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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

3年生の学期末に「叫びの屋敷」で会って誤解が解け一転してハリーにとってシリウスはかけがえのない存在になりました。そして夏休みにハリーが出した手紙を読んでシリウスは帰国すると言って来ました。もし捕まって再びアズカバンに逆戻りになったらとハリーは心配したのですが・・・(全3項目)

3-1.シリウスに手紙を
仰向けに横たわったままハリーはまるで疾走して来た後のように荒い息をしていました。生々しい夢で目が覚めて今しがた白熱した針金を押しつけられたかのように額の稲妻形の傷痕に痛みが走ったからというわけなんですよね。

学校に戻るまでにまだ2週間ありました。ハリーは誕生祝いカードに目を止めるとロンとハーマイオニーに「傷痕が痛んだ」と手紙を書いたら何と言って来るだろうと想像を巡らせました。そしてもう1人はダンブルドアでした。

ハリーは自分でそうだと認めるのは恥ずかしかったのですが本当は父親や母親のような人が欲しいと思いました。大人の魔法使いで「こんな馬鹿な事を」と思わずに相談できるか心配してくれる誰かが欲しいとそう思いました。

するとふっと答えが思い浮かびました。こんな簡単で明白な事を思いつくのにこんなにも時間がかかるなんてとハリーは思いました。シリウスだ。何故最初からシリウスを思い浮かべなかったんだろうとハリーはそう思いました。

それはほんの2ヵ月前まではシリウスは自分の両親ポッター夫妻を裏切り「秘密の守人」になってヴォルデモートに2人の居場所を教えた人物さらには1人の魔法使いもろとも12人のマグルを殺害した殺人鬼だったと思っていた。

ところがシリウスは無実でした。実際にハリーの両親を裏切り「秘密の守人」になってヴォルデモートに2人の居場所を教えたのはシリウスに殺害されたと思われていたピーター・ペティグリューだったというわけなんですよね。

プリベット通り4番地に戻ってからハリーはシリウスの手紙を2通受け取りました。その手紙はベッド下の床板の緩くなった所に隠してあります。2通とも元気そうで必要な時にはいつでも連絡するようにと念押しされていました。

そこでハリーは額の傷痕が痛んだ事を手紙に書いてヘドウィグに持たせたというわけなんですよね。

3-2.北に向かって飛び発つつもりだ
こうしてハリーは初めてシリウスに手紙を出しました。ところが待てど暮らせど一向にシリウスから返事の手紙が来ないのです。そしてようやく返事の手紙が届いたのは学期が始まって最初の木曜日の夜の事だったんですよね。

それは夕食を終えてハリーたち3人が談話室にいる時でした。トントンと軽く窓を叩く音がして見てみるとそこにヘドウィグがいたのでハリーは「ヘドウィグ!」と叫ぶように名を呼び椅子から飛び出して窓に駆け寄りました。

ヘドウィグは談話室に入るとテーブルに置かれたハリーの「占い学」の宿題の上に舞い降りました。ハリーは「待ってたよ!」と言いながら急いでヘドウィグの後を追いました。ロンも興奮して「返事を持ってる」と言いました。

ところがその手紙の内容が問題でした。手紙の冒頭には「すぐに北に向けて飛び発つつもりだ」と書かれてありました。ハーマイオニーもそこに注目して「帰って来るってこと?」とハリーとロンに問いかけたというわけです。

それを読んでハリーは激しく後悔する事になりました。ハリーが「シリウスに言うべきじゃなかった!」と言うとロンは驚いて「何を言い出すんだ!」と言葉を返しました。それにハリーはこう答えたというわけなんですよね。

「手紙のせいでシリウスは帰らなくっちゃならないって思ったんだ!戻って来るんだ。僕が危ないと思って!僕は何でもないのに」

ハリーは翌朝まだ薄暗い内に起き出し「こちらに戻って来るのは無駄です。何も問題はありません」と書いて折り返しシリウスに帰って来なくていいという旨の手紙をヘドウィグに持たせました。でもシリウスは帰って来ました。

ヘドウィグがシリウスの手紙を持って戻って来たのは10月30日でした。その手紙には「無理するな。私はもう帰国してちゃんと隠れている。ホグワーツで起こっている事は全て知らせて欲しい」などとそう書かれていたのでした。

私の事は心配せず自分の事だけ注意していなさいとも書かれていました。心配事が増えたのか減ったのか分りませんでした。ただいい事はシリウスが身近にいると思うと心強いという事です。そしてそれが本当に良かったのです。

今年度ホグワーツでは百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事になりました。ところが「17才以上」という年齢制限が設けられたというのに何故か14才のハリーがそれも4人目の代表選手になってしまいました。

ハリーはハーマイオニーに強く勧められてシリウスに手紙でその事を知らせました。シリウスはとある魔法使いの家に忍び込んで談話室の暖炉から顔を出して色々とハリーに警告をしてくれました。シリウスと会って話ができる。

それがハリーの心の支えになったんですよね。

3-3.私は現場にいたいのだ
これ以降シリウスとハリーは手紙のやり取りをするようになりました。それならば一体全体シリウスはどこに隠れているのか?ハリーたち3人は翌年の2月に届いた手紙がきっかけでシリウスの隠れ家に行く事になったんですよね。

シリウスの隠れ家はホグズミードから程近い山中にありました。ロンは「まさかホグズミードに帰って来たんじゃないだろうな?」と驚きましたがホグズミードにはもう吸魂鬼がわんさといるわけではないので大丈夫のようです。

「シリウスおじさん。どうしてこんな所にいるの?」

ハリーがこう訊くとシリウスは「名付け親としての役目を果たしている。私の事は心配しなくていい。愛すべき野良犬のふりをしているから」とこう答えたのでした。しかしハリーの心配そうな表情を見てこうも言ったのでした。

「私は現場にいたいのだ。君が最後にくれた手紙。そうますますきな臭くなっているとだけ言っておこう。誰かが新聞を捨てるたびに拾っていたのだがどうやら心配しているのは私だけではないようだ」

こう言うとシリウスは黄色く変色した「日刊予言者新聞」を顎で指しました。シリウスが心配していたのは三校対抗試合の審査員に選ばれたのにも関わらずホグワーツに姿を見せなくなったバーテミウス・クラウチ氏の事でした。

それでもなおハリーはシリウスを見つめ続け「捕まったらどうするの?姿を見られたら?」と訊きました。それに対してシリウスは私が「動物もどき」だと知っているのはハリーたち3人とダンブルドアだけだと答えたのでした。

「ほとんどネズミばかり食べて生きていた。ホグズミードからあまり沢山食べ物を盗むわけにもいかない。注意を引く事になるからね」

今回シリウスが手紙に「食べ物を持てるだけ持って来てくれ」と書いてハリーたちに隠れ家に来させたのはこういう事情からだったというわけです。それ以来ハリーは毎日欠かさずシリウスに食べ物を送るようになったのでした。

今日の最後に
この後ハリーは「占い学」の授業中に額の傷痕に激痛が走ってシリウスのアドバイスに従い校長室にダンブルドアに会いに行きました。そしてダンブルドアもシリウスと連絡を取っていたとそう聞かされる事になったんですよね。

そして一番安全な隠れ場所としてあの山中の隠れ家を勧めたのも自分だとダンブルドアから知らされたというわけです。ハリーが最初にシリウスに手紙を出した時には返事の手紙を貰うのにおよそ2週間もかかってしまいました。

でもダンブルドアは不死鳥のフォークスをペットに飼っていますよね。私が思うには不死鳥ならふくろうと違い遠い所にも瞬時に手紙が届けられる。だからダンブルドアは夏休み中もシリウスと頻繁に手紙のやり取りをしていた。

シリウスはハリーの額の傷痕の事もダンブルドアから聞いていた。だからハリーから額の傷痕に痛みが走ったと手紙が届き「これは帰らなくては!」と考えたんだと思います。何せ大事な大事なハリーの事だからというわけです。

そういう事だったんでしょうね。

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