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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

さて!好きになった人の事はとことん好きになるのがハリーとシリウスの共通した性格という事で今週はそんなハリーが最初に好きになった「この人」を取り上げてみる事にしました。ハリーがこのチョウ・チャンと初めて会ったのはこれも初対戦のクィディッチのレイブンクロー戦の時でした。(全3項目)

3-1.出会い
ハリーはホグワーツに入学して2週目の木曜日に行なわれた初めての飛行訓練授業でマクゴナガル先生に見出されてグリフィンドール・チームのシーカーに抜擢されました。それ以来ハリーは寮の代表チームのメンバーでした。

しかし1年生の時は何故か対レイブンクロー戦は学期末試験終了後に行われハリーは意識不明で病棟のベッドに横たわっていたので欠場という事になってしまいました。何でもグリフィンドールは大敗北を期したんだそうです。

翌年は例のマグル生まれの生徒が次々と襲われて石にされる「秘密の部屋」事件の余波でクィディッチはシーズン途中で中止になってグリフィンドール対レイブンクロー戦は行なわれずハリーは出場の機会に恵まれませんでした。

そんな事だったのでハリーが対レイブンクロー戦に初出場したのは3年生の時という事になりました。ピッチに出るとレイブンクロー・チームはブルーのユニフォームを着て既にもうピッチの真ん中で待ち受けていたのでした。

シーカーのチョウ・チャンが唯一の女性でした。ハリーより頭1つ小柄な人でした。ハリーは緊張していたのにチョウ・チャンがとても可愛い事に気づかないわけにはいきませんでした。キャプテンを先頭に選手が並んだ時です。

チョウ・チャンがハリーに向かって笑いかけて来ました。その途端ハリーの胃のあたりが微かに震えました。これは試合による緊張とは無関係だとハリーは思いました。つまりこの瞬間ハリーはチョウ・チャンを見初めたのです。

この日はハリーがクリスマスに貰ったファイアボルトのデビュー戦でもありました。しかしチョウも負けてはいません。すぐ後ろについてたびたびハリーの進路を塞ぐように横切り方向を変えさせました。確かに飛行の名手です。

でもやはりファイアボルトには勝てませんでした。結局この試合はハリーがスニッチを取ってグリフィンドールが「230対50」で勝利を収めたというわけなんですよね。

3-2.クリスマス・ダンスパーティに
こうして初めてのレイブンクロー戦でチョウの事を好きになったハリーだったのですが翌年度に思わぬ形でチョウをクリスマス・ダンスパーティに誘わなくてはならないという状況に追い込まれる事になってしまったんですよね。

例によって例の如く4年生の時にもハリーの元には「17才以上」という年齢制限が設けられたのにも関わらず百年以上ぶりに開催された三大魔法学校対抗試合のそれも何と4人目の代表選手というトラブルが飛び込んで来ました。

それは「第1の課題」をクリアしてハリーがホッと一息ついていた時でした。授業終了後にマクゴナガル先生がハリーを呼び止めクリスマスに行なわれるダンスパーティに必ずパートナーを連れて来いと命じられてしまいました。

代表選手はクリスマス・ダンスパーティの冒頭で踊る事が伝統となっている。そのためマクゴナガル先生はハリーにするべき事をするため必ずクリスマス・ダンスパーティにパートナーを連れて来いとそう言ったというわけです。

ロンに「誰か誘いたい子がいるかい?」と訊かれてもハリーは答えませんでした。誘うのならチョウしかいない。チョウはハリーより1年上なんですよね。とても可愛いしクィディッチのいい選手なのでとても人気があるのです。

「いいか。君は苦労しない。代表選手じゃないか。ハンガリー・ホーンテールもやっつけたばかりだ。みんな行列して君と行きたがるよ」

誘いたい女の子がいるのかと訊いて答えが返って来なくてもロンはハリーの頭の中で何が起っているのかを判っているようでした。だからハリーにこう言ったのです。そして何とロンの言う通りの展開が待ち受けていたのでした。

翌日からハリーの元にはハッフルパフの一度も話した事のない3年生の女の子を皮切りに続々と申し込みが入りました。きっとこれらの女の子たちは自分が代表選手だから申し込んで来たのだろうとハリーはそう思ったのでした。

でももしチョウが申し込んで来たら自分はそんな事を気にするのだろうかとハリーは思いました。しかしハリーはなかなか勇気が出ずチョウに申し込まない内にクリスマス休暇が近づいて来ました。そこでロンがこう言いました。

「今夜談話室に戻る時には我々は2人ともパートナーを獲得している。いいな?」

それは明日から休暇に入るという金曜日の朝の事でした。

3-3.ようやく誘ったものの
しかしその日休憩時間や昼食時間にさらには「魔法史」の教室に行く途中でも見かけましたがチョウはいつ見ても友達に囲まれていました。一体全体チョウは1人でどこかに行く事などあるのだろうかとハリーはそう思いました。

トイレに入る直前を待ち伏せしてはどうか?ところがチョウはトイレに行く時でさえ4人か5人の女の子と連れ立っていました。こうなったらチョウに「2人だけで話したい」と言うしかない。ハリーはそう決意するに至りました。

「あの。チョウ?ちょっと2人だけで話せる?」

思ったよりも早くチョウは見つかりました。ハリーが見つけた時チョウは「闇の魔術に対する防衛術」の教室から出て来る所でした。そこでハリーはチョウにこう声をかけたのでした。一緒だった女の子たちは笑い始めました。

しかしチョウは笑いませんでした。そして「いいわよ」と言ってその女の子たちの声が聞こえない所まで従いて来てくれました。チョウのほうに向き直ると階段を下りる時に一段踏み外したようにハリーの胃が奇妙に揺れました。

「僕ダンパティいたい?」

「何かしら?」という顔でハリーを見ていたチョウでしたがハリーがこう言ったので「え?」と訊き返して来ました。舌がまだ十分整わない内に話してしまったのでこんな風になってしまったのです。そこで言い直したのでした。

「良かったら。良かったら。僕とダンスパーティに行かない?」

こう言いながらハリーは赤くなりました。ところがチョウもまた「まあ!」と言いながら赤くなりました。そして本当に残念そうな顔をしました。君と一緒にクリスマス・ダンスパーティに行きたい。チョウの返事はこうでした。

「まあハリー。本当にごめんなさい。もう他の人と行くって言ってしまったの」

意気消沈してハリーは「そう。オッケー。それならいいんだ」と言いました。それを聞いてチョウは「本当にごめんなさい」と再び謝って来ました。ハリーはそれに「いいんだ」と答えました。2人は暫く見つめ合っていました。

チョウは顔を赤くしたまま「それじゃ。さよなら」と言うと歩き始めました。ハリーは思わず「誰と行くの?」と訊いてしまいました。チョウは躊躇しながら「セドリック・ディゴリーよ」とそう答えたというわけなんですよね。

今日の最後に
改めてこの場面を振り返ってみると「もう心底じれったい!」の一言に尽きますよね。ハリーは何せ魔法界では知らない人がいないという超有名人なのでジニーなどはホグワーツに入学する前からハリーが好きだったんですよね。

他にも態度や口にはっきり出して来る人もいれば密かに思いを寄せている人もいます。つまりチョウの場合は後者の密かに思いを寄せているほうですね。試合の時の笑顔はさしずめ「やっと会えた!」という事だったんでしょう。

チョウの場合は学年が1つ上なのでハリーが入学して来る年には「ついに入って来る!」と楽しみにしていた可能性もあります。もしそうだったら初めて試合でハリーに会えた時にはさぞやそれはそれはうれしかったでしょうね。

こうして今回は両思いだというのにハリーとチョウはものの見事にすれ違ってしまったというわけなんですよね。

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