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ホグワーツにはアルバス・ダンブルドアがいる。だからハリーは絶対に安全なのよとウィーズリーおばさんはそう言っていました。そしてハリー自身もまた同意見でした。ところが何とシリウス・ブラックはホグワーツに侵入して来てしまったのでした。(全3項目)

3-1.ドラコ・マルフォイの見解
キングズ・クロス駅の9と3/4番線でアーサー氏はハリーにどんな事があっても何を聞いてもシリウス・ブラックを探したりしないと約束して欲しいと言いました。それはアーサー氏はいずれハリーの耳に入ると思っていたのです。

いくらファッジ大臣が「日刊予言者新聞」にそれを記事にしないで欲しいと言ってもハリーは知る事になってしまうだろうとアーサー氏はそう思っていた。そしてその境界線に最初に近づいて来たのはドラコ・マルフォイでした。

それは「魔法薬学」の授業中にシェーマス・フィネガンがハリーに今朝の「日刊予言者新聞」にシリウス・ブラックが目撃されたという記事が載っていたと言った事がきっかけになりました。マグルの女性が見たとの事でした。

そこにマルフォイが口を挟んで来てハリーに1人でシリウス・ブラックを捕まえようとそう思っているのかと訊きました。ハリーはマルフォイのその問いに「そうだ。その通りだ」と無造作に答えました。するとマルフォイは?

言うまでもないけど僕だったら既にもう何かやっているだろう。いい子ぶって学校にじっとしてなんかいない。シリウス・ブラックを探しに行く。マルフォイはこう言うのです。まさにアーサー氏が言っていた事というわけです。

それを聞いてロンが「一体何を言い出すんだ?」と乱暴に言いました。するとマルフォイはハリーに「知らないのか?」と目を細めて囁くように言いました。ハリーが「何を?」と訊くとマルフォイは嘲るように低く笑いました。

そして君は危ない事はしたくないんだろう。吸魂鬼に任せておきたいんだろう?さらに僕だったら復讐してやりたい。自分でシリウス・ブラックを追い詰めるとマルフォイは言うのです。マルフォイはあの事を知っているのです。

ハリーは怒って「一体何の事だ?」とマルフォイに言いました。しかしここでスネイプが生徒一同に後片付けをするよう呼びかけたのでシリウス・ブラックに関する話は終わってハリーが例のあの事を聞く事はありませんでした。

3-2.ハロウィンの夜に
魔法大臣コーネリウス・ファッジはアーサー氏を筆頭に「日刊予言者新聞」にも記事にするなと言ってハリーが知る事のないよう措置を施しドラコ・マルフォイは一歩手前で踏み止まりましたが火種は残ったままだったのでした。

こうして2ヵ月の歳月が経ちましたが今回アズカバンから脱獄したシリウス・ブラックについてはアルバス・ダンブルドアが全く歯止め役にならない事が10月31日のハロウィンの日に証明される事態になってしまったんですよね。

ハリーはホグワーツに入学してから2年連続でヴォルデモートと対決をする事になりました。1年生の時には「みぞの鏡」の前で「賢者の石」を巡ってクィレルに取り憑いたヴォルデモートと対決するという事になったんですよね。

2年生の時は「リドルの日記」から出て来たトム・リドルつまり後のヴォルデモートと対決しました。いずれの時にもダンブルドア校長は学校内におらず不在という状況の中でハリーはヴォルデモートと対決する事になりました。

アルバス・ダンブルドアがヴォルデモートが恐れる唯一の人物だという事は魔法界では知れ渡っていて知らない人など1人もいません。だからウィーズリーおばさんもハリーはホグワーツにいれば安全とそう言っていたのでした。

その日は今学期初めてホグズミード行きが許され両親に許可証にサインを貰ったロンとハーマイオニーは出かけて行きました。しかしハリーはバーノン叔父さんも魔法大臣コーネリウス・ファッジもサインしてくれませんでした。

寮監のマクゴナガル先生にも事情を話しましたがハリーの予想通りの結果になりやはり駄目でした。そのためにハリーは1人取り残されてしまったというわけなんですよね。そしてその事態が発覚したのはパーティ終了後でした。

ハリーたち3人は他のグリフィンドール生の後ろに従いていつもの通路を歩いて寮に引き返して行きました。ところが「太った婦人(レディ)」の肖像画に繋がる廊下に来ると生徒がすし詰め状態になっているのに出くわしました。

ロンが怪訝そうに「何でみんな入らないんだろう?」と言いました。ハリーは前にいる生徒の頭の間から前を覗きました。どうやら肖像画が閉ったままらしいのです。するとそこに監督生で首席のパーシーが姿を現したのでした。

「何をもたもたしてるんだ?全員合言葉を忘れたわけじゃないだろう。ちょっと通してくれ」

こう言ってパーシーが進んで行きました。しかしパーシーでも事は解決しませんでした。沈黙が流れました。前のほうから始まり冷気が廊下に沿って広がるようでした。パーシーが突然鋭くこう叫ぶ声が聞こえて来たんですよね。

「誰かダンブルドア先生を呼んで。急いで」

次の瞬間ダンブルドア校長が姿を見せました。一体全体何が起ったのか?ハリーたちも見に行きました。そこにレディの姿はなく絵は滅多切りにされて切れ端が床に散らばっていて絵のかなりの部分が完全に切り取られています。

「太った婦人(レディ)」を襲ったのはシリウス・ブラックでした。ポルターガイストのピーブズが目撃していたのでした。

3-3.再び大広間へ
ダンブルドア校長はグリフィンドール生全員に大広間に戻るようにと言い渡しました。他の寮の生徒たちも誰もが当惑した表情で同様に大広間に引き返して来る事となりました。その場でダンブルドアは先生方にこう言いました。

「先生たち全員で城の中を隈なく捜索せねばならん」

ダンブルドアは生徒全員分の寝袋を出すと「ぐっすりお休み」と言って大広間を出て行きました。たちまち大広間は賑やかになりました。グリフィンドール生が他の寮生にこうなった事の次第の説明を始めたからというわけです。

シリウス・ブラックが今夜を選んでやって来たのはラッキーだった。何故なら今夜は生徒全員が大広間にいて各寮にいなかったからだ。これがハーマイオニーの見解でした。さらにはロンもまた同意見だったというわけですよね。

きっと逃亡中で時間の感覚がなくなったんだ。だから今日がハロウィンだと気づかなかった。そうでなければこの大広間を襲撃していた。ハーマイオニーの意見に補足するようにロンはこう見解を述べたというわけなんですよね。

そして次に議論になったのは「一体どうやって入り込んだんだろう?」という事でした。しかしハリーたちの周囲で出された説は「姿現わし術」だとか「変装をしてたんだ」とか「飛んで来た」などと的外れなものばかりでした。

「ホグワーツの歴史」を読んでいたハーマイオニーがそれら全ての説を一刀両断に否定したのでした。この城を護っているのは城壁だけじゃない。こっそり入り込めないようにありとあらゆる呪文がかけられているんだそうです。

ここでは「姿現わし」はできない。それに全ての入口に吸魂鬼が見張りについている。吸魂鬼の裏をかくような変装などあるはずがない。空を飛んで来ても見つかったはず。だからそれら全ての方法が使うのは不可能だそうです。

それならシリウス・ブラックはどうやって侵入して来たのか?

今日の最後に
シリウスは一体どうやってホグワーツに侵入して来たのか?実はこれもまた世間の人々は誰も知らない事なんですよね。それはシリウスが未登録の「動物もどき」で巨大な黒犬に変身できる。それがその真相というわけですよね。

さらにハーマイオニーのシリウスは逃亡中で時間の感覚がなくなっていた。だから今日がハロウィンだと気づかなかった。この見解も外れていますよね。シリウスは今日がハロウィンだという事を承知の上だったというわけです。

むしろハロウィンだったから侵入して来た。それはシリウスが狙っていたのがグリフィンドール塔に残っているネズミのスキャバーズことピーター・ペティグリューだったからです。だから生徒のいないハロウィンに侵入をした。

でも実はピーター・ペティグリューもまた未登録の「動物もどき」でネズミに変身する事ができる。しかもまだ生きている。このいずれも世間の人々は全く知らないためシリウス・ブラックはやはりハリーの命を狙っているんだ。

この事件でそう思われてしまったんですよね。アズカバンだって破って出られる才覚があるのだからホグワーツにだって破って入れる。アーサー氏が言っていたこの懸念のほうが見事に的中してしまったというわけなんですよね。

やはりシリウス・ブラックはヴォルデモートの右腕で一の子分なんだと魔法界の人々にそう思わせてしまったというわけなんですよね。
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