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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

魔法大臣ルーファス・スクリムジョールが死んで魔法省が陥落したとの知らせがキングズリー・シャックルボルトから届きました。結婚式のパーティ会場は死喰い人の集団が乱入して大混乱となりハリーたち3人は「隠れ穴」を脱出したのでした。(全3項目)

3-1.隠れ穴から脱出!
何もかもがぼやけてゆっくりと動くように見えました。一方守護霊による不死鳥の騎士団の伝達方法を知っていたハリーとハーマイオニーは事の次第を知って即座に立ち上がると杖を抜きました。でもそれはやはり少数派でした。

大方の客は何かの異常が起きたと気づき始めたばかりで事情を飲み込めないまま銀色のオオヤマネコが消えたあたりに顔を振り向けつつある所でした。守護霊が着地した場所から周囲へ沈黙が冷たい波になり広がって行きました。

やがて誰かが悲鳴を上げました。ついに事が起きたのです。ハリーとハーマイオニーは恐怖に慌てふためく客の中に飛び込みました。客は蜘蛛の子を散らすようにして走り出し大勢の人々が「姿くらまし」して逃げて行きました。

「隠れ穴」の周囲に施されていた保護呪文は破れ2人がダンスフロアを横切って突き進む間にもハリーは仮面を被ったマント姿が混乱する客の中に現れるのを見ました。ハーマイオニーは「ロン!ロンどこなの?」と叫びました。

ルーピンとトンクスは杖を上げて「プロテゴ!護れ!」と叫んでいました。あちらこちらから同じ声が上がっていました。ハリーと2人で怯える客の流れに揉まれながらハーマイオニーは半泣きで「ロン!ロン!」と呼びました。

ハリーはハーマイオニーと決して離れまいとしっかり手を握っていました。その時頭上を一条の閃光が飛んで行きました。盾の呪文なのか邪悪な呪文なのかはハリーには見分けがつきませんでした。やっとロンが見つかりました。

ロンがハーマイオニーの空いている腕を掴んだ途端にハリーはハーマイオニーがその場で回転するのを感じました。ハーマイオニーがそこで「姿くらまし」したのです。周囲に暗闇が迫りハリーは何も見えず聞こえなくなりました。

ハリーが感じていたのはハーマイオニーの手だけでした。降って湧いて来た死喰い人からも離れて「隠れ穴」からも離れ多分おそらくはヴォルデモートからも離れてハリーはロンの「ここはどこだ?」の声で目を開けたのでした。

3-2.脱出して来た場所は?
目を開けるとハリーは一瞬「まだ結婚式場から離れていないのでは?」と思ってしまいました。依然として大勢の人々に周りを囲まれているようだったからです。ロンの問いにハーマイオニーは息を切らせながらこう答えました。

「トテナム・コート通りよ。歩いてとにかく歩いて。どこか着替える場所を探さなくっちゃ」

ハリーは言われた通りにしました。暗くて広い通りを3人は半分走りながら歩きました。そこには深夜の酔客が溢れ両側に閉店した店が並び頭上には星が輝いていました。パブで浮かれていたグループが3人をじろじろ見ました。

ハリーとロンがまだドレスローブ姿だったからです。若い女性が見てさも面白そうに吹き出し耳障りなクスクス笑いをするのを見てロンがハーマイオニーに「着替える服がないぜ」と言いました。一方ハリーは後悔していました。

1年間持ち歩いていたというのに「透明マント」を肌身離さず持っているべきだったのにどうしてそうしなかったんだろう?ハリーは間抜けな自分を内心呪いました。するとハーマイオニーがハリーとロンにこう言ったのでした。

「大丈夫マントは持って来たし2人の服もあるわ。ごく自然に振舞って。場所を見つけるまで。ここがいいわ」

ハーマイオニーは先に立って脇道に入ると人目のない薄暗い横丁へと2人を招き入れました。ハリーはハーマイオニーを見て顔をしかめながら「マントと服があるって言ったけど」と言いました。一体それらがどこにあるんだ?

ハリーはそう思ったんでしょうね。ハーマイオニーが1つだけ手に持っていたのは小さなビーズのバッグでした。ハーマイオニーはそのビーズ・バッグを引っ掻き回しながら「ええ。ここにあるわ」とそう答えたというわけです。

そう言ったかと思うとハーマイオニーは呆気に取られるハリーとロンの目の前にジーンズ1着とTシャツ1枚に栗色の靴下と最後に「透明マント」を引っ張り出して来ました。このビーズ・バッグには魔法がかけられていました。

「検知不可能拡大呪文。ちょっと難しいんだけど。でも私上手くやったと思うわ。とにかく必要な物は何とか全部詰め込んだから」

こう答えるとハーマイオニーはそのビーズ・バッグを少し振りました。すると中で重い物が沢山転がる音がしてまるで貨物室の中のような音が響き渡りました。ハーマイオニーはバッグの中を覗き込みながらこう言ったのでした。

「ああしまった!きっと本だわ。せっかく項目別に積んでおいたのに。しょうがないわね」

次にハーマイオニーはハリーには「透明マント」を被るように言いロンには急いで着替えるようにと言ったのでした。ロンが着替えているその間にハリーはハーマイオニーに「いつの間にこんな事をしたの?」と訊いたのでした。

その問いにハーマイオニーは「隠れ穴」で言ったでしょうと答えました。もう随分前から急に逃げ出す時のため重要な物は荷造りを済ませてあったんだそうです。ハリーのリュックサックは何と今朝このバッグに入れたそうです。

何だか予感がしてハリーが着替えを済ませた後に入れた。それを聞いてロンは「君って凄いよ。本当」と言いハーマイオニーは「ありがと」と言うと少し笑顔になりました。そしてハーマイオニーはハリーにこう言ったのでした。

「ハリーさあ透明マントを着てちょうだい!」

ハリーは「透明マント」を被って姿を消しました。そしてハリーはようやく先程の出来事の意味を意識し始めていました。そこで「他の人たちは。結婚式に来ていたみんなは」と言うとハーマイオニーが小声でこう言いました。

「今はそれどころじゃないわ。ハリー狙われているのはあなたなのよ。あそこに戻ったりしたらみんなをもっと危険な目に遭わせる事になるわ」

この言葉を補足するようにロンが「その通りだ。騎士団の大多数はあそこにいた。みんなの事は騎士団が面倒見るよ」と言いました。ロンのこの言葉はまるでハリーが反論しかけたのを見て取ったような言い方だったんですよね。

自分の事よりも他人の心配のほうをしてしまう。ハリーがそんな性格だという事を知り抜いているからこそ言える言葉というわけです。

3-3.24時間営業のカフェに
2人にそう言われてハリーは頷きましたが2人には見えない事に気づいたので「うん」と返事をしました。しかしジニーの事を考えると酸っぱい物が込み上げるようにして不安が湧き上がって来るのをハリーは感じていたのでした。

「さあ行きましょう。移動し続けなくっちゃ」

ハーマイオニーがこう言い3人は再び広い通りに出ました。相変わらず酔客が多い通りを歩きながらロンがハーマイオニーに「後学のために訊くけどどうしてトテナム・コート通りなの?」と訊くとこんな答えが返って来ました。

「分らないわ。ふと思いついただけ。でもマグルの世界にいたほうが安全だと思うの。死喰い人は私たちがこんな所にいるとは思わないでしょうから」

これに対してロンは「そうだな」と言った後に「だけどちょっと剥き出し過ぎないか?」と言いました。するとハーマイオニーは「他にどこがあるって言うの?」と答えました。頭に浮かぶのは危険な所ばかりで行く場所がない。

「漏れ鍋」の部屋の予約なんかとてもできないしグリモールド・プレイス12番地はスネイプが入れるからアウトだしハーマイオニーは私の家という手もない事はないけど死喰い人の連中が調べに来る可能性があると言うのです。

ハーマイオニーがそんな事を言っている間にも一番泥酔した男が大声で「一杯飲まねえか?」などと言って来てロンが怒鳴り返そうとして口を開いたのでハーマイオニーは慌てて「どこかに座りましょう」とそう言ったのでした。

ハーマイオニーが「ほらここがいいわ。さあ!」と言って入ったのは小さなみすぼらしい24時間営業のカフェでした。客が1人もいないのが良かったのです。ボックス型のベンチ席にハリーがまず入り込み隣にロンが座りました。

向かいの席に座ったハーマイオニーは入口に背を向けているのが気になるらしく頻繁に背後を振り返りました。ハリーはじっとしていたくありませんでした。歩いている間は錯覚でもゴールに向かっている気でいられたからです。

ポリジュース薬の効き目が切れて来たようでハリーはポケットからメガネを取り出して掛けました。間もなくするとロンがここから「漏れ鍋」までそう遠くない。あれはチャリング・クロスにあるからとそう言い出したのでした。

ハーマイオニーはロンに「できないわ」と言って即座に撥ねつけました。ロンは「泊まるんじゃなくて何が起こっているかを知るためだよ!」と反論しました。そんなロンにハーマイオニーはこう言ったというわけなんですよね。

「どうなっているかは判っているわ!ヴォルデモートが魔法省を乗っ取ったのよ。他に何を知る必要があるの?」

今日の最後に
アルバス・ダンブルドア亡き今ヴォルデモートにとって唯一の脅威は「死の呪い」で撃たれても生き残りトレローニー先生が闇の帝王の力を打ち破ると予言したハリーだけになったというわけです。ところがだったんですよね。

オリバンダー翁から兄弟杖の事を聞き出して他の人の杖を使えば問題は解決するとそう言われルシウス・マルフォイ氏に杖を差し出させたのにも関わらずヴォルデモートはまたしてもハリーの殺害に失敗してしまったんですよね。

そこでヴォルデモートはブルガリアにグレゴロビッチという杖職人を探しに行きました。しかし何故ヴォルデモートがグレゴロビッチを探しているのか?ハリーはその理由を全く知らないまま「隠れ穴」を離れる事となりました。

ヴォルデモートもハリーは自分に殺害されないために逃げ回っているのだとそう思い込んでいるんでしょうね。まさかハリーが自分の分霊箱を探し出し破壊するために学校に戻らないと決心したとは夢にも思っていませんでした。

今は互いに知らない事ばかりというわけです。

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