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ウィーズリーおばさんの仕掛けた策略のお陰でロンにハーマイオニーの2人と話す事など全くできなかったハリーだったのですが3日目の夜にようやくその機会が巡って来ました。その場でハリーはハーマイオニーがした行為に半ば呆れ半ば感心させられる事になったのでした。(全3項目)

3-1.ゴドリックの谷への思い
ロンとハーマイオニーが自分に同行するためさらには家族を守るためにそこまで準備していたという事を知りハリーはそんな2人に圧倒されて押し黙ってしまいました。部屋の中が静かになりました。そんな沈黙を破ったのは?

4階下から聞こえて来るウィーズリーおばさんのくぐもった怒鳴り声でした。ロンが「ジニーがナプキン・リングなんてつまんない物にちょっぴり染みでも残してたんじゃないか」と言ったその後にこう文句を言ったのでした。

「デラクール一家が何で式の2日も前に来るのかわかんねえよ」

するとハーマイオニーがフラーの妹が花嫁の付き添い役だからリハーサルのために来なくてはならない。それでフラーの妹はまだ小さいので1人では来られないのよとその理由を相も変わらず本を選り分けながら答えたのでした。

「でもさお客が来るとママのテンションは上がる一方なんだよな」

ロンはこう言いましたがハーマイオニーはまるでロンの言葉が聞こえなかったかのように「絶対に決めなくっちゃならないのはここを出てからどこへ行くかってこと」と言うと続けてハリーにこう言ったというわけなんですよね。

「あなたが最初にゴドリックの谷に行きたいって言ったのは知ってるし何故なのかも判っているわ」

しかしハーマイオニーは分霊箱を第1に考えるべきだとそう言うのです。それに対しハリーは「分霊箱の在り処が1つでも判っているなら君に賛成するけど」と言いました。ハリーはゴドリックの谷に帰りたいと願っていました。

でもその願いをハーマイオニーが本当に理解しているとは思えませんでした。両親の墓があるというのはそこに惹かれる理由の1つに過ぎません。あの場所には答えを出してくれるという強い一方で説明のつかない気持ちがある。

もしかしたらヴォルデモートの「死の呪い」から自分が生き残ったのがその場所だったという単にそれだけの事で惹かれているのかもしれない。今自分は「もう一度生き残る事ができるのか?」の挑戦に立ち向かおうとしている。

ハリーは最初にその出来事が起こった場所に惹かれ理解したい。だから行きたいと考えているのかもしれないのです。しかしハーマイオニーは全く別の理由でハリーがゴドリックの谷に行く事を反対しているというわけなのです。

3-2.ロンの一言で
「ヴォルデモートがゴドリックの谷を見張っている可能性があるとは思わない?あなたがどこへでも自由に行けるようになったら両親のお墓参りにそこに戻ると考えているんじゃないかしら?」これが反対理由というわけです。

ハリーはこれまでそんな事を思いつきもしませんでした。反論はないかとあれこれ考えていると別の事を考えていたらしいロンがこう発言しました。ロンのほうは例の偽の分霊箱の「R.A.B」なる人物の事を考えていたのでした。

「あのR.A.Bって人。ほら本物のロケットを盗んだ人だけど」

ハーマイオニーが頷くとロンは「メモに自分が破壊するつもりだって書いてあった。そうだろ?」と言いました。ハリーは自分のリュックサックからその偽物の分霊箱を取り出して来るとメモをロンに読んで聞かせたのでした。

「本当の分霊箱は私が盗みました。できるだけ早く破壊するつもりです」

ハリーがこう読み上げるとロンはその「R.A.B」なる人物が本当にその分霊箱を破壊していたら僕たちのやる事が1つ少なくなると言うのです。でもハーマイオニーは本物のロケットの行方は追わなくてはならないと言うのです。

ちゃんと破壊されているかどうかを確かめなくてはならない。それなら分霊箱を手に入れたら一体どうやって破壊するのか?ロンのこの疑問にハーマイオニーは私はその事をずっと調べていた。するとハリーがこう言いました。

「どうやるの?図書室には分霊箱に関する本なんてないと思っていたけど?」

ハリーのこの問いにハーマイオニーは「なかったわ」と答えました。その理由はダンブルドアが全部取り除いたからだとハーマイオニーは言うのです。でも取り除きはしてもダンブルドアは処分はしていなかったんだそうです。

別に盗んだわけじゃない。こう言うとハーマイオニーはすがるような目でハリーを見て次にロンを見ました。ダンブルドアが本棚から全部取り除いたがまだ図書室の本だった。ハーマイオニーはなかなか結論を言いませんでした。

そこでロンが「結論を早く言えよ!」と言うとハーマイオニーからは簡単だったという言葉が返って来ました。何と「呼び寄せ呪文」を使ったらダンブルドアの書斎の窓から飛び出して来てまっすぐ女子寮に来たのだそうです。

「だけどいつの間にそんな事を?」

こう訊きながらハリーは半ば呆れ半ば感心をしてハーマイオニーを見ました。それはダンブルドアの葬儀が終わって寮で荷造りをしていた時だったんだそうです。学校を辞めて分霊箱を探しに行くと決めた時だったのだそうです。

分霊箱の事をできるだけ知っておいたほうがいいんじゃないかとふと思いついた。それで周りには誰もいなかったのでやってみた。そうしたら上手くいった。開いていた窓からまっすぐ飛びこんで来て本を仕舞い込んだそうです。

「ダンブルドアはきっと怒らなかったと思うの。私たちは分霊箱を作るために情報を使おうとしているわけじゃないんだから。そうよね?」

ハーマイオニーが取り出したその本とは?

3-3.深い闇の秘術
ダンブルドアはきっと怒らなかったと思う。何故なら私たちは分霊箱を作るために情報を使おうとしているわけじゃないからだ。ハーマイオニーはこの言葉を音が聞こえるように唾を飲み込み哀願するかのように言ったのでした。

「僕たちが文句を言ってるか?どこだいそれでその本は?」

ロンにこう言われてハーマイオニーは暫くの間は探していましたがやがて本の山から擦り切れた黒革綴じの分厚い本を取り出して来ました。ハーマイオニーは少し吐き気を催したような顔をしながら恐る恐る本を差し出しました。

まるでまだ生々しい死骸を渡すようでした。ハーマイオニーの説明によればこの本は「深い闇の秘術」といい分霊箱の作り方が具体的に書いてあるんだそうです。恐ろしい本で本当にぞっとする邪悪な魔法ばかりの本だそうです。

ダンブルドアはいつ図書室から取り除いたのかしら?もし校長になってからだとするとヴォルデモートは必要な事の全てをこの「深い闇の秘術」から学び取ったに違いないとハーマイオニーはロンとハリーにそう言ったのでした。

でもこの本をもう読んでいたのなら何故スラグホーンなんかに分霊箱の作り方を訊く必要があったんだ?こう訊くロンにハリーは「あいつは魂を7分割したらどうなるかを知るためにスラグホーンに訊いただけだ」と答えました。

スラグホーンに分霊箱の事を訊いた時にはもうとっくに作り方を知っていただろうとダンブルドアはそう確信をしていた。それはハーマイオニーの言う通りでヴォルデモートはきっとその本から情報を得ていたと自分もそう思う。

さらにハーマイオニーはこの本の分霊箱に関する事を読めば読むほどますます恐ろしいものに思えるしヴォルデモートが本当に6個も作ったとは信じられなくなって来るとも言うのです。この本には警告も書かれているそうです。

この本には魂を裂く事で残った魂がどんなに不安定なものになるのかを警告しているそうです。しかもそれはたった1つの分霊箱を作った場合の事なんだそうです。

今日の最後に
「深い闇の秘術」おそらくだがダンブルドアは自分が校長になった時に図書室からこの本を取り除いた。ハーマイオニーはこの本をダンブルドアの葬儀が終わって寮で荷造りをしている際に「呼び寄せ呪文」で入手したそうです。

一体どうしてハーマイオニーはこの「深い闇の秘術」の本を簡単に手に入れる事ができたのか?これで私が思い出したのはハリーが1年生の時に「みぞの鏡」の前で「賢者の石」を至極簡単に手に入れてしまった事なんですよね。

3日後に病棟で意識を回復したハリーにダンブルドアは「賢者の石」を使いたい者ではなく見つけたい者だけが石を手に入れる事ができるとそう説明しているんですよね。この「深い闇の秘術」にもまた同じ魔法が使われている。

つまりこの「深い闇の秘術」の本を使って分霊箱を作ろうとする者はこの本を手に入れる事ができない。その逆にこの本を使って分霊箱を破壊しようとする者は「呼び寄せ呪文」などの魔法を使って簡単に手に入れる事ができる。

こうしてこの「深い闇の秘術」の本には悪用しようとする輩は入手ができないように魔法がかけられていたというわけなんですよね。
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