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ウィーズリーおばさんがバースデーケーキを持って来ていよいよハリー17才の誕生日のディナーが始まろうとしていましたがアーサー氏はまだ帰宅していませんでした。そして突然アーサー氏から「魔法大臣が一緒に行く」という知らせが入りました。やって来たスクリムジョールはハリーたち3人に向かって・・・(全3項目)

3-1.招待客がやって来て
ハリー節目の17才の誕生日のディナーという事でハグリッドは正装し一張羅の以前にもハリーが見た事のある茶色のスーツを着込んでいました。その次に入って来たのが最近結婚したばかりのルーピンとトンクスだったのでした。

トンクスは「お誕生日おめでとうハリー」と言うとハリーを強く抱き締めました。一方ルーピンはハリーと握手をしながら微笑んだものの何だか浮かぬ顔でした。晴れ晴れとうれしそうなトンクスとは奇妙な組み合わせでした。

17才か!俺たちが出会った日から6年だ。覚えているか?ハグリッドはグラスに入ったワインを受け取りながらこう言いました。ハリーはハグリッドににやっと笑いかけて「ぼんやりとね」と言うとさらにこう言ったのでした。

「入口のドアをぶち破ってダドリーに豚の尻尾を生やして僕が魔法使いだって言わなかった?」

ハグリッドは「細けえ事は忘れたな」とうれしそうに言うと笑いました。そしてロンとハーマイオニーに「元気か?」と声をかけハーマイオニーが「私たちは元気よ」と答えたその後に「ハグリッドは?」と訊き返したのでした。

「ああ。まあまあだ。忙しくしとった。ユニコーンの赤ん坊が何頭か生まれてな。お前さんたちが戻ったら見せてやるからな」

ハグリッドが最後に「お前さんたちが戻ったら」と言ったのでハリーはロンとハーマイオニーの視線を避けました。ハグリッドはハリーたち3人がヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出るため学校には戻らない事を知らないのです。

「あったぞハリー。お前さんに何をやったらええか思いつかんかったがこれを思い出してな」

こう言ってハグリッドがハリーにくれたのは?

3-2.アーサー氏と一緒に来たのは?
ハグリッドはちょっと毛の生えた小さな巾着袋を取り出しました。長い紐がついていてどうやら首からかける物のようでした。ハリーが「ありがとう!」と礼を言うとハグリッドは「何でもねえ」と言って手を振ったのでした。

「モークトカゲの革だ。中に何か隠すとええ。持ち主以外は取り出せねえからな。こいつぁ珍しいもんだぞ」

そしてハグリッドは「おっチャーリーがいるじぁねえか!」と言いました。チャーリーは昔からハグリッドのお気に入りだったんだそうです。そんなチャーリーは無残にも短くされた髪の毛を手でかきながらやって来たのでした。

「やあハグリッドどうしてる?」

こう挨拶をしたチャーリーにハグリッドが訊いたのはハリーたちが1年生の時に苦心惨憺の末にチャーリーの元に送り届けたドラゴンのノーバートの事でした。ハグリッドがどうしてると訊くとチャーリーはこう答えたのでした。

「ノーバート?ノルウェー・リッチバックの?今はノーベルタって呼んでいる」

笑ってこう答えたチャーリーにハグリッドは「何だって。ノーバートは女の子か?」と驚いて訊きました。それにチャーリーは「ああそうだ」と答えハーマイオニーが「どうして判るの?」と訊くとチャーリーはこう答えました。

「ずっと獰猛だ」

そしてチャーリーは後ろを見て声を落とすと「おやじが早く戻って来るといいが。お袋がピリピリしてる」と言ったのでした。ハリーの誕生日ディナーは始めるばかりになったのですがアーサー氏がまだ帰っていなかったのです。

アーサーを待たずに始めたほうがいいでしょう。あの人はきっと何か手が離せない事があったのよ。おばさんは庭全体にこう呼びかけました。しかしこの言葉を言い終わらない内に庭を横切って一条の光が走り込んで来ました。

それはテーブルの上で輝く銀色のイタチになり後脚で立ち上がるとアーサー氏の声で「魔法大臣が一緒に行く」と言いました。魔法大臣が来ると聞き間髪を入れずルーピンが「私たちはここにいられない」とハリーに告げました。

そしてハリーに「すまない。別の機会に説明するよ」と言うと姿を消しました。おばさんは何故魔法大臣が我が家に来るのかの理由が分らず当惑した顔でした。話し合う時間はなく門の所にアーサー氏が忽然と姿を現わしました。

すぐそれと判る魔法大臣ルーファス・スクリムジョールが同行していました。突然現れた2人は裏庭を堂々と横切り提灯に照らされたテーブルにやって来ました。ハリーが以前に会った時よりスクリムジョールは老けていました。

頬はこけ厳しい表情をしていました。スクリムジョールはテーブルの前まで来ると「お邪魔してすまん」と謝った後「その上どうやら宴席への招かれざる客になったようだ」と言い一瞬巨大なスニッチ・ケーキに目を注ぎました。

「誕生日おめでとう」

こう言うスクリムジョールにハリーは「ありがとうございます」と言葉を返したのでした。

3-3.ハリーたち3人に向かって
するとスクリムジョールは唐突にハリーに「君と2人だけで話したい」と言って来ました。さらにはロンとハーマイオニーとも個別に話したいと言い出したのでロンは驚いて「僕たち?どうして僕たちが?」と訊き返しました。

ロンのその問いにスクリムジョールは「どこかもっと個別に話せる場所に行ってから説明する」と答えました。そしてアーサー氏に「そういう場所があるかな?」と問いかけてアーサー氏は「はいもちろんです」と答えました。

アーサー氏は落ち着かない様子で居間を使ってはいかがですかと言いスクリムジョールは「案内してくれたまえ」とロンに向かって言うとアーサー氏に「君が一緒に来る必要はない」と言ってハリーたち3人は立ち上がりました。

アーサー氏が心配そうにおばさんと顔を見合わせるのをハリーは見ました。2人とも無言で先に立って家の中に入りながらハリーはアーサー氏もおばさんも2人とも自分と同じ事を考えているだろうとそう思ったというわけです。

スクリムジョールはハリーたち3人がホグワーツを辞めるという計画をどこかから聞きつけたに違いない。台所を通って「隠れ穴」の居間に入るまでスクリムジョールは終始無言でした。ハリーは居間に入ると杖を振りました。

もう居間が暗かったので石油ランプに明かりを点けるためです。スクリムジョールはいつもアーサー氏が座っているクッションのへこんだ肘掛け椅子に腰を落としました。一方ハリーたち3人はソファに並んで窮屈に座りました。

「3人に幾つか質問があるがそれぞれ個別に訊くのが一番良いと思う。君と君は」

スクリムジョールは最後に「君と君は」と言うとハリーとハーマイオニーを指差しました。そして「上の階で待っていてくれ。ロナルドから始める」と告げました。そんなスクリムジョールにハリーはこう言ったというわけです。

「僕たちどこにも行きません。3人一緒に話すのでなければ何も話さないでください」

ハーマイオニーもしっかりと頷いたのでした。

今日の最後に
6年生の夏休みすなわちルーファス・スクリムジョールが魔法大臣になった直後にハリーはダンブルドアにその人は適任だと思われますかと訊いてそれに対してダンブルドアは「面白い質問じゃ」と答えた後にこう言っています。

「確かに能力はある。コーネリウスよりは意思のはっきりした強い個性を持っておる」

さらにダンブルドアはルーファス・スクリムジョールは行動派の人間で人生の大半を闇の魔法使いと戦って来たのだからヴォルデモートの事を過小評価していないとも言っていますね。つまりまあまあの評価という事のようです。

スクリムジョールとてヴォルデモートを何とか打倒したいと強く願っていました。しかしハリーたち3人のスクリムジョールに対する印象が悪かったが故にハリーたちとスクリムジョールは激しい口論を戦わせる事になりました。
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