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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

スネイプは課外授業でハリーに閉心術を教えるのに当たりダンブルドアから「憂いの篩」を借りてハリーに見られなくない過去の記憶を移し替えていました。ところがその記憶をハリーは好奇心に負けて覗き込んでしまったのでした。そこに出て来たのはハリーの父親とその仲間たちでした。(全3項目)

3-1.込み上げる思い
部屋を出ようとして扉の所まで来た時に何かが見えました。扉の枠にちらちらと灯りが踊っていました。ハリーが振り返るとその灯りは「憂いの篩」から射していました。スネイプの思いが中に吸い込まれて渦巻いていました。

ハリーは「憂いの篩」をじっと見ました。好奇心が湧き上がって来ます。スネイプがそんなにも自分から隠したかったのは一体全体何だろう?ハリーは考え込みながら「憂いの篩」が置かれているその机に二歩近づいたのでした。

もしかしてスネイプが自分に見せたくないのは神秘部に関する情報なのではないか?ハリーは背後を見ました。心臓がこれまで以上に強く速く鼓動しています。スネイプはモンタギューを助け出すのにどのくらいかかるだろう?

その後まっすぐ戻って来るだろうか?それともモンタギューを連れて医務室に行くだろうか?絶対医務室だ。モンタギューはクィディッチのスリザリン・チームのキャプテンだからスネイプは大丈夫という事を確かめたいだろう。

ハリーは「憂いの篩」の所までの数歩を歩き上に屈み込んで深みをじっと見ました。ハリーは躊躇し耳を澄ませ杖を取り出しました。部屋の中も外の廊下も静まり返っています。ハリーは杖先で「憂いの篩」を軽くつつきました。

以前に校長室でやった事があるのでやり方は知っていました。中の銀色の物質が急速に渦を巻き出しました。覗き込むと中身が透明になっているのが見えました。ハリーはまたしても天井の丸窓から覗き込むような形で見ました。

見当違いでなければそこは大広間です。ハリーの息がスネイプの想いを本当に曇らせていました。強い誘惑に駆られこんな事をするのは正気の沙汰じゃない。ハリーは震えていました。スネイプは今にも戻って来るかもしれない。

しかしチョウのあの怒りにマルフォイの嘲るような顔を思い出すとハリーはもうどうにでもなれと向こう見ずな気持ちになっていました。ハリーは大きく息を吸い込むと顔をスネイプの想いに突っ込んだというわけなんですよね。

3-2.そこで見た光景は?
冷たい暗闇の中をハリーは独楽のように回りながら落ちて行きました。そしてハリーは大広間の真ん中に立っていました。しかし4つの寮のテーブルはありません。その代わりに百以上の小机が同じ方向を向いて並んでいました。

ハリーは注意深く周りを見回しました。何故ならこれはスネイプの記憶なのですからスネイプがどこかにいるはずなのです。するとハリーのすぐ後ろの小机に座って鼻が羊皮紙につくかと思うほどに近づけて書いていたのでした。

「闇の魔術に対する防衛術-普通魔法レベル」

ハリーがスネイプの背後に回って試験の題を見るとこう書かれていました。スネイプの手は羊皮紙の上を飛ぶように動いていて少なくとも一番近くにいる生徒よりも30センチは長いし字も細かくびっしりと書かれていたのでした。

「あと5分!」と言うのが聞こえてハリーは飛び上がりました。振り向くと少し離れた所に机の間を動いているフリットウィック先生の頭の先端が見えました。その脇にいたのがハリーの父親ジェームズ・ポッターだったのです。

ハリーは素早く移動すると机の前で止まり15才の父親を見下ろしました。自分自身を見ているようでしたがわざとそうしたような違いが幾つかありました。ジェームズの目はハシバミ色で鼻はハリーより少し高くなっていました。

そして当然額に稲妻形の傷痕はありません。しかしハリーと同じ細面で口も眉も同じでした。両手はハリーの手と言ってもいいぐらいでした。背筋を伸ばして羽根ペンを置いて読み返すのに羊皮紙の巻物を手繰り寄せていました。

ジェームズの4列後ろにシリウスがいました。ジェームズが椅子に座ったまま振り返りにやりとしたからです。シリウスはジェームズに親指を上げてオーケーの合図を送りました。その後ろにリーマス・ルーピンがいたのでした。

という事はワームテールもどこかにいるはずだと思ってハリーは探しました。すると不安そうで爪を噛み答案をじっと見ながら足の指で床を引っ掻いているワームテールが見つかりました。ここで試験の終了時間が来たのでした。

フリットウィック先生が「はい羽根ペンを置いて!」と言うと呼び寄せ呪文で答案用紙を集めました。ハリーは振り返って少し離れたスネイプを見ました。スネイプは玄関ホールへの扉に向かって机の間を歩いている所でした。

まだ試験問題用紙を見ています。ハリーはスネイプの姿を捕らえたまま父親のジェームズにシリウスとワームテールそれにリーマス・ルーピンの4人の会話が何とか聞こえる所にいて4人の話を聞いていたというわけなんですよね。

3-3.校庭に出て
玄関ホールに出た時シリウスが「ムーニー第10問は気に入ったかい?」と訊きました。それに対してルーピンは「ばっちりさ」ときびきび答えました。それは「狼人間を見分ける5つの兆候を挙げよ」という問題だったからです。

「1.狼人間は僕の椅子に座っている。2.狼人間は僕の服を着ている。3.狼人間の名はリーマス・ルーピン」

この冗談を聞いて笑わなかったのはワームテールだけでした。3つしか挙げられなかったので笑う余裕がなかったというわけです。するとそんなワームテールにジェームズがじれったそうにこう言ったというわけなんですよね。

「ワームテールお前馬鹿じゃないか?1ヵ月に一度は狼人間に会ってるじゃないか」

これを聞いてルーピンが「小さい声で頼むよ」と言ったのでした。ジェームズたち4人とスネイプが試験を終えて大広間を出たためハリーは心配になってスネイプのほうを振り返りました。スネイプはまだ4人の近くにいました。

スネイプは試験問題用紙に没頭したままで近くにいました。これはスネイプの記憶なのでスネイプが校庭に出て別の方向に歩いて行ってしまえばハリーはもうジェームズたち4人を追う事ができなくなってしまうというわけです。

しかしスネイプは試験問題を熟読していてどうやらどこに行くというはっきりした考えもないようでジェームズたち4人の後に従いて来ます。ハリーはスネイプより少し前を歩く事でジェームズたちに従いて行く事ができました。

4人は湖の端にあるブナの木陰で立ち止まりました。何とそこはハリーにロンとハーマイオニーが宿題を済ませるのに日曜日を過した事のある所でした。4人は芝生に体を投げ出しました。ハリーは振り返りスネイプを見ました。

うれしい事にスネイプは潅木の茂みの暗がりで芝生に腰を下ろしていました。相変わらず試験問題用紙に没頭しています。そのためにハリーはジェームズたち4人組を引き続き眺める事ができました。ところがだったんですよね。

ここで事は起きたというわけです。

今日の最後に
ハリーが「憂いの篩」で見たスネイプの記憶は5年生の学期末のふくろう試験の「闇の魔術に対する防衛術」の筆記試験の場面でした。ここで私が注目したのは試験終了後のスネイプは一緒に歩く友人が1人もいなかった事です。

家族ぐるみの付き合いと思われるルシウス・マルフォイ氏は後の巻でスネイプがホグワーツに入学した時点で胸に監督生バッジをつけているので少なくとも4学年は上という事になりますね。だから既にもう卒業していますよね。

つまりスネイプはルシウス・マルフォイ氏に妻のナルシッサ以外には友人はいないという事なんでしょうか?だから1人だったのでしょうか?

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