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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーはホグズミードのパブ「三本の箒」に行ってテーブルを囲んでいる3人を見て思わず「君たち何するつもりだい?」と訊いてしまいました。とてつもない組み合わせの3人だったからです。その理由はハーマイオニーが「ハリーに真実を語る機会を作ってあげたい」と思ったからでした。(全3項目)

3-1.超ミスマッチな3人
そんなわけでハリーにハーマイオニーとアンブリッジは最初の授業からいきなり意見が激しく衝突する事態となりました。そんなアンブリッジを激怒させつつもハリーが楽しく観察する機会をハーマイオニーが作ってくれました。

「君たち何するつもりだい?」

2月14日のバレンタインデーにハリーがホグズミードのパブ「三本の箒」に行くと何とハーマイオニーにルーナ・ラブグッドとリータ・スキーターという飲み仲間として到底考えられない3人がテーブルを囲んでいたんですよね。

そのためハリーは思わず3人に「何するつもりだい?」と訊いたというわけです。するとスキーターが「ミス優等生がそれをちょうど話そうとしていた所に君が到着したわけよ」とハリーの問いに答えたというわけなんですよね。

ぶち抜き大見出しは「ポッター告発す」小見出しは「ハリー・ポッター身近に潜伏する死喰い人の名前をすっぱ抜く」そしてハリーの大きな顔写真の下にこう書く。こんな記事が書きたいとばかりにスキーターはこう言いました。

「例のあの人に襲われながらも生き残った心病める十代の少年ハリー・ポッター(15)は昨日魔法界の地位も名誉もある人物たちを死喰い人であると告発し世間を激怒させた」

こう言う時のスキーターの顔は恍惚とした表情でした。しかし険悪な目つきでハーマイオニーを見ると「でも駄目だわね。ミス優等生のお嬢さんがそんな記事はお望みじゃないざんしょ?」とこう言ったというわけなんですよね。

ところが何とハーマイオニーが「実はミス優等生のお嬢さんはまさにそれをお望みなの」と言うではありませんか。そのためにスキーターもハリーも驚いて目を丸くしてハーマイオニーを見ました。しかもそれだけではありません。

そのハリーのインタビュー記事を掲載するのが「ザ・クィブラー」だとハーマイオニーは言うのです。新学期初日にホグワーツ特急でハーマイオニーがクズだと酷評した雑誌です。したがってここにルーナがいるというわけです。

そしてその発売日がやって来ると・・・

3-2.その日の朝のアンブリッジは?
ザ・クィブラー3月号が届いたその朝ハリーは不意を衝かれる事となりました。ルーナが「しわしわ角スノーカック」が最近目撃されたという記事に優先権がありハリーのインタビュー記事はいつ載るか不明だと言ったからです。

そのためハリーは目の前にふくろうが1羽降り立った時にはふくろうが間違えたのだと思って「誰を探してるんだい?」と言って受取人の名前と住所を確認しようとしました。ところがそれはハリーに届いた手紙だったのです。

ハリーは顔をしかめてふくろうから手紙を取ろうとしました。ところがその前に次から次へと別のふくろうが降り立って自分が一番乗りで手紙を届けようとして押し合いへし合いの熾烈な場所取り合戦が繰り広げられたのでした。

ロンがびっくり仰天して「何事だ?」と言いました。他のグリフィンドール生たちもロンと同じ気持ちのようで全員が身を乗り出し見物していました。さらにふくろうはその数を増して行きハーマイオニーがこう言ったのでした。

「ハリー!私何だか判ったわ。これを最初に開けて!」

ハーマイオニーはふくろうの群れの中に両手を突っ込むと長い円筒形の包みを持ったコノハズクを引っ張り出して息を弾ませながらこう言いました。大量に押し寄せるふくろうというこの騒ぎの元がそれだったからなんですよね。

ハリーが茶色の包み紙を破り取ると出て来たのは「ザ・クィブラー」の3月号でした。広げてみると表紙はハリー自身で気恥ずかしげに笑いかけて来ました。その写真を横切って真っ赤な大きな文字でこう書いてあったのでした。

ハリー・ポッターついに語る
「名前を呼んではいけないあの人」の真相-僕がその人の復活を見た夜


いつの間にやらレイブンクローのテーブルからグリフィンドールのテーブルにやって来てフレッドとロンの間に割り込んで座っていたルーナがハリーにこう言ったのでした。ルーナもまたこの大反響がうれしかったんでしょうね。

「いいでしょう?昨日出たんだよ。パパに一部無料であんたに送るように頼んだんだもン。きっとこれ読者からの手紙だよ」

するとハーマイオニーが「そうだと思ったわ」と言いハリーに開けて構わないかと訊いて来ました。ハリーは「自由に開けてよ」と言って手紙の開封を許可しました。大半はハリーの言う事など信じないという論調の内容でした。

でも中にはハリーの主張を信じる。あるいはヴォルデモートの復活が真実である事を受け入れるしかないという内容の手紙も含まれていました。すると背後から少女っぽい甘ったるい作り声で「何事なの?」と誰かが言いました。

「どうしてこんなに沢山手紙が来たのですか?ミスター・ポッター?」

こう訊いて来たのはアンブリッジでした。

3-3.禁止をしたら
ハリーは迷いましたが自分のした事が隠し遂せるはずはないと思いました。アンブリッジが「ザ・クィブラー」に自分のインタビュー記事が載った事に気がつくのは時間の問題だ。そこでハリーはこう答えたというわけですよね。

「僕がインタビューを受けたのでみんなが手紙をくれたんです。6月に僕の身に起こった事についてのインタビューです」

するとアンブリッジは殊更に細く甲高い声で「インタビュー?どういう意味ですか?」と訊いて来ました。ハリーは「つまり記者が僕に質問して僕がそれに答えました。これです」と言うとザ・クィブラーを放り投げたのでした。

声を少し震わせながら「いつこれを?」と訊くアンブリッジにハリーは「この前の週末ホグズミードに行った時です」と答えました。アンブリッジは激昂して手に持ったザ・クィブラーをわなわなと震わせながらこう言いました。

「ミスター・ポッター。あなたにはもうホグズミード行きはないものと思いなさい。よくもこんな。どうしてこんな。あなたには嘘をつかないよう何度も何度も教え込もうとしました」

アンブリッジはさらにハリーに「その教訓がどうやらまだ浸透していないようですね」と言いグリフィンドールから50点を減点しました。加えてハリーに1週間の罰則を科しました。そして翌日には新しい教育令を発布しました。

「ザ・クィブラー」を所持している生徒は退学処分にするという教育令でした。寮の掲示板だけでなく廊下にも教室にも張り出されました。ところが何故だかハーマイオニーはその告知を見る毎にうれしそうに笑ったんですよね。

「学校中が1人残らずあなたのインタビューを確実に読むようにするためにアンブリッジができる事はただ1つ。禁止する事よ」

ハリーが「一体何でそんなにうれしそうなんだい?」と訊くとハーマイオニーはこう答えました。そして何とそれは図星でした。ハリーのインタビュー記事はあらゆる所で話題になってハリーの耳にもそれが飛び込んで来ました。

アンブリッジは学校中をのし歩きザ・クィブラーを探し回りました。しかし全ての生徒が既に対策済みで見つけられる者など1人もいませんでした。そしてハーマイオニーの目論見通りになり生徒全員が読んでしまったようです。

今日の最後に
ハーマイオニーが「ザ・クィブラー」にハリーのインタビュー記事を掲載させようと思い立ったのはクリスマス休暇明けにアズカバンから何と10人もの死喰い人が集団脱走したという「日刊予言者新聞」の記事がきっかけでした。

その記事にはシリウスが脱走の手引きをしたと書かれていました。しかしシリウスがアズカバンを脱獄してから2年以上の歳月が経っていて多くの生徒がそれを疑問に感じていました。そこでハーマイオニーは決心をしました。

ハリーに真実を語る機会を作ってあげたい。しかし「日刊予言者新聞」には魔法大臣コーネリウス・ファッジの圧力がかかっていて到底無理なのでハーマイオニーは忍び難きを忍んでルーナに依頼をしたというわけなんですよね。

若干16才のハーマイオニーにその後の行動を見透かされている役所の高級官僚のアンブリッジを見て私は失笑をしてしまいました。だからこの場面が好きですね。(笑)

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