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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ミュリエルおばさんはスクイブの娘を存在しないかのように隠すぐらいだからと言ってとんでもない事を言い出しました。さらにミュリエルおばさんはハリーにとっては驚愕の極めて衝撃的な事実を口走ったのでした。ハリーとダンブルドアは同じ場所で同じ経験をしていたのです。(全3項目)

3-1.何という事を!
ケンドラのほうが先に死んだのでなければ自分はアリアナを殺害したのはその母親だとミュリエルは言い出しました。それを聞いてエルファイアス氏は「何という事を!自分の言っている事をよく考えなされ!」と言いました。

母親が実の娘を殺害するだなんて到底考えられない。こういう意見のエルファイアス氏に対してミュリエルは「自分の娘を何年も牢に入れておける母親ならできない事はなかろうがぇ?」と十分考えられるとそう言ったのでした。

しかし即座に返す言葉でミュリエルは「それでは辻褄が合わぬ」と言ったのでした。何故なら先に死んだのは娘のアリアナではなくて母親のケンドラのほうだったからです。何でもその死因は誰も定かには分らないとの事でした。

それを聞いてエルファイアス氏はアリアナが母親を殺害したに違いないと言って勇敢にも笑い飛ばそうとしました。するとミュリエルはアリアナは自由を求めて自暴自棄になって争っている内にケンドラを殺害したのかもしれない。

ミュリエルはこう考え深げに言いエルファイアス氏に否定したければいくらでも好きなだけ首を振ればいい。あんたはアリアナの葬式に列席していたんだろうと言いました。エルファイアス氏は唇を震わせながらこう答えました。

「ああしたとも。そしてわしの知る限りあれほどに悲しい出来事は他にない。アルバスは胸が張り裂けるほど」

エルファイアス氏がここまで言った所でミュリエルがこう言い放ちました。張り裂けたのは胸だけではない。アバーフォースが葬式の最中にアルバスの鼻をへし折っただろう。それを聞きエルファイアス氏は怯えた顔をしました。

それも怯え切っていて今までとは比べ物にはならないくらいでした。ミュリエルがエルファイアス氏を刺したのではないかと思えるほどの怯え切った顔でした。何故ならミュリエルがその事を知っているとは想像がつかなかった。

そういう事だったのです。エルファイアス氏が「どうしてそれを?」と訊くとミュリエルは「母がバチルダ・バグショット婆さんと親しかったのぇ」と答えました。バチルダが母に一部始終を物語っているのを扉の陰で聞いた。

柩の脇で喧嘩でバチルダが言うにはアバーフォースはアリアナが死んだのはアルバスのせいだと叫んで顔にパンチを食らわせた。アルバスなら両手を後ろでに縛られていてもアバーフォースを打ち負かせるのに防ごうともしない。

それを聞いてハリーは?

3-2.情報源はバチルダ・バグショット?
ハリーは何をどう考えてよいやら何を信じてよいやら分らなくなりました。真実が欲しいと思いました。それなのにエルファイアス氏はアリアナが病気だったと弱々しく泣き言を言うだけでハリーの願う答えは言ってくれません。

自分の家でそんな残酷な事が行われていたのならダンブルドアが干渉しなかったはずはないとハリーは思いました。にも関わらずこの話には確かに何か奇妙な所がある。ハリーがそう考えているとミュリエルはこう言ったのでした。

「それにまだ話す事があるがぇ。わたしゃバチルダがリータ・スキーターに秘密を漏らしたと思うがぇ。スキーターのインタビューで仄めかしていたダンブルドア一家に近い重要な情報源」

最後にミュリエルは「バチルダがアリアナの一件をずっと見て来た事は間違いないぇ。それで辻褄が合うが!」と言いました。エルファイアス氏は「バチルダはリータ・スキーターに話はせん!」と囁くように言ったのでした。

「バチルダ・バグショット?魔法史の著者の?」

その名はハリーの教科書の表に印刷されていました。もっともハリーが一番熱心に読んだ教科書とは言えません。ハリーのこの質問に答えたのはエルファイアス氏でした。魔法史家として最も優れた1人でアルバスの古い友人だ。

ミュリエルは「この頃じゃ相当衰えとると聞いたぇ」と楽しそうに言いました。それを聞いてエルファイアス氏が「もしそうならスキーターがそれを利用したのは恥の上塗りというものじゃ」と言って理由はこうだと言いました。

「そしてバチルダが語ったであろう事は何1つ信頼できん!」

それに対してミュリエルは記憶を呼び覚ます方法はあるしリータ・スキーターはきっとそういう方法を全て心得ている。それにたとえバチルダが完全に老いぼれているとしても間違いなく古い写真はまだ持っていると言うのです。

それに手紙も。バチルダはダンブルドアたちとは長年の付き合いがあった。だからゴドリックの谷まで足を運ぶ価値があったと思うとミュリエルはそう言いました。バタービールをちびちびと飲んでいたハリーは咽せ返りました。

「バチルダ・バグショットはゴドリックの谷に住んでるの?」

何とか声が出るようになった所でハリーはすぐさまこう訊きました。するとミュリエルは「ああそうさね。バチルダは永久にあそこに住んでいるがぇ!」と答え続けてこう言いました。それはハリーにとっては衝撃の一言でした。

「ダンブルドア一家はパーシバルが投獄されてから引っ越して来てバチルダはその近所に住んでおったがぇ」

3-3.ハリー茫然自失のショック状態に
「ダンブルドアの家族もゴドリックの谷に住んでいたんですか?」ハリーがこう訊くとミュリエルは今言ったばかりだと焦れったそうに言ったのでした。ハリーはすっかり力が抜けてしまい頭の中が空っぽになってしまいました。

この6年間ダンブルドアはただの一度もハリーにその事を話しませんでした。自分たちが2人ともゴドリックの谷に住んだ経験があり2人ともやはり愛する人をそこで失った事をダンブルドアは自分に話さなかった。何故なんだ?

リリーとジェームズはダンブルドアの母親と妹の近くに眠っているのだろうか?ダンブルドアは身内の墓を訪ねた事があるのだろうか?その時リリーとジェームズの墓のそばを歩いたのではないだろうか?そうなのではないか?

それなのにダンブルドアは一度も自分に話さなかったし話そうともしなかった。こう思いながらハリーはその事がどうして大切な事なのかについては自分自身にも説明がつきませんでした。しかし自分たちは同じ経験をしていた。

2人ともゴドリックの谷に住んだ事があり共にそこで身内を失った事がある。それを自分に話さなかったのはダンブルドアに嘘をつかれていた事に等しい。ハリーはそんな気がしました。ハリーはショックで茫然自失状態でした。

そのため今どういう場所にいるのかもほとんど忘れてしまっているという状態でした。そんなわけでハーマイオニーが混雑から抜け出して来た事もハリーの横に椅子を持って来て座るまでは気づかないというそんな有り様でした。

「もうこれ以上は踊れないわ。ロンはバタービールを探しに行ったわ。ちょっと変なんだけど私ビクトールが凄い剣幕でルーナのお父さんから離れて行く所を見たの。何だか議論していたみたいだったけど」

ハーマイオニーは靴を片方脱ぎ足の裏をさすりながら息を切らせつつハリーにこう言いました。しかし言葉の途中でハリーの異変に気づき「あなた大丈夫?」と声をかけました。クラムとルーナのお父さんは何故議論になった?

ハリーは他ならぬクラム本人からその理由を聞いていたので説明する事はできたのですがミュリエルおばさんに聞かされた事で今は頭が一杯という事もあって「どこから話を始めたらいいのだろう?」というそういう状態でした。

ところがそれどころではない状況になってしまいました。何か大きくて銀色の物がダンスフロアの上の天蓋を突き破って落ちて来ました。優雅に光りながら驚くダンス客の真ん中にオオヤマネコがひらりと着地して来たのでした。

何人かはオオヤマネコに振り向き近くの客は踊っていたそのままの格好で滑稽な姿でその場に凍りつきました。それは守護霊で口を開くと大きな深い声がゆっくりと話し出しました。キングズリー・シャックルボルトの声でした。

「魔法省は陥落した。スクリムジョールは死んだ。連中がそっちに向かっている」

今日の最後に
昨日の記事でも言ったようにミュリエルおばさんはおそらくはスリザリン出身の魔女でリータ・スキーターに捏造でっち上げの記事を書かれた経験もなければ誹謗中傷された事も全くないので自分は好きだなどと言う事ができる。

したがってシリウスの両親やルシウス・マルフォイ氏ほどに熱心ではないものの純血主義者である。そのためマグル生まれの魔女のダンブルドアの母親ケンドラ夫人に対しても極めて著しい差別感情を持っているというわけです。

だからケンドラ夫人の事を傲慢で気位が高く怖い女などと言葉を尽くして非難したというわけです。ミュリエルおばさんは多分ケンドラ夫人とは面識がないんでしょうね。なので実像とは激しく乖離した事を平気で言えるのです。

その逆にエルファイアス・ドージ氏はケンドラ夫人に会った事がある。だからこそミュリエルおばさんがそう激しく非難をしても「ケンドラはきちんとした女性じゃった」と何の苦もなく言い切る事ができたというわけですよね。

しかし極めて残念な事にダンブルドアから母親のケンドラ夫人と妹のアリアナは何故死んだのかや父親のパーシバルがマグルの少年を襲ってアズカバンで獄中死したその理由を打ち明けられるほどには信頼を得られていなかった。

そのためにあんな有り様になってしまったというわけなんですよね。

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