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僕に何も教えてくれなかった。そんなロンとハーマイオニーに恨みを募らせていたハリーでしたが当初は必死に平静を装っていました。しかしついに我慢できなくなってしまい怒りを大爆発させました。ロンは圧倒されて押し黙ってしまいハーマイオニーは目に涙を光らせて謝りました。そして・・・(全3項目)

3-1.ハリーの怒りが大爆発!
「それじゃ君たちは会議には参加してなかった。だからどうだって言うんだ!」この言葉を皮切りにハリーはこの1ヵ月余りの間に溜まりに溜まっていた鬱憤を一気に大爆発させてその不満を叫び立てたというわけなんですよね。

君たちはここにいたんだ。そうだろう?君たちは一緒にいたんだ!僕は1ヵ月もダーズリーの所に釘付けだ!ロンとハーマイオニーは2人でここにいたけど自分は1人というわけです。さらにハリーは続けて叫び倒したのでした。

自分は君たち2人の手に負えないような事でも色々やり遂げて来たとも言いました。ダンブルドアはそれを知っているはずだとも言いました。賢者の石を守ったのは誰だ?リドルをやっつけたのは誰だ?ともハリーは言いました。

君たちの命を吸魂鬼から救ったのは誰だって言うんだ?とも言いました。この1ヵ月に渡り積もりに積もっていた恨みつらみを一気に溢れ出させて何もニュースがなかった事の焦りもあり怒りが大爆発してしまったんですよね。

みんなが一緒にいたのに自分だけは退け者だった事の痛み。監視されていたのにそれを教えて貰わなかった怒り。自分でも半ば恥じていた全ての感情が一気に堰を切って溢れ出したのです。ヘドウィグは驚いて飛び上がりました。

「4年生の時一体誰がドラゴンやスフィンクスや他の汚い奴らを出し抜いた?誰があいつの復活を目撃した?誰があいつから逃げ遂せた?僕だ!」

ハリーが延々と叫び続けるのでロンは度肝を抜かれて言葉も出ず口を半分開けその場に突っ立っていました。ハーマイオニーは泣き出しそうな顔をしていました。そんな2人に向かってハリーはさらにこう叫んだというわけです。

「だけど何が起こってるかなんてどうせ僕に知らせる必要ないよな?誰もわざわざ僕に教える必要なんてないものな?」

ここでハーマイオニーが口を開き「ハリー私たち教えたかったのよ。本当よ」と言いました。しかしハリーはこの時まさに「問答無用!」といった面持ちでハーマイオニーの気持ちを汲み取る余裕など全くなかったんでしょうね。

「それほど教えたいとは思わなかったんだよ。そうだろう?そうじゃなきゃ僕にふくろうを送ったはずだ。だけどダンブルドアが君たちに誓わせたから」

ここでまたハーマイオニーが口を挟み「だってそうなんですもの」と言いました。しかしハリーの言葉はまだ続きました。

「4週間もだぞ。僕はプリベット通りに缶詰で何がどうなってるのか知りたくてゴミ箱から新聞を漁っていた」

ここでまたも「私たち教えてあげたかった」とハーマイオニーが口を挟みました。

「君たち散々僕を笑いものにしてたんだ。そうだろう?みんな一緒にここに隠れて」

3-2.戦々恐々(?)のロンとハーマイオニー
「君たち散々僕を笑いものにしてたんだ」怒りに任せてハリーがこう言うのでロンも思わず口を挟み「違うよ。まさか」と言いましたがハーマイオニーが必死に平謝りに謝って目に涙を光らせながらハリーにこう言ったのでした。

「ハリー本当にごめんなさい!あなたの言う通りよハリー。私だったらきっとカンカンだわ!」

ハリーは息を荒げたままハーマイオニーを睨みつけました。それから2人と離れると部屋を往ったり来たりしました。すると突然ハリーは「ここは一体どこなんだ?」と訊きロンが即座に「不死鳥の騎士団の本部」と答えました。

「どなたか不死鳥の騎士団が何か教えてくださいますかね」

引き続き口調に怒りと不機嫌さを滲ませてハリーがこう訊くとハーマイオニーから「秘密同盟よ。ダンブルドアが率いているし設立者なの。前回例のあの人と戦った人たちよ」と答えが返って来てハリーは今度はこう訊きました。

「誰が入ってるんだい?」

ポケットに手を突っ込み立ち止まったハリーにハーマイオニーが「随分沢山よ」と答えました。それを補足するようにロンが「僕たちは20人ぐらいに会った。だけどもっといると思う」と言ってハリーは2人をじろっと見ました。

そしてハリーは2人を交互に見ながら「それで?」と言って先を促しました。しかしロンはハリーが何を促したのかが理解できず「え?それでって?」と訊き返したのでした。ハリーは再び怒り狂って2人にこう言ったのでした。

「ヴォルデモート!どうなってるんだ?奴は何を企んでる?どこにいる?奴を阻止するのに何をしてるんだ?」

ハリーがまたしても怒り始めたのでロンもハーマイオニーも身をすくめました。そのためハーマイオニーは気を使いながらハリーの質問にこう答えました。ロンもハーマイオニーも不死鳥の騎士団のメンバーではないんですよね。

「言ったでしょう?騎士団は私たちを会議に入れてくれないって。だから詳しくは知らないの」

ここまで言った所でハリーの表情を見たハーマイオニーは急いで付け加えて「だけど大まかな事は判るわ」と言いました。それを受けてロンが「フレッドとジョージが伸び耳を発明したんだ。なかなか役に立つぜ」と言いました。

最近は使用中止を余儀なくされたんだそうです。ウィーズリーおばさんが捨ててしまうので全部隠さなくてはならなくなった。だけどバレるまではかなり利用したそうです。それで騎士団の活動の内容を知る事ができたそうです。

ロンが言うには騎士団は面の割れている死喰い人を追けている。つまり様子を探っている。さらにハーマイオニーによれば騎士団に入るように勧誘しているメンバーも何人かいる。それに何かの護衛に立っているのも何人かいる。

「もしかしたら僕の護衛の事じゃないのかな?」

ハリーは皮肉のつもりでこう言ったのですがロンには通じなかったようで「ああそうか」と言うと急に謎が解けたような顔をしました。なのでハリーは鼻をフンと鳴らしました。でもとりあえず会話は成立するようになりました。

3-3.それならここで何をしていた?
それでもまだ自分に情報提供してくれなかったロンとハーマイオニーに対し怒りが収まらないハリーは2人のほうを絶対見ないようにしながら再び部屋の往復を始めました。そして2人にこう問いかけたというわけなんですよね。

「それじゃ君たちはここで何してたんだい?会議に入れないなら。2人とも忙しいって言ってたろう」

この問いにハーマイオニーがすぐに「そうよ」と答えました。何でもここは何年も空家だったので除染していたのだそうです。色んなものが巣食っているんだそうです。厨房は何とかきれいにして寝室もだいたい済んだそうです。

それから客間に取り掛かるのが明日。ここまで言った所でハーマイオニーが「ああーっ!」と大きな声を上げました。バシッバシッと大きな音がしたかと思うとフレッドとジョージが部屋の真ん中にどこからともなく現れました。

ハーマイオニーが「いい加減にそれ辞めて!」と諦め声で言いました。ジョージが「やあハリー」と挨拶すると笑顔を見せました。さらに続けて「君の甘ーい声が聞こえたように思ったんでね」と言いフレッドがこう言いました。

「怒りたい時はそんな風に抑えちゃ駄目だよハリー。全部吐いっちまえ。百キロぐらい離れたとこに君の声が聞こえなかった人が1人ぐらいいたかもしれないじゃないか」

ハリーはまだ不機嫌なままで「君たち2人ともそれじゃ姿現わしテストに受かったんだね?」と訊きました。ハリーのこの問いにフレッドが「優等でさ」と答えました。その手には何やら長い薄橙色の紐を持っていたんですよね。

ロンが「階段を下りたって30秒も余計にかかりゃしないのに」と文句を言いました。するとフレッドが「弟よ時はガリオンなりさ」と応えました。そしてハリーに君の声が受信を妨げているんだとそう言ったというわけですよね。

そう言われてまだ不機嫌なハリーが若干眉を吊り上げたのでフレッドが「伸び耳のね」と説明を付け加え紐を掲げて見せました。ハリーはその紐の先が踊り場に伸びているのを見ました。するとフレッドがこう言ったんですよね。

「下で何してるのか聞こうとしてたんだ」

今日の最後に
ハリーは夏休みになってリトル・ウィンジングに帰って来てからというものは「日刊予言者新聞」を定期購読したりマグルのテレビのニュースをチェックしたり近所の家のゴミ箱から新聞を漁るなどの事をして来たんですよね。

いずれの事もついに復活を果たしたヴォルデモートが今度は何を企んでいるのかを知るためでした。しかし予言者新聞にちっともヴォルデモート復活の記事が載らないのを筆頭にハリーの奮闘努力は全てが徒労だったんですよね。

一体全体ヴォルデモートは何を企んでいるんだ?リトル・ウィンジングに吸魂鬼を送り込んで来たのもやはりヴォルデモートなのか?怒りを大爆発させたハリーでした。しかしその2つの事の答えが知りたいという欲求が勝った。

そのためハリーは怒りを静めてロンとハーマイオニーとの会話を成り立たせるほうに持って行ったというわけなんですよね。
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