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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ウィーズリーおばさんに案内されてハリーはようやくロンにハーマイオニーとの再会を果たしました。しかしダンブルドアに対する不満が溜まりに溜まっていたのでロンとハーマイオニーはその鬱憤の捌け口になってしまいました。当初は何とか平静を保っていたハリーだったのですが・・・(全3項目)

3-1.ロンとハーマイオニーに会えたというのに
「ハーマイオニー。ハリーに息ぐらいつかせてやれよ」こう言うとロンがハリーの背後でニヤッと笑って扉を閉めました。この1ヵ月の内にロンはまた10センチ以上も背が伸びたようでずっとひょろひょろののっぽに見えました。

顔立ちのほうは変っていません。ハーマイオニーはにこにこしながらハリーを放しました。するとハーマイオニーが再び話し出すよりも先に柔らかな羽音と共に何か白いものが洋箪笥の上から舞い降りハリーの肩に止まりました。

「ヘドウィグ!」

ヘドウィグは嘴をカチカチ鳴らすとハリーの耳を優しく噛みました。ハリーはヘドウィグの羽を撫でました。するとロンがヘドウィグについてこんな事を言うとハリーに右手の人差し指を見せました。言う通りにしていたのです。

「このふくろうずっとイライラしてるんだ。この前手紙を運んで来た時僕たちのこと突っついて半殺しの目に遭わせたぜ。これ見ろよ」

もう治りかかってはいたものの確かに深い切り傷がありました。ハリーがロンとハーマイオニーそれにシリウスの3人に手紙を届けさせる際にハリーが「ちゃんとした手紙を書くまでずっと突っついてやれ」とそう言ったのです。

「へえそう。悪かったね。だけど僕。答えが欲しかったんだ。判るだろ」

こう言うハリーにロンは「そりゃ僕らだってそうしたかったさ」と応えました。ハーマイオニーに至っては心配で気が狂いそうだったそうです。ハリーが何のニュースもないままで1人でいたら何か馬鹿な事をするかもしれない。

そう言い続けていたんだそうです。だけどダンブルドアが僕たちに。ロンがここまで言った所で口を挟みハリーは「僕に何も言わないって誓わせた」と後の言葉を引き継いでこう言った後にさらにこう言ったというわけですよね。

「ああハーマイオニーがさっきそう言った」

氷のように冷たい物がハリーの胃の腑に溢れてロンとハーマイオニーに会って胸の中に燃え上がっていた暖かい光を消しました。ハリーは夏休みに入ってからというものずっとロンとハーマイオニーに会いたいと願っていました。

それなのに今ロンとハーマイオニーに会ってみると「2人とも自分を1人にしてくれればいいのに」とハリーはそう思いました。張り詰めた沈黙が流れました。ハリーは2人の顔を見ずに機械的にヘドウィグを撫でていたのでした。

3-2.重苦しい雰囲気の会話
ハーマイオニーがその沈黙を破り「それが最善だとお考えになったのよ。ダンブルドアがって事よ」と言いました。ハリーは「ああ」と応えながらハーマイオニーの両手にもヘドウィグがつけた傷がある事に気がついたのでした。

しかしそれを微塵も気の毒に思わない自分に気づきました。次にロンが話し始め「僕の考えじゃダンブルドアは君がマグルと一緒のほうが安全だと考えて」と言いました。ロンがそこまで話した所でハリーはこう口を挟みました。

「へー?君たちのどっちかが夏休みに吸魂鬼に襲われたかい?」

眉を吊り上げこう言うハリーにロンは「そりゃノーさ。だけどだからこそ不死鳥の騎士団の誰かが夏休み中君の跡を追けてたんだ」と答えました。ロンの返事を聞きハリーは階段を一段踏み外したような衝撃を内臓に感じました。

それじゃ自分が追けられているという事を自分以外はみんな知っていたんだと判ったからです。ハリーは声の調子を変えないよう最大限の努力をし「結局自分で自分の面倒を見なくちゃならなかった。そうだろ?」と言いました。

「先生がお怒りだったわ。ダンブルドアが。私たち先生を見たわ。マンダンガスが自分の担当の時間中にいなくなったと知った時。怖かったわよ」

ハーマイオニーが恐れと尊敬の入り交じった声でこう答えました。それに対してハリーは「いなくなってくれて良かったよ」と冷たく言いました。さらに続けてダンブルドアに対する不満を滲ませつつこう言ったというわけです。

「そうじゃなきゃ僕は魔法も使わなかったろうしダンブルドアは夏休み中僕をプリベット通りに放ったらかしにしただろうからね」

ハリーのこの言葉を聞いてハーマイオニーは恐れるように小さな声で魔法省の尋問のこと心配じゃないのと訊いて来ました。ハリーは意地になって「ああ」と嘘をつき2人のそばを離れて自分がいる部屋の中を見回したのでした。

ヘドウィグは撫でられて満足そうでした。この部屋は自分の気持ちを引き立ててくれそうにないとハリーは思いました。じめじめと暗い部屋で壁は剥がれかけ無味乾燥でせめてもの救いは装飾的な額縁の絵のないカンバスでした。

カンバスの前をハリーが通ると誰かが隠れて忍び笑いする声を聞いたようなそんな気がしました。ハリーは普通の気軽な声を保つのに苦労しながらこう訊きました。そしてチラッと目を上げロンとハーマイオニーを見たのでした。

「それじゃダンブルドアはどうしてそんなに必死で僕に何にも知らせないようにしたんだい?君たち。えーと。理由を訊いてみたのかなぁ?」

ハリーが見るとロンとハーマイオニーはちょうど顔を見合わせていました。その2人の顔にはありありとハリーの態度がまさに自分たちが心配していた通りだったという思いが溢れていてハリーはますます不機嫌になりました。

3-3.激しい言い合いになり
「何が起こっているかを君に話したいってダンブルドアにそう言ったよ」とロンが答えました。それは本当の事だそうです。ところがダンブルドアは今めちゃくちゃ忙しいんだそうです。ここに来てからも2回しか会っていない。

その2回ともダンブルドアはあんまり時間が取れなかったのだそうです。その際ロンとハーマイオニーは手紙を書く時は重要な事は何も書かないと誓わされたそうです。その理由はふくろうが途中で傍受されるかもしれないから。

「それでも僕に知らせる事はできたはずだ。ダンブルドアがそうしようと思えばふくろうなしで伝言を送る方法をダンブルドアが知らないなんて言うつもりじゃないだろうな」

ふくろう便に重要な事は書くなと言われた。そう説明したロンにハリーはずばりとこう言いました。するとハーマイオニーがロンをチラッと見てこう言いました。ハーマイオニーもどうやらロンと同意見のようだったんですよね。

「私もそう思ったの。でもダンブルドアはあなたに何にも知って欲しくなかったみたい」

そんな2人の表情を見ながらハリーは「僕が信用できないと思ったんだろうな」と言いました。するとロンがとんでもないという顔をして「馬鹿言うな」と言い返しました。そんなロンに向かってハリーは今度はこう言いました。

「じゃなきゃ僕が自分で自分の面倒を見られないと思った」

ハリーのこの言葉を聞いてハーマイオニーは気遣わしげに「もちろんダンブルドアがそんなこと思うわけないわ」と言いました。しかしハリーの口からは言葉が次々と口を突いて転がり出ました。それが全部文句だったのです。

「それじゃ君たち2人はここで起こっている事に加わっているのにどうして僕だけがダーズリーの所にいなくちゃいけなかったんだ?どうして君たち2人だけが何もかも知ってもいいんだ?」

ハリーの言葉を遮るとロンが「何もかもじゃない!」と言いました。母親のウィーズリーおばさんが自分たちを「若過ぎるから」と言って会議から遠ざけているのだそうです。言葉を途中で遮られて思わずハリーは叫びました。

そしてハリーの怒りが大爆発したのです。

今日の最後に
ロンが言う所によればハーマイオニーはハリーが何のニュースもないままで1人でいたら何か馬鹿な事をするかもしれないと気が狂いそうになるほど心配していたんだそうです。それはダドリーに対してという事なんでしょうね。

11才の誕生日に初めてダイアゴン横丁に行った際ハリーは「フローリシュ・アンド・ブロッツ書店」でヴィンディクタス・ヴェリディアン著の「呪いのかけ方、解き方」という本を夢中で読み耽りハグリッドにこう言っています。

「僕どうやってダドリーに呪いをかけたらいいか調べてたんだよ」

この本は「友人をうっとりさせ最新の復讐方法で敵を困らせよう。ハゲにクラゲ脚に舌もつれにその他あの手この手」という内容なのだそうです。そんなハリーにハグリッドはこう言って「それはできない」と言ったんですよね。

「それが悪いちゅうわけではないがマグルの世界ではよっぽど特別な場合でないと魔法を使えん事になっておる。それにな呪いなんてお前さんにはまだどれも無理だ。そのレベルになるにはもっとたーぁくさん勉強せんとな」

しかし昨年度ハリーは三大魔法学校対抗試合の代表選手になり「第3の課題」前にはそれはもう沢山の呪いを覚えロンとハーマイオニーはそれを手伝いました。つまりハリーはダドリーに呪いをかける能力を身につけたのです。

だからハーマイオニーは「ハリーはダドリーに呪いをかけてしまうのでは?」とそれを大変危惧していたんだと私はそう思いますね。実際の所ハリーはダドリーに呪いをかけるのを懸命にさらには必死に我慢していたんですよね。

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