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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

実は自分はダンブルドアの事をほとんど知らなかった。ハリーは「日刊予言者新聞」に寄稿されたエルファイアス・ドージ氏の追悼文を読んでそう気づかされたのでした。そのためダンブルドアを失った悲しい気持ちに恥じ入る気持ちが混じる事となりました。ところがその日届いた予言者新聞には・・・(全3項目)

3-1.相次いだ悲劇
アルバスと共にホグワーツを卒業した時エルファイアス氏はその頃の伝統だった卒業世界旅行に一緒に出かける予定だったんだそうです。海外の魔法使いたちを訪ねて見聞を広める。その後に各々の人生を歩み出すのだそうです。

ところが旅行に出かける前夜に悲劇が起ってしまったんだそうです。アルバスの母ケンドラが亡くなりアルバスは家長にして家族唯一の稼ぎ手になってしまいました。エルファイアス氏は出発を延ばして葬儀に出席したそうです。

弟と妹の面倒を見なければならず残された遺産も少なくアルバスは到底エルファイアス氏と世界旅行に出かける事などできなくなっていたのだそうです。それから暫くの間は2人の人生で最も接触の少ない時期となったそうです。

今にして思えばエルファイアス氏は無神経にもギリシャで危うくキメラから逃れた事やエジプトでの錬金術師の実験に至るまで旅先の驚くべき出来事を書き送ったんだそうです。アルバスからの手紙には日常的な事は皆無でした。

あれだけの秀才の事だから毎日が味気なく焦燥感に駆られていたのではとエルファイアス氏は推察していたのだそうです。しかもそれから約1年の後にダンブルドア一家をまたもや悲劇が襲ったという報せが入ったんだそうです。

それは妹のアリアナの死でした。アリアナは長く病弱だった。とはいえ母親の死に引き続くこの痛手は2人の兄弟に深刻な影響を与えたのだそうです。近しい者は誰もが皆アルバスに一生消えない傷痕を残したと考えたそうです。

帰国後に会ったアルバスは年齢以上の辛酸を舐めた人間になっていたんだそうです。以前と比べると感情を表に出さず快活さも薄れていたのだそうです。アルバスをさらに惨めにしたのはアバーフォースと仲違いをした事でした。

その後2人の関係は修復して親しいとは言えないまでも気心の通じ合う関係に戻ったんだそうです。しかしながらアルバスはそれ以降は母親やアリアナの事をほとんど語らなくなり友人たちもその事を口にしないようになった。

そしてその後のアルバス・ダンブルドアは?

3-2.エルファイアス氏の追悼文を読み終えて
エルファイアス氏によればダンブルドアのその後の顕著な功績については自分がここに書かずとも他の人たちが書き記すだろうとの事でした。魔法界の知識を豊かにしたダンブルドアの貢献は数え切れないとの事なんだそうです。

例えばドラゴンの血液の12の利用法はこの先何世代にも渡って役立つだろうしウィゼンガモット最高裁の主席魔法戦士として下した数多くの名判決に見る叡智もまた然りなんだそうです。でもダンブルドアの最大業績と云えば?

1945年のダンブルドアとグリンデルバルドの決闘を凌ぐものはないと言われているのだそうです。この決闘の目撃者たちは傑出した2人の魔法使いの戦いが見る者をいかに畏怖せしめたかにつき書き残しているとの事だそうです。

ダンブルドアの勝利とその結果魔法界に訪れた歴史的な転換の重要性は国際機密保持法の制定もしくはヴォルデモートの凋落に匹敵するものと考えられているんだそうです。アルバス・ダンブルドアは決して誇らず驕らなかった。

傍目にはどんなに取るに足りない者や見下げ果てた者にさえも何かしら優れた価値を見出した。それは若くして身内を失った事が大いなる人間味と思いやりの心を与えたのだと思うとエルファイアス氏はそのように書いています。

アルバスという友を失った事はエルファイアス氏にとって言葉に尽くせないほどの悲しみなのだそうです。しかしエルファイアス氏個人の喪失感は魔法界の失ったものに比べれば何ほどのものではないとも書いているんですよね。

ダンブルドアがホグワーツの歴代校長の中でも最も啓発力に富み敬愛されていた事は疑いの余地がないのだそうです。ダンブルドアの生き方はそのままダンブルドアの死に方でもあった。常により大きな善のために力を尽くした。

文章の締め括りにエルファイアス氏は「最後の瞬間まで私が初めて彼に出会ったあの日のように龍痘の少年に喜んで手を差し伸べたアルバス・ダンブルドアそのままであった」とそう綴って追悼文を書き終えていたんですよね。

ハリーは読み終わったその後も追悼文に添えられた写真を見つめ続けていました。ダンブルドアはいつものあの優しい微笑みを浮かべていました。でも新聞の写真でさえも自分の気持ちを透視しているかのように感じられました。

ハリーの今の悲しみには恥じ入る気持ちが混じっていました。それはハリーはダンブルドアの事をよく知っているつもりだったのにエルファイアス氏の追悼文を読み実はほとんど何も知らない事に気づかされたからだったのです。

ダンブルドアの子供の頃や青年時代などハリーは一度も想像した事がありませんでした。最初からハリーの知っている姿で出現した人のような気がしていました。つまりは人格者で銀色の髪の高齢のダンブルドアというわけです。

十代のダンブルドアなんてちぐはぐだ。愚かなハーマイオニーとか人懐っこい「尻尾爆発スクリュート」を想像するのと同じくらいおかしい。ハリーは今だかつてダンブルドアの過去を聞こうとした事は一度もありませんでした。

聞くのは何だかおかしいしむしろ無遠慮だと思ったのです。しかしダンブルドアが臨んだグリンデルバルドとのあの伝説の決闘なら誰でも知っている事でした。それなのにハリーは決闘の様子を全く聞こうとも思いませんでした。

その他の有名な功績についても一切聞こうとは思いませんでした。何故なら2人はいつもハリーの事を話していたのです。ハリーの過去。ハリーの未来。ハリーの計画。ハリーの未来は確かに危険極まりなく不確実なものでした。

それでも今にして思えばダンブルドアについてもっと色々聞いておかなかったのは取り返しのつかない機会を逃がした事になる。もっともハリーは一度だけなんですがダンブルドアに個人的な質問をした事があったんですよね。

「先生ならこの鏡で何が見えるんですか?」
「わしかね?厚手のウールの靴下を一足。手に持っておるのが見える」

暫く考えに耽った後ハリーはエルファイアス・ドージ氏の追悼文を破り取ってきちんと畳み「実践的防衛術と闇の魔術に対するその使用法」の第1巻の中に挟み込みました。それから破った後の新聞をゴミの山に放り投げました。

3-3.その日の「日刊予言者新聞」には
ところがその日ハリーの元に届けられた「日刊予言者新聞」には一面の下半分を使って悩ましげな表情のダンブルドアが大股で歩いている写真が掲載されていたのです。そしてその上には小さめにこんな見出しがついていました。

ダンブルドアーついに真相が?

さらにその下には「同世代で最も偉大と称された天才魔法使いの欠陥を暴く衝撃の物語いよいよ来週発売」という文章が添えられていました。いわゆる暴露本というわけです。その筆者はリータ・スキーターその人だったのです。

銀の鬚を蓄えた静かな賢人ダンブルドアのその親しまれたイメージの仮面を剥ぎ精神不安定な子供時代を暴く。法を無視した青年時代に生涯に渡る不和。そして墓場まで持ち去った秘密の罪。魔法大臣になるとまで目されていた。

その魔法使いが単なる校長に甘んじていたのは何ゆえなのか?秘密組織「不死鳥の騎士団」の真の目的は何だったのか?ダンブルドアはどのように最期を迎えたのか?これらの疑問に答えたその上に様々な謎に迫るのだそうです。

本の題名は「アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」というんだそうです。インタビュー記事が13面に載っているそうでハリーは乱暴に紙面をめくって見ました。そこには見慣れたあの顔の写真がありました。

自分の書いた本を宣伝してくれるという事で写真のリータ・スキーターは愛想を振り撒いていました。吐き気を催すようなその写真を必死に無視しながらハリーはその記事を読みました。比較的好意的な取り上げ方の内容でした。

辛辣な羽根ペン使いで有名な印象とは違い会ってみるとずっと温かく人当たりの良い人物だったんだそうです。居心地のよさそうな自宅の玄関で出迎えられ案内されるままにキッチンに入ると紅茶とパウンド・ケーキが出て来た。

「そりゃあもちろんダンブルドアは伝記作家にとっての夢ざんすわ。あれだけの長い中身の濃い人生ざんすもの。あたくしの著書を皮切りにもっともっと多くの伝記が出るざんしょうよ」

リータ・スキーターは今回書いたダンブルドアの本についてこう語ったのだそうです。つまり一番乗りというわけなんですよね。

今日の最後に
ハリーは「日刊予言者新聞」に寄稿されたエルファイアス・ドージ氏の追悼文を読んで知っているつもりだったダンブルドアの事を実はほとんど何も知らない事に気づかされてしまって恥じ入る気持ちにさせられたんだそうです。

でもそれは追悼文を書いたのが何せ同学年でホグワーツで学んだ7年間を共に過したエルファイアス・ドージ氏なんですから当然と云えば当然の事でしょうね。エルファイアス氏がハリーより詳しく知っているのは当たり前です。

ところがエルファイアス氏も極めて残念な事にアルバス・ダンブルドアの事なら何でも知っているというわけではありませんでした。それがために後にエルファイアス氏も衝撃を受ける事になってしまうというわけなんですよね。

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