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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

第8巻「呪いの子」関連の記事は一旦一区切りつけて今週と来週の2週間はハリーポッター・シリーズに登場する一人息子あるいは一人娘8人を取り上げてみる事にしました。母リリーが命を投げ出した事で一人息子のハリーに護りの魔法がかけられ最終的にはそれがヴォルデモートを滅ぼす事に繋がったんですよね。(全3項目)

3-1.ハリー・ポッター
その日10月31日魔法界は1つの出来事のせいで騒然となっていました。1才3ヵ月の赤ん坊だったハリー・ポッターが「死の呪い」を撃たれても生き残り史上最強の闇の魔法使いヴォルデモートを消し去ったからだったんですよね。

ハリーの両親ポッター夫妻にヴォルデモートの魔の手が迫っている事を知らせたのはダンブルドアです。ダンブルドアはそんなジェームズとリリーに「忠誠の術」で身を隠すよう勧め自らが「秘密の守人」になると申し出ました。

ポッター夫妻に近い誰かがヴォルデモートに相当な量の情報を流しているとの危惧を抱いていたからです。しかし2人は「秘密の守人」はジェームズの無二の親友のシリウスに頼むと言ってダンブルドアの申し入れを断りました。

するとシリウスはポッター夫妻に意外な提案して来ました。ピーター・ペティグリューを「秘密の守人」にしたらどうだと言って来たのです。ヴォルデモートは私を追う。まさかピーターが「秘密の守人」だとは思わないだろう。

2人の情報を流しているとシリウスが疑ったのはリーマス・ルーピンでした。ところがそれはとんでもない見当違いでした。ポッター夫妻を裏切りヴォルデモートに情報を流していたのはピーター・ペティグリューのほうでした。

そのため「忠誠の術」をかけて1週間も経たない内に2人はヴォルデモートに殺害される事になってしまいました。でも母リリーが自分の命を投げ出した事でハリーは生き延びヴォルデモートは消え去ったというわけなんですよね。

3-2.自分の身に代えて
ヴォルデモートはゴドリックの谷にやって来ました。目的地がついに目に入りました。これで「忠誠の術」は破られました。生垣の向こうを窺うとカーテンが開いていてジェームズ・ポッターが赤子をあやしているのが見えます。

扉が開いて母リリーが入って来ました。ジェームズは息子を抱き上げるとリリーに渡しました。それから杖をソファに投げ出して欠伸をしながら伸びをしました。ヴォルデモートは門を押し開けると庭に足を踏み入れたのでした。

杖を取り出して扉に向けると扉がパッと開きました。ヴォルデモートは敷居を跨ぎました。ジェームズは走って玄関ホールに出て来ました。ジェームズは杖を持っていませんでした。ヴォルデモートを見るとこう言ったのでした。

「リリー。ハリーを連れて逃げろ!あいつだ!行くんだ!早く!僕が食い止める」

ヴォルデモートは高笑いすると「死の呪文」を放ちました。杖も持たず丸腰で自分の身を守る事さえできないジェームズ・ポッターは糸の切れた操り人形のように倒れて行きました。2階からはリリーの悲鳴が聞こえて来ました。

しかしおとなしくしてさえいればリリーは恐れる必要はないのです。事前にセブルス・スネイプがリリーは殺害しないようにと懇願していたからです。ヴォルデモートは階段を上がりました。リリーも杖を持っていませんでした。

リリーが築いたバリケードは杖の軽い一振りで難なく押し退けられました。扉を開けるとそこには赤ん坊を抱き締めたリリーが立っていました。リリーは息子ハリーを後ろのベビーベッドに置くと両手を広げて立ち塞がりました。

「ハリーだけは。ハリーだけは。どうぞハリーだけは!」

「どけ。馬鹿な女め。さあどくんだ」

「ハリーだけはどうかお願い。私を。私を代わりに殺して」

「これが最後の忠告だぞ」

「ハリーだけは!お願い。助けて。許して。ハリーだけは!ハリーだけは!お願い。私はどうなっても構わないわ」

「どけ。女どくんだ」

母親をベッドから引き離す事もできる。しかし一気にやってしまうほうが賢明だろうとヴォルデモートは考えました。ヴォルデモートは再び「死の呪文」を放ちました。リリーはジェームズと同じように倒れて行ったのでした。

ヴォルデモートは慎重に杖をハリーの顔に向けました。ハリーは泣き出しました。目の前にいるのが父親のジェームズではない事に気づいたのです。そんなハリーに向かってヴォルデモートは3度目の「死の呪文」を放ちました。

そしてヴォルデモートは消え去ったのです。

3-3.母リリーが遺したもの
そもそもヴォルデモートがハリーを襲う事になった予言の中でシビル・トレローニーはハリーは「闇の帝王の知らぬ力を持つであろう」と言っています。それがリリーがハリーにかけた護りの魔法だったというわけなんですよね。

この母リリーがかけた護りの魔法がその後もハリーの窮地を救う事になりました。ホグワーツに入学した最初の年度末にもハリーは再びヴォルデモートと対決しましたがリリーの護りの魔法のお陰で再び勝利する事ができました。

そのためヴォルデモートは今度自分の体を再生させる時にはハリーの血を取り込まなくてはならないとそう思いました。そこで綿密な計画を立てハリーを自分のいるリトル・ハングルトンの協会墓地に呼び寄せたというわけです。

その年度ホグワーツでは百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事になりました。そこで忠実なる配下のバーテミウス・クラウチ・ジュニアをポリジュース薬でマッド・アイ・ムーディに成り済まさせたのでした。

ムーディがその年度ホグワーツで「闇の魔術に対する防衛術」の教師を務める事になっていたからです。そして代表選手を決める公正なる選者「炎のゴブレット」に「錯乱の呪文」をかけハリーを4人目の代表選手にしてしまう。

最後の「第3の課題」で優勝杯を「移動キー」にしてハリーが必ず優勝するようにクラウチ・ジュニアが誘導する。この計画は上手く行きヴォルデモートはハリーの血を使って自分の体を再生させました。ところがだったのでした。

ヴォルデモートはハリーの血を取り込む事でリリーの護りの魔法をも同時に取り込んでしまいました。その結果ヴォルデモートが生きている限りハリーもまた死なない。つまりそうする事でハリーを不死身にしてしまったのです。

ハリーは「禁じられた森」で再びヴォルデモートから「死の呪い」を撃たれる事となりました。しかしハリーは死にませんでした。大広間で2人は最後の対決をしましたが「死の呪い」はまたもヴォルデモートに撥ね返りました。

こうしてヴォルデモートは死んで行ったのです。

今日の最後に
魔法界では呪文も唱えず杖を構えなくても魔法を行使する事が可能です。ヴォルデモートがやって来た時にはジェームズもそしてリリーもまた杖を持っていませんでした。だからヴォルデモートは油断してしまったんでしょうね。

リリーがかけた護りの魔法はこうして杖なしでも息子ハリーにかけられました。ヴォルデモートも開心術で人の心を見通す時には呪文も唱えないし杖も構えません。だからヴォルデモートもまたこの事は知っていたはずですよね。

うっかり忘れてしまったんでしょうね。ヴォルデモートって時々こういうミスをしてしまう事があるんですよね。

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