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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ダンブルドアからハリーへの遺贈品は実は2つだった!スクリムジョールにそう告げられてハリーはまた興奮に火が点きましたがスクリムジョールがその物品をハリーに渡す事を拒否したため再び大激論になってしまいました。しかしスクリムジョールには確固たる理由があっての事のようです。(全3項目)

3-1.再び大激論に!
何故ダンブルドアは自分にゴドリック・グリフィンドールの剣を遺したかったのか?ハリーはその理由をやっとの事で癇癪を抑えつけながら「僕の部屋の壁に掛けるときれいだと思ったんじゃないですか?」と答えたのでした。

「冗談事ではないぞポッター!ゴドリック・グリフィンドールの剣のみがスリザリンの継承者を打ち負かす事ができるとダンブルドアが考えたからではないのか?」

スクリムジョールは凄んでハリーにこう言いました。さらにダンブルドアがハリーにあの剣を遺したかったのはハリーこそが「名前を言ってはいけないあの人」つまりヴォルデモートを滅ぼす運命にある者だとそう信じたからだ。

そしてそれは他の多くの者もそう信じているとスクリムジョールはハリーに言いました。それに対しハリーは「面白い理論ですね。誰かヴォルデモートに剣を刺してみた事があるんですか?」などと言い再び大激論になりました。

「灯消しライター」をひねくり回したりアズカバンからの集団脱走を隠蔽したりする暇があるのなら魔法省で何人かをその任務に就けるべきじゃないか?それじゃ大臣は部屋にこもってスニッチを開けようとしていたんですか?

沢山の人が死んでいるというのに。自分もその1人になりかけた。ヴォルデモートが州を3つも跨いで自分を追跡して来た事もマッド・アイ・ムーディが殺害された事もどれに関しても魔法省からは一言もない。そうでしょう?

最後にハリーが「それなのにまだ僕たちが協力すると思っているなんて!」と言うとスクリムジョールは立ち上がって大声で「言葉が過ぎるぞ!」と言いました。ハリーも立ち上がりスクリムジョールはハリーに近づきました。

そして杖の先でハリーの胸を強く突きました。すると火の点いたタバコを押しつけたようにハリーのTシャツが焦げて穴が空きました。すると今度はロンが「おい!」と言うと立ち上がって杖を上げましたがハリーが止めました。

「止めろ!僕たちを逮捕する口実を与えたいのか?」

ハリーはロンにこう言いました。

3-2.大激論の末に
ここは学校じゃないという事を思い出したかね?私が君の傲慢さも不服従も許して来たダンブルドアではないという事を思い出したかね?その傷痕を王冠のように被っているのはいい。スクリムジョールはさらにこう言いました。

「しかし17才の青二才が私の仕事に口出しするのはお門違いだ!そろそろ敬意というものを学ぶべきだ!」

荒い息を吹きかけながらこう言ったスクリムジョールにハリーは「そろそろあなたがそれを勝ち取るべきです」と言葉を返しました。すると床が振動して誰かが走って来る足音がしたかと思うと居間の扉が勢いよく開きました。

ウィーズリー夫妻が駆け込んで来ました。ハリーとスクリムジョールがほとんど鼻を突き合わせて立っているのを見て仰天した様子のアーサー氏が「何か。何か聞こえたような気が」と言い次におばさんが息を弾ませつつ・・・

「大声を上げているような」

スクリムジョールは数歩ハリーから離れハリーのTシャツに空けた穴をちらりと見ました。癇癪を抑え切れなかった事を悔いているようでした。スクリムジョールは唸るように「別に。別に何でもない」とそう言ったのでした。

そしてハリーの顔をまともに見ながら「私は君の態度を残念に思う」と言いました。さらに言葉を途切れがちにしながら君はどうやら魔法省が君やダンブルドアが望む所とは違うと思っているらしいとハリーに言ったのでした。

そして最後にスクリムジョールは「我々は共に事に当たるべきなのだ」とハリーに言いました。しかしハリーは「大臣。僕はあなたたちのやり方が気に入りません。これを覚えていますか?」と言い右手の拳を挙げて見せました。

手の甲に白く残る傷痕は「僕は嘘をついてはいけない」と読めました。かつて魔法省からホグワーツに派遣されたドローレス・アンブリッジの罰則で刻まれた文字でした。スクリムジョールはそれを見て気持ちが挫けたようです。

スクリムジョールは表情を強張らせそれ以上は何も言わずにハリーに背を向けて居間から出て行きました。おばさんが急いでその後を追いましたが勝手口で立ち止まる音がして間もなくおばさんがこう知らせるのが聞こえました。

「行ってしまったわよ!」

おばさんが急いで戻って来るとアーサー氏がハリーたち3人の顔を見回しながら「大臣は何をしに来たのかね?」と訊きました。その問いにハリーがこう答え庭のテーブルでは3人が渡された3つの品が手から手へと渡されました。

「ダンブルドアが僕たちに遺した物を渡しに。遺言書にあった品物を魔法省が解禁したばかりなんです」

一同は「灯消しライター」と「吟遊詩人ビードルの物語」に驚きスクリムジョールが「グリフィンドールの剣」の引き渡しを拒んだ事を嘆きましたがダンブルドアがハリーに古いスニッチを遺した理由は誰もが分りませんでした。

アーサー氏は「灯消しライター」を何度も念入りに調べていましたがおばさんが遠慮がちにハリーにみんなとてもお腹が空いている。あなたがいない時に始めたくなかったから。もう夕食を出してもいいかしらとそう訊きました。

こうして魔法大臣ルーファス・スクリムジョールの突然の来訪でハリー17才の誕生日ディナーは全員がかなり急いで食事を済ませるという慌しいパーティになってしまいました。パーティ終了後ハリーはハーマイオニーに・・・

「後で僕たちの部屋に上がって来て。みんなが寝静まってから」

おばさんの後片付けを手伝いながらハリーはこう囁きました。

3-3.ロンの屋根裏部屋で
屋根裏部屋ではロンが「灯消しライター」を入念に眺めハリーはハグリッドから贈られたモーク革の巾着に金貨ではなく一見ガラクタのような物も含め自分にとって一番大切な物を詰め込むと巾着の紐を固く締め首にかけました。

入れたのは「忍びの地図」にシリウスの「両面鏡」の欠片に「R.A.B」のロケットなどです。そして古いスニッチを持って座り弱々しい羽ばたきを見つめました。やがてハーマイオニーが扉をそっと叩き忍び足で入って来ました。

「マフリアート!耳塞ぎ!」

ハーマイオニーが階段に向けて杖を振ってこう唱えるのでロンが「君はその呪文を許してないと思ったけど?」と言うとハーマイオニーは「時代が変わったの」と言ってロンに「さあ灯消しライター使ってみせて」と言いました。

そう言われてロンはライターを高く掲げてカチッと鳴らしました。1つしかないランプの灯がすぐに消えて真っ暗になりました。その暗闇の中でハーマイオニーが「ペルー産インスタント煙幕」でも同じ事ができると言いました。

再びカチッと鳴らしてランプを元通りに点灯させるとロンは「それでもこいつはかっこいい」と弁解がましく言いました。さらに続けてロンは「それにさっきの話じゃダンブルドア自身が発明した物だぜ!」とも言ったのでした。

「判ってるわよ。でもダンブルドアが遺言であなたを選んだのは単に灯りを消すのを手伝うためじゃないわ!」

ハーマイオニーは単に灯りを消したり点けたりするためなら前述の「ペルー産インスタント煙幕」でも事足りる。ダンブルドアがロンに「灯消しライター」を遺贈したのは何か別の用途に用いるために違いないと言いたいのです。

「魔法省が遺言書を押収して僕たちへの遺品を調べるだろうってダンブルドアは知っていたんだろうか?」

こう訊くハリーにハーマイオニーが「間違いないわ」と答えました。さらにハーマイオニーはダンブルドアは遺言書では自分たちにこういう物を遺す理由を教えられなかったとも言いました。でもまだ説明がつかない事がある。

「生きている内に何故ヒントを教えてくれなかったのか。だな?」

それを受けてロンがこう言いました。3人の密談はまだまだ続きます。

今日の最後に
魔法大臣ルーファス・スクリムジョールはダンブルドアがハリーに遺贈すると遺言書に書き記したのにも関わらず「ゴドリック・グリフィンドールの剣」をハリーに受け渡す事を拒否して「隠れ穴」を去って行ってしまいました。

そしてここで言っておかなければならない事は「隠れ穴」に来て3日目の夜ハリーがジニーにウィーズリーおばさんは自分たちをここに足止めしている間に誰かがヴォルデモートの息の根を止めてくれるのかと言っている事です。

それを聞いてジニーは「それじゃ本当なのね?あなたがしようとしている事はそれなのね?」とそう言っているんですよね。これがホグワーツに戻ってからジニーが行動を起こす事へと繋がって行く事になるというわけですよね。

それが数々の波及効果やハリーにとっては全く予想外の展開や結果を生み出して行く事になるというわけなんですよね。

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