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魔法省から2通目の手紙が届いてとりあえずハリーは杖を保持してもいいという事になりました。しかし全ては8月12日に行なわれる懲戒尋問で決まるようです。ハリーは自分の部屋に戻ろうとしましたがバーノン叔父さんがそれを止めました。ハリーが事の経緯を説明していると・・・(全3項目)

3-1.今夜3通目のふくろう便が届いて
3羽目のふくろうも配達を終えるとハリーが手紙を開封している間に戻って行きました。バーノン叔父さんは気を削がれたように「沢山だ。くそ。ふくろうめ」と呟くと再び窓際まで行ってふくろうが入って来た窓を閉じました。

手紙の内容は魔法省からで約22分前の当方からの手紙に引き続き貴殿つまりハリーの杖を破壊する決定を直ちに変更したと書かれていました。ハリーは8月12日に開廷される懲戒尋問までは杖を保持してもいいとの事だそうです。

公式決定は当日下される事になる。ホグワーツ魔法魔術学校校長つまりダンブルドアとの話し合いの結果魔法省はハリーの退学の件についても当日の8月12日に決定する事に同意した。それまでハリーは停学処分扱いだそうです。

ハリーはこの手紙を立て続けに今度は3度も読みました。まだ完全には退学になっていないと知って胸に支えていた惨めさが若干緩みました。しかし恐れが消え去ったという事ではなく8月12日の懲戒尋問に全てがかかっている。

「それで?今度は何だ?何か判決が出たか?ところでお前らに死刑はあるのか?」

叔父さんがこう言って来てハリーは今の状況を思い出しました。叔父さんは「いい事を思いついた!」とばかりに「死刑はあるのか?」という言葉を付け加えました。これにハリーは「尋問に行かなきゃならない」と答えました。

「そこでお前の判決が出るのか?」と叔父さんが訊くのでハリーは「そうだと思う」と答えました。それを聞き叔父さんは「それではまだ望みを捨てずにおこう」と意地悪く言いハリーは「じゃもういいね」と立ち上がりました。

1人になりたくて堪らなかったからでした。考えたい。それにロンやハーマイオニーとシリウスに手紙を送ったらどうだろうとハリーは思いました。そんなハリーに叔父さんが話はまだ終わっていないとばかりにこう喚きました。

「駄目だ。それでもういいはずがなかろう!座るんだ!」

ハリーは苛立ってこう訊きました。

「今度は何なの?」

3-2.バーノン叔父さんに説明
すると叔父さんは「ダドリーだ!息子に何が起こったのかはっきり知りたい」と吼えました。そこでハリーは望む所だとばかりに「いいとも!」と叫びました。腹が立って手に持ったままの杖先から赤や金色の火花が散りました。

ダーズリー一家3人はそれを見て恐怖の表情で後退りしました。ハリーは必死に癇癪を抑えつけながら早口で話しました。ダドリーが自分をやり込めようとした。自分は杖を抜いた。でも使わなかった。そしたら吸魂鬼が現れた。

ハリーがここまで説明した所で叔父さんが再びその吸魂鬼の事を「一体何なんだ?」とか「そいつらは何をするんだ」などと訊いて来ました。そこでハリーは「さっき言ったよ。幸福感を吸い取って行くんだ」と答えたのでした。

「そして機会があればキスする」とも答えました。叔父さんが「キスだと?キスするだと?」と訊いて来たのでハリーは「そう呼んでるんだ。口から魂を吸い取る事を」と答えました。それを聞いて叔母さんが悲鳴を上げました。

そして「この子の魂?取ってないわ。まだちゃんと持って?」と言ったかと思うと叔母さんはダドリーの肩を掴んで揺り動かしました。まるで魂がダドリーの体の中で音を立てるのが聞こえるかどうか試しているかのようでした。

「もちろんあいつらはダドリーの魂を取らなかった。取ってたらすぐ判る」

ハリーは苛立ちを募らせながらこう言いました。それに対して叔父さんは声高に「追っ払ったんだな?え坊主?」と訊いて来ました。それは叔父さんが何とかして話を自分が理解できる次元に持って来ようと奮闘しているのです。

「パンチを食らわしたわけだ。そうだな?」

こう言う叔父さんにハリーは歯軋りしながら「吸魂鬼にパンチなんて効かない」と答えました。ハリーの答えを聞いて叔父さんはハリーに向かって今度はこう訊いて来たというわけなんですよね。まだ理解できていないようです。

「それなら一体どうして息子は無事なんだ?それならどうして息子はもぬけの殻にならなかった?」

叔父さんのこの問いにハリーは「僕が守護霊を使ったから」と答えました。ところがここでハリーと叔父さんの会話はまたも途切れる事となりました。4羽目のふくろうが暖炉から飛び出して来てハリーに手紙を届けたからです。

3-3.4羽目のふくろうの手紙の主は?
「何たる事だ!ここにふくろうは入れんぞ!こんな事は許さん。判ったか!」叔父さんは口髭をごっそり抜きながらこう喚いて抗議しました。しかしハリーはそんな事など一切構わずふくろうの脚から手紙を引っ張り取りました。

ダンブルドアからの全てを説明する手紙に違いないと思ったからです。吸魂鬼にフィッグばあさんと魔法省の意図。ダンブルドアがその全てをどう処理するつもりかなどを説明する手紙とハリーが強く信じたからだったんですよね。

ところが手紙を送って来た主はハリーの期待に反してダンブルドアではなくてシリウスでした。シリウスの筆跡を見てハリーはがっかりしました。ふくろうの事で喚き続ける叔父さんを尻目にハリーはその手紙を読んだのでした。

「アーサーが何が起こったのかを今みんなに話してくれた。何があろうとも決して家を離れてはいけない」

シリウスの手紙はこんなに短い文章でした。これだけ色々な出来事が今夜起こったというのにその回答がこの手紙じゃあまりにもお粗末じゃないかとハリーは思いました。思わず羊皮紙を裏返して続きはないかと探すほどでした。

しかし何もありません。ハリーはまたも癇癪玉が膨らんで来ました。二体の吸魂鬼をたった1人で追い払ったというのに誰も「よくやった!」と言ってくれないのか?アーサー氏もシリウスもハリーが悪い事をしたかのようです。

被害がどのくらいかを確認するまではハリーへの小言もお預けだとでも言わんばかりという感じです。そんなハリーの心情を一切理解しようともせずに叔父さんはふくろうが次々と我が家に来た事を抗議し続けていたのでした。

「僕はふくろうが来るのを止められない」

そんな叔父さんにハリーはこう応えたのでした。

今日の最後に
「ところでお前らに死刑はあるのか?」魔法省から2通目の手紙が届いた時バーノン叔父さんは「いい事を思いついた!」とばかりにハリーに向かってこう訊いています。ハリーは「尋問に行かなきゃならない」と答えました。

「そこでお前の判決が出るのか?」と訊く叔父さんにハリーが「そうだと思う」と答えると叔父さんは「それではまだ望みを捨てずにおこう」と意地悪く言いました。まるでハリーが死刑に値する魔法を行使したかのようですね。

でもバーノン叔父さんにとって極めて残念な事に魔法界には死刑という刑罰はありません。もしあればシリウスが今生きているはずがありません。シリウスは12人のマグルと1人の魔法使いを殺害した罪でアズカバンにいました。

つまりそれは虚しい望みというわけですよね。
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