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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

初めて会ったその時からハリーのドラコ・マルフォイに対する印象は最悪でした。ホグワーツに入学してからも2人の敵対心は増すばかりでした。ところがそんな敬遠の仲の2人のはずなのにハリーがマルフォイを助ける事になってしまったんですよね。まさに運命の皮肉でした。(全3項目)

3-1.初めて会ったその時から
ハリーは1才3ヵ月の時に両親をヴォルデモートに殺害されてしまいそれ以降はマグルのダーズリー夫妻に育てられました。そのために物心ついてから初めて魔法界の人と会話を交わす事となりました。それはハグリッドでした。

そんなハリーが初めて会話を交わした同年代の魔法界の人間がドラコ・マルフォイでした。ダイアゴン横丁のマダムマルキンの洋装店で出会ったんですよね。ハリーが入って行った所にちょうどマルフォイもいたというわけです。

気だるそうな気取った話し方をする子だ。ドラコ・マルフォイのハリーの第1印象はこうでした。マルフォイはこれから両親を引っ張って競技用の箒を見に行くんだ。1年生が自分の箒を持ってはいけないなんて理由が分らない。

父親を脅して1本買わせてこっそり持ち込んでやると言っていました。それを聞いてハリーは「ダドリーにそっくりだ」とそう思いました。そして時間が経てば経つほど会話を交わせば交わすほど嫌いになって行ったのでした。

ハグリッドの事は悪く言うし「君の両親はどうしたの?」と訊かれて「死んだよ」と答えると「おやごめんなさい」と謝ったものの口先だけで到底謝っているような口振りではありませんでした。それだけではありませんでした。

他の連中は入学させるべきじゃない。連中は僕らと同じじゃないんだ。僕らのやり方が判るような育ち方をしていないんだ。手紙を貰うまではホグワーツの事だって聞いた事もなかったなんて考えられないような奴もいるんだ。

だから入学させるのは昔からの魔法使い名門家族に限るべきだと思う。マルフォイはこう持論を述べたのでした。でも実はハリーはその日の午前0時過ぎにホグワーツの名を知り自分が魔法使いなんだと初めて知ったんですよね。

「家族の姓は何と言うの?」こう訊かれたハリーでしたがマダム・マルキンが「さあ終わりましたよ坊ちゃん」と言ったのでその問いには答える事無く踏み台から飛び降りたというわけです。会話を辞める口実ができて好都合だ。

ハリーのドラコ・マルフォイに対する印象は初対面の時から最悪だったというわけなんですよね。

3-2.ことごとく対立
とことん自分本位で虚栄心が強く常に自分が主役でスポットライトを浴びていないと気が済まない。そんな性格を初対面で見て取ったハリーはドラコ・マルフォイが大嫌いになりました。ハリーは正反対の性格だったからです。

ホグワーツ特急で1ヵ月ぶりに再会した時もマルフォイはやらかしてくれました。ハリーが一言も食べてもいいよなんて言っていないのにハリーの菓子に手を出して来たのです。まさに傍若無人の振る舞いだったというわけです。

2年生になるとコリン・クリービーというマグル生まれの男子生徒がホグワーツに入学して来ました。この子はハリーを崇拝していて学期2日目にハリーに「写真を撮らせて欲しい」と言って来たその上にこうも言って来ました。

「あなたの友達に撮って貰えるなら僕があなたと並んで立ってもいいですか?それから写真にサインしてくれますか?」

するとそれを聞き咎めたマルフォイはハリーに「サイン入り写真?君はサイン入り写真を配ってるのかい?」と痛烈に言い放ちました。そして周りに群がっていた生徒たちに向かってマルフォイは大声でこう呼びかけたのでした。

「みんな並べよ!ハリー・ポッターがサイン入り写真を配るそうだ!」

これを聞いてハリーは拳を握り締め激怒してマルフォイに「僕はそんな事してないぞ。黙れ!」と反論しました。するとコリンもマルフォイに「君。焼き餅妬いてるんだ」と言い返しました。これは図星だったと私は思いますね。

「妬いてる?何を?僕は有り難い事に額の真ん中に醜い傷なんか必要ないね。頭をかち割られる事で特別な人間になるなんて僕はそう思わないのでね」

でもマルフォイは本当はハリーが有名人で超人気者なのが羨ましくてしかたないのです。おまけにハリーがそれを気にしていない。それどころかハリーはむしろそれを重荷に感じていてこんな人気なんていらないとも思っている。

それが我慢ならないんですよね。そんなハリーとマルフォイの対立が頂点に達したのは2人が5年生になった時でした。クィディッチの開幕戦グリフィンドール対スリザリン戦でハリーはマルフォイの挑発に乗ってしまったのです。

ハリーはクィディッチを生涯禁止処分にされてしまいました。

3-3.そんな2人だったのに
そんな互いに憎しみ一辺倒の2人だったのですがハリーのマルフォイに対する感情が和らぐ出来事が6年生の学期末に起きました。マルフォイがヴォルデモートにアルバス・ダンブルドア殺害を命じられたのにできなかったのです。

ハリーはダンブルドアと共にヴォルデモートの分霊箱を取りに出かけました。ところがダンブルドアから「武装解除の術」で杖を失わせる事に成功したものの丸腰のダンブルドアを目の前にして「死の呪文」を放てませんでした。

さらにダンブルドアに自分を殺害するために施した数々の策の事を「全部中途半端な試みじゃったのう。あまりに生半可なので正直言って君が本気なのかどうかわしは疑うた」とここまで言われてしまう有り様だったんですよね。

さらにはダンブルドアの説得に応じてしまい気持ちが挫けてしまいました。4人の死喰い人が乱入して来て何度もダンブルドアを殺害するよう促されたマルフォイでしたが手はどうしようもなく震え狙いを定める事もできません。

「スネイプ困った事になった。この坊主にはできそうもない」4人の後に来たスネイプにアミカス・カローがこう言いました。スネイプは無言で進み出て荒々しくマルフォイを押し退けダンブルドアに「死の呪文」を放ちました。

ハリーはダンブルドアに「全身金縛りの呪文」をかけられていたのでどうする事もできませんでした。そんなハリーとマルフォイだったのですが翌年の5月には雌雄を賭けたホグワーツの戦いで対決をする事となったんですよね。

ところがクラッブが放った「悪霊の火」が何とマルフォイを追い詰める事になってしまったのです。それを助けたのは驚く事にハリーでした。ハリーはマルフォイを助けるためにわざわざ身の危険を冒して引き返したんですよね。

お陰でマルフォイは生き永らえる事ができました。ハリーが命の恩人になってしまったというわけなんですよね。

今日の最後に
生まれ育った環境も境遇もさらには性格も考え方も違う。こんなハリーとドラコ・マルフォイですから仲良くなんてできるはずがない。今回こうして改めて2人の事を取り上げてみてつくづくこの事を痛感せずにはいられません。

とことん自分本位で虚栄心が強く常に自分が主役でスポットライトを浴びていないと気が済まない。そんなドラコ・マルフォイに対しハリーは控え目で目立つのが嫌いで遠慮深い性格と2人は全く正反対というわけなんですよね。

でもハリーはマルフォイの命を助けてしまいました。マルフォイにとってはまさに人生最大の痛恨の極みですよね。

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