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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーが好奇心に負けて「憂いの篩」の中のスネイプの記憶を見てしまいスネイプが戻って来てしまったためハリーが閉心術を習得するためのスネイプの課外授業は打ち切りという事になりました。そしてふくろう試験最終日の「魔法史」の試験中にハリーは眠り込んでしまい・・・(全3項目)

3-1.打ち切り
「お前の父親は愉快な男だったな?」こう言いながらスネイプが激しくハリーを揺さぶったのでメガネが鼻からずり落ちました。そんなスネイプに対しハリーは「僕はそうは思いません」と言おうとしましたが言えませんでした。

その言葉を最後まで言い終わるその前にありったけの力でハリーはスネイプに投げ出されたからでした。ハリーは床に叩きつけられました。そしてスネイプはハリーに向かって「見た事は誰にもしゃべるな!」と喚いたのでした。

ハリーはそれに「はい。はい。もちろん僕」と答えました。ハリーはできるだけスネイプから離れて立ち上がりました。それだけスネイプの怒りが凄まじくて「到底とても近くにはいられない」とそう思ったからなんでしょうね。

「出て行け。出るんだ。この研究室で二度とその面見たくない!」

スネイプにこう言われハリーは扉に向かって疾走しました。扉をぐいと開け飛ぶように廊下を走りました。スネイプとの距離が3階隔たるまで止まりませんでした。そしてやっと壁にもたれ荒い息遣いで傷ついた腕を揉みました。

早々にグリフィンドール塔に戻るつもりもなく今見た事をロンやハーマイオニーに話す気にもなれませんでした。ハリーは自分が見てしまった光景が恐ろしく悲しかったのです。スネイプの怒りにたじろいたからではありません。

見物人のど真ん中で辱められる気持ちがハリーには判ったからです。ハリーの父親に嘲られた時のスネイプの気持ちが痛いほどに判ったからでした。そしてハリーの父ジェームズ・ポッターはどこまでもとことん傲慢な男だった。

スネイプが常々主張していた通りだった。それが判ってしまったからです。

3-2.ハグリッドまでもが
こうしてハリーが閉心術を習得する事なくスネイプの課外授業は打ち切りになりました。後に残されたのは教えたスネイプと教わったハリーの双方の後味の悪さという結果でした。まさに踏んだり蹴ったりというわけですよね。

「魔法薬学」の授業では顔を合わせないわけにはいかないのでスネイプはハリーが存在しないかの如く振舞う事にしたようでした。さらにハリーが作った魔法薬は採点したくないとばかりにわざと落とす有り様だったのでした。

ロンとハーマイオニーには基礎はできたので後は自分1人で続けられるとスネイプが言ったと嘘をつきました。しかしハーマイオニーはハリーが絶対に夢を抑えられると確信を持つまで授業を辞めるべきじゃないと主張しました。

ハリーはフレッドとジョージの取り計らいでシリウスと話す機会を得ました。唯一見張られていないアンブリッジの部屋の暖炉からグリモールド・プレイス12番地に行き話したのです。その場には偶然ルーピンも居合わせました。

でも2人の口からはハリーを完全に納得させる言葉は出て来ませんでした。ハーマイオニーもしつこく課外授業を再開すべきだとハリーに訴えて来ましたがふくろう試験が近づいて来ると言わなくなりハリーはホッとしました。

さらにそんなハリーの苦悩など吹き飛ぶ出来事が次々と起きました。まずその1つ目はハグリッドが巨人の居住地から異父兄弟のグロウプを連れて帰って来て「禁じられた森」に隠し住まわせていた事をついに告白した事でした。

さらにさらにそれはハリーたち3人が真夜中に「天文学」のふくろう試験の実技試験をしている真っ最中に起きました。正面玄関の扉が開くとアンブリッジ校長が4人を引き連れて校庭に出て来てハグリッドの小屋に入りました。

小屋の扉が勢いよく開くと中から溢れ出る光でハグリッドの姿がはっきりと見えました。5人に取り囲まれて両方の拳を振り回しています。5人が一斉にハグリッドめがけて赤い閃光を発射していました。つまり失神光線でした。

試験中なのにも関わらずハーマイオニーが「辞めて!」と叫びました。それを聞いて試験官のトフティ教授が「慎みなさい!試験中じゃよ!」と咎めるように言いました。しかしもはや誰も星座図など見てはいなかったのでした。

「何という事を!何という事を!お辞めなさい!辞めるんです!何の理由があって攻撃するのです?何もしていないのに。こんな仕打ちを」

こう言いながら校庭に走り出て来たのはマクゴナガル先生でした。すると小屋の周りの人影から4本もの失神光線がマクゴナガル先生に向かって発射されました。マクゴナガル先生の体は一瞬輝き不気味な赤い光を発しました。

そして体が撥ね上がり仰向けに落下すると動かなくなりました。ハグリッドもまた逃走する事を余儀なくされました。

3-3.マクゴナガル先生もいない!
翌日ふくろう試験は最終日で大広間で午後から行われた「魔法史」が最後の試験でした。しかしハリーは眠り込んでしまいトフティ教授に付き添われて玄関ホールに連れ出されました。ところが見たその夢が問題だったのでした。

トフティ教授の姿が大広間の敷居の向こうに消えた途端ハリーは階段を駆け上がり廊下を突っ走りました。向かったのは医務室でした。ハリーがあまりに勢いよく飛び込んで来たのでマダム・ポンフリーは驚き悲鳴を上げました。

「ポッターどういうつもりです?」と訊くマダム・ポンフリーにハリーは「マクゴナガル先生にお会いしたいんです。今すぐ緊急なんです!」と答えました。でもそんなハリーにマダム・ポンフリーは悲しそうにこう答えました。

「ここにはいませんよポッター。今朝聖マンゴに移されました。あのお歳で失神光線が4本も胸を直撃でしょう?命があったのが不思議なくらいです」

「先生がいない?」こう言いながらハリーはショックを受けていました。ハリーはマダム・ポンフリーを見つめたままで動きませんでした。恐怖が湧き上がって来ました。何故なら話せる人がもはや1人も残っていないからです。

ダンブルドアもいない。ハグリッドも昨夜いなくなってしまった。確かに短気で融通が利かない所はあるかもしれないがそれでもマクゴナガル先生にはいつでも頼れると思っていた。アーサー氏が蛇に襲われた時は動いてくれた。

頭が真っ白のまま医務室から廊下に出たハリーは途方に暮れました。しかしまだ望みはある。ロンとハーマイオニーがいる。ハリーは再び走り出しました。2人を見つけるとハリーは空いている教室に飛び込んで行ったのでした。

「シリウスがヴォルデモートに捕まった」

そこで2人にこう告げたのでした。

今日の最後に
自分の「魔法薬学」の授業でスネイプはハリーに対しては殊更に厳しく憎しみを込めて接して来ました。それを見てハーマイオニーが「本当に不公平だわ」と言わしめるほどでした。でも今にして思えばそれは「愛の鞭」だった。

私はそう思いますね。確かにスリザリン生たちはスネイプが自分たちの寮の寮監という事で散々な魔法薬を作っても見て見ぬフリをして貰えました。でも結果としてそれは「贔屓の引き倒し」という事になってしまいましたよね。

いくらスネイプが普段の授業でハリーの作った魔法薬のフラスコをわざと落としたり宿題を「D(どん底)」つまり落第と採点してもスネイプはハリーの「魔法薬学」のふくろう試験の結果に介入する事など決してできませんよね。

ハリーがふくろう試験の「魔法薬学」で優秀な成績を収められたのはスネイプが厳しく指導をしたからというわけです。もちろんスネイプにはそんなつもりは一切ありませんでした。そこがとっても面白い所だと私は思いますね。

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