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翌日になって寮の得点を記録している大きな砂時計を見たグリフィンドール生たちは我が目を疑いました。そして噂が広がり始めハリーは一気に一番の人気者から嫌われ者へとその地位を転落させました。しかしハリーがヴォルデモートと戦い「賢者の石」を守った事で学期最終日にはダンブルドアが・・・(全3項目)

3-1.すっかり嫌われ者に
翌日になって寮の得点を記録している大きな砂時計のそばを通ったグリフィンドール生はまずは一番に「これは掲示の間違いなのでは?」と思い「何で昨日より急に150点も減っているんだ?」と思ったというわけなんですよね。

そして噂が広がり始めました。あの有名なハリー・ポッターのせいらしい。クィディッチの試合で二度も続けてヒーローになったあのハリー・ポッターが何人かの馬鹿な1年生と一緒に寮の点をこんなに減らしてしまったらしい。

学校で最も人気があり賞讃の的だったハリーは一夜にして突然一番の嫌われ者になってしまいました。レイブンクローやハッフルパフまで敵に回りました。誰もが皆スリザリンから寮杯が奪われるのを楽しみにしていたからです。

どこへ行ってもハリーは指差され声を低める事もなくおおっぴらに悪口を言われる事となりました。一方スリザリン生はハリーが通る毎に拍手をして口笛を吹き「ありがとうよ。借りができたぜ!」と囃し立てたというわけです。

ロンだけが味方で「数週間もすればみんな忘れるよ」と慰めてくれました。フレッドとジョージもずっと点を引かれっぱなしなのにそれでもみんなに好かれているそうです。でもそんなロンに対してハリーはこう言ったのでした。

「だけど1回で150点も引かれたりはしなかったろう?」

さすがのロンも「それはそうだけど」と認めるしかありません。ダメージを挽回するにはもう遅過ぎましたがハリーは「もう二度と関係のない事に首を突っ込むのは辞めよう」と心に誓いました。こそこそ嗅ぎ回るなんて沢山だ。

クィディッチでさえも楽しくはありませんでした。退部を申し出たもののキャプテンのオリバー・ウッドからは「それが何になる?クィディッチで勝たなければどうやって寮の点を取り戻せるんだ?」とそう言われる始末でした。

ハーマイオニーとネビルも苦しんでいました。ただ2人はハリーのように有名ではなかったのでハリーほど辛い目に会いませんでした。それでも誰も2人に話しかけようとせずハーマイオニーもうつむき黙々と勉強していました。

3-2.賢者の石を取りに
もう二度と関係のない事に首を突っ込むのは辞めよう。そう心に誓ったハリーでしたが学期末試験の終了直後にはそれを撤回しなくてはならない事となりました。今夜「賢者の石」が狙われる事が確実だとそう判ったからでした。

音楽を聞かせると眠ってしまうというフラッフィーの弱点をハグリッドが見知らぬ誰かに教えていた。さらにマクゴナガル先生からダンブルドア校長はロンドンの魔法省に出かけていて留守だと聞き3人は今夜だと確信しました。

そこでハーマイオニーはフリットウィック先生を待っているふりをして職員室でスネイプを見張りハリーとロンは例のフラッフィーがいる4階の廊下の外にいる事にしました。しかしそこにマクゴナガル先生がやって来て・・・

「何度言ったら判るんです!あなたたちのほうが何重もの魔法陣の守りより強いとでも思っているのですか!」

こう言う時のマクゴナガル先生は凄い剣幕でさらに「こんな愚かしい事はもう許しません!」と言った後に続けてハリーたちがもしまたこのあたりに近づいたと聞いたらグリフィンドールから「50点」減点すると言い渡しました。

そのためハリーとロンは談話室に戻って来る事となってしまいました。でもまだハーマイオニーがスネイプを見張っている。ハリーがそう言った途端にハーマイオニーまでも戻って来てしまいました。こっちのほうも失敗でした。

スネイプが出て来て何してるって訊かれたそうです。そこでフリットウィック先生を待っていると答えたらスネイプが呼びに行ってハーマイオニーがフリットウィック先生に捕まっている内にスネイプはどこかに行ってしまった。

「じゃあもう僕が行くしかない。そうだろう?」

こう言った後ハリーは自分を見つめるロンとハーマイオニーに「僕は今夜ここを抜け出す。石を何とか手に入れる」とそう言ったのでした。それを聞いてロンは「気は確かか!」と言いハーマイオニーもこう言って反対しました。

「駄目よ!マクゴナガル先生にもスネイプにも言われたでしょ。退校になっちゃうわ!」

口を揃えて反対をする2人にハリーは「だから何だっていうんだ?」と叫びました。分らないのか。もしスネイプが石を手に入れたらヴォルデモートが戻って来る。君たちが何と言おうと僕は行く。今晩僕は仕掛け扉を開ける。

ハリーがそう言うとロンもハーマイオニーもハリーに従いて行くと言い出しました。夕食の後3人は談話室でみんなから離れて座りました。誰もそれを気に留める様子はありませんでした。誰もがハリーを嫌っていたからです。

今夜ばかりは無視されても3人は気になりませんでした。最後にリー・ジョーダンが談話室を出て行ってハリーたち3人だけになりました。ところが3人がそう思っただけで実はもう1人残っていたのでした。それはネビルでした。

ハリーはハーマイオニーを振り返り「何とかしてくれ」と頼みました。ハーマイオニーはネビルに「全身金縛りの呪文」をかけました。そしてハリーたちは数々の障害を乗り越えて石のある所に辿り着いたのはハリーだけでした。

そこにいたのはスネイプではなくてクィレルでした。クィレルにヴォルデモートが取り憑いていたのです。ハリーは再びヴォルデモートに勝利して意識を失ったものの「賢者の石」を渡す事を阻止する事ができたというわけです。

3-3.学期最終日に
その日ハリーは1人で学年度末パーティに行きました。ハリーが入って行くと大広間はもう一杯でした。その大広間はスリザリンが7年連続で寮杯を獲得したお祝いに緑と銀のスリザリン・カラーで飾られていたというわけです。

ハリーが入って行くと大広間は突然静まり返りました。そして再び全員が一斉に大声で話し始めました。ロンとハーマイオニーの間に座ったハリーをみんなが見ようとして立ち上がっている所にダンブルドアが入って来ました。

それではここで寮対抗杯の表彰を行なう事になっている。点数は次の通りじゃ。ダンブルドアがこう言った後に各寮の得点を発表すると第1位のスリザリンのテーブルから嵐のような歓声と足を踏み鳴らす音が上がったのでした。

4位はグリフィンドールで312点
3位はハッフルパフで352点
2位はレイブンクローで426点
そして1位はスリザリンで472点

よしよしスリザリンよくやった。しかしつい最近の出来事も勘定に入れなくてはなるまいて。ダンブルドアがこう言うと大広間全体が静かになってそしてスリザリン生の笑いが少し消えました。ダンブルドアは咳払いをしました。

駆け込みの点数を幾つか与えよう。こう言うとダンブルドアは次々にグリフィンドールに点数を与えました。まず最初はこの何年間かホグワーツで見る事ができなかった最高のチェス・ゲームをしたロンに「50点」を与えました。

その次に火に囲まれながら冷静な論理を用いて対処したハーマイオニーに対して「50点」が与えられました。そして3番目はハリーでその完璧な精神力と並外れた勇気を称えて「60点」が与えられました。耳を劈く大騒音でした。

312点に160点が加算されてグリフィンドールとスリザリンが共に「472点」で並んだのです。寮杯は引き分けだ。ダンブルドアがハリーにもう1点多く与えていればグリフィンドールが寮杯を取れたと一同がそう思った時でした。

「勇気にも色々ある。敵に立ち向かって行くのにも大いなる勇気がいる。しかし味方の友人に立ち向かって行くのにも同じくらい勇気が必要じゃ」

ダンブルドアはこう言うと何とネビルに対して「10点」を与えました。大広間の外にもし誰かがいたら爆発が起こったと思うかもしれない。それほどまでに大きな歓声がグリフィンドールのテーブルから湧き上がったんですよね。

こうしてグリフィンドールは寮杯を獲得したというわけなんですよね。

最後に
一晩に何と「150点」を失いハリーは批判の矢面に立たされました。でもハリーが失わせたのは「50点」でその三分の一に過ぎません。でも有名人であるが故にそういう事態になってしまいました。極めて理不尽な事ですよね。

そして談話室でハリーたちの行く手を阻もうとしたのは「150点」の内の「50点」を失わせたネビルでした。ハリーたちはその事を忘れていたために思わぬ障害に行く手を阻まれそうになりました。それを考慮すべきでしたよね。

しかしその行為に対してダンブルドアは「10点」を与えグリフィンドールは寮杯を獲得しました。これでハリーもまた学校で一番の嫌われ者から人気者へとその地位を戻してホグワーツ最初の学期を終えられたというわけです。
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