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シリウスの部屋でのハリーとハーマイオニーの話し合いは平行線を辿り続け最後まですれ違ったままでした。ところがシリウスの部屋を出てもう1つの部屋の前を通り過ぎた時にハリーは発見しました。何とここでイニシャルが「R.A.B」の人物を見つけたのです。それはシリウスの弟でした。(全3項目)

3-1.「R.A.B」はシリウスの弟だった!
「R.A.Bだ。僕見つけたと思う」ハリーがこう言うと驚いて息を呑む音が聞こえハーマイオニーが階段を駆け上がって来て「お母様の手紙に?でも私は見なかったけど」と言いました。ハリーは首を振って掲示を指差しました。

ハーマイオニーはレギュラスの掲示を読むとハリーの腕を力強く握りました。あまりの強さにハリーはたじろぐほどでした。ハーマイオニーは囁くように「シリウスの弟ね?」と訊いて来てハリーはその問いにこう答えました。

「死喰い人だった。シリウスが教えてくれた。弟はまだとても若い時に参加してそれから怖気づいて抜けようとした」

そして最後にハリーがそれで連中に殺害されたんだと言うとハーマイオニーは「それでぴったり合うわ」と言ってもう一度息を呑みました。さらにハーマイオニーはハリーに向かってこのように言ったというわけなんですよね。

「この人が死喰い人だったのならヴォルデモートに近づけたし失望したのならヴォルデモートを倒したいと思ったでしょう!」

ハーマイオニーは握っていたハリーの腕を離すと階段の手すりから身を乗り出して「ロン!ロン!こっちに来て。早く!」と叫びました。ロンはすぐさま杖を構えて息せき切って姿を現わすと2人に向かってこう言ったのでした。

「どうした?またおっきな蜘蛛だって言うならその前に朝食を食べさせて貰うぞ。それから」

ここまで言った所でロンはハーマイオニーが黙って指差したレギュラスの掲示をしかめっ面で見ました。そして「なに?シリウスの弟だろ?」と言ったその後にレギュラスのフルネームを読んで気がついて驚いたというわけです。

「ロケットだ。もしかしたら?」と言うロンにハリーは「探してみよう」とそう言ったというわけなんですよね。

3-2.レギュラス・ブラックの部屋
扉を押しましたが鍵が掛かっていたのでハーマイオニーが「アロホモーラ!」と取っ手に杖を向けて唱え扉は開きました。3人は一緒に敷居を跨ぐと目を凝らして中を見回しました。この部屋はシリウスのよりやや小振りでした。

しかし同じようにかつての豪華さを思わせました。シリウスは他の家族とは違う事を誇示しようとしていましたがレギュラスのほうはその逆を強調しようとしていました。スリザリンのエメラルドと銀色が至る所に見られました。

ベッドの上にはブラック家の家紋が「純血よ永遠なれ」の家訓と共に念入りに描かれていました。その下にはセピア色になった一連の新聞の切り抜きがコラージュ風にギザギザに貼り付けてありハーマイオニーはそれを見ました。

「全部ヴォルデモートに関するものだわ。レギュラスは死喰い人になる前の数年間ファンだったみたいね」

ハーマイオニーが切り抜きを読むためにベッドに腰掛けるとベッドカバーから埃が小さく舞い上がりました。一方ハリーは別の写真に気がつきました。ホグワーツのクィディッチ・チームが額の中から笑いかけ手を振っています。

近くに寄って見ると胸に蛇の紋章が描かれていてスリザリン・チームだと判ります。前列の真ん中に腰を下ろしている少年がレギュラスだとすぐに見分けがつきました。シリウスと同じ黒い髪で少し高慢ちきな顔をしていました。

背はシリウスより若干低く華奢で往時のシリウスほどハンサムではありません。ハリーは思わず「シーカーだったんだ」と言いヴォルデモートの切り抜きを読み耽っていたハーマイオニーは「なあに?」と曖昧に返事をしました。

「前列の真ん中に座っている。ここはシーカーの場所だ。別にいいけど」

ハリーが最後に「別にいいけど」と言ったのはロンもハーマイオニーも聞いていない事に気づいたからのようです。ロンは這いつくばって洋箪笥の下を探していました。ハリーも部屋を見回し隠し場所になりそうな所を捜しました。

机に近づくとそこもまた誰かが既に探し回っていました。引き出しの中もつい最近誰かに引っ掻き回されて埃さえも掻き乱されていましたが目ぼしい物は何もありませんでした。するとハーマイオニーがこう言って来たのでした。

「簡単な方法があるわ」

3-3.結局ロケットは
そしてハーマイオニーは杖を上げると「アクシオ!ロケットよ来い!」と唱えました。しかし何事も起こりません。それを見てロンは落胆した表情を浮かべると「それじゃこれでお終いか?ここにはないのか?」と訊いたのでした。

ロンのその問いにハーマイオニーは「まだここにあるかもしれないわ」と答えました。それは何故かと云うと呪文避けをかけられて魔法で呼び寄せられないようにする呪文がかけられているかもしれないとの事なんだそうです。

「ヴォルデモートが洞窟の石の水盆にかけた呪文のようなものだね」

ロンがこう言うのを聞いてハリーは偽物のロケットに「呼び寄せ呪文」が効かなかった事を思い出しました。そこでロンが「それじゃどうやって探せばいいんだ?」と訊くとハーマイオニーが「手作業で探すの」と答えました。

ロンは「名案だ」と言うと今度は呆れたような表情を浮かべてそれまで探していたカーテンを再び調べ始めたというわけです。しかし3人が1時間以上レギュラスの部屋を隈なく探しましたが結局ロケットは見つかりませんでした。

もはやロケットはここにはないと結論を出すしかありませんでした。ハリーたちはレギュラスの部屋を出て階段を下り始めましたがハーマイオニーはハリーとロンを奮い立たせるような調子でこう言ったというわけなんですよね。

「でもこの家のどこかにあるかもしれないわ」

ハーマイオニーはハリーとロンが気落ちすればするほど決意を固くして行くようでした。ハーマイオニーは2人を鼓舞するようにしゃべり続けたのでした。

今日の最後に
かつてヴォルデモートが孤児院時代に遠足で行った海辺の洞窟に隠した分霊箱をハリーとダンブルドアよりも遥かに早く持ち去ってしまい偽物と取り替えていたのは何と驚くべき事にシリウスの弟のレギュラス・ブラックだった。

ハリーはシリウスから聞いて弟のレギュラスが死喰い人だったという事を知っていました。だから当然ロンもハーマイオニーもハリーから聞いて知っていましたしダンブルドアもまたその事を相当前から知っていたんでしょうね。

だからこそダンブルドアはグリモールド・プレイス12番地が空き家状態になるよう取り計らったというわけなんですよね。
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