクシーム? ヌ ラヴォン ペルデュー」

これは訳すと「マクシーム先生はどこに行ったのかしら?見失ってしまったわ」なんだそうです。ハリーたちが通り過ぎる時に女の子が「オ(ホ)グワーツよ」と言うのがはっきり聞こえました。ハーマイオニーがこう呟きました。

「ボーバトンだわ」

ハリーが「え?」と訊くとハーマイオニーが「きっとボーバトン校の生徒たちだわ。ほらボーバトン魔法アカデミー」と答えてくれました。ハーマイオニーは「ヨーロッパに於ける魔法教育の一考察」を読んで知ったそうです。

つまりマダム・マクシームもイギリスで30年ぶりに行われたクィディッチ・ワールドカップの決勝戦を観戦しに来ていたというわけなんですよね。

3-2.ホグワーツに
こうしてハリーたちはクィディッチ・ワールドカップの時にチラリとすれ違ったというわけですが今度は三大魔法学校対抗試合がホグワーツで百年以上ぶりに復活開催されるという事で我が校に迎え入れる事になったんですよね。

「ほっほー!わしの目に狂いがなければボーバトンの代表団が近づいて来るぞ!」

1年生を先頭にホグワーツの生徒と教職員が総出で外国のお客様を迎えようと校庭で待っているとダンブルドア校長がこう言いました。すると生徒たちはてんでばらばらな方向を見ながら「どこ?どこ?」と熱い声を上げました。

6年生の1人が森の上空を指差し「あそこだ!」と叫びました。何か大きな物が城に向かって疾走して来ます。すっかり気が動転した1年生が「ドラゴンだ!」と金切り声で言いました。一方デニス・クリービーはこう言いました。

「馬鹿言うなよ。あれは空飛ぶ車だ!」

デニスの指摘のほうがより正確でした。やって来たのは12頭の天馬が引くパステル・ブルーの馬車でした。馬車はぐんぐん高度を下げ猛スピードで着陸態勢に入りました。前三列の生徒が後ろに下がるほどに近くに着陸しました。

馬車の扉には金色の杖が交差していて個々の杖から3個の星が飛んでいる紋章が見えました。淡い水色のローブを着た少年が馬車から飛び降りて来て前屈みになったかと思うと馬車の底から金色の踏み台を引っ張り出しました。

少年は恭しく飛び退きました。すると馬車の中からピカピカの黒いハイヒールが現れました。何とそのハイヒールは子供用のソリほどもあるぐらい巨大な物でした。現れた女性はハリーがかつて見なかったほどに大きな人でした。

この女性ほど巨大な人をハリーはこれまでにたった1人しか見た事がありません。それはハグリッドです。背丈も3センチと違わないのではとハリーはそう思いました。しかしおそらくはバグリッドに慣れてしまったからだろう。

ハリーにはその女性がとてつもなく大きく見えたのでした。ダンブルドアが拍手をして生徒たちもそれにつられて拍手をしました。女性は表情を和らげ優雅に微笑みました。そしてダンブルドアに近づくと片手を差し出しました。

「これはこれはマダム・マクシーム。ようこそホグワーツへ」

ダンブルドアはマダム・マクシームの手に接吻するとこう挨拶しました。ダンブルドアも長身でしたがマダム・マクシームがもうとっても大柄なので手に接吻するのにほとんど体を曲げる必要がなかったというわけなんですよね。

マダム・マクシームは深いアルトのフランス訛りの英語で「お代わりありませんか」と挨拶を返しました。それにダンブルドアは「お陰様で上々じゃ」と答えました。こうしてマダム・マクシームはホグワーツ入りしたのでした。

3-3.ハグリッドが!
翌日ハリーたちが朝食を終えて玄関ホールに出て来るとちょうどボーバトンの生徒たちが入って来る所でした。マダム・マクシームが後から入って来て生徒たちを一列に並ばせました。生徒たちは1人ずつ年齢線を跨ぐと・・・

青白い炎の中に羊皮紙を投じました。名前が入る毎に炎は一瞬赤くなり火花を散らしました。それからハリーたちは今学期まだ一度も行っていない事に気づいたのでハグリッドの小屋を訪れました。ところがだったんですよね。

「よう久しぶりだな!俺の住んどる所を忘れっちまったかと思ったぞ!」

ハリーが扉をノックするとファングの低く響く吼え声がして勢いよく扉が開きハグリッドが3人を見てこう言いました。ハーマイオニーが私たち忙しかったのよと言いましたがハグリッドの名前を言いかけて辞めてしまいました。

ハグリッドが一張羅のしかし悪趣味の茶色い背広を着て黄色とだいだい色の格子縞のネクタイを締めていたからです。極めつきは髪を何とか撫でつけようとしたようでグリースと思われる油を塗りたくっていた事だったのでした。

でも髪の量が多過ぎて上手く行かなかったようでした。ハーマイオニーは目を白黒させたものの何も言わない事に決めたようでした。ロンも同じ気持ちだったようですがハーマイオニーが「駄目よ」と目配せして辞めさせました。

おまけにハグリッドの口から「オーデコロン」などという言葉が聞こえて来るではありませんか。何故突然ハグリッドがおしゃれに目覚めたのか?その原因はハリーたちが小屋の窓から外を覗いた時に見えて来たというわけです。

その時ちょうどマダム・マクシームとボーバトン生が馬車から出て来る所でした。何と言っているのかは聞こえませんがマダム・マクシームに話しかけているハグリッドの表情は何と驚く事にうっとりと目が潤んでいたのでした。

「ハグリッドったらあの人と一緒にお城に行くわ!私たちの事を待たせているんじゃなかったの?」

小屋を振り向きもせず自分たちを置き去りにしてハグリッドがマダム・マクシームと校庭を歩いて行ってしまったのでハーマイオニーはハリーとロンにこう言いました。ロンも信じられないという声でこう言ったというわけです。

「ハグリッドあの人に気があるんだ!まあ2人に子供ができたら世界記録だぜ。あの2人の赤ん坊ならきっと重さ1トンはあるな」

つまりハグリッドは色気づいたというわけなんですよね。

今日の最後に
マダム・マクシーム率いるボーバトンの代表団がホグワーツに到着した時ハグリッドはその場にいませんでした。馬車を引いて来た天馬はとても強いので世話には力がいる。マダム・マクシームはダンブルドアにこう言いました。

ホグワーツの「魔法生物飼育学」の先生はそんな力仕事ができるのか?マダム・マクシームはそう懸念を抱いているようでした。それに対してダンブルドアはハグリッドなら大丈夫。自分が請け合いますぞと言ったんですよね。

マダム・マクシームもきっとハグリッドを一目見た瞬間に「この人なら確かに大丈夫」とそう思ったんでしょうね。
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