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ハーマイオニーがダンブルドアの葬儀が終わった後に手に入れた「深い闇の秘術」には魂を裂いた事で残った魂がどんなに不安定になるのかを警告しているんだそうです。そしてさらには破壊する方法も書かれているのだそうです。そして何故ジニーが取り憑かれたような状態になったのかも・・・(全3項目)

3-1.分霊箱を破壊する方法
分霊箱の事を読めば読むほどますます恐ろしいものに思える。ヴォルデモートが本当に6個も作ったなんて信じられない。この「深い闇の秘術」の本では魂を1回裂いただけで残った魂がどんなに不安定になるかを警告している。

ハリーはハーマイオニーがこう言うのを聞いてダンブルドアのヴォルデモートは通常の悪を超えた領域にまで踏み出したという言葉を思い出しました。一方ロンは「また元通りに戻す方法はないのか?」とそう訊いたのでした。

ハーマイオニーは虚ろに微笑みつつ「あるわよ。でも地獄の苦しみでしょうね」と答えました。それを聞いてハリーが「何故?どうやって戻すの?」と訊きました。その問いにハーマイオニーはこのように答えたというわけです。

「良心の呵責。自分のした事を心から悔いないといけないの。注釈があるわ。あまりの痛みに自らを滅ぼす事になるかもしれないって。ヴォルデモートがそんな事をするなんて私には想像できないわ。できる?」

だからハーマイオニーは虚ろに微笑んだというわけです。ロンよりも早くハリーが「できない」と答え「それでその本には分霊箱をどうやって破壊するか書いてあるのか?」と訊くとハーマイオニーは「あるわ」と答えました。

そして今度は腐った内臓を調べるような手つきで脆くなったページをめくると説明を始めました。この本にはこの術を使う闇の魔法使いが分霊箱に対していかに強力な呪文を施さなくてはならないのかを警告している箇所がある。

何でもハーマイオニーが読んだ事から考えると分霊箱を確実に破壊する方法は少ないもののハリーが「リドルの日記」に対して取った方法がその1つなんだそうです。すなわちバジリスクの牙で分霊箱を刺すという方法なのです。

「え?バジリスクの牙で刺すってこと?」とハリーが言うとロンが「へーじゃバジリスクの牙が大量にあってラッキーだな。あんまりあり過ぎてどう始末していいのか分んなかったぜ」と言って混ぜっ返したというわけですよね。

「バジリスクの牙でなくともいいのよ」

ハーマイオニーが辛抱強くこう言いました。そして話は「どうすれは分霊箱を破壊する事ができるのか?」という領域に入って行ったのでした。

3-2.分霊箱とは一体いかなるものなのか?
何でもハーマイオニーが言うには分霊箱が独りでに回復できないほど強い破壊力を持った物であればいいのだそうです。バジリスクの毒の場合は解毒剤がたった1つしかなく加えて信じられないぐらい希少だからなんだそうです。

「不死鳥の涙だ」

それを聞いてハリーが頷きながらこう言いました。するとハーマイオニーが「そう」と言って「問題はバジリスクの毒と同じ破壊力を持つ物質はとても少ないということ。しかも持ち歩くには危険な物ばかりだわ」と言いました。

それを踏まえハーマイオニーは自分たちはこれからこの問題を解決しなくてはならないと言いました。何故なら分霊箱を引き裂いたり打ち砕いたり押しつぶしたりしても効果なしなのだそうです。魔法で回復できないようにする。

その状態にまで破壊をしないといけないんだそうです。だけど魂の入れ物を壊したにしても中の魂の欠片が他のものに入り込んでその中で生きる事はできないのか?ロンがこう訊くとハーマイオニーがこう答えたというわけです。

「分霊箱は人間とは完全に逆ですもの」

しかしハリーもロンも揃って「わけが分らない」という顔をしたのでハーマイオニーは急いでこう説明しました。今自分が刀を手にしてロンを突き刺したとする。でも自分はロンの魂を壊す事はできない。どういう事なのか?

つまりそれはロンの体がどうなろうとも魂は無傷で残るという事なのだそうです。ところが分霊箱はその逆で中に入っている魂の断片が生き残れるかどうかはその入れ物すなわち魔法がかけられた体に依存しているんだそうです。

体なしには存在できない。それを聞いてハリーが「あの日記帳は僕が突き刺した時にある意味で死んだ」と言いました。それはつまり日記帳が完全に破壊された時に中に閉じ込められていた魂の一部はもはや存在できなくなった。

ジニーはハリーより先に日記帳を処分しようとしてトイレに流したが当然の如く日記帳は新品同様で戻って来た。それはつまり強い破壊力を持った物で分霊箱を壊すという事をしなかったからという事というわけなんですよね。

「ちょっと待った。あの日記帳の魂の欠片はジニーに取り憑いていたんじゃなかったか?どういう仕組みなんだ?」

ロンがこう訊くとハーマイオニーはこう答えました。魔法の容器が無傷の内は中の魂の断片は誰かが容器に近づき過ぎるとその人間に出入りができる。その容器を長く持つとか触れるとかそういう事とは関係がないんだそうです。

感情的に近づくという事なのだそうです。ジニーはあの日記帳に心を打ち明けた。それで極端に無防備になってしまった。分霊箱が気に入ってしまったり依存するようになってしまうとそれが問題になってしまうとの事でした。

「ダンブルドアは一体どうやって指輪を破壊したんだろう?僕どうしてダンブルドアに訊かなかったのかな?」

この後のハリーの声は段々弱くなって行きました。ダンブルドアに訊くべきだった様々な事をハリーは思い浮かべていました。多くの機会があってもっと色々あれもこれも知る事ができたのにダンブルドアはもう死んでしまった。

するとそこに部屋の扉が勢いよく開き・・・

3-3.入って来たのは?
一瞬にして静けさが破れハーマイオニーは悲鳴を上げ「深い闇の秘術」を取り落としました。クルックシャンクスはベッドの下に素早く潜り込みシャーッと威嚇しました。ロンはベッドから飛び降り滑って壁に頭をぶつけました。

ハリーは本能的に杖に飛びつきましたが気がつくと目の前にいるのは髪が乱れ怒りで顔が歪んでいるウィーズリーおばさんでした。おばさんの声は怒りでわなわなと震えていました。そしてハリーたちにこう言い放ったのでした。

「せっかくの楽しいお集まりをお邪魔してすみませんね。皆さんにご休息が必要なのはよーく判りますけどね。でも私の部屋に山積みになっている結婚祝いの品は選り分ける必要があるんです」

最後におばさんが「私の記憶ではあなた方が手伝ってくださるはずでしたけど」と言うとハーマイオニーは「はいそうです。手伝います。ごめんなさい」と言いつつ怯えた顔で立ち上がりその拍子に本が四方八方に散乱しました。

ハリーとロンに苦悶の表情を見せながらハーマイオニーはおばさんに従いて部屋を出て行きました。ハリーと一緒にその後に続いたロンが「まるで屋敷しもべ妖精だ」と壁にぶつけた頭をさすりながら低い声で言ったのでした。

「仕事に満足してないとこが違うけどな。結婚式が終わるのが早ければ早いだけ僕幸せだろうなあ」

さらにこう言うロンにハリーは「うん」と相槌を打った後に「そしたら僕たちは分霊箱探しをすればいいだけだし。まるで休暇みたいなもんだよな?」と言いました。それを聞いてロンは笑い始めました。ところがだったのでした。

ウィーズリーおばさんの部屋に山と積まれた結婚祝いを見るなりそんなロンの笑いも止まってしまったのでした。

今日の最後に
ハーマイオニーの分霊箱の説明の中で今回注目すべき点はまず第1には分霊箱は人間とは完全に逆で魔法がかけられた体に依存しており体なしでは存在できないという事でしょうね。人間の場合は体を傷つけても魂は壊れない。

第2には魔法の容器が無傷の内は中の魂の断片は誰かが近づき過ぎるとその人間に出入りする事ができる。何もその容器を長く持っているとか触れるという事とは関係がない。それは感情的に近づくという意味なんだそうです。

ジニーはあの日記帳に心を打ち明けた。そのために極端に無防備になってしまった。分霊箱が気に入ってしまったり分霊箱に依存するようになると問題になるのだそうです。つまり気に入ったり依存しなければ問題にはならない。

ジニーが取り憑かれたような状態になって記憶が途切れたりしたのも分霊箱の事が気に入ってしまって依存したからというわけです。ここいらへんの事が後々ハリーにとっては大きな問題になって来るというわけなんですよね。

さらにもう1つ一番肝心で重要な事を挙げるのを忘れていました。それは裂いた後の魂が1回だけでとても不安定になるという事です。
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