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魔法大臣コーネリウス・ファッジはダンブルドアが怖い?ハリーは当初その理由が分りませんでした。しかしそれこそが大問題なのだそうです。ところが説明が佳境に迫った所でウィーズリーおばさんが「もう沢山!」と言って説明は打ち切りという事になってしまいました。(全3項目)

3-1.ファッジはダンブルドアが怖い?
でもどうしてファッジはそんなに間抜けなんだ。こう言った後にハリーがダンブルドアの名前を出すとアーサー氏が苦笑いを浮かべながらハリーはまさに問題の核心を突いた。そしてそれはダンブルドアだとそう言ったのでした。

それを受けてトンクスが「ファッジはダンブルドアが怖いのよ」と悲しそうに言いました。ハリーは「ダンブルドアが怖い?」と訊きながら到底納得ができませんでした。ハリーのこの問いにはアーサー氏がこう答えたのでした。

「ダンブルドアが企てている事が怖いんだよ。ファッジはダンブルドアがファッジの失脚を企んでいると思っている。ダンブルドアが魔法省乗っ取りを狙っているとね」

これに対してハリーは「でもダンブルドアはそんなこと望んで」と言いましたがアーサー氏がその後の言葉を引き継いで「いないよ。もちろん」と完結させたその後にダンブルドアとファッジの関係について説明したんですよね。

ダンブルドアは一度も大臣職を望まなかった。ミリセント・バグノールドが引退した時にはダンブルドアを大臣にと願った者が大勢いたにも関わらずダンブルドアは魔法大臣にはならなかった。その代わりにファッジが就任した。

しかしダンブルドアが決してその地位を望まなかったのにも関わらずいかに人望が厚かったのかをファッジが完全に忘れたわけではない。アーサー氏がこう説明した事を受けて今度はルーピンがハリーにこう説明したのでした。

「心の奥でファッジはダンブルドアが自分より賢くずっと強力な魔法使いだと知っている。就任当初はしょっちゅうダンブルドアの援助と助言を求めていた」

それが引き続きルーピンが言うにはファッジは権力の味を覚え自信をつけて来たのだそうです。魔法大臣である事に執着し自分が賢いと信じ込もうとしている。そしてダンブルドアは単に騒動を引き起こそうとしていると考えた。

「一体どうしてそんな事を考えられるんだ?ダンブルドアが全てをでっち上げてるなんて。僕がでっち上げてるなんて?」

ハリーは腹を立てながらこう訊きました。

3-2.それを知らせる事の困難さ
「それはヴォルデモートが戻って来た事を受け入れれば魔法省がここ14年ほど遭遇した事がないような大問題になるからだ」そのハリーの問いにはシリウスがこう苦々しく答えました。何故ファッジは受け入れる事ができない?

「ファッジはどうしても正面切ってそれと向き合えない。ダンブルドアが嘘をついて自分を転覆させようとしていると信じ込むほうがどんなに楽かしれない」

さらにシリウスがこう言った事を受けルーピンが「何が問題か判るだろう?」と言いました。魔法省がヴォルデモートの事は何も心配する必要がないと主張し続ける限り奴が戻ったと説得するのは難しいとルーピンは言うのです。

そもそもそんな事は誰も信じたくない。その上魔法省は「日刊予言者新聞」に圧力をかけていわゆる「ダンブルドアのガセネタ」は一切報道しないようにさせている。だから一般の人々は起こっている事を全く気がついていない。

そしてそれは死喰い人にとっては勿怪の幸いで「服従の呪文」をかけようとすればいいカモになるとルーピンはそう言うのです。それを聞いてハリーはその場に居合わせている騎士団の面々の顔を見回してこう訊いたんですよね。

「でもみんなが知らせているんでしょう?みんながあいつが戻って来たって知らせているんでしょう?」

すると全員が冗談抜きの顔で微笑みました。何故ならばまずシリウスの場合は気の触れた大量殺人者だと思われているし魔法省が一万ガリオンの懸賞金を賭けているので街に出てビラ配りを始めるわけにもいかないのだそうです。

「私はとくれば魔法族の間では特に夕食に招きたい客じゃない。狼人間につきものの職業上の障害でね」

ルーピンはこう答えて自分が知らせるのは難しいと答えました。さらにシリウスが言うには「トンクスもアーサーもそんな事を触れ回ったら職を失うだろう」との事でした。加えて2人には魔法省を首になっては困る事情がある。

「それに魔法省内にスパイを持つ事は我々にとって大事な事だ。何しろヴォルデモートのスパイもいる事は確かだからね」

シリウスがこう言った事を受けてアーサー氏が「それでも何とか何人かを説得できた」と言いました。トンクスもその1人で前回は不死鳥の騎士団に入るには若過ぎたんだそうです。したがって今回が初参加というわけですよね。

それに闇祓いを味方につけるのは大いに有益でキングズリー・シャックルボルトも全く貴重な財産なのだそうです。シリウスを追跡する責任者だそうです。だから魔法省にはシリウスはチベットにいると吹聴しているんだそうです。

「でもヴォルデモートが戻って来たというニュースをこの中の誰も広めてないのなら」

ハリーがこう言った所でシリウスが「1人もニュースを流していないなんて言ったか?ダンブルドアが苦境に立たされているのは何故だと思う?」と言ってハリーが「どういうこと?」と訊くとルーピンがこう答えてくれました。

「連中はダンブルドアの信用を失墜させようとしている。先週の日刊予言者新聞を見なかったかね?国際魔法使い連盟の議長職を投票で失ったという記事だ。老いぼれて判断力を失ったからと言うんだが本当の事じゃない」

さらにルーピンによればダンブルドアがヴォルデモートが復活したと演説をした後で魔法省の役人たちの投票で職を追われたんだそうです。加えて魔法使いの最高裁のウィゼンガモットの主席魔法戦士からも降ろされたそうです。

勲一等マーリン勲章を剥奪する話もある。それを受けてビルが「でもダンブルドアは蛙チョコレートのカードにさえ残れば何にも気にしないって言うんだ」と言いニヤリとしましたがそれを見てアーサー氏がこう言ったのでした。

「笑い事じゃない。ダンブルドアがこんな調子で魔法省に楯突き続けていたらアズカバン行きになるかもしれない。ダンブルドアが幽閉されれば我々としては最悪の事態だ」

それはアーサー氏がさらに言うにはダンブルドアが立ちはだかり企みを見抜いているとヴォルデモートが知っていれば行動も慎重になるそうです。ダンブルドアが取り除かれたとなればヴォルデモートにはもはや邪魔者はいない。

「でもヴォルデモートが死喰い人をもっと集めようとすればどうしたって復活した事が表沙汰になるでしょう?」

ハリーは必死の思いでこう訊きました。この問いにはシリウスが「ヴォルデモートは魔法使いの家を個別訪問して正面玄関をノックするわけじゃない。騙し呪いをかけ恐喝する。隠密工作は手馴れたものだ」とこう答えました。

次にシリウスは「いずれにせよ奴の関心は配下を集める事だけじゃない。他にも求めている物ががある。奴が全く極秘で進める事ができる計画だ。今はそういう計画に集中している」と言いました。これが問題だったんですよね。

3-3.もう沢山!
ハリーはすぐさま「配下集め以外に何を?」と訊き返しました。シリウスとルーピンがほんの一瞬目配せをしたような気がしました。それからシリウスが「極秘にしか手に入らない物だ」と答えハリーはキョトンとしていました。

するとシリウスが言葉を続け「武器のような物というかな。前の時には持っていなかった物だ」と言いました。ハリーが「前に勢力を持っていた時って事?」と訊くとシリウスは「そうだ」と答えてハリーはこう訊いたのでした。

「それどんな種類の武器なの?アバダケダブラ呪文より悪いもの?」

ハリーは「その武器とやらは一体何なのか?」の答えを聞く事はできませんでした。ジニーを部屋に連れて行ったおばさんが戻って来ていて「もう沢山!」と言った後にこう言い放ちました。腕組みをして激怒しているようです。

「今すぐベッドに行きなさい。全員です」

フレッドが「僕たちに命令はできない」と抗議をしましたがおばさんは「できるかできないか見ててご覧」と唸るように言いました。おばさんは怒りで小刻みに震えながらシリウスに向かってこう言ったというわけなんですよね。

「あなたはハリーに十分な情報を与えたわ。これ以上何か言うならいっそハリーを騎士団に引き入れたらいいでしょう」

ハリーは飛びつくように「そうして!僕入る。入りたい。戦いたい」と言いましたがルーピンが「駄目だ。騎士団は成人の魔法使いだけで組織されている」と答えました。続けて「学校を卒業した魔法使いたちだ」と言いました。

フレッドとジョージが口を開きかけたからです。さらにルーピンは君たちには考えも及ばないような危険が伴うとも言いました。そしてシリウスにおばさんの言う通りで自分たちはもう十分に話したとそう言ったというわけです。

シリウスは中途半端に肩をすくめましたが言い争いはしませんでした。おばさんは威厳たっぷりに息子たちとハーマイオニーに手招きをしました。みんなが立ち上がりハリーも敗北を認めみんなに従ったというわけなんですよね。

最後に
実はこの「武器」こそが秘中の秘つまりトップシークレットでハリーには絶対に知らせてはいけない情報だったのです。ハリーがこの「武器」が一体全体いかなるものかを知ったのは翌年6月の学期末の事だったというわけです。

そんなわけで「7週間・28回」に渡り「ハリーは15才の誕生日を迎える夏休みをどう過したか?」の前編をお届けしましたが実はハリーがダドリーと共に吸魂鬼に襲われてから説明を受ける今日まで「5日」しか経っていません。

つまりはハリーにとってはそれはそれは密度の濃い「5日間」だったというわけなんですよね。特に最初の1日と5日目が物凄かったんですよね。
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