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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ダーズリー一家が去ったプリベット通り4番地に13人もの不死鳥の騎士団のメンバーがハリーを迎えにやって来ました。何故こんな大人数になったのか?マッド・アイ・ムーディの説明によればハリーはトンクスの両親の家を目指すのだそうです。そしてハリーが告げられた新たな計画とは?(全3項目)

3-1.出発に際して
これまでハリーとダーズリー一家を守って来た呪文は2つの条件のいずれかが満たされた時に破れる。それは1つ目はハリーが17才になった時で2つ目はこのプリベット通り4番地がもはやハリーが我が家と呼べなくなったその時だ。

ハリーは今夜ダーズリー一家とは別の道に向かう。もう二度と一緒に住む事はないと了解の上だ。そうだなとムーディに確認を求められてハリーは頷きました。さすれば今回この家を去ればハリーはもはや戻って来る事はない。

ハリーがこの家の領域から外に出た途端に守りの呪文は破れる。不死鳥の騎士団は早めに呪文を破るほうを選択したというわけです。何故ならばもう1つの方法ではハリーが17才になるとヴォルデモートがハリーを捕らえに来る。

それを待つだけになるからなのだそうです。そして騎士団にとって1つ有利なのはハリーが今夜移動する事をヴォルデモートは知らない。魔法省には偽情報を流しておいた。連中はハリーは30日の夜中まで発たないと思っている。

しかし相手はヴォルデモートだ。奴が日程を間違える事だけ当てにするわけにはいかぬ。万が一のためこのあたりの空全体を2人の死喰い人にパトロールさせているに違いない。そこで騎士団は12軒の家に保護呪文をかけました。

そのいずれも何らかの関係がある場所で騎士団がハリーを隠しそうな家なんだそうです。ムーディにそう言われハリーは「ええ」と言ったものの必ずしも正直な答えではありませんでした。この計画には大きな落とし穴が見える。

「お前はトンクスの両親の家に向かう。一旦我々がそこにかけておいた保護呪文の境界内に入ってしまえば隠れ穴に向かう移動キーが使える。質問は?」

最後にムーディに「質問は?」と問われて・・・

ハリーが訊いた事とは?

3-2.ムーディが取り出して来たのは?
確かに最初の内は12軒のどれに自分が向かうのかあいつらには分らないかもしれない。でももし14人もの人間がトンクスのご両親の家に向かって飛んだらちょっと目立ちませんか?こう訊くハリーにムーディはどう答えたのか?

ムーディの回答は14人がトンクスの実家に向かうのではない。今夜は7人のハリー・ポッターが空を移動する。それぞれに随行がつき加えてそれぞれの組が別々の安全な家に向かう。そう言ってムーディが取り出して来たのは?

泥のような物が入ったフラスコでした。それ以上の説明は不要でした。ハリーは計画の全貌をすぐさま理解しました。そして大声で「駄目だ!絶対駄目だ!」と言ったのでした。それを受けてハーマイオニーがこう言いました。

「きっとそう来るだろうって私みんなに言ったのよ」

自分のために6人もの命を危険にさらすなんて許すとでも思うのか。ハリーがこう言うとロンが何しろそんな事は自分たちにとって初めてだからとか言っちゃってと冗談めかして言ったのでした。しかし今度のこれはわけが違う。

自分に変身するなんて。こう言うハリーにフレッドは大真面目な顔で好き好んでするわけじゃない。考えてもみろよ。失敗をすれば俺たちは永久にメガネを掛けたやせっぽちの冴えない男のままになってしまうと言ったのでした。

「僕が協力しなかったらできないぞ。僕の髪の毛が必要なはずだ」

フレッドのブラックジョークに笑う事もできずにハリーがこう言うとジョージが「ああそれがこの計画の弱みだぜ。君が協力しなけりゃ俺たち君の髪の毛をちょっぴり頂戴するチャンスは明らかにゼロだからな」と言ったのでした。

おかしいよ。全く笑っちゃうよ。こう言うハリーに何とムーディは「力ずくでもという事になればそうするぞ」と言うのです。ここにいる全員が成人に達した魔法使いだぞ。しかも全員が危険を覚悟しているとまで言うのです。

「議論はもうやめだ。刻々と時間が経って行く。さあいい子だ。髪の毛を少しくれ」

こう言うムーディにハリーは「でもとんでもないよ。そんな必要はないと」と言いました。そんなハリーにムーディは「必要はないだと!」とハリーが最後に言った言葉を繰り返すと歯を剥き出しにしたというわけなんですよね。

ヴォルデモートが待ち受けておるし魔法省の半分が敵に回っている。上手く行けばあいつは疑似餌に食らいつき30日にお前を待ち伏せするように計画するだろう。しかしあいつも馬鹿じゃないからとムーディは言ったのでした。

死喰い人の1人や2人は見張りにつけているだろう。わしならそうする。呪文が効いている内はお前にもこの家にも手出しができないかもしれんがまもなく呪文は破れる。それに奴らはこの家の位置のだいたいの見当をつけている。

囮を使うのが我らに残された唯一の方法だとムーディは言うのです。ヴォルデモートと云えども体を7つに分ける事はできない。先程までバーノン叔父さんを懸命に説得していたハリーが今度は懸命に説得される事になりました。

「そういう事だポッター。髪の毛をくれ。頼む」

ムーディにこう言われてハリーはちらりとロンを見ました。ロンは「いいからやれよ」と言いたげにハリーに向かって顔をしかめました。ムーディが「さあ!」と吼えて全員が見守る中ハリーは頭のてっぺんに手を伸ばしました。

ハリーは泥状の液体に髪の毛を落とし入れました。すると液体は泡立って煙を上げたかと思うと一気に明るい金色の透明な液体に変化をしました。そのポリジュース薬を見てハーマイオニーはこう言ったというわけなんですよね。

「うわぁハリー。あなたってクラッブやゴイルよりずっとおいしそう」

こう言った後でハーマイオニーはロンの眉毛が吊り上がるのに気づき若干赤面すると慌てて「ゴイルのなんか鼻糞みたいだったじゃない」と付け加えたのでした。こうして「7人のハリー・ポッター作戦」は着手されたのでした。

3-3.6人の偽ハリー・ポッター
「よし。では偽ポッターたちここに並んでくれ」ムーディがこう言ってポリジュース薬を飲むのはロンにハーマイオニーとフレッドにジョージさらにはフラー・デラクールとマンダンガス・フレッチャーの6人だったんですよね。

ルーピンが「1人足りないな」と言ってハグリッドが「ほらよ」と言って襟首を掴んで持ち上げフラーの傍らに落とされたのはマンダンガスでした。マンダンガスは「言ったろうが。俺は護衛役のほうがいいって」と言いました。

そんなマンダンガスにムーディが「黙れ」と唸りました。言って聞かせたはずだ。この意気地なしめが。死喰い人に出くわしてもハリーを捕まえようとはするものの命は奪わない。ダンブルドアがいつも言っていたのだそうです。

ヴォルデモートは自分の手でハリーを始末したいのだ。護衛のほうこそむしろ心配するべきなのだ。死喰い人は護衛は殺害しようとするぞ。ムーディにこう説明をされてもマンダンガスは格別納得したようには見えませんでした。

しかしムーディは問答無用とばかりにマントから6個のグラスを取り出してそれぞれに渡しポリジュース薬を注いで行ったのでした。そしてムーディの「それでは一緒に」との言葉と共に6人がポリジュース薬を飲んだのでした。

薬が喉を通る時6人全員が顔をしかめました。瞬時に6人の顔が熱い蝋のように泡立ち形が変わりました。ハリーよりも背の低い人は縦に伸び出しました。逆にハリーより背の高い人は縮んで行きました。全員髪が黒くなりました。

ムーディは一切無関心に今度は持って来た2つの大きいほうの袋の口を開けていました。ムーディが再び立ち上がったその時にはムーディの前には息を切らした6人のハリー・ポッターが現れ出でていたというわけなんですよね。

「わおっ。俺たちそっりだぜ!」
「しかしどうかなやっぱり俺のほうがいい男だ」

フレッドとジョージは互いに顔を見合わせたりヤカンに映った姿を眺めたりしながら早速こう冗談を飛ばしていました。一方フラーは電子レンジの前で自分の姿を確かめながら「アララ」と言いビルに見ないで頂戴と言いました。

着ている物が合わない場合にはここに用意がしてある。メガネも忘れるな。ムーディが6人の偽ハリー・ポッターにこう指示を送りました。そして今度は6人の偽ハリー・ポッターが本物のハリーの前で着替えを始めたのでした。

今日の最後に
不死鳥の騎士団にとって1つ有利な事はハリーが今夜移動するという事をヴォルデモートが知らないという事だ。魔法省内にはハリーは30日の夜中まで発たないとの偽情報を流しておいた。ムーディはハリーにこう説明しました。

しかしヴォルデモートは知っていました。そればかりか今夜ハリーが移動するという事まで知っていたのです。セブルス・スネイプがマンダンガス・フレッチャーから聞き出し偽情報の事も移動する日も知らせているんですよね。

ところがそれもまた校長室の肖像画のアルバス・ダンブルドアがスネイプにハリーが移動する正確な日付をちゃんと伝えるようにとの指示をしていました。そうしなければヴォルデモートがスネイプに対して疑念を抱く事になる。

その事をハリーはやはり極めて意外な形で後に知る事になるというわけなんですよね。死んだ後もあらゆる所でダンブルドアが関わっているのです。

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