アルバス・ダンブルドア「死の秘宝」編、その1(17)(52回シリーズ)

ロンにトンクスの組とアーサー氏とフレッドの組は「移動キー」の時間に間に合わず最初に「移動キー」で戻って来たのがハリーとハグリッドの組でした。そして負傷したジョージとルーピンの組の次に「移動キー」の時間に間に合って戻って来た組は?(全3項目)

3-1.その次に戻って来たのは?
「武装解除の呪文」を巡って議論を戦わせていたハリーとルーピンだったのですがハリーの「ジョージは大丈夫?」の一言でルーピンのハリーに対する苛立ちはすっかりどこかに消えてしまったようでルーピンはこう答えました。

「そう思うよ。ただ耳は元通りにはならない。呪いでもぎ取られてしまったのだからね」

すると外で何かが動き回る音がしました。ルーピンは勝手口の扉に飛びつきハリーもまた裏庭に駆け出しました。2人の人影が現れていました。ハリーが近づくにつれてそれがハーマイオニーとキングズリーだと判ったのでした。

2人は曲がったハンガーをしっかり掴んでいました。それが「移動キー」というわけです。ハーマイオニーはハリーの腕に飛び込みましたがキングズリーは誰の姿を見てもうれしそうな顔をせず杖でルーピンの胸を狙うと・・・

「アルバス・ダンブルドアが我ら2人に遺した最後の言葉は?」

キングズリーのこの言葉にルーピンは「ハリーこそ我々の最大の希望だ。彼を信じよ」と静かに答えました。そしてキングズリーは次に杖をハリーに向けましたがルーピンが「本人だ。私がもう調べた!」とそう言ったのでした。

それを聞いてキングズリーは「判った。判った!」と言うと杖を収めました。そして「しかし誰かが裏切ったぞ!あいつらは知っていた。今夜だという事を知っていたんだ!」と言いルーピンがそれにこう答えたというわけです。

「そのようだ。しかしどうやら7人のハリーがいるとは知らなかったようだ」

こう言うルーピンにキングズリーは「大した慰めにはならん!」と言って歯噛みしました。そして「他に戻った者は?」と訊いたのでした。その問いにルーピンはハリーにハグリッドとジョージそれに私だけだと答えたのでした。

「君たちには何があった?」

ルーピンがキングズリーにこう訊くと?

3-2.大量脱走があった?
5人に追跡されたが2人を負傷させた。1人は死なせたかもしれない。それに「例のあの人」つまりヴォルデモートを目撃したのだそうです。ヴォルデモートは途中から追跡に加わったがたちまち姿を消したとの事なんだそうです。

そしてキングズリーがルーピンに「あいつは」と言った所でハリーが言葉を引き取り「飛べる。僕もあいつを見た。ハグリッドと僕を追って来たんだ」と言ったのでした。それを聞いてキングズリーはこう問いかけて来たのでした。

「それでいなくなったのか。君を追うために!何故消えてしまったのか理解できなかったのだが。しかしどうして標的を変えたのだ?」

最後に言った問いに対しルーピンが「ハリーがスタン・シャンパイクに少し親切過ぎる行動を取ったためだ」と答えました。それを聞いてハーマイオニーがスタンはアズカバンにいるんじゃなかったのとそう訊いて来たのでした。

するとキングズリーが面白くもなさそうに笑いハーマイオニーに「大量脱走があったのは間違いない」と答えました。魔法省は隠蔽しているのだそうです。自分の呪いでフードが外れた死喰い人はトラバースだったんだそうです。

このトラバースも収監中のはずだそうです。そう云えばヴォルデモートが杖を差し出させたルシウス・マルフォイ氏も自分の館にいましたよね。この人も同様にその大量脱走をした死喰い人の1人だったというわけなんですよね。

そこで今度はキングズリーがルーピンに「君のほうは何があったんだ?ジョージはどこだ?」と尋ねました。この問いにルーピンが「耳を失った」と答えるとハーマイオニーは声を上ずらせ「何をですって?」と訊いたのでした。

それはスネイプの仕業だそうです。追跡して来る途中でフードが外れて判ったんだそうです。セクタムセンブラの呪いは昔からスネイプの十八番つまり得意技だった。お返しをしたかったがジョージの事で精一杯だったそうです。

出血が激しかったので箒に乗せておくだけで精一杯だった。ルーピンがこう言うと4人は空を見上げ黙り込みました。まだロンにフレッドとアーサー氏にビルとフラーそれにムーディとトンクスとマンダンガスが戻っていません。

「ハリー手を貸してくれや!」

勝手口につかえていたハグリッドがこう呼びかけました。何かする事があるのは救いだ。ハリーはハグリッドを外に引っ張り出し誰もいない台所を通って居間に入りました。おばさんとジニーがジョージの治療を続けていました。

出血は止まっていましたが耳があった所にはぽっかり穴が空いているだけでした。ハリーが「どんな具合ですか?」と訊くとおばさんが闇の魔術に奪われたので私にはまた耳を生やしてあげる事はできないとそう答えたのでした。

そしてハリーは「裏庭で誰か他の人の声がしたようだったけど?」と訊くジニーに「ハーマイオニーとキングズリーだ」と答えました。それを聞いてジニーは「よかったわ」と囁くようにハリーに言ったというわけなんですよね。

3-3.アーサー氏とフレッドが!
そして2人は互いに見つめ合いました。ハリーはジニーを抱き締めたい。すがりつきたいと思いました。母親のウィーズリーおばさんがそこにいる事もあまり気になりませんでした。でも衝動に身を任せる事はできませんでした。

「キングズリー私が私である事は息子の顔を見てから証明してやる。さあ悪い事は言わんからそこをどけ!」

台所で凄まじい音がしたかと思うとアーサー氏がとてつもない大声でこう言いながら居間に飛び込んで来ました。フレッドもすぐ後に続いていました。2人とも真っ青でしたが怪我はしていません。おばさんがこう言いました。

「アーサー!ああ無事で良かった!」

アーサー氏は「息子はどうかね?」と言うとジョージのそばに膝をつきました。フレッドは言葉が出ない様子でした。ハリーはそんなフレッドを見た事などありませんでした。目にしているものが信じられないという顔でした。

物音でフレッドと父親がそばに来た事に気づいたのか?ジョージが動きました。おばさんが「ジョージィ気分はどう?」と小声で訊くとジョージは指で耳のあたりをまさぐり「聖人みたいだ」と呟きました。それを聞いて・・・

「一体どうしちまったんだ?頭もやられっちまったのか?」

フレッドがこう言うとジョージは目を開けて再び「聖人みたいだ」と繰り返すと「見ろよ。穴だ。ホールだ。ホーリーだ。ほら聖人じゃないか。判ったかフレッド?」と言ったのでした。実は冗談だったというわけなんですよね。

「なっさけねえ。情けねえぜ!耳に関するジョークなら掃いて捨てるほどあるっていうのに。何だいホーリーしか考えつかないのか?」

フレッドはこう嘆いてみせましたがジョージは「まあね」と言うと号泣している母親に向かってにやりと笑うと「これで2人の見分けがつくだろう」と言ったのでした。こんな時でさえ冗談が言える。さすがという感じですよね。

ジョージは周りを見回してハリーを見つけると「やあハリー。君ハリーだろうな?」と訊いて来ました。ハリーが「ああそうだよ」と答えるとジョージは「まあ何とか君を無事に連れて帰る事はできたわけだ」と言ったのでした。

しかし「我が病床にロンとビルが侍っていないのはどういうわけ?」と訊きおばさんが「まだ帰って来ていないのよ」と答えるとジョージの顔から笑いが消えました。ハリーはジニーに目配せをし一緒に外に出るよう促しました。

「ロンとトンクスはもう戻ってないといけないの。長い旅じゃないはずなのよ。ミュリエルおばさんの家はここからそう遠くないから」

台所を歩きながらジニーが小声でこう言いました。ハリーは何も言いませんでした。2人は裏庭に出て来るとハグリッドにハーマイオニーとキングズリーそれにルーピンの4人の沈黙の見張りに加わったというわけなんですよね。

今日の最後に
「アルバス・ダンブルドアが我ら2人に遺した最後の言葉は?」キングズリー・シャックルボルトがこう問いかけるのに対してリーマス・ルーピンは「ハリーこそ我々の最大の希望だ。彼を信じよ」とこう答えているんですよね。

後にハリーは知る事になるのですがダンブルドアは昨年度の夏休み中に自分の余命が約1年と知ってからというものは頻繁に学校を留守にしていました。おそらく不死鳥の騎士団のメンバーに会っていたんだと私はそう思います。

その際に騎士団員に言っていたのがこの「ハリーこそ我々の最大の希望だ。彼を信じよ」だった。つまりはダンブルドアと最後に会った時には騎士団のメンバーは全員がダンブルドアからこの言葉を言われていたというわけです。

プリベット通り4番地にダーズリー一家を迎えに来たディーダラス・ディグルもハリーに「魔法界の希望はあなたの双肩にかかっております」とこう言っています。この言葉もまたダンブルドアのこの言葉を踏まえた発言だった。

そういう事なんですよね。

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