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ハリーの不意を衝く形で突然始まった閉心術を覚えるための訓練だったのですが去年の8月12日の記憶が呼び覚まされた事で数ヵ月間に渡る謎が解き明かされる事になりました。そのためスネイプはハリーのした質問のためにうろたえる事となってしまいました。その質問とは?(全3項目)

3-1.判った!判ったぞ!
感情を制御できず安々と挑発される者など弱虫だ。スネイプにこう言われてハリーは低い声で「僕は弱虫じゃない」と反論しました。怒りが激しく脈打って自分は今にもスネイプを襲いかねないとそう思うほどだったんですよね。

「なれば証明してみろ!己を支配するのだ!怒りを制するのだ。心を克(よく)せ!もう一度やるぞ!構えろ行くぞ!」

スネイプはこう言うと「レジリメンス!」と唱えました。またしても過去の光景がハリーの頭の中を駆け巡りました。気がつくとハリーはスネイプの研究室の床に四つん這いになっていました。しかし今度はこう言ったのでした。

「判った!判ったぞ!」

この声は勝ち誇っていました。それは8月12日の懲戒尋問の際にアーサー氏と窓のない廊下を走っている光景を見たからです。ハリーが身を起こしてスネイプを見ると杖を上げたままハリーの事をじっと見つめていたのでした。

どうやら今度はスネイプのほうがハリーがまだ抵抗しない内に術を解いたようでした。スネイプは意味ありげな目つきでハリーを見ると「ポッター何があったのだ?」と訊いて来ました。その問いにハリーはこう答えたのでした。

「判った。思い出したんだ。今気づいた」

スネイプは鋭く「何を?」と詰問しました。ハリーはすぐには答えませんでした。ついに判ったという瞬間を味わっていたからです。この何ヵ月間ハリーは突き当たりに鍵のかかった扉がある窓のない廊下の夢を見て来ました。

それが現実に存在する場所だとは一度も気づきませんでした。今それがどこだったのかが判ったのです。アーサー氏と一緒に走った魔法省の地下のあの廊下だ。しかも蛇に襲われた時アーサー氏がいたのはあそこだったのです。

そこでハリーは?

3-2.神秘部には何があるんですか?
ハリーはスネイプを見上げると「神秘部には何があるんですか?」と訊きました。こう問われてスネイプは低い声で「何と言った?」と訊き返して来ました。何とうれしい事にはスネイプがうろたえているのが判ったんですよね。

「神秘部には何があるんですかと言いました。先生?」

ハリーは質問を繰り返しました。するとスネイプは「何ゆえそんな事を訊くのだ?」と再び訊き返して来ました。そこでハリーは事の次第を説明しました。今自分が見たあの廊下はこの何ヵ月間も自分の夢に出て来た廊下です。

それが今「神秘部」に続く廊下だと判ったんです。そして多分ヴォルデモートの望みはそこから何かを手に入れる事だ。ところがハリーがまたしても「ヴォルデモート」の名前を口にしたのでスネイプは怒ってこう言いました。

「闇の帝王の名前を言うなと言ったはずだ!」

スネイプはハリーの言葉を途中で遮るとこう言いました。一方ハリーはスネイプの反応をじっと見ながら言いました。2人は睨み合いました。スネイプは動揺しているようでした。しかしやがて「神秘部」の説明を始めました。

「ポッター神秘部には様々な物がある。君に理解できるような物はほとんどないしまた関係のある物は皆無だ。これで判ったか?」

再び口を開いてこう言う時のスネイプは努めて冷静に無関心を装っているようでした。ハリーが「はい」と了解した旨を伝えるとスネイプはこう言ったのでした。つまりは本日の課外授業はこれで終了というわけなんですよね。

「水曜の同時刻にまたここに来るのだ。続きはその時に行う」

ハリーは「判りました」と答えながらも早くスネイプの部屋を出てアーサー氏が蛇に襲われた時に見張っていたのは魔法省の「神秘部」の入口だとロンとハーマイオニーに話したくてうずうずしていて「心ここに在らず」でした。

「毎晩寝る前。心から全ての感情を取り去るのだ。心を空にし無にし平静にするのだ。判ったな?」

スネイプはこう言いましたがハリーは「はい」と答えたもののほとんど聞いていませんでした。スネイプもどうやらハリーがほとんど聞いていないのを気づいたようでした。そこでハリーにこう警告したというわけなんですよね。

「警告しておくがポッター。訓練を怠れば我輩の知る所となるぞ」

3-3.その後のハリー
ハリーは図書室でロンとハーマイオニーを見つけました。ハリーは2人の向かい側に座るとスネイプの課外授業で今しがた見た光景と推測した事とを話しました。騎士団本部に自分が入ったその夜に話が出た武器が魔法省にある。

シリウスがチラリと言いかけてウィーズリーおばさんが止めたのです。その武器は魔法省の「神秘部」にあって蛇に襲われた時アーサー氏はその「神秘部」の入口の扉を見張っていた。今日その光景を見て思い出したんですよね。

こうして始まった閉心術を覚えるためのスネイプの課外授業だったのですが全くと言っていいほど進歩がありませんでした。それどころかむしろ毎回段々下手になって行くような気さえする有り様だったというわけなんですよね。

閉心術を学び始めるまでは額の傷が痛むのも時々でしたし大概は夜でした。あるいはヴォルデモートの考えている事や気分が時折閃くという奇妙な経験の後に痛んだりしました。ところがこの頃はほとんど絶え間なく痛むのです。

ある時点でハリーの身に起っている事とは無関係に頻繁に感情が揺れ動き苛立ったり楽しくなったりしました。その時には必ず傷痕に激痛が走りました。まるでヴォルデモートの気分の揺れに波長を合わせるアンテナのようです。

ハリーはぞっとしました。こんなにも感覚が鋭くなったのはスネイプとの最初の課外授業からだったのは間違いありません。それに加えてハリーは毎晩のように「神秘部」の入口に続く廊下を歩く夢を見るようになったのでした。

夢は扉の前で何かを渇望しながら立ち尽くす所で頂点に達します。ロンとハーマイオニーに打ち明けるとハーマイオニーは病気の場合と同じじゃないかしら。熱が出たりする。病気は一旦悪くなってから良くなると言うのです。

「スネイプとの練習のせいでひどくなってるんだ。傷痕の痛みはもう沢山だ。毎晩あの廊下を歩くのはもううんざりして来た。あの扉が開いてくれたらなあ。扉を見つめて立っているのはもう嫌だ」

ハリーがこうボヤくとハーマイオニーは「冗談じゃないわ。ダンブルドアはあなたに廊下の夢なんて見ないで欲しいのよ。そうじゃなきゃスネイプに閉心術を教えるように頼んだりしないわ」とハリーに対して鋭く言いました。

そして挙句の果てには「もう少し一生懸命練習しなくっちゃ」とまで言うのです。それに対してハリーは「ちゃんとやってるよ!君も一度やってみろよ。スネイプが頭の中に入り込もうとするんだ」とこう訴えたというわけです。

だから楽しくてしょうがないというわけには行かないというわけですよね。するとまたしてもロンがスネイプは本気でハリーを助けようとしていないなどと言い出すのです。それはやはりスネイプが元死喰い人だからだそうです。

本当にこっちの味方になったという証拠を見た事がない。こう言うロンにハーマイオニーが「ダンブルドアが信用しています。それにダンブルドアを信じられないなら私たち誰も信じられないわ」とまたも言ったというわけです。

今日の最後に
「神秘部には何があるんですか?」ハリーにこう問われてスネイプはハリーにとってはうれしい事にうろたえる事になってしまいました。スネイプは突然ハリーが閉心術を覚えるための訓練を開始してハリーの不意を衝きました。

ところが今度はハリーのほうがスネイプの不意を衝いて「神秘部には何があるんですか?」と訊いて来たためスネイプはうろたえる事となってしまいました。ハリーのこの質問に対してスネイプはこう答えたというわけですよね。

「ポッター神秘部には様々な物がある。君に理解できるような物はほとんどないしまた関係のある物は皆無だ。これで判ったか?」

不意を衝かれて突然質問されたためスネイプは真っ赤な嘘をつく事ができませんでした。ハリーに理解できるような物はほとんどないし関係のある物は皆無だと答えました。つまり僅かだったら存在すると答えてしまったのです。

それは1つだったんですよね。それが例のあの武器というわけなんですよね。
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