FC2ブログ
自分の両親がヴォルデモートに殺害されたのは父親の無二の親友シリウス・ブラックが裏切ったからだった。ハリーがついにその事実を知ってしまいました。しかしハリーのみならずロンも驚愕するほどのクリスマス・プレゼントが届けられてハリーは何とかその憎しみの気持ちを忘れる事ができました。(全3項目)

3-1.ファッジの思い
魔法大臣コーネリウス・ファッジはシリウス・ブラックがホグワーツとホグズミードの近くにいるとそう思ったからこそパブ「三本の箒」にハグリッドとマクゴナガル先生にフリットウィック先生と共に顔を出したとの事でした。

ハリーのお父さんジェームズ・ポッターは他の誰よりもシリウス・ブラックを信じた。シリウスなら自分たちの居場所を教えるぐらいなら死を選ぶだろう。それにシリウスをも身を隠すつもりだとダンブルドアに伝えたそうです。

それでもダンブルドアはまだ心配していた。自分がポッター夫妻の「秘密の守人」になると申し出たんだそうです。何故ならポッター夫妻に近い誰かが2人の動きをヴォルデモートに流しているという確信があったからだそうです。

それでもジェームズ・ポッターはシリウス・ブラックを使った。シリウス・ブラックは二重スパイの役目に疲れてヴォルデモートへの支持をおおっびらに宣言しようとしていた。それはポッター夫妻の死に合わせる計画だった。

ところが知っての通りヴォルデモートは幼いハリーのために凋落した。残されたシリウス・ブラックにしてみれば全く嫌な立場に立たされてしまったんだそうです。自分が裏切り者と旗幟鮮明にした途端に旗頭が倒れてしまった。

だから逃げるしかなかった。そんなシリウス・ブラックを追い詰めたのがピーター・ペティグリューだったのだそうです。しかし12人のマグルと共に木っ端微塵に吹き飛ばされてしまった。それでも英雄として死んだそうです。

シリウス・ブラックは狂っているというのは本当ですか?こう訊くマダム・ロスメルタにファッジはヴォルデモートが敗北した事で確かに暫くは正気を失っていたと思うと答えました。ところが先日アズカバンで会ったそうです。

あそこの囚人は大方が暗い中に座り込んで独り言を言っている。正気じゃない。ところがシリウス・ブラックがあまりに正常なのでファッジはショックを受けたのだそうです。ファッジに対して筋の通った話し方をしたそうです。

ファッジに新聞を読み終わったらくれないかと言ったんだそうです。クロスワードパズルが懐かしいからだそうです。シリウス・ブラックの独房には昼も夜も吸魂鬼がすぐそばにいて最も厳しく監視されている囚人の1人だった。

一体何のために脱獄したのか?やはりヴォルデモートとまた組むつもりなのか?こう訊くマダム・ロスメルタにファッジはそれがシリウス・ブラックの最終的な企てだと言えるだろうと答え最後にこう言ったというわけですよね。

「例のあの人が孤立無援ならそれはそれでよし。しかし彼の最も忠実な家来が戻ったとなるとどんなにあっという間に彼が復活するか考えただけでも身の毛がよだつ」

何よりもファッジが恐れているのはヴォルデモートが復活してしまうという事というわけなんですよね。

3-2.かつてないほどの怒り
どうやってハニーデュークス店の地下室に辿り着きトンネルを抜けて城へと戻って行ったのか?ハリーははっきりと思い出す事はできません。帰路は全く時間がかからなかったような気がした事だけは何とか覚えていたのでした。

それは「三本の箒」で聞いた会話の内容が頭の中で鳴り響いていたため自分が何をしているのかの意識がほとんどなかったからです。何故誰も何も教えてくれなかったんだ?何故自分の両親はヴォルデモートに殺害されたのか?

それは何と父親の無二の親友が裏切ったからだった。それが今回アズカバンを脱獄したシリウス・ブラックだった。どうしてダンブルドアもハグリッドもアーサー氏も魔法大臣コーネリウス・ファッジも教えてくれなかったのか?

ホグズミードに無事着いたかどうかをフレッドとジョージに訊かれたくなかったのでハリーは夕食を終えて談話室に戻るとすぐに寝室に入りました。そして1年生の時にハグリッドから貰ったアルバムを引っ張り出して来ました。

両親の写真がぎっしり貼ってある革表紙のアルバムです。ページをめくって両親が結婚した日の写真でハリーは手を止めました。花婿付添人。この人に違いない。写真のシリウス・ブラックはハンサムで溢れるような笑顔でした。

この人は吸魂鬼なんて平気なんだ。吸魂鬼がそばに来ても僕の母さんの悲鳴を聞かなくて済むんだ。ハリーはアルバムを閉じて書類棚に戻しベッドに横になりました。寝室の扉が開きロンが遠慮がちに「ハリー?」と呼びました。

ハリーは寝たふりをしてじっと横たわっていました。ロンがまた出て行く気配がしました。かつて経験した事のない烈しい憎しみがハリーの全身を駆け巡っていました。ハリーは明け方まで眠る事ができないほどだったのでした。

目が覚めた時には寝室は誰もいませんでした。服を着て談話室に下りて来るとそこも空っぽでロンとハーマイオニーしかいませんでした。そこでロンとハーマイオニーによる必死で懸命な説得が始まったというわけなんですよね。

昨日聞いてしまった事でハリーは大変な思いをしているだろう。でも大切なのはだからと言ってハリーは軽はずみな事をしてはいけないんだ。例えばシリウス・ブラックを追いかけるなんて事はしてはいけないんだと言うのです。

そんなハリーが一体どうやってシリウス・ブラックに対する烈しい憎しみを忘れ去る事ができたのか?それはクリスマスに驚くべきプレゼントがハリーの元に届けられたからというわけです。ロンもまたそれはもう驚愕しました。

その贈り物はファイアボルトでした。

3-3.消え去った勝利の余韻
現存する競技用箒の中では最高峰のファイアボルト。ハリーもロンもその見事さにただただ呆然とするばかりでした。しかし贈られて来た次の瞬間にはマクゴナガル先生が持って行ってしまいました。調べる必要があるそうです。

シリウス・ブラックはハリーの命を狙っている。だからこのファィアボルトはシリウス・ブラックが贈った物かもしれない。呪いがかかっているかもしれないから調べなくてはならないとマクゴナガル先生はそう言ったのでした。

そして何と喜ばしい事にはファィアボルトはグリフィンドール対レイブンクロー戦の直前にハリーの元に返って来ました。さらにはファィアボルトのお陰でグリフィンドール・チームのメンバーの士気も大いに上ったんですよね。

練習はこれまでで最高の出来でした。ファィアボルトがチームの中にあるという事でそれぞれが完璧な動きを見せたのです。キャプテンのオリバー・ウッドが一言も文句をつける事がないという前代未聞の練習ぶりだったのです。

試合は結局「230対30」の大差でグリフィンドールが勝利しました。ジョージが人混みを掻き分けながらハリーに「来いよ!」と呼びかけた後に「パーティだ!グリフィンドールの談話室ですぐにだ!」とそう言ったのでした。

まるでもうクィディッチ優勝杯を取ったかのようでした。パーティは何と真夜中過ぎの午前1時まで続きました。マクゴナガル先生がタータン・チェックの部屋着に頭にはヘア・ネットという姿で全員寝なさいと命令しました。

ぐったり疲れていたのでハリーはベッドに入ると即座に眠りに落ちて行きました。ところが隣のベッドからとてつもない悲鳴が聞こえて来てハリーは顔面にパンチを受けたような気分で突然目を覚ましたというわけなんですよね。

「ブラックだ!シリウス・ブラックだ!ナイフを持っていた!」

ロンはベッドに起き上がっていて恐怖で引きつった顔をしていました。シェーマス・フィネガンが「何事だ?」と訊くのに対してロンはこう答えました。ここにたった今いたんだそうです。カーテンを切ったから目が覚めたんだ。

ディーン・トーマスが「夢でも見たんじゃないか?」と訊くとロンは「カーテンを見てみろ!本当だ。ここにいたんだ!」と言い決め手になったのは「太った婦人(レディ)」に代わって門番を務めるカドガン卿のこの一言でした。

「1週間分全部持っておりました。小さな紙切れを読み上げておりました!」

今日の最後に
ネズミのスキャバーズことピーター・ペティグリューはハリーの元にファィアボルトが返って来た直後に姿を消しましたね。そしてグリフィンドール対レイブンクロー戦があった日の真夜中にシリウスが侵入して来たんですよね。

1週間分の合言葉を手に入れたシリウスは多分早速ペティグリューのいる寝室へと侵入して来た。後にシリウスはクルックシャンクスがネビルのベッド脇の小机から合言葉が書かれた羊皮紙を持って来てくれたと言っていました。

今にして思えばペティグリューはネビルのベッド脇の小机からクルックシャンクスが合言葉が書かれた羊皮紙を持ち去るのを見ていたと私はそう思いますね。だからシリウスが侵入して来る事を事前に察知する事ができたのです。

口で説明する事ができない。だから逃げるしかなかったのです。
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/2153-7adb87d2