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ダンブルドアもハグリッドもマクゴナガル先生もいなくなってホグワーツにはもはや不死鳥の騎士団のメンバーは1人も残っていないと思っていたら何とスネイプが残っていた!ご親切にもアンブリッジが思い出させてくれたのです。ハリーは必死にシリウスが捕まった事を伝えようとしたのですが・・・(全3項目)

3-1.アンブリッジの部屋に入って来ると
アンブリッジに暖炉から引っ張り出されたハリーはそれを見てうろたえる事となりました。それはハーマイオニーにロンとジニーとルーナに続いてネビルがクラッブに首を絞められ今にも窒息しそうな顔で入って来たからでした。

マルフォイがスネイプを迎えに部屋を出て行くとその場は静まり返りました。聞こえて来るのはロンにジニーとハーマイオニーの3人が抵抗して揉み合う音だけでした。やがてマルフォイがスネイプを連れて戻って来たのでした。

「校長お呼びですか?」

スネイプは揉み合っている2人組たちを全く無関心の表情で見回しながらこう言いました。するとアンブリッジは満面に笑みを浮かべるとスネイプに真実薬をもう一瓶欲しい。なるべく早くお願いしたいとそう言ったのでした。

「最後の一瓶をポッターを尋問するのに持っていかれましたが。まさかあれを全部使ってしまったという事はないでしょうな?三滴で十分だと申し上げたはずですが」

スネイプはアンブリッジを冷静に観察しながらこう答えました。アンブリッジは赤くなって「もう少し調合していただけるわよね?」と言いました。それに対してスネイプは唇を歪めながらこう答えたというわけなんですよね。

「もちろん成熟するまでに満月から満月までを要するので大体1ヵ月で準備できますな」

これを聞いてアンブリッジは「1ヵ月?わたくしは今夜必要なのですよ!たった今ポッターがわたくしの暖炉を使って誰だか知りませんが1人又は複数の人間と連絡していたのを見つけたのです!」と憤慨して喚き散らしました。

するとスネイプは「ほう?」と言ってハリーを振り向き初めて微かな関心を示しました。そして「まあ驚くには当たりませんな。ポッターはこれまでもあまり校則に従う様子を見せた事がありませんので」とそう言ったのでした。

そして抉(えぐ)るようにハリーを見据えたのでした。

3-2.最後の望みの綱
ハリーは怯まずに見返しスネイプが自分の心を読んで理解してくれるように一心に夢で見た事に意識を集中しました。ところがここでアンブリッジがまた邪魔をしました。激高してハリーを尋問したいとスネイプに訴えたのです。

「既に申し上げた通り真実薬の在庫はもうありません。ポッターに毒薬を飲ませたいなら別ですが。また校長がそうなさるなら我輩としてはお気持ちはよく判ると申し上げておきましょう。だがお役には立てませんな」

何故ならばスネイプが言うには「問題は大方の毒薬というものは効き目が早過ぎ飲まされた者は真実を語る間もないという事でして」という事なんだそうです。こう言うとスネイプは一旦逸らした視線をハリーに戻したのでした。

ヴォルデモートが神秘部でシリウスを捕らえた。ヴォルデモートがシリウスを捕らえた。

ハリーは何とかして無言で意思を伝えようとスネイプを見つめ必死で意識を集中して一心不乱に頭の中でこう思い詰めました。しかしここでまたしてもアンブリッジが邪魔をしました。スネイプに対し停職を言い渡したのでした。

「あなたはわざと手伝おうとしないのです!もっとましかと思ったのに。ルシウス・マルフォイがいつもあなたの事をとても高く評価していたのに!さああたくしの部屋から出て行きなさい!」

こう言うアンブリッジにスネイプは皮肉っぽくお辞儀をすると立ち去りかけました。不死鳥の騎士団に対して今何が起っているのかを伝える最後の望みが部屋から出て行こうとしている。スネイプが扉の取っ手を掴んだ時でした。

「あの人がパッドフットを捕まえた!あれが隠されている場所であの人がパッドフットを捕まえた!」

もはやこうなったら言葉でシリウスがヴォルデモートに捕まった事を伝えるしかない!ハリーはそう思って叫びました。アンブリッジはまじまじとハリーを見てそしてスネイプを見ました。そしてスネイプにこう問いかけました。

「パッドフット?パッドフットとは何なの?何が隠されているの?スネイプこいつは何を言っているの?」

スネイプは問いかけて来たアンブリッジではなくハリーのほうを振り返りました。不可解な表情でした。スネイプが判ったのかどうか?ハリーには分りませんでした。しかしアンブリッジの前ではこれ以上話す事などできません。

そしてスネイプは?

3-3.ついに出て行ってしまった!
「さっぱり分りませんな。ポッター我輩に向かってわけの分らん事を喚き散らして欲しい時は君に戯言薬を飲用して貰おう」本当なのか?この場を取り繕うための嘘なのか?さらにスネイプはこう言ったというわけなんですよね。

「それからクラッブ少し手を緩めろ。ロングボトムが窒息死したら散々面倒な書類を作らねばならんからな。しかもお前が求職する時の紹介状にその事を書かねばならなくなるぞ」こう言いスネイプは部屋を出て行ったのでした。

残されたハリーは前よりひどい混乱状態に陥りました。スネイプが最後の頼みの綱だった。そしてアンブリッジを見ると怒りと苛立ちで胸を波打たせハリーと同様に混乱しているようでした。アンブリッジは杖を取り出しました。

「いいでしょう。しかたがない。他に手はない。この件は学校の規律の枠を超えます。魔法省の安全の問題です。そう。そうだわ」

こう言いながらアンブリッジは自分で自分を説得しているようでした。ハリーがこうさせるんです。やりたくはないともアンブリッジは言いました。場合によっては使用が正当化される。アンブリッジがそう言うその手段とは?

「磔の呪いなら舌も緩むでしょう」

しかも夏休み中にハリーの元に吸魂鬼を送り込んだのも自分だとアンブリッジはこの場で告白したのです。誰も彼も何とかハリーを黙らせたいと愚痴るばかりで実際に手を打ったのは自分だけだったとアンブリッジは言うのです。

それを止めたのはハーマイオニーでした。言葉を巧みに操りアンブリッジを城の外に連れ出す事に成功しました。そこにはフィレンツェが「占い学」の教師になって殺気立っているケンタウルスがいたというわけなんですよね。

アンブリッジはケンタウルスの群れに連れ去られて行きました。そしてハリーにロンとハーマイオニーそしてジニーにネビルとルーナの計6人はセストラルに乗ってシリウスを助けにロンドンの魔法省に向かったというわけです。

今日の最後に
「あの人がパッドフットを捕まえた!あれが隠されている場所であの人がパッドフットを捕まえた!」ハリーがこう言って振り返った時スネイプは不可解な表情でした。残念ながらスネイプはこの言葉の意味が理解できなかった。

私はそう思いますね。それは不可解な表情だったからです。何故ならばスネイプは優秀な閉心術士であって開心術士ではない。スネイプは人の考えている事の全てを無言で見抜けるほどには開心術に長けていないというわけです。

でもアンブリッジの部屋を出てから気づいたようですね。(笑)
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