FC2ブログ

ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

有名なハリー・ポッターに対してまだ生きている親族の中では一番近いこの一家があまりにも冷淡な事に魔法界の人々はショックを受けるようです。ところが永遠の別れの時に際してハリーはダドリーにひどく驚かされる事になったのでした。ダドリーが最後に取った行動とは?(全3項目)

3-1.動かぬダドリー
ダーズリー一家と一緒に行きたいなんてこれっぽっちも思わない。ハリーがそう言うのでバーノン叔父さんは息子のダドリーに向かって「それ見ろ。さあ来い。出かけるぞ」と言うとさっさと部屋から出て行ってしまいました。

玄関の扉が開く音がしました。しかしダドリーは動きません。数歩躊躇しながら歩き出したペチュニア叔母さんも立ち止まりました。するとまた戻って来て居間の入口に顔を出した叔父さんが「今度は何だ?」と訊いて来ました。

ダドリーは言葉にするのが難しい考えと格闘しているように見えました。いかにも痛々しげな心の葛藤が暫く続いた後にダドリーは「それじゃあいつはどこに行くの?」と言いました。ダーズリー夫妻は顔を見合わせていました。

「でも・・・あなたたちの甥御さんがどこに行くか知らないはずはないでしょう?」

ヘスチア・ジョーンズが沈黙を破り困惑した顔でこう訊きました。その問いに叔父さんが「知っているとも。お前たちの仲間と一緒に行く。そうだろうが?」と答えました。そして息子に急いでるんだから車に乗れと言いました。

叔父さんは再びさっさと出て行きました。しかしダドリーは相変わらず動こうとはしません。ヘスチアは「私たちの仲間と一緒に行く?」と言いながら憤慨したようでした。同じような反応をハリーはこれまでも見て来ました。

有名なハリー・ポッターに対してまだ生きている親族の中では一番近いこのダーズリー一家があまりに冷淡な事に魔法界の人々はショックを受けるようなのです。そんなヘスチア・ジョーンズに向かってハリーはこう言いました。

「気にしないで。本当に何でもないんだから」

するとヘスチアは?

3-2.ダドリーの意外な言葉
「何でもない?」こう訊き返すヘスチアの声が高くなり険悪になりました。この人たちはあなたがどんな経験をして来たか判っているのですか?どんなに危険な立場にあるか知っているの?ヘスチアは矢継ぎ早に訊いて来ました。

そして最後に「反ヴォルデモート運動にとってあなたが精神的にどんなに特別な位置を占めているか認識しているの?」と質問して来ました。これらの問いに対してハリーは「この人たちには分っていません」と答えたのでした。

さらには「僕なんか粗大ゴミだと思われているんだ。でも僕慣れてるし」と付け加えました。するとダドリーがハリーに向かって「お前。粗大ゴミじゃないと思う」と言うのでハリーは意表を衝かれて驚かされる事になりました。

ダドリーの唇が動くのを見ていなかったら我が耳を疑ったかもしれない。ハリーがそう思うほど意外な言葉でした。間違いなくダドリーがそう言った。ハリーはきまりが悪くなりました。それはダドリーが赤くなっていたからです。

「えーと・・・あの・・・ありがとうダドリー」

戸惑いながらハリーがこうお礼を言うと再び表現しきれない思いと取り組んでいる様子のダドリーが「お前は俺の命を救った」と呟きました。これにハリーはこう答えた後に不思議なものを見るようにダドリーを見たのでした。

「正確には違うね。吸魂鬼が奪い損ねたのは君の魂さ」

去年も今年もハリーは短い間しかいなかったし部屋にほとんどこもりきりだったのでダドリーとは事実上接触がありませんでした。でもハリーは今になって今朝方のあの冷めた紅茶カップは悪戯ではなかったのではと思いました。

ハリーは胸が熱くなりかけましたがダドリーの感情表現能力がどうやら底をついてしまったらしいのを見てやはりほっとしました。ダドリーは何かを話そうと口を開けたものの言葉が見つからず真っ赤になって黙り込みました。

感激のあまりペチュニア叔母さんは泣き出しました。ヘスチアはそれで良いという顔をしましたがヘスチアの期待に反して駆け寄って抱き締めたのがハリーではなくダドリーだったために再び憤怒の表情に変わってしまいました。

何て優しくていい子なんでしょう。ありがとうって言うなんて。こう言うペチュニア叔母さんにヘスチアはその子はありがとうなんて言っていない。ただハリーは粗大ゴミじゃないと思うと言っただけでしょうと言ったのでした。

そんなヘスチアにハリーは「そうなんだけど」とありがとうとは確かに言っていないと認めつつダドリーがそう言うと「君が大好きだ」と言ったようなものだと説明しました。しかしペチュニア叔母さんの泣き方は大袈裟でした。

まるで自分の息子が燃え盛るビルからハリーを救い出したかのように泣き続けていたからです。そんなペチュニア叔母さんを見てハリーは困ったような笑いたいような複雑な気持ちでした。するとまたもや叔父さんが現れました。

「行くのか行かないのか?スケジュールが厳しいんじゃないのか!」

こう言う叔父さんに「わけが分らない」という顔で一部始終を眺めていたディーダラスが「そうですとも」と我に返ったように答えました。そして「もう本当に行かないと」と言いハリーの手を両手で力強く握りこう言いました。

「お元気で。またお会いしましょう。魔法界の希望はあなたの双肩にかかっております」

ハリーが「ええありがとう」と言うとヘスチアもハリーの手をしっかりと握り「さようならハリー。私たちはどこにいても心はあなたと一緒です」と言いました。ハリーはペチュニア叔母さんとダドリーをちらりと見ると・・・

「何もかも上手く行くといいけど」

やはりほんの少し不安だったのです。そんなハリーの不安を掻き消すようにディーダラスが「私たちはきっと大の仲良しになりますよ」と言葉を返したのでした。ここでダドリーが母親から離れてハリーのほうに歩いて来ました。

3-3.驚きの握手
ダドリーはやおらその大きな手を差し出して来ました。ペチュニア叔母さんが再び泣き出す声を聞きながらハリーはダドリーに「驚いたなあ」と言った後に「吸魂鬼に別な人格を吹き込まれたのか?」と言ったというわけです。

ハリーのその問いにダドリーは「分んない」と小声で答えた後「またなハリー」と別れの挨拶をしました。ハリーは「ああ」と言うとダドリーの手を取って握手をすると「多分ね。元気でなビックD」と別れの挨拶を返しました。

ダドリーはにやっとしかけてそれから居間を出て行きました。庭の砂利道を踏み締めるダドリーの重い足音が聞こえてやがて車の扉が閉まる音がしました。ハンカチに顔を埋めていたペチュニア叔母さんはあたりを見回しました。

ハリーと2人きりになるとは思っていなかったようです。濡れたハンカチを慌ててポケットにしまいながらペチュニア叔母さんは「じゃ。さよなら」と言ってハリーの顔を見もせずに足早に戸口まで歩いて行ってしまいました。

ハリーはそんなペチュニア叔母さんの背中に向かって「さようなら」と言いました。ところがです。ペチュニア叔母さんは立ち止まって振り返りました。一瞬ハリーはペチュニア叔母さんに対して不思議な気持ちに襲われました。

ペチュニア叔母さんは自分に何か言いたいのではないか?ペチュニア叔母さんは何とも奇妙な恐れ慄くような目でハリーを見ながら「言おうか言うまいか」と迷っているようです。しかしやがてくいっと頭を上げてしまいました。

そしてペチュニア叔母さんは夫のバーノン叔父さんと息子のダドリーを追ってせかせかと居間を出て行ったのでした。

今日の最後に
1年前プリベット通り4番地を訪れた際にダンブルドアはダーズリー夫妻にハリーを実の息子同様に世話するように望むと手紙に書いたのに2人はそうせずハリーを無視したばかりか度々残酷に扱って来たと暗に苦言を呈しました。

しかしせめてもの救いは2人の間に座っているその哀れな少年つまりはダドリーが被ったような言語道断の被害をハリーは免れた。そしてどれだけ疎みひどい仕打ちをしたにせよ2人は渋々ではあったがハリーに居場所を与えた。

ダンブルドアはこう言ってハリーがもう一度プリベット通り4番地に戻る事を許せばハリー17才の誕生日までは護りの魔法は持続すると言っています。ダンブルドアがこう言ったからこそハリーはここに戻って来たんですよね。

そしてハリーはバーノン叔父さんを説得しダーズリー一家は不死鳥の騎士団の保護下に入って生き延びる事ができるようになったというわけなんですよね。

コメント

コメントを投稿


管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック

TB*URL

アナログ時計(黒)

プロフィール

トキメキぼーい

管理人:トキメキぼーい
当サイトのポリシー
継続は力なり!
我が道を行く!

好きな作家
J.K.ローリング
北杜夫
江戸川乱歩
二ノ宮知子
椎名軽穂
羽海野チカ
荒川弘、他

好きな作曲家
ショスタコーヴィチ
メンデルスゾーン
ニールセン、他多数

好きな歌い手
遊佐未森
小田和正
スピッツ
他これもまた多数

愛知県名古屋市在住
血液型O型

トラックバックは
承認制にしました。

コメントも
承認制にしました。

毎週
日曜
月曜
水曜
木曜日更新

最近の記事

カテゴリー

全記事(数)表示

全タイトルを表示

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

Copyright ©ハリポタ通の館(やかた). Powered by FC2 Blog. Template by eriraha.