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バーノン叔父さんの許可が下りてハリーはクィディッチ・ワールドカップを見に行ける事になりました。ハリーが自分の部屋に戻るとそこには二羽のふくろうがいました。一羽は戻って来たヘドウィグでもう一羽はロンの手紙を届けに来たピッグという豆ふくろうだったんですよね。(全3項目)

3-1.自分の部屋に戻ると
ハリーが自分の部屋に入ると最初に目に入ったのは帰宅していたヘドウィグでした。籠の中からハリーを見つめ何やら気に入らない事があると言いたげな調子で嘴を鳴らしました。一体何が気に入らないのかは即座に判りました。

「アイタッ!」

小さな灰色のふかふかしたテニスボールのようなものがハリーの頭の横にぶつかりました。ハリーは頭を揉みながら何がぶつかったのかを探しました。それは片方の手に収まるくらい小さい豆ふくろうだったというわけですよね。

迷子の花火のように興奮して部屋中を飛び回っています。気がつくと豆ふくろうはハリーの足下に手紙を落としていました。屈んで見てみるとそれはロンの文字でした。封筒を破ると走り書きの手紙が入っていたというわけです。

手紙の冒頭には「パパが切符を手に入れたぞ」と大きな文字で書かれていました。アイルランド対ブルガリア戦で月曜日の夜に行われるんだそうです。その次には母親のウィーズリーおばさんが出した手紙の事が書かれています。

おばさんがマグルに手紙を書いてハリーが我が家に泊まれるように頼んだ。もう手紙が届いているかもしれないと書かれていました。何故ならマグルの郵便はどのぐらいの速さなのかが分らないからとロンはそう書いていました。

どっちにしろピッグにこの手紙を持たせるとの事でした。ハリーは「ピッグ」という文字を眺めました。それから豆ふくろうを眺めました。ハリーが眺めた時には豆ふくろうは天井のランプの周りを飛び回っていたんですよね。

こんなに「ピッグ(豚)」らしくないふくろうは見た事がないとハリーは思いました。ロンの文字を読み違えたのかもしれないとハリーは思いました。そう思った後にハリーはもう一度手紙に視線を落として続きを読んだのでした。

3-2.マグルが何と言おうとも
手紙の続きを読んでみるとロンはマグルつまりは叔父さんが何と言おうと自分たちはハリーを迎えに行くとそう綴られていました。何故かと云うとその理由はクィディッチ・ワールドカップを見逃す手はないからなんだそうです。

ただウィーズリー夫妻は一応マグルの許可をお願いするふりをしたほうがいいと思ったのだそうです。連中つまり叔父さんが「イエス」と言ったらそう手紙を書いてピッグをすぐに送り返して欲しいとロンは綴っていたのでした。

ところが叔父さんが「ノー」と言ってもやはりピッグをすぐに送り返して欲しいんだそうです。叔父さんが「イエス」と言おうが「ノー」と言おうがいずれにせよ日曜日の午後5時に迎えに行くとロンはそう書いていたのでした。

ハーマイオニーは今日の午後に来る予定なのだそうです。パーシーは就職し魔法省の「国際魔法協力部」という部署に配置された事もロンは書いていました。うんざりするほど聞かされるので外国の事は口にするなとの事でした。

ロンの手紙を読み終えるとハリーは豆ふくろうのピッグに向かって「落ち着けよ!」と言いました。ピッグは今度はハリーの頭の所で低空飛行をしながら狂ったように鳴いています。受取人にちゃんと手紙を届けられて誇らしい。

そう思っているようでした。ハリーはそんなピッグに対し「ここへおいで。返事を出すのに君が必要なんだから!」と言いました。ピッグはヘドウィグの籠の上に舞い降りました。ヘドウィグはピッグがお気に召さないようです。

まるで「それ以上近づけるものなら近づいてごらん」と言いたげに冷たい目でピッグを見上げていたんですよね。その一方でハリーはもう一度鷲羽根ペンを取ると新しい羊皮紙を1枚掴んでロン宛の手紙を書き始めたんですよね。

「ロン。全てオッケーだ。マグルは僕が行ってもいいって言った。明日の午後5時に会おう。待ち遠しいよ」

こう書くとハリーはロン宛の手紙を小さく畳んでピッグの脚に括り付けました。ところが興奮して何度も飛び上がるので結ぶのが一苦労でした。手紙がきっちり括り付けられるとピッグは窓から飛び出して出発し姿を消しました。

そして次にハリーはヘドウィグの所に行きました。ハリーが「長旅できるかい?」と言うとヘドウィグは威厳たっぷりに「ホー」と鳴きました。長旅すなわちヘドウィグにはシリウスの所に手紙を届けて貰おうというわけです。

3-3.シリウスに手紙を
ハリーはヘドウィグに「これをシリウスに届けられるね?」と言うと手紙を取り上げました。そして「ちょっと待って。一言書き加えるから」と言って羊皮紙をもう一度広げるとハリーは急いで追伸を書いたというわけですよね。

追伸は自分に連絡したい時にはこれから夏休みの間はずっと友達のロン・ウィーズリーの所にいます。ロンのお父さんがクィディッチ・ワールドカップの切符を手に入れてくれたんだという内容をハリーは書き加えたんですよね。

書き終えた手紙をハリーはヘドウィグの脚に括り付けました。ヘドウィグはいつにも増してじっとしていました。本物の「郵便配達ふくろう」がどう振舞うべきかハリーにしかと見せてやろうとしているというわけなんですよね。

「君が戻る頃。僕ロンの所にいるから。判ったね?」

ハリーがこう言うとヘドウィグは愛情を込めてハリーの指を噛むと大きな翼を広げて開け放った窓から高々と飛び立って行きました。ハリーはヘドウィグの姿が見えなくなるまで見送るとそれからベッド下に這い込んだのでした。

ハリーは緩んだ床板をこじ開けバースデー・ケーキを引っ張り出しました。床に座ってそれを食べながらハリーは幸福感がひたひたと溢れて来るのを味わいました。自分にはケーキがあるがあちらにはグレープフルーツしかない。

明日にはプリベット通りを離れる。傷痕はもう何ともない。さらにはクィディッチ・ワールドカップを見に行くのだ。だから今は何かを心配しろというほうが無理だ。それは例えヴォルデモートの事でもというわけなんですよね。

今日の最後に
夏休みになって我が家に戻って来たダドリーは養護の先生に指摘されてダイエットをする事になりました。その際にはダーズリー一家はハリーの部屋の床がグラグラ揺れるほどの言い争いをしたんだそうです。その時の事でした。

ハリーの部屋のベッド下の床板が緩んで外せるようになりました。以前にも当サイトで指摘したようにダーズリー家の人々つまりバーノン叔父さんとダドリー父子それにマージおばさんの3人は巨人の血を引いているんですよね。

そのため叔父さんとダドリーの力は半端ないほどに強いので言い争いの結果ハリーの部屋の床板は緩んだというわけです。ハリーはその床板が緩くなった所にバースデー・ケーキやシリウスから届いた手紙を隠したんですよね。

バーノン叔父さんとダドリー父子のお陰で絶好の隠し場所ができたというわけなんですよね。
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