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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーが一向に閉心術を覚えないためスネイプの課外授業は続きました。ところがこれまで一度も踏み込まなかった領域の光景を見る事になったためハリーは困惑しスネイプは怒り狂う事となってしまいました。2人が初めて見たその光景とは?(全3項目)

3-1.何故ここにいるのか?
ハリーが全くと言っていいほど閉心術を覚えなかったためにスネイプの課外授業は続きました。そうこうする内にヴォルデモートの元には吉報がもたらされました。10人の死喰い人がアズカバンを脱獄して戻って来たんですよね。

ヴォルデモートにとって特にうれしかったのはオーガスタス・ルックウッドが戻って来た事でした。その理由はルックウッドは以前は魔法省の神秘部に勤めていて例のあの武器の事もよく知っていたからというわけなんですよね。

ハリーはルックウッドがヴォルデモートにその武器の事を教えている光景を夢の中で見ました。ところがその事をハーマイオニーに話すと「こんな事を見るべきじゃなかったのよ」と責められる事となってしまったんですよね。

ハリーはそういう事に対して心を閉じる練習をしているはずだと説教されてしまったのです。当然スネイプに知られても再び責められるのは必定なのでハリーはこの事は心の奥に押しやろうとしました。しかし駄目だったのです。

「立てポッター。あの最後の記憶は。あれは何だ?」

ハリーが「いとこが僕をトイレに立たせた記憶の事ですか?」と言うとスネイプは「いや男が暗い部屋の真ん中に跪いている記憶の事だが」と言って来ました。例のルックウッドがヴォルデモートに武器の事を教えた光景でした。

「あの男とあの部屋がどうして君の頭に入って来たのだ?ポッター?」

ハリーはスネイプと視線を合わせないようにしながら「それはただの夢だったんです」と逡巡しながら答えました。するとスネイプは「夢?」と訊き返したその後に一瞬の間を置きハリーにこう言って来たというわけなんですよね。

「君が何故ここにいるのか判っているのだろうな?ポッター?我輩が何故こんな退屈極まりない仕事のために夜の時間を割いているのか判っているのだろうな?」

スネイプのこの問いに対してハリーは?

3-2.よろめくスネイプ
ハリーは頑なに「はい」と言いました。するとスネイプは「何故ここにいるのか言ってみたまえ。ポッター」と答えを促すように言ったのでした。そこでハリーは「閉心術を学ぶためです」とそう答えたというわけなんですよね。

「その通りだ。ポッター。そして君がどんなに鈍くとも二ヵ月以上も特訓をしたからには少しは進歩するものと思っていたのだが。闇の帝王の夢をあと何回見たのだ?」

スネイプにこう言われて最後に「闇の帝王の夢をあと何回見たのだ?」と訊かれてハリーは「この1回だけです」と嘘をつきました。するとスネイプは暗い冷たい目を僅かに細めてハリーに対してこう言って来たというわけです。

「おそらく。おそらく君はこういう幻覚や夢を見る事を事実楽しんでいるのだろうポッター。多分自分が特別だと感じられるのだろう。重要人物だと?」

ハリーは「違います」と答えると歯を食いしばり指は杖を固く握り締めていました。ハリーは決してこうした光景を見る事を楽しんでなどいませんし自分の事を特別だとも重要人物だとも思ってなどいないと私はそう思いますね。

「そのほうがよかろうポッター。お前は特別でも重要でもないのだから。それに闇の帝王が死喰い人たちに何を話しているのかを調べるのはお前の役目ではない」

好きでこんな夢を見ているわけじゃない。そういう思いのハリーはスネイプにこう言われ売り言葉の買い言葉でつい「ええ。それは先生の仕事でしょう?」と言ってしまいました。とっさにそう口に出して言ってしまったのです。

2人は睨み合っていました。ハリーは間違いなくこれは言い過ぎだと思いました。しかしスネイプは奇妙な満足気だとさえ思えるような表情を浮かべました。そしてその目をギラリと光らせるとハリーにこう言って来たのでした。

「そうだポッター。それは我輩の仕事だ。さあ準備はいいか。もう一度やる」

スネイプは杖を上げると「1-2-3」と数えてから「レジリメンス!」と唱えました。ハリーは顔が歪むほど気持ちを集中させていました。何故かこの時に限っては目の前に立っているスネイプの姿も見る事ができたんですよね。

ハリーは杖を上げると「プロテゴ!護れ!」と唱えました。するとスネイプがよろめきました。スネイプの杖が上に吹き飛んでハリーから逸れました。すると突然ハリーの頭の中は自分のものではない記憶で満たされたのでした。

鉤鼻の男が縮こまっている女性を怒鳴りつけ隅のほうでは小さな黒い髪の男の子が泣いていました。脂っこい髪の十代の少年が暗い寝室にぽつんと座って杖を天井に向けて蝿を撃ち落としていました。それだけではありません。

痩せた男の子が乗り手を振り落とそうとする暴れ箒に乗ろうとしているのを女の子が笑っています。さらに「もう沢山だ!」という声も聞こえました。ハリーは胸を強く押されたように感じて数歩よろよろと後退して行きました。

スネイプは口の端で「レパロ。直れ」と唱えました。ハリーが倒れて寄り掛かった拍子に容器の1つが割れたのです。少し息を荒げながらスネイプはハリーにこう言って来ました。それはハリーにとっては初めての言葉でした。

「さてポッター。今のは確実に進歩だ。君に盾の呪文を使えと教えた憶えはないが。確かに有効だった」

3-3.説明しろ!
ハリーは黙っていました。何を言っても危険だと感じていました。たった今スネイプの記憶に踏み込んだに違いない。スネイプの子供時代の場面を見てしまったのでした。一方スネイプのほうはハリーにこう言って来たのでした。

「もう一度やる。いいな?3つ数える。では。1-2-」

ハリーはぞっとしました。今しがた起った事に対し自分はつけを払わされる。そうに違いない。ハリーは今度こそ心を無にするのがもっと難しいだろうと思いました。しかしハリーが集中する間もなくスネイプはこう唱えました。

「レジリメンス!」

ハリーは「神秘部」に向かう廊下を飛ぶように進んでいました。黒い扉がぐんぐん近づいて来ました。あまりの速さで進んでいたのでもう扉に衝突しそうでした。すると扉が開きました。ついに扉を通過してしまったんですよね。

そこは青い蝋燭に照らされた壁も床も黒い円筒形の部屋で周囲には幾つもの扉がありました。進まなくてはならない。しかしどの扉から入るべきなのか?ところが気がついてみるとハリーはまたもや仰向けに倒れていたのでした。

「ポッター!説明しろ!」

スネイプが怒り狂った表情でハリーに覆いかぶさるように立っていました。ハリーは立ち上がりながら本当の事を言いました。何が起ったか分らない。あんなものは見た事がない。扉の夢を見たがこれまで一度も開けた事はない。

「お前は十分な努力をしておらん!お前は怠け者でだらしがない。ポッター。そんな事だから当然闇の帝王が」

ハリーはまた怒りが込み上げて来て「お聞きしてもいいですか?先生?」と言うと「先生はどうしてヴォルデモートの事を闇の帝王と呼ぶんですか?僕は死喰い人がそう呼ぶのしか聞いた事がありません」とそう言ったのでした。

言われたスネイプは唸るように口を開いただけで何も言いませんでした。スネイプもまた何故ヴォルデモートの事を闇の帝王と呼んでいるのかの理由を自分でもよく分らずに無意識にそう呼んでいるのだと私はそう思いますね。

今日の最後に
初めて心を閉ざす事に成功しハリーはスネイプの頭の中に踏み込んで少年時代のスネイプの記憶を見たんですよね。そのためスネイプに「もう一度やる」と言われた時には今しがた起った事に対してつけを払わされると思いました。

しかしスネイプは怒ってなどいませんでした。さらに売り言葉に買い言葉でヴォルデモートが死喰い人たちに何を話しているのかを調べるのはスネイプの仕事だとハリーが言った時にも実はスネイプは怒ってなどいませんでした。

ハリーは間違いなく言い過ぎだとそう思いました。しかしスネイプは満足気な表情を浮かべると「そうだポッター。それは我輩の仕事だ」と答えたんですよね。それはハリーの思い過しでスネイプはむしろ満足していたんですよね。

2人の思いは微妙にすれ違っていたんですよね。

コメント

読み応えがあり面白いです。
ハリーポッターシリーズは映画だけ観ても解らない点が多く
こちらのブログで幾つかの記事を読んで謎が解けたものがありました。
沢山記事を書かれてますので、これから少しずつ遡って読んでいきたいです。
更新応援してます。

2017.01.20  s  編集

これからも当サイトをよろしくお願いしますね。

sさん初めまして!ですよね?コメントありがとうございました!

読み応えがあり面白いと言っていただき有難うございます。これからも更新頑張って行くつもりなので当サイトをご贔屓によろしくお願いしますね。(笑)

sさんは察する所には原作本はまだ未読のようですね。できれば読んで欲しいとそう思います。映画はしょせんハイライトで省かれている部分がかなりあります。原作本を読めば「そうだったのか!」と思う所が沢山あります。

今から読むのなら携帯版がお勧めです。見ると結構分厚いので「読みきれるのか?」と思いますが読み始めれば一気に読めると思いますよ。

2017.01.21  トキメキぼーい  編集

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