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ホグワーツ特急で一目会ったその時から互いに好きになり両思いだったロンとハーマイオニーだったのですが暫くの間は表向きは対立していました。そんなハリーにロンとハーマイオニーが友人関係になったのは10月31日のハロウィンでハーマイオニーに降り注いだ災難をハリーとロンが払い退けたからでした。(全3項目)

3-1.運命の日に
そんなハリーにロンとハーマイオニーの冷戦状態に拍車をかけたのはハリーが箒を持った事でした。最初に行なわれた飛行訓練授業でハリーが箒に乗っては駄目だと言われたのにそれを無視した結果の事だったからなんですよね。

何せハリーは有名人だったので1才3ヵ月の時からマグルに育てられたという事は魔法界に知れ渡っていました。だからハリーは箒に乗った事がない。それを見て取って恥をかかせてやろうとマルフォイが挑発をして来たのでした。

ところがハリーの飛びっぷりは予想に反して素晴らしくそれを見ていたマクゴナガル先生が何とハリーをグリフィンドール・チームのシーカーに抜擢するとふさわしい箒を持たせようという事でニンバス2000を与えたんですよね。

ハリーが箒を受け取ってからハーマイオニーはハリーとロンとは一度も口を利いていませんでした。そしてあの運命の10月31日ハロウィンの日がやって来ました。その日の「呪文学」の授業では初めて物を飛ばす事になりました。

フリットウィック先生は生徒を2人ずつ組ませて練習をさせました。ハリーはシェーマス・フィネガンと組みました。ネビルがハリーと組みたいと言いたげにじっと見ていたのでハリーはほっとしました。それならばロンは?

ロンが組んだのはハーマイオニーでした。これには2人とも激怒していました。ロンが呪文を唱えるとハーマイオニーが「言い方が間違ってるわ」と文句をつけました。そこでロンはハーマイオニーに向かってこう怒鳴りました。

「そんなによくご存知なら君がやってみろよ」

そこでハーマイオニーが呪文を唱えると羽は机を離れて頭上高く飛びました。授業が終わった時ロンの機嫌は最悪でした。怒りに任せて廊下の人込みを押し分けながらロンはハリーに向かってこう言ったというわけなんですよね。

「だから誰だってあいつには我慢できないっていうんだ。全く悪夢みたいな奴さ」

誰かがハリーにぶつかったかと思うと急いで追い越して行きました。ハーマイオニーでした。ハリーが顔をチラリと見ると驚いた事に泣いています。ハリーが「今の聞こえたみたい」と言うとロンがこう言いとどめを刺しました。

「それがどうした?誰も友達がいないって事はとっくに気がついているだろうさ」

3-2.ハロウィン・パーティの最中に
ハーマイオニーは次の授業に出て来ませんでしたし午後に至っては一度も見かけません。ハロウィンのご馳走を食べに大広間に行く途中でパーバティ・パチルがラベンダー・ブラウンに話しているのをハリーとロンは聞きました。

何でもハーマイオニーがトイレで泣いていて1人にしてくれと言ったんだそうです。ロンはバツの悪そうな顔をしましたが大広間でハロウィンの飾り付けを見た瞬間にハリーもロンもハーマイオニーの事など忘れてしまいました。

千匹ものコウモリが壁や天井で羽をばたつかせさらにもう千匹が低く垂れ込めた黒雲のようにテーブルのすぐ上まで急降下してくり抜いたかぼちゃの中の蝋燭の炎をちらつかせていました。新学期初日と同様ご馳走が現れました。

ところがハロウィン・パーティは途中打ち切りを余儀なくされました。クィレル先生が全速力で駆け込んで来たかと思うとテーブルにもたれかかって喘ぎながらダンブルドア校長に地下室にトロールが乱入して来たと言いました。

大広間は大混乱になりました。ダンブルドアが杖先から紫色の爆竹を何度か爆発させてようやく静かになりました。ダンブルドアは「監督生よ。すぐさま自分の寮の生徒を引率して寮に帰るように」と声を轟かせて言ったのでした。

パーシーはまさに水を得た魚で「僕に従いて来て!1年生はみんな一緒に固まって!僕の言う通りにしていればトロールは恐るるに足らず!さあ僕の後ろに従いて離れないで!」と指示を送るとさらに最後にこう言ったのでした。

「道を開けてくれ。1年生を通してくれ!道を開けて。僕は監督生です!」

階段を上がりながらハリーはロンに「一体どうやってトロールは入って来たんだろう」と尋ねました。するとロンからは「僕に訊いたって知らないよ」という答えが返って来ました。トロールはとても馬鹿な奴なんだそうです。

もしかしたらポルターガイストのピーブズがハロウィンの冗談のつもりで入れたのかもしれないともロンは言いました。生徒たちがあっちこっちの方向に急いでいました。ここで突然ハリーがロンの腕を掴むとこう言いました。

「ちょっと待って。ハーマイオニーだ」

ハリーにこう言われてロンは「あいつがどうかしたかい?」と訊きハリーはそれに「トロールのこと知らないよ」と答えました。ロンは唇を噛んで一瞬考えた後にハリーにこう答えてハーマイオニーを助けに行くと言いました。

「判った。だけどパーシーに気づかれないようにしなきゃ」

2人は身を屈めると反対方向に行くハッフルパフ生に紛れ込んで誰もいなくなったほうの廊下をすり抜けてハーマイオニーの救助に向かいました。ハリーもロンもあれだけハーマイオニーを嫌っていたのに助けに向かったのです。

3-3.救助したその後には
ところが2人が角を曲がった途端に後方から急ぎ足でやって来る音が聞こえました。ロンが「パーシーだ!」と囁いて大きな石像の後ろにハリーを引っ張り込みました。それが足音の主はパーシーではなくスネイプだったのです。

ハリーが「何してるんだろう。どうして他の先生と一緒に地下室に行かないんだろう」と呟くとロンは「知るもんか」と応えました。そしてその次に音が聞こえて来たのは背丈が4メートルものトロールが歩いて来る足音でした。

「鍵穴に鍵がついたままだ。あいつを閉じ込められる」

ハリーがこう言うとロンは怯えた声で「名案だ」と言いました。トロールが扉の前で立ち止まったかと思うと中をじっと見た後に前屈みになって部屋に入って行きました。トロールが出て来ませんようと祈りながら近づきました。

最後の一歩は大きくジャンプしてハリーが鍵を掴むと扉を閉め鍵をかけました。2人は意気揚々と来た廊下を走って戻りましたが曲がり角まで来た所で心臓が止まりそうな声を聞きました。恐怖で立ちすくんだような悲鳴でした。

「しまった」と言うロンの顔は真っ青でした。ハリーも「女子用トイレだ!」と言い息を呑みました。そして2人同時に「ハーマイオニーだ!」と叫びました。これだけは絶対やりたくありませんでしたが2人は引き返しました。

ハリーはトロールに飛びつくと杖でトロールの鼻の穴を突き上げました。トロールは痛みに唸り声を上げながら持っていた棍棒を振り回しました。ハーマイオニーは恐ろしさのあまり床に座り込んでいました。その一方ロンは?

ロンは自分の杖を取り出しました。自分でも何をしようとしているのかの意識も全くなく最初に頭に思い浮かんだ呪文を唱えました。それは今日フリットウィック先生の「呪文学」の授業で練習したばかりの魔法だったのでした。

「ウィンガーディアム レヴィオーサ!」

突然棍棒がトロールの手を離れたかと思うと空中高く舞い上がりゆっくり一回転してから持ち主の頭の上に落ちました。トロールはふらふらするとその場にうつ伏せに伸びてしまいました。倒れた衝撃が部屋中を揺さぶりました。

事が済んだ所に3人の先生方が駆け込んで来ました。マクゴナガル先生にスネイプとクィレル先生でした。マクゴナガル先生はハリーにロンを見据え冷静だか怒りに満ちた声で2人に向かってこう言ったというわけなんですよね。

「一体全体あなた方はどういうつもりなんですか」

寮にいるべきあなた方がどうしてここにいるんですか?こう訊くマクゴナガル先生にハーマイオニーが「私がトロールを探しに来たんです。私1人でやっつけられると思いました」と答えました。ロンは杖を取り落としました。

ハリーとロンを庇うためにハーマイオニーが先生に真っ赤な嘘をついていたからです。それ以来ハーマイオニーはハリーとロンの友人になりました。共通の経験をする事で互いを好きになる。そんな特別な経験だったんですよね。

今日の最後に
ロンは「呪文学」の授業でハーマイオニーが羽を宙に浮かせた事について「だから誰だってあいつには我慢できないっていうんだ。全く悪夢みたいな奴さ」と言いましたが本当は「凄い!」と感心していたんだと私は思いますね。

昨日の記事でも言ったように何せロンはあまのじゃくで口に出して言う事は本心と正反対という事が多々あるのでこういう言葉になってしまったんでしょう。でも何故ハーマイオニーが一目惚れしたのはロンだったんでしょう?

何故有名人で魔法界ではその名前が知れ渡っているハリーではなくてロンだったんでしょう?そこが摩訶不思議な所で理解し難い女性の心理構造という事なんでしょうか?
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