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初登場シーンではウィーズリーおばさんがフレッドとジョージからトン・タン・タフィーを没収するのに使われましたが直後の学期ではハリーが「何が何でも習得しなければならない」という事になりました。それはハリーが百年以上ぶりに開催された三大魔法学校対抗試合の代表選手になってしまって・・・(全3項目)

3-1.マッド・アイ・ムーディのヒント
ハリーが4年生の時ホグワーツでは何と百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が行なわれる事になりました。優勝賞金が一千ガリオンという事でフレッドとジョージは悪戯専門店の開業資金になると大張り切りだったのでした。

ところが今回に限って関係者各位がいかに予防措置を取ろうとも試合の種目が難しく危険であるという事で「17才」という年齢制限が設けられました。フレッドとジョージは老け薬を飲みましたがやはり駄目だったんですよね。

ハリーもフレッドとジョージがダンブルドアの引いた年齢線に立候補を阻止されたのを見て諦めました。ところが他ならぬハリー自身も驚く事に公正なる選者「炎のゴブレット」から自分の名前が書かれた羊皮紙が出て来ました。

ハリーは「第1の課題」が行われる3日前の土曜日の夜遅くに課題の内容を知りました。ハグリッドがそう取り計らってくれたのでした。ハリーは戦慄しました。何故なら「第1の課題」ではドラゴンを出し抜かなくてはならない。

そこにはボーバトンの校長マダム・マクシームもいました。ハリーが帰る途中でダームストラングのカルカロフ校長ともすれ違いました。つまり土曜日の夜の時点で課題の内容を知らないのはセドリック・ディゴリーだけでした。

「今お前のした事は非常に道徳的な行為だ」

月曜日セドリックに「第1の課題」の内容はドラゴンだと教えた直後でした。ハリーを自分の部屋に強引に引き入れた今学期の「闇の魔術に対する防衛術」の教師マッド・アイ・ムーディはハリーに向かってこう言ったのでした。

さらに「わしは教えんぞ。贔屓はせん」と言いつつも一般的な良いアドバイスをするだけと称してハリーにヒントをくれました。まず第1には自分の強みを生かす試合をしろ。第2には効果的で簡単な呪文で必要な物を手に入れる。

つまりハリーの強みは飛ぶのが得意だという事だ。ドラゴンを空中で出し抜く必要がある。それにはファイアボルトがいる。そのファイアボルトを手に入れるためには明日の朝までに「呼び寄せ呪文」を習得しなくてはならない。

そこでハリーがした事とは?

3-2.猛練習!
助けて欲しい。何故なら「呼び寄せ呪文」を明日の午後までにちゃんと覚える必要があるからだ。10分遅れで第3号温室に到着したハリーは通り過ぎる際にスプラウト先生に急いで謝るとハーマイオニーにこう言ったのでした。

ロンは代表選手になった事でハリーの元を離れ生徒で唯一の味方にして理解者はハーマイオニーだけだったため助けを求めるとしたらハーマイオニーしかいなかったのです。こうして「呼び寄せ呪文」の猛練習が始まりました。

ハリーとハーマイオニーは昼食を抜いて空いている教室に行きハリーは全力を振り絞って色々な物を教室の向こうから自分のほうへ呼び寄せ始めました。しかし何度やってもハリーの「呼び寄せ呪文」は上手く行きませんでした。

呼び寄せた本や羽根ペンがハリーの手元に来るその前に腰砕けになってまるで石のように床に落ちてしまうのです。ハーマイオニーは「集中して」と言いましたがハリーは「これでも集中してるんだ」と腹を立てながら言いました。

頭の中に恐ろしいドラゴンが飛び出して来るんだ。つまりドラゴンに対する恐怖心がハリーの集中を妨げているようでした。ハリーは「占い学」をサボって練習を続けたかったのですがハーマイオニーはそれを固辞したのでした。

「数占い」の授業を欠席したくないからだそうです。ハーマイオニー抜きで練習を続けても意味がない。ハリーは「占い学」の授業中も練習してハエを呼び寄せる事に成功しましたが上手く行ったという確信は持てませんでした。

もしかしたらハエが馬鹿だったからかもしれない。ハリーは「占い学」の授業が終わると無理やり夕食を少しだけ飲み込んで先生たちに出会わないように「透明マント」を被ってハーマイオニーと一緒に空いた教室に戻りました。

そこでの練習は真夜中過ぎまで続きました。ピーブズがやって来て教室の向こうから椅子を投げつけ始めたので物音でフィルチが来ない内にと2人は急いで教室を出て談話室に戻って来ました。そこには何と誰もいませんでした。

午前2時ハリーは山ほどの色々な物に囲まれ暖炉のそばに立っていました。ハリーは最後の1時間でようやく「呼び寄せ呪文」のコツを掴みました。ハーマイオニーも疲れ切った顔の一方でうれしそうな表情でこう言ったのでした。

「良くなったわハリー。随分良くなった」

しかしハリーの不安は尽きませんでした。ファイアボルトはここにある物よりもずっと遠い所にある。城の中にある。自分は外の競技場にいる。そんなハリーに向かってハーマイオニーはきっぱりとこう言って励ましたのでした。

「関係ないわ。本当に本当に集中すればファイアボルトは飛んで来るわ」

3-3.いよいよ「第1の課題」当日に
ハリーはその日の夜「呼び寄せ呪文」を習得するのに全神経を集中していたので言い知れない恐怖感も少しは薄れていました。しかし翌朝にはそれがそっくりそのまま戻って来ました。そして電光石火の早さで時間が過ぎました。

まさに「一体全体何なんだ!」というぐらいの早さでした。マクゴナガル先生が来て代表選手のハリーは一足早く競技場に隣接する控え室に入りました。そして抽選が行われてハリーは最後にドラゴンと対峙する事になりました。

ついに自分の番が来てハリーは立ち上がりました。ハリーが待っているとホイッスルが鳴りました。控え室から出ると恐怖感が体の中でどんどん高まって来ました。ハリーは囲い地の柵の切れ目から競技場の中に入ったのでした。

目の前の全てがまるで色鮮やかな夢のように見えました。数多の顔がスタンドからハリーを見下ろしていました。そしてハリーの前の囲い地の向こう端には4頭の中では最悪中の最悪のハンガリー・ホーンテールがいたのでした。

観衆は大騒ぎしていました。それが友好的な騒ぎかどうかなどはもはや関係ない。今こそやるべき事をやるのだ。気持ちを集中させるんだ。全神経をたった1つの望みの綱に。ハリーは杖を上げました。そして叫んだのでした。

「アクシア!ファイアボルト!」

ハリーは待ちました。神経の1本1本が望みそして祈りました。もし上手く行かなかったら。もしファイアボルトが来なかったら。周りのもの全てが蜃気楼のように揺らめく透明な壁を通して見えるようなそんな気がしたのでした。

そしてハリーは背後の空気を貫いて疾走して来る音を聞きました。振り返るとファイアボルトが森の端から自分のほうへ飛んで来るのが見えました。ファイアボルトは囲い地に飛び込んで来てハリーの脇にピタリと止まりました。

ハリーは片足を上げて箒に跨ると地面を蹴りました。すると次の瞬間には奇跡とも思える事が起りました。ハリーは気づきました。地面を離れた事で恐怖からも離れたのだ。飛び上がる事でハリーは自分の世界に戻ったのでした。

クィディッチの試合と同じだ。それだけなんだ。ハンガリー・ホーンテールは醜悪な敵のチームじゃないか。こうしてハリーは箒に乗る事でドラコンに対する恐怖心を払拭する事ができて最短時間で課題をクリアできたのでした。

今日の最後に
知っての通りハリーに「呼び寄せ呪文」でファイアボルトを手に入れ「第1の課題」をクリアしろとアドバイスをしたのはポリジュース薬でマッド・アイ・ムーディに成り済ましていたバーテミウス・クラウチ・ジュニアでした。

クラウチ・ジュニアはヴォルデモートの指示でホグワーツに潜入してハリーを三校対抗試合の代表選手にして優勝させようとしました。その第一歩がこのハリーに「呼び寄せ呪文」を習得させる事だったというわけなんですよね。

それが皮肉な結果を招く事になったのです。
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