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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーがポリジュース薬に髪の毛を落とし入れ6人の騎士団員がハリーの姿に変身しました。そしてムーディが誰と誰が組むのかを指示して行ったというわけです。14人はプリベット通り4番地の裏庭から一斉に飛び立ったのでした。(全3項目)

3-1.7人のハリー・ポッター
ハリーはこれまで異常な光景を沢山見て来たのにも関わらず今自分が目にしているものほど不気味なものはないと思いました。6人の「生き霊」が袋に手を突っ込み洋服を引っ張り出してメガネを掛け自分の洋服を片付けている。

全員が臆面もなく裸になるのを見てハリーは「もう少し自分のプライバシーを尊重してくれ」と言いたくなりました。誰もが皆自分の体ならこうは行かないのでしょうが何せ他人の体なので至極気楽という事のようなんですよね。

「ジニーの奴。刺青の事。やっぱり嘘ついてたぜ」

ロンが裸の胸を見ながらこう言いました。一方ハーマイオニーはメガネを掛けながらハリーに「あなたの視力って本当に悪いのね」と言いました。着替え終わると偽ハリーたちは2つ目の袋からハリーが持つ物を取り出しました。

リュックサックと鳥籠です。籠の中にはぬいぐるみの白ふくろうが入っています。服を着てメガネを掛けた7人のハリー・ポッターが荷物を持ってついにマッド・アイ・ムーディの目の前に勢揃いをしたというわけなんですよね。

「よし」と言うとムーディは「次の者同士が組む。マンダンガスはわしと共に移動だ。箒を使う」と言いました。言われたマンダンガスは「どうして俺がおめえと?」と訊きました。その問いにムーディはこう答えたのでした。

「お前が一番目が離せんからだ」

確かにムーディの魔法の目は名前を呼び上げる間もずっとマンダンガスを睨んだままでした。このようにして本物のハリーと偽者のハリー6人が「誰と組むのか?」をムーディが順番に割り振って行ったというわけなんですよね。

3-2.いざ出発!
毎度お馴染みのフレッドが「俺はジョージだぜ」という冗談を飛ばしたものの父親のアーサー氏と組むとの事でした。そしてそのジョージのほうはルーピンと組みフラーは婚約者のビルと組む事になったというわけなんですよね。

ビルとフラーはセストラルでの移動でした。フラーは箒は好きではないんだそうです。そしてハーマイオニーはキングズリー・シャックルボルトと組みこの2人もハーマイオニーが箒が苦手なのでセストラルでの移動だそうです。

セストラルでの移動と聞いてハーマイオニーはキングズリーの微笑みに応えながら安心したように見えました。そしてトンクスはロンと組む事になりました。最後に本物のハリーはハグリッドと組んでバイクでの移動だそうです。

何故ハリーとハグリッドはバイクでの移動なのか?その理由はまずは箒やセストラルではハグリッドの体重を支え切れない。さらにハグリッドは体が大きいので乗るとあまり場所がない。そのためハリーはサイドカーだそうです。

「死喰い人の奴らはお前が箒に乗ると予想するだろう」

ムーディがハリーの気持ちを見透かしたようにこう言いました。スネイプはハリーに関しては以前には話した事がないような事柄まで詳しく連中に伝える時間があったはずだ。さすれば死喰い人の連中は箒に慣れたハリーを狙う。

我々つまり不死鳥の騎士団はそう読んでいる。だからハリーは箒には乗らせずに敢えてハグリッドのバイクのサイドカーに乗っての移動というわけです。ムーディは「それではいいな」と言うと先頭に立って裏口に向かいました。

「出発すべき時間まで3分と見た。鍵など掛ける必要はない」鍵を掛ける必要がないのは死喰い人が殺害しに来た場合には鍵で締め出す事ができないからだそうです。ハリーは急いで玄関に戻り荷物を掴んで裏庭に出たのでした。

あらちこちらで一同が出発の準備をしていました。セストラルが見えないのでハーマイオニーはキングズリーに助けて貰って背中に跨っていました。フラーもビルに助けられてもう一頭のセストラルの背中に乗っていたのでした。

ハリーはゴーグルを着けバイクの脇に立って待つハグリッドの所に行って「これなの?これがシリウスのバイクなの?」と訊きました。ハグリッドは「まさにそれよ」と答えるとハリーを見下ろして笑顔を見せこうも言いました。

「そんでお前さんがこの前これに乗った時にゃあハリーよ俺の片手に乗っかるほどだったぞ!」

サイドカーに乗り込んだハリーは何だか屈辱的な気持ちになってしまいました。みんなより体1つ低い位置に座っていたからです。まるで遊園地の電気自動車に乗った子供のようなハリーを見てロンはにやりと笑ったのでした。

ハグリッドはハリーの窮屈さなど全く気づいていないようでした。ハグリッドが跨って腰を落ち着けるとバイクは少し軋み地面に数センチめり込みました。何でもアーサー氏が若干いじりハンドルにも仕掛けがしてあるそうです。

こうして出発の時を迎えたのでした。

3-3.ついに出発
すぐ横で箒を持って立っていたアーサー氏がハグリッドに「用心しておくれ」と言いました。良かったのかどうか自分にはまだ自信がないのだそうです。とにかく緊急の時以外は使わないようにして欲しいとの事なんだそうです。

「ではいいな。全員位置に着いてくれ。一斉に飛び立って欲しい。さもないと陽動作戦の意味がなくなる」

ムーディがこう言って持っている人は全員が箒に跨りました。トンクスが「さあロン。しっかり捕まって」と言うとロンは申し訳なさそうな目でルーピンをこっそりと見ました。それから両手をトンクスの腰に回していました。

ハグリッドはペダルを蹴ってバイクにエンジンをかけました。バイクはドラゴンのような唸りを上げハリーが乗っているサイドカーは振動し始めました。ムーディが3つ数えて14人が一斉に飛び立ちました。出発に当たり・・・

「全員無事でな。約1時間後にみんな隠れ穴で会おう」

ムーディがこう叫びました。オートバイの大爆音と共にサイドカーが突然ぐらりと気持ちの悪い傾き方をしました。ハリーは急速に空を切って上って行きました。ハリーの目は少し潤んで髪の毛は押し流されてはためいたのでした。

ハリーの周りでは箒が何本か上昇してセストラルの長く黒い尻尾が通り過ぎるのが見えました。サイドカーに押し込まれたハリーの両足はヘドウィグの鳥籠とリュックサックに挟まれて傷みを通り越して痺れかけていたのでした。

あまりの乗り心地の悪さに危うく最後に一目プリベット通り4番地を見るのを忘れる所でした。気がついてサイドカーの縁越しに覗いた時には「どの家が我が家だったのか分らない」という状況になってしまっていたのでした。

一行は高く空へと上って行きました。

そして次の瞬間の事だったんですよね。

ハリーたちはフードを被った集団に取り囲まれていました。

今日の最後に
ヴォルデモートと死喰い人の面々はハリーが誕生日の4日前にプリベット通り4番地を出るという事も魔法省内に流れていた「ハリーは30日の夜中まで動かない」というのは偽情報であるという事のいずれも知っていたんですよね。

どちらもセブルス・スネイプが情報源のマンダンガス・フレッチャーから聞き出して伝えていますよね。しかし騎士団が大挙してプリベット通り4番地を訪問し6人がポリジュース薬で偽ハリーになるという事は知りませんでした。

スネイプはその事は一言も言及していません。一番肝心な事柄は隠していたんですよね。これもまたダンブルドアがスネイプに自分を殺害させる事で闇の陣営に究極の二重スパイを送っているからこそできる芸当というわけです。

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