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特にロンにとってはやっとこさという感じで1年生の組分けの儀式が終わり待望の食事という事になりました。ところが「ほとんど首なしニック」が言うには今晩は厨房で問題がありご馳走が出ただけでも運が良かったんだそうです。しかしここでニックの言葉を聞いてハーマイオニーが・・・(全3項目)

3-1.ようやく待望の食事
「思いっ切り掻っ込め」ダンブルドア校長がこう言うのを聞いてハリーとロンは「いいぞいいぞ!」と大声で囃し立てました。目の前の空っぽの皿が魔法で一杯になりハリーたち3人は自分たちの皿に食べ物を山盛りにしました。

それを「ほとんど首なしニック」は恨めしそうに眺めていました。口一杯にマッシュポテトを頬張ったままでロンが不明瞭な発音で「ああやっと落ち着いた」と言いました。それを見ていたニックが3人にこう言ったんですよね。

「今晩はご馳走が出ただけでも運が良かったのですよ。さっき厨房で問題が起きましてね」

ハリーがステーキの大きな塊を口に入れたままでロンと同様に不明瞭な発音で「どうして?何があったの?」と訊きました。ニックは首を振って危なげにぐらぐら揺らしながら「ピーブズですよ。また」とそう答えたんですよね。

いつもの議論でピーブズが祝宴に参加をしたいと駄々をこねたんだそうです。しかしあんな奴だから全く無理な話だ。行儀作法も知らず食べ物の皿を見れば投げつけずにはいられないような奴です。それでも議論をしたそうです。

そこで「ゴースト評議会」を開いた所「太った修道士」はピーブズにチャンスを与えてはどうかと言ったのだそうです。でも「血みどろ男爵」が駄目だと言って決して譲らない。ニックもそのほうが賢明だとそう思ったそうです。

「そうかぁ。ピーブズめ何か根に持っているなと思ったよ」

ロンは恨めしそうにこう言った後にニックに「厨房で何やったの?」と訊きました。ところがこの後のニックの発言が問題だったのです。ハーマイオニーがそれはそれはとっても強い衝撃を受ける事になってしまったんですよね。

3-2.ここホグワーツにも
ニックは肩をすくめて「ああいつもの通りです」と言うとピーブズの悪行三昧を話し始めました。何もかも引っくり返しての大暴れ。鍋は投げるし釜は投げるし。厨房はスープの海。屋敷しもべ妖精が物も言えないほど怖がった。

ガチャンと音がしたかと思ったらハーマイオニーがかぼちゃジュースが入った金のゴブレットを引っくり返しました。しかしハーマイオニーはそんな事など気にも留めず恐怖に打ちのめされたようにニックにこう訊いて来ました。

「屋敷しもべ妖精がここにもいるって言うの?このホグワーツに?」

この夏ハーマイオニーはクィディッチ・ワールドカップの決勝戦を観戦に行った際にクラウチ家に仕える屋敷しもべ妖精のウィンキーに出会いました。ところが出会った直後にウィンキーはクラウチ氏に解雇されてしまいました。

それを目の前で見て以来ハーマイオニーは「屋敷しもべ妖精は魔法使いたちに不当に扱われている」と立腹していました。それがためにここホグワーツに屋敷しもべ妖精がいるとニックに聞かされてひどく驚いたというわけです。

ハーマイオニーの思わぬ反応に驚いたようにニックは「左様」と答えた後「イギリス中のどの屋敷よりも大勢いるでしょうな。百人以上」と言いました。それを聞きハーマイオニーは「私1人も見た事がないわ!」と言いました。

それはニックによれば屋敷しもべ妖精は日中は滅多に厨房を離れる事はない。夜になると出て来て掃除をしたり火の始末をしたりする。つまりは姿を見られないようにする。存在を気づかれないのはいい屋敷しもべ妖精の証拠だ。

だから今までハーマイオニーもホグワーツに屋敷しもべ妖精がいる事に全く気づかなかったというわけです。ハーマイオニーはニックをじっと見ました。そしてニックに向かって矢継ぎ早に立て続けにこう質問をしたのでした。

「でもお給料は貰ってるわよね?お休みも貰ってるわね?それに病欠とか年金とか色々も?」

これを聞いてニックは笑い出しました。あまりに高笑いしたので襟がずれて薄い皮1枚で辛うじて繋がっている首がポロリと落ちてぶら下がってしまいました。首を肩の上に戻し襟でもう一度固定するとニックはこう言いました。

「病欠に年金?屋敷しもべは病欠や年金を望んでいません!」

ハーマイオニーはほとんど手をつけていない自分の皿を見下ろすとやおらナイフとフォークを置いて皿を遠くへと押しやりました。そんなハーマイオニーにロンは「そんな事などしても無駄だ」とばかりにこう言ったんですよね。

「君が絶食したってしもべ妖精が病欠を取れるわけじゃないよ!」

3-3.みんなよく食べよく飲んだ事じゃろう
しかしハーマイオニーは「奴隷労働よ。このご馳走を作ったのがそれなんだわ。奴隷労働!」と言ってそれ以上一口も食べようとはしませんでした。雨は相変わらず降り続き暗い高窓を激しく打って雷鳴が窓を震わせていました。

そして嵐を映した天井に走った電光が金の皿を光らせたその時一通り終わった食事の残り物が皿から消えデザートに変りました。ロンがわざとパイの匂いを食べようとしないハーマイオニーのほうに漂わせながらこう言いました。

「ハーマイオニー糖蜜パイだ!ご覧よ!蒸しプディングだ!チョコレート・ケーキだ!」

するとハーマイオニーがマクゴナガル先生そっくりの目つきで見たのでロンもついに諦めました。やがてデザートもきれいさっぱり平らげられ最後のパイ屑も消えてなくなり皿がきれいになるとダンブルドアが立ち上がりました。

ダンブルドア校長が再び立ち上がると大広間を満たしていた賑やかなおしゃべりがほとんど一斉にピタリと止み聞こえるのは風の唸りと叩きつける雨の音だけになりました。ダンブルドアは笑顔で全員を見渡すとこう言いました。

「さて!みんなよく食べよく飲んだ事じゃろう」

ハーマイオニーが「フン」と言いました。続けてダンブルドアは「幾つか知らせる事がある。もう一度耳を傾けてもらおうかの」と言うとまずは管理人のフィルチが伝えるように言った城内持ち込み禁止の品の話から入りました。

「叫びヨーヨー」に「噛みつきフリスビー」に「殴り続けのブーメラン」が加わりこれで禁止品は437項目になったんだそうです。禁止品のそのリストは確認をしたい生徒がいればフィルチの事務所で閲覧可能なのだそうです。

しかしダンブルドアの口元は「そんな生徒がいるのか?」と言いたげにひくひくっと震えたというわけなんですよね。(笑)

今日の最後に
「ほとんど首なしニック」の説明によればホグワーツの屋敷しもべ妖精は日中はほとんど厨房にいて城内に姿を現わすのは夜になって掃除をしたり火の始末をする時なんだそうです。つまりそれは姿を見られないようにしている。

存在を気づかれないのはいい屋敷しもべ妖精の証拠なのだそうです。そこで私が気になったのはドビーの事なんですよね。この12月ドビーはウィンキーと共にここホグワーツで働く事になりハリーとの再会を果たしたんですよね。

ドビーは12月25日のクリスマスの早朝にプレゼントを渡しにハリーの寝室にやって来ました。そのため同室のディーン・トーマスにシェーマス・フィネガンとネビルにもドビーはその存在を知られる事になったというわけです。

存在を知られる事となった。それならドビーはいい屋敷しもべ妖精ではないという事になってしまうんでしょうか?ハリーとロン以外ではたった3人なんですけどね。
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