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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

先週と先々週の2週間に渡って第3巻「アズカバンの囚人」のヴォルデモートを取り上げた事に関連して今週は久方ぶりに「忠誠の術」をやってみる事にしました。シリウスが人選を間違えたがためにハリーの両親ポッター夫妻を死なせる結果になってしまったこの魔法なんですが・・・(全3項目)

3-1.改めて「忠誠の術」とはいかなる魔法なのか?
先週と先々週の2週間に渡って第3巻「アズカバンの囚人」のヴォルデモートを取り上げました。ヴォルデモートがハリーの両親ポッター夫妻の命を狙っている事が判って2人が身を隠すために使ったのがこの「忠誠の術」でした。

ハリーはクリスマス休暇の前日にフレッドとジョージから「忍びの地図」を譲り受け秘密の抜け道を通ってホグズミード村に行きました。そしてロンにハーマイオニーと合流しハリーはパブ「三本の箒」に行ったというわけです。

ところがそこに魔法大臣コーネリウス・ファッジとハグリッドにマクゴナガル先生とフリットウィック先生がやって来ました。幸いハリーは見つかりませんでした。でもその場で例の話を聞いてしまったというわけなんですよね。

ダンブルドアは当時死喰い人だったセブルス・スネイプにヴォルデモートがポッター夫妻の命を狙っているのでリリーを助けて欲しいと懇願されました。そこでダンブルドアは2人に「忠誠の術」で身を隠すよう勧めたのでした。

マダム・ロスメルタが「どんな術ですの?」と訊くとフリットウィック先生が「恐ろしく複雑な術ですよ」と答えたその後この「忠誠の術」はいかなる魔法なのかを詳しく説明してくれたというわけです。こんな魔法だそうです。

1人の生きた人の中に秘密を魔法で封じ込める。選ばれた者は「秘密の守人」として情報を自分の中に隠す。かくして「秘密の守人」が秘密を暴露しない限りは情報を見つける事は不可能となる。こうして隠れるのだそうです。

「秘密の守人」が口を割らない限りヴォルデモートがリリーとジェームズの隠れている村を何年探そうが2人を見つける事はできない。たとえ2人の家の居間の窓に鼻先を押し付けるほどに近づいても2人を見つける事はできない。

ところがシリウスはポッター夫妻を裏切って2人の情報をヴォルデモートに流していたピーター・ペティグリューを「秘密の守人」にしてしまった。そのためポッター夫妻はヴォルデモートに殺害されてしまったというわけです。

3-2.ペチュニア叔母さんと「忠誠の術」その1
ペチュニア叔母さんはハリーの「秘密の守人」である。私は当サイトを開設した直後にこう断じました。でもそれから10年あまりの歳月が経って私の考えも若干変わって来ました。今現在の私はこのように考えているんですよね。

ペチュニア叔母さんはプリベット通り4番地の「秘密の守人」である。つまりハリーと当時にペチュニア叔母さん自身とダーズリー一家も守られている。すなわちハリーが我が家にいる事はダーズリー一家にもメリットがある。

こう考えを変えるに至ったのは第7巻「死の秘宝」でハリーがバーノン叔父さんを説得した際に自分が17才になれば自分の安全を保って来た守りの呪文が破れる。すると叔父さんたちも危険に晒されるとそう言っているからです。

そんなハリーにプリベット通り4番地で最初の危機が訪れたのは12才の時でした。ハリーはダーズリー一家に未成年の魔法使いは学校の外で魔法を使ってはいけない事を黙っていました。それが知られる事となってしまいました。

ハリーをホグワーツに戻らせてなるものかと懸命だった屋敷しもべ妖精のドビーがプリベット通り4番地で「浮遊術」という魔法を行使してハリーの元には魔法省から公式警告状が届きました。バーノン叔父さんは激高しました。

バーノン叔父さんはハリーの部屋の扉に鍵をつけ窓には鉄格子を嵌めてハリーを部屋に閉じ込めました。そして満足な食事を与えずハリーを餓死させようとしました。この事態を深刻に受け止めたのがペチュニア叔母さんでした。

ペチュニア叔母さんは前述のようにハリーに死なれてしまっては自分を含めたダーズリー一家全員の身も危険に晒される事になるのでハリーを助けるべく動き出したというわけです。そしてその助けは3日後に訪れたんですよね。

プリベット通り4番地にロンにフレッドとジョージのウィーズリー3兄弟がやって来てハリーを「隠れ穴」に連れて帰りました。これでハリーは餓死せずに済みペチュニア叔母さんは密かにほっと胸を撫で下ろしたというわけです。

つまりウィーズリー一家はハリーが「忠誠の術」で守られていてペチュニア叔母さんがプリベット通り4番地の「秘密の守人」だという事を知っている。それを示唆する記述が各巻の随所に出て来ているというわけなんですよね。

まずハリーが「隠れ穴」に入った直後アーサー氏がハリーを助けたロンにフレッドとジョージに「やったのか?上手く行ったのか?」と訊いています。この言葉の語意にはハリーを助けるのは単純ではない事が示唆されています。

ハリーは4年生の時に心ならずも三大魔法学校対抗試合の代表選手になりましたが最後の「第3の課題」の際に家族としてウィーズリーおばさんとビルが招待されました。その時にこんな事実が明らかになっているというわけです。

おばさんはいつもハリーの前でダーズリー一家を批判するのは控えていたがその名前を聞くたびに目がピカッと光る。何故ダーズリー一家の名前を聞くと目が光るのか?何故おばさんはダーズリー一家の批判を控えているのか?

それはハリーが「忠誠の術」で守られていてペチュニア叔母さんがプリベット通り4番地の「秘密の守人」だという事を知っているからというわけですよね。

3-3.ペチュニア叔母さんと「忠誠の術」その2
そしてハリー二度目の危機は15才の時に訪れました。リトル・ウィンジンクのマグノリア・クレセント通りとウィステリア・ウォークを結ぶ路地に何と吸魂鬼が現われたのです。そしてハリーとダドリーに襲いかかったのでした。

実はその時にはハリーは知らなかったのですが再結成された不死鳥の騎士団のメンバーが交代でハリーの護衛についていました。ところがよりにもよってその時に限って護衛の当番がその場を離れていたというわけなんですよね。

それはマンダンガス・フレッチャーでした。ハリーはその場に駆けつけたフィッグばあさんから聞いて先程聞いた「バシッ」という音がマンダンガスが「姿くらまし」する時の音だという事を知る事になったというわけですよね。

そのためハリーは自分で守護霊を創り吸魂鬼を追い払わなくてはなりませんでした。ハリーがプリベット通り4番地に帰ると魔法省やアーサー氏などから続々とふくろう便が届きました。そしてさらに驚愕の出来事が起きました。

近所に住んでいてホグワーツ入学前は時々ハリーを預かっていたフィッグばあさんがスクイブの魔女だったという事も驚きでしたが何とペチュニア叔母さんが吸魂鬼がアズカバンの看守だとそう口走った事で驚かされたのでした。

ハリーは唖然として「どうして知ってるの?」と質問をしました。常日頃はここプリベット通り4番地ではハリーは質問する事を禁止されていました。でもひどくうろたえた様子のペチュニア叔母さんはその質問に答えました。

聞こえたのよ。ずっと昔あのとんでもない若造があの妹にそいつらの事を話しているのを。ペチュニア叔母さんは言葉を途切れがちにしてぎくしゃくとこう答えました。これを聞いてハリーはさらにこんな質問をしたんですよね。

「僕の父さんと母さんの事を言ってるのならどうして名前で呼ばないの?」

ペチュニア叔母さんが言う所の「あのとんでもない若造」というのは実はハリーの両親ではなくてセブルス・スネイプの事でした。後にハリーはスネイプが母リリーとペチュニア叔母さんの近所に住んでいた事を知ったのでした。

ハリーが我が家つまりプリベット通り4番地に住んでいた事で息子ダドリーが吸魂鬼に襲われた。妻と息子をこれ以上危険な目に遭わせるわけにはいかない。だからバーノン叔父さんはハリーに我が家から出て行けと言うのです。

ところがその時ふくろうが真っ赤な封筒を持って来ました。ハリーは手紙を取ろうとしましたがふくろうはハリーの頭上を飛び越し真っ赤な封筒をペチュニア叔母さんの頭に落とすと方向転換して飛び去って行ってしまいました。

「私の最後のあれを思い出せ。ペチュニア」

手紙はこう言いました。するとペチュニア叔母さんは夫のバーノン叔父さんにハリーはここに置かなければならないと頑なにしかも強硬に言い出しました。ハリーを放り出したりしたらご近所の噂になる。面倒な事を訊いて来る。

ハリーがどこに行ったか知りたがるでしょう。だからハリーをこの家に置いておくしかないと言うのです。一体全体「吼えメール」をペチュニア叔母さんに送って来たのは誰なのか?それはダンブルドア校長からだったのでした。

今一度ペチュニア叔母さんに自分がプリベット通り4番地の「秘密の守人」だという事と自身を含めたダーズリー一家全員が「忠誠の術」で守られている事を思い出して貰うためにダンブルドアが出したというわけなんですよね。

今日の最後に
ハリーの両親ポッター夫妻の場合はシリウスが「秘密の守人」をピーター・ペティグリューにしてしまったために「忠誠の術」は破られてしまい2人はヴォルデモートに殺害されるというまさに最悪の結果を招いてしまいました。

しかしハリーはこうして「忠誠の術」に守られ生き延びる事ができたというわけです。でもやはり改めて私が思うのはプリベット通り4番地にハリーを置き去りにする際にダンブルドアは二通の手紙を置いたのではという事です。

ダンブルドアが「吼えメール」で言った「私の最後のあれを思い出せ」というのはその二通目の手紙の事なのでは?それはペチュニア叔母さん宛ての手紙でそこには「忠誠の術」でハリーのみならずダーズリー一家も守られる。

そう書かれていた。だからこそあそこまで強硬にハリーを我が家に置くとペチュニア叔母さんは言ったんだと私はそう思いますね。

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