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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーは生まれて初めて動物園に行った際に蛇と会話を交わし蛇語を解し話せる能力を発揮しました。そして2年生になるとギルデロイ・ロックハートの部屋で蛇語を聞きそのロックハートが主宰した「決闘クラブ」で蛇語を話す事になったのでした。(全3項目)

3-1.2年生の学期早々に
昨日の記事でも言ったようにハリーが自身が蛇語を解する事を自覚したのは2年生の時でした。しかし初めてホグワーツに足を踏み入れ大広間で組分けの儀式を受けた際に組分け帽子から予想外の話を聞かされる事になりました。

それはハリーがスリザリンに入れば間違いなく偉大になる道が開ける。その全てはハリーの頭の中にあるというものでした。それに対してハリーはスリザリンに入る事を拒否したためにグリフィンドールに組分けされたのでした。

最初の1年はハリーが蛇語を解するという能力が問題になる事はありませんでした。そしてその2年目が訪れました。新学期初日にハリーとロンはアーサー氏が所有する空飛ぶ車に乗って校庭の「暴れ柳」に突っ込む事となりました。

後にハリーは自身がホグワーツに登校するのを何とか阻止しようとして屋敷しもべ妖精のドビーがキングズ・クロス駅の9と3/4番線の入口を塞いだ事を知りました。そこでロンの発案で車を飛ばして学校に行ったというわけです。

ところがハリーとロンは車を飛ばす所をマグルに目撃されるという大失態を演じてしまいました。その事が「夕刊予言者新聞」に掲載されたのです。それを言ったのは校庭で2人がやって来るのを待ち構えていたスネイプでした。

まことに残念至極だがお前たちは我輩の寮ではないので2人の退校処分は我輩が決定できない。これからその決定権を持つ人物たちを連れて来る。スネイプがこう言って連れて来たのはダンブルドアとマクゴナガル先生でした。

「僕たちを退校処分になさるんでしょう?」こう訊くロンにダンブルドアは「今日というわけではない」と答えました。しかし今後また問題になるような行動をハリーとロンがした場合には退校になるとそう警告されたのでした。

そしてハリーはマクゴナガル先生にこう言いました。自分たちが車に乗った時は新学期はまだ始まっていなかった。ですからグリフィンドールは減点されないはずですよね?ハリーのこの問いにマクゴナガル先生はこう答えました。

「グリフィンドールの減点はいたしません。ただし2人とも罰則を受ける事になります」

こうしてハリーとロンの2人は2年生になった学期早々に罰則を受ける事になったというわけなんですよね。

3-2.謎の声
2人の罰則は週末の土曜日の午後8時から行われました。昼食を取りにハリーたち3人がハグリッドの小屋から城に戻って来ると玄関ホールでマクゴナガル先生がハリーとロンに「2人とも処罰は今夜になります」と告げました。

ロンは管理人のアーガス・フィルチと一緒にトロフィー・ルームで銀磨きでハリーは今年度「闇の魔術に対する防衛術」の教師に就任したギルデロイ・ロックハート先生がファンレターに返事を書く手伝いという罰則内容でした。

「えーっそんな僕もトロフィー・ルームのほうでいけませんか?」

絶望的な声でこう言うハリーにマクゴナガル先生は眉を吊り上げ「もちろんいけません。ロックハート先生はあなたを特にご指名です」と答えた後に「2人とも8時きっかりに」とそう告げました。自分のほうが最悪の貧乏くじだ。

ハリーもロンも両方がそう思っていました。8時5分前にハリーは重い足を引きずり3階の廊下を歩いてロックハートの部屋に到着しました。ハリーが歯を食い縛り扉をノックして扉が開くとにこやかなロックハートがいました。

「封筒に宛名を書かせてあげましょう!」

こう言う時のロックハートの口調は「こんな素晴らしいもてなしはないだろう」と言わんばかりでした。時間はのろのろと過ぎハリーは時々「うー」とか「えー」とか「はー」と言ってはロックハートの声を聞き流していました。

時々耳に入って来た台詞は「ハリー評判なんて気まぐれなものだよ」や「有名人らしい行為をするから有名人なのだよ。覚えておきなさい」などでした。前者の「評判なんて気まぐれなもの」は今にして思えば鋭い指摘ですよね。

蝋燭が短くなって炎が段々低くなりました。もう千枚目の封筒じゃないかと思いながらハリーは痛む手を動かしていました。もうそろそろ帰ってもいい時間のはずだ。どうぞそろそろ時間になりますようにと考えていた時でした。

何かが聞こえて来ます。消えかかった蝋燭が吐き出す音でもないしロックハートがファン自慢をペチャクチャしゃべる声でもありません。それは骨の髄まで凍らせるような息が止まるような氷のように冷たい毒々しい声でした。

ハリーは飛び上がりました。書いていた宛名の「丁目」の所に滲みができてしまいました。ハリーが大声で「何だって?」と言うとロックハートが「驚いたろう!6ヵ月連続ベストセラー入り!新記録です!」とそう答えました。

ハリーは我を忘れて「そうじゃなくてあの声!」と叫びました。するとロックハートは不審そうに「えっ?どの声?」と訊いて来ました。それにハリーは「あれです。今のあの声です。聞こえなかったんですか?」と言いました。

ロックハートは唖然としてハリーを見ると「一体何の事かね?」と訊き少し眠くなったのかとも訊いて来ました。どうやら今しがたハリーが聞き咎めたあの声はロックハートには聞こえていないようなのです。どうしてなんだ?

それは蛇語でハリーにしか聞こえない声だったのです。

3-3.ついにその日が
ハリーはその声を10月31日のハロウィンの日に再び聞く事となりました。グリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」の絶命日パーティに出席して会場を出た所でその冷たい残忍な声が聞こえて来たんですよね。

声を追いかけて行った先に最初の犠牲者の管理人フィルチの飼い猫ミセス・ノリスがいました。そしてついにハリーが蛇語を解し話せるという事をハリー自身も自覚しロンとハーマイオニーもそれを知る日がやって来たのでした。

それはロックハートが主宰して行なわれた「決闘クラブ」でした。まず冒頭でロックハートと助手のスネイプが模範演技を見せ生徒たちがそれを実践するという段取りで行なわれるはずでした。ところがそうはなりませんでした。

スネイプがロックハートに対して行なった呪文は「エクスペリアームス!武器よ去れ!」という武装解除の術でした。この呪文をかけると相手方は武器である杖を失う。ハリーが何度も何度も使う事になった大変重要な魔法です。

しかし生徒たちはこの呪文を使わず「決闘クラブ」が行なわれた大広間は個々が勝手に様々な魔法を使う無法地帯と化しました。そのために生徒の中から代表者を2人選んで一同に見せて教えたほうがいいという事になりました。

スネイプがドラコ・マルフォイとハリーはどうかねと提案してロックハートが「それは名案!」と賛成して2人は大広間の中央で対峙する事になりました。ハリーにはロックハートがつきマルフォイにはスネイプがつきました。

するとスネイプはマルフォイに近づくと何事かを囁きました。マルフォイは嘲るような笑みを浮かべました。そして3つ数えて「それ!」と号令がかかるとマルフォイは素早く杖を振り上げたかと思うとこう大声で怒鳴りました。

「サーペンソーティア!蛇出よ!」

マルフォイの杖先が炸裂してそこから長い黒蛇が出て来ました。それを見てロックハートが「私にお任せあれ!」と叫ぶと蛇に向かって杖を振り回しました。しかし蛇は消えずむしろ挑発されて生徒に襲いかかろうとしました。

ハリーは一体何が自分を駆り立てたのか分らず何を決心したのかさえ意識がありませんでした。ただ自分の足にキャスターがついたように体が前に進んで行った事と蛇に向かって馬鹿みたいに叫んだ事だけは判っていたのでした。

「手を出すな。去れ!」

ハリーがこう叫ぶと不思議な事に蛇はおとなしくなり床に平たく丸まって従順にハリーを見上げました。実はハリーが発したこの言葉は蛇語でした。ハリーは談話室に戻って来てロンに指摘されて初めてその事を知ったのでした。

今日の最後に
ハリーは自身が魔法使いだと知る前に蛇語を解し話せる能力を発揮しました。そしてロックハートが主宰した「決闘クラブ」でその能力を再び発揮しロンとハーマイオニーだけでなくホグワーツの全生徒に知られてしまいました。

生まれて初めて動物園に行った事で最も長い期間物置に閉じ込められてしまったハリーでしたがこうしてホグワーツの全生徒に知られた事で「一連の襲撃事件の犯人なのでは?」と疑念の目を向けられる事となってしまいました。

このようにしてハリーに更なる災いが振りかかって来てしまったというわけなんですよね。

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