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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ヴォルデモートが復活した事を受けて不死鳥の騎士団が再結成されリーマス・ルーピンは新たにメンバーに加わったニンファドーラ・トンクスと出会いました。そして2人は結婚したのですが極めて残念な事にルーピンにとっては手放しで喜べる結婚ではなかったのです。しかしハリーがした事で・・・(全3項目)

3-1.テッド・リーマス・ルーピン
ハリー4年生の学期末にヴォルデモートが復活した事を受けてアルバス・ダンブルドアが不死鳥の騎士団を再結成しました。そしてそのメンバーに加わったのがリーマス・ルーピンとニンファドーラ・トンクスだったんですよね。

ルーピンは以前に結成された時の創立メンバーの1人で一方トンクスは今回新たに加わりました。ホグワーツを卒業した後は闇祓いになりました。闇祓いはハリーがホグワーツ卒業後の職業に考えた唯一のものだったんですよね。

そんなトンクスがルーピンの事を好きになりました。トンクスがルーピンの事を見初めたのは2人が共に先発護衛隊の一員としてハリーを迎えにプリベット通り4番地を訪れた時でした。そしておよそ1年後に告白したようですね。

何故トンクスがルーピンを見初めたのがハリーを迎えにプリベット通り4番地に来た時だと言えるのか?それは七変化のトンクスが髪の色を紫色からやつれて見えるという理由で風船ガムのピンク色に変えたからなんですよね。

その髪の色が1年後にハリーが「隠れ穴」で会った時にはくすんだ茶色になっていました。トンクスは元気がありませんでした。その原因をハーマイオニーはトンクスがシリウスを死なせてしまったと思っていると主張しました。

魔法省にハリーを助けに駆けつけた時トンクスはベラトリックス・レストレンジと戦いました。しかしトンクスはやられてしまいベラトリックスはその後にシリウスを殺害しました。だからトンクスは自分の責任だと思っている。

ところがハーマイオニーのその説は間違っていました。トンクスが落ち込み髪がくすんだ茶色になったのはルーピンに告白をしてそれを拒絶されてしまった。つまり失恋してしまったのがその原因だったというわけなんですよね。

それはダンブルドアが死んだ直後の事でした。フラー・デラクールはビル・ウィーズリーが狼人間のフェンリール・グレイバックに襲われても構わないと言っている。私もルーピンが狼人間でも構わない。ルーピンが好きなのよ。

それでもルーピンは自分は歳を取り過ぎているし危険過ぎる。そう言ってトンクスとは結婚できないと言い張ったのでした。しかしウィーズリー夫妻やマクゴナガル先生の後押しもあってトンクスとルーピンは結婚したのでした。

そしてトンクスが産んだのがテッド・リーマス・ルーピンその人だったというわけなんですよね。

3-2.苦悩するリーマス
こうしてトンクスとルーピンは結婚しましたがルーピンは自分が狼人間であるが故にトンクスとの結婚には後ろ向きでした。トンクスの熱意と周囲の後押しで2人は夫婦になりました。そして新たな懸念材料が発生したのでした。

7月31日にハリー17才の誕生日パーティが行われ結婚したばかりのトンクスとルーピンも「隠れ穴」に来ましたが晴れ晴れとうれしそうにしているトンクスに対してルーピンは何だか浮かぬ顔で奇妙な組み合わせだったのでした。

翌日の8月1日はビルとフラーの結婚式で当然ルーピンとトンクスも来ました。ハリーはポリジュース薬で赤毛の少年に成り済ましロンにフレッドとジョージと共に招待客を席に案内していました。そのため入口で会ったのでした。

アーサー氏が髪がくるくるの男の子がハリーだと教えたのです。ハリーを見るとルーピンは笑顔を見せましたが互いに視線を外した時ルーピンの表情が翳りました。ハリーにはルーピンのその表情の意味が理解できませんでした。

何故ハリーの誕生日パーティの時もさらにはビルとフラーの結婚式の時にもルーピンは浮かぬ顔をしていたのか?ハリーにロンとハーマイオニーの3人がその理由を知ったのはそれから3日後にルーピンと会った時に判明しました。

ビルとフラーの結婚式が死喰い人の集団に急襲されハリーたち3人は「隠れ穴」を「姿くらまし」で脱出してロンドンのかつては不死鳥の騎士団の本部だったグリモールド・プレイス12番地に身を寄せたというわけなんですよね。

そこにルーピンがその後の経緯を伝えにやって来たのです。ところがそこでルーピンは3人に意外な申し入れをして来ました。ダンブルドアが3人に託した使命の内容は言わなくてもいいから3人に同行をしたいとそう言うのです。

そこでハーマイオニーが「トンクスはどうなるの?」と訊きました。するとルーピンからはトンクスは実家に帰る事になるから完全に安全だとの答えが返って来ました。ここでルーピンは渋々といった感じでこう告げたのでした。

「トンクスは妊娠している」

ハーマイオニーは「まあ素敵!」と歓声を上げロンは心から「いいぞ!」と言いハリーは「おめでとう」と言ったのでした。ルーピンは笑顔を見せましたがむしろしかめっ面に見えました。これが実は懸念材料だったんですよね。

何ゆえ妻のトンクスがめでたく妊娠したというのに自分たちに同行したいなどと言うのか?ハリーが暗にそう訊くとルーピンは「君には分っていない」と言うのです。そこでハリーは「それじゃ判らせてください」と言いました。

ルーピンはこう言いました。私はトンクスと結婚するという重大な過ちを犯した。自分の良識に逆らう結婚だった。それ以来ずっと後悔をして来た。前述のようにルーピンにとっては決して望んでいた結婚ではなかったんですよね。

「そうですか。それじゃトンクスも子供も棄てて僕たちと一緒に逃亡するというわけですね?」

ハリーがこう言うとルーピンは立ち上がりその勢いで椅子が後ろに引っくり返りました。自分を睨みつけるその目のあまりの激しさにハリーはルーピンの顔に初めて狼の影を見ました。ルーピンはハリーにこう答えたのでした。

「分らないのか!妻にもまだ生まれていない子供にも私が何をしてしまったか!トンクスと結婚すべきではなかった。私はあれを世間ののけ者にしてしまった!」

ルーピンは言うのです。ハリーは私が騎士団の中にいるかホグワーツでダンブルドアの庇護の下にあった姿しか見ていない。魔法界の大多数の者が狼人間をどんな目で見るかハリーは知らない。ほとんど口も利いてくれないんだ。

一人娘を狼人間に嫁がせたい親がどこにいる?それに子供はどうなるんだというわけです。ルーピンは自分の髪を両手で鷲掴みにして発狂せんばかりでした。もし月に一度狼に変身する子供が生まれて来たらと心配なんですよね。

しかしハリーはそんなルーピンの事を敢えて腰抜け呼ばわりをして事実上自分たちに同行する事を拒みました。ロンとハーマイオニーは怒りましたがハリーは「親は子供から離れるべきじゃない」と言って譲らなかったのでした。

でもそれで良かったのです。

3-3.歓喜のリーマス
そしてそれから約9ヵ月の歳月が経ちました。ハリーたちはグリンゴッツのレストレンジ家の金庫にヴォルデモートの分霊箱が隠されている事が判り小鬼のグリップフックと共に金庫破りをするための準備を進めていたのでした。

ハリーたちはビルとフラーの新居「貝殻の家」に身を寄せていました。そこにルーピンが吉報を届けにやって来たのです。しかし一同はルーピンがあまりに勢いよく飛び込んで来たので当初は悪い知らせだと思ってしまいました。

「私だ。リーマス・ジョン・ルーピンだ!私は狼人間でニンファドーラ・トンクスと結婚した。君は貝殻の家の秘密の守人で私にここの住所を教え緊急の時は来るようにと告げた!」

「誰だ?」と叫ぶビルにルーピンがこう答えました。ビルは「ルーピン」と呟くと扉に駆け寄って急いで開けました。扉が開くと旅行用マントを着て真っ青な顔のルーピンがいました。ルーピンは敷居に倒れ込んでしまいました。

「男の子だ!ドーラの父親の名前を取ってテッドと名付けたんだ!」

ルーピンは立ち上がって部屋を見回し誰がいるのかを確かめた後に大声でこう叫びました。ハーマイオニーが驚いて金切り声で「えっ?トンクスが。トンクスが赤ちゃんを?」と言いました。それにルーピンはこう答えました。

「そうだ。そうなんだ。赤ん坊が生まれたんだ!」

こう叫ぶルーピンの言葉を聞いてテーブル中が喜びに沸き安堵の吐息を漏らしました。ルーピンは喜びで感慨に耽っているように見えました。ルーピンはテーブルを回って来るとハリーをしっかりと抱き締めこう言ったのでした。

「君が名付け親になってくれるか?」

「僕が?」と戸惑うハリーにルーピンは「そう君だ。もちろんだ。ドーラも大賛成なんだ。君ほどぴったりの人はいない」とそう答えました。笑うとハリーが今まで見た中でルーピンは何歳も若く見えたというわけなんですよね。

「テディ・リーマス・ルーピンに。未来の偉大な魔法使いに!」

ビルがワインを開けルーピンが音頭を取ってこう言うと一同で乾杯をしました。フラーが赤ちゃんはどちらに似ていますかと訊くとルーピンは自分はドーラに似ていると思うがドーラは私に似ていると言うんだとそう答えました。

ただ確かにトンクスに似ているのは「七変化」という事だそうです。生まれた時は黒かった髪が1時間くらいで間違いなく赤くなったんだそうです。トンクスの母親のアンドロメダがドーラもそうだったと教えてくれたそうです。

ルーピンは「本当にもう帰らなければ」と言ってマントの紐を締めると別れの挨拶に女性を抱き締め男性とは握手をして満面に笑みを浮かべたまま戻って行きました。ルーピンにとっては人生最良の日だったというわけですよね。

最後に
親は子供から離れるべきじゃない。ハリーはこう思って自分たちに同行したいと言うルーピンを敢えて突き放しました。ロンとハーマイオニーはそんなハリーの事を怒りましたがハリーは決して譲らなかったというわけですよね。

そしてそれが正しい措置だったとルーピンは我が子の誕生を見届けて痛感したというわけです。だからハリーに我が子の名付け親になって欲しいと言って来たんですよね。それはまた妻のトンクスも同意見だったというわけです。

ところでこの記事を書いていて「そう言えばニンファドーラ・トンクスも一人娘だった」とそう思う事になってしまいました。うっかりしてました。それに「8人の中にあの人が入っていない」と不満だった人もいるでしょうね。

それはセブルス・スネイプです。でも残念ながら私の印象では「大事な一人息子」という感じではなかったので今回は省かせていただきました。

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