シビル・トレローニー先生の予言~どう実現するに至ったのか?(8)(シリーズ最終回)

ヴォルデモートを真に滅ぼすためには全ての分霊箱を破壊しなければならない。ハリーはアルバス・ダンブルドアの遺志を継いでロンとハーマイオニーと共にヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出たのでした。そしてホグワーツの大広間で最後の対決に臨んだのでした。(全3項目)

3-1.分霊箱を探す旅に
こうしてハリーはホグワーツに入ってから7年目の最終学年の年度は学校には戻らずヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出る事にしたのでした。そしてロンとハーマイオニーの2人もハリーに同行する事になったというわけです。

そんなハリーたち3人だったのですがヴォルデモートの分霊箱探しは1つ目は比較的早く発見する事ができました。3人が隠れ家として入ったロンドンのグリモールド・プレイス12番地で発見のきっかけを掴む事ができたのでした。

ハリーとダンブルドアが海辺の洞窟に取りに行った分霊箱は何と偽物でした。そこには「R.A.B」というイニシャルの人物のメモ書きが入っていました。その人物こそがシリウスの弟レギュラス・ブラックだと判明したのでした。

その分霊箱は屋敷しもべ妖精のクリーチャーが持ち帰り驚く事に12番地にありました。それをマンダンガス・フレッチャーが持ち去り最終的にはドローレス・アンブリッジの手に渡っていました。3人は魔法省に乗り込みました。

しかし2つ目はなかなか見つかりませんでした。そうこうしている内に分霊箱を破壊できるのは「グリフィンドールの剣」と判り分霊箱に加え探し物がまた1つ増えてしまったのです。そのためロンが2人から離れてしまいました。

でもロンは戻って来ました。ダンブルドアが遺言でロンに譲渡した「灯消しライター」がロンをハリーとハーマイオニーのいるグロスター州のディーンの森に導いてくれました。しかもそこにグリフィンドールの剣もありました。

ハリーはロンと再会できたその上に最初に見つけた分霊箱を破壊でき一挙両得という事になりました。そして思わぬ形で分霊箱のヘルガ・ハッフルパフの金のカップがグリンゴッツのレストレンジ家の金庫にある事が判りました。

ハリーたち3人はハリーが禁句の「ヴォルデモート」を口にしてしまい狼人間のフェンリール・グレイバック率いる人さらい一味に捕まってマルフォイの館に連行されました。そこにベラトリックス・レストレンジが現れました。

ハリーはグリフィンドールの剣を見てハリーたちがグリンゴッツの自分の金庫に侵入したと思い込み血相を変えたベラトリックスを見て分霊箱の1つがレストレンジ家の金庫に隠してあるとそう見抜いたというわけなんですよね。

ハリーたち3人は人さらい一味に捕まった際に一緒になった小鬼のグリップフックに手伝って貰ってグリンゴッツのレストレンジ家の金庫を破りました。こうして2つ目の分霊箱を獲得した事で一気に道が開けて来たんですよね。

3-2.最後の隠し場所
ハリーたち3人がグリンゴッツの金庫破りをした事で3人が分霊箱を追い求めている事をついにヴォルデモートが知る所となりました。ヴォルデモートが脳裏に思い浮かべる事で最後の隠し場所が「ホグワーツ」だと判ったのです。

ダンブルドアの推測通り蛇のナギニが分霊箱だという事も同時に判明しました。ヴォルデモートは分霊箱が今もちゃんと保管されているかどうかを確かめるためにマルフォイの館を出て行きました。もちろんナギニも一緒でした。

一刻も早くホグワーツに入らなくてはならない。ヴォルデモートが別の場所に移し替えてしまったりしたら見つける事が極めて困難になるからです。ハリーはハーマイオニーの反対を押し切ってホグズミードに向かったのでした。

しかし案の定という感じで死喰い人たちが待ち構えていました。死喰い人たちは吸魂鬼を仕掛けて来ました。ハリーが守護霊を出し連中に居場所を知られてしまいました。ところがそこに助け舟が入りハリーたちは救われました。

3人を助けたのは「ホッグズ・ヘッド」の店主でダンブルドアの弟のアバーフォースでした。そして何とそこから新たな秘密の抜け穴ができていてハリーたちはヴォルデモートより先にホグワーツ入りをする事ができたのでした。

ハリーたちはスネイプ校長にも気づかれずにホグワーツに入る事ができました。しかし闇雲に無鉄砲にホグワーツに入って来てしまったためにヴォルデモートの分霊箱がどこに隠されているのかも一体何なのかも全く分りません。

ネビルに出迎えられ3人が到着したのは「必要の部屋」でした。最初にここに逃げ込んだのがネビルだったのです。そこにはかつてダンブルドア軍団のメンバーだった生徒たちが大勢逃げ込んで来ていたというわけなんですよね。

ネビルがここに1日半ぐらい隠れていたら凄くお腹が空いて「何か食べる物が欲しい」と願ったんだそうです。ホッグズ・ヘッドへの通路が開いたのはその時だったのだそうです。したがって「忍びの地図」には載っていない。

ところが何と驚くべき事にヴォルデモートはこの「必要の部屋」に分霊箱を隠していました。ハリーたち3人は分霊箱を探し始めましたが邪魔が入りました。それはドラコ・マルフォイにクラッブとゴイルの3人だったのでした。

しかし結果としては3人の乱入が「災い転じて福と成す」という事になりました。ヴォルデモートが必要の部屋に隠した分霊箱はレイブンクローの失われた髪飾りでした。クラッブの放った「悪霊の火」で破壊されたのでした。

残る分霊箱は蛇のナギニのみになった。

そう思っていたら・・・

3-3.最後の対決
ヴォルデモートはその蛇のナギニと一緒に「叫びの屋敷」にいました。ハリーたちは行きました。しかしどうやって破壊すればいいのか皆目見当がつきません。するとその場に姿を現わしたのがセブルス・スネイプその人でした。

ヴォルデモートはニワトコの杖が約束された威力を発揮しないのは自分が真の持ち主ではないからだ。お前がアルバス・ダンブルドアを殺害した。だからお前がニワトコの杖の真の持ち主だと言ってスネイプを殺害したのでした。

ハリーは「透明マント」を脱いでスネイプに歩み寄って行きました。そんなハリーにスネイプは記憶を差し出しました。校長室に行きハリーは「憂いの篩」でその命と引き換えにスネイプが差し出した記憶を見たというわけです。

そこでハリーは知ってしまったのです。ハリーが蛇語を解し話す事ができるのは1才3ヵ月の時にヴォルデモートがハリーを亡き者にしようとした際に魂が砕けて付着したからだ。何とハリー自身がヴォルデモートの分霊箱だった。

ハリーはヴォルデモートに殺害されるために「禁じられた森」に向かいました。ヴォルデモートはハリーに向けて「死の呪文」を放ちました。しかし1才3ヵ月の時と同様にハリーは「死の呪文」で撃たれても死にませんでした。

母リリーの護りの魔法がハリーを死なせなかったのです。ハリーは地面に横たわって死んだふりをしていました。ハリーの死を確かめに来たのはナルシッサ・マルフォイでした。ナルシッサは「死んでいます」と嘘をつきました。

ナルシッサは息子ドラコを探すためには勝利軍としてホグワーツ城に入るしかない。自分にとってはヴォルデモートが勝とうが負けようがどうでもいいとそう考えていたのです。しかしそんな予想に反して戦いは再開されました。

蛇のナギニはネビルがやっつけました。ヴォルデモートがネビルの頭に被せた組分け帽子からグリフィンドールの剣が出て来てネビルは一刀両断ナギニの首を切り落としました。森に行く前ハリーがネビルに頼んでおいたのです。

そして大広間でハリーとヴォルデモートの最後の対決という事になりました。ヴォルデモートが「アバダケダブラ」と叫ぶと同時にハリーが「エクスペリアームス」と叫んでいました。死の呪文は放った本人に撥ね返りました。

こうしてハリーはヴォルデモートに勝利しトレローニー先生の予言通りになったというわけなんですよね。

最後に
こうしてトレローニー先生の予言通りになって闇の帝王ことヴォルデモートは召使いのワームテールことピーター・ペティグリューの手を借りて蘇りました。さらには7月31日に生まれたハリーによって倒されたというわけです。

その2つの予言のいずれにもハリーは深く関わっていました。ハリーがシリウスとルーピンの双方に殺害しては駄目だ。こいつにこそアズカバンがふさわしいと言ってペティグリューを助けなければ予言は実現しませんでした。

そしてハリーがヴォルデモートを倒してトレローニー先生の最初の予言を現実の事としました。ハリーは確かにヴォルデモートの知らない力を持っていました。その力のために「死の呪文」は放った本人に撥ね返ったんですよね。

その力によってハリーは最後の戦いに勝利しヴォルデモートを倒したというわけなんですよね。
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