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ハリポタ通の館(やかた)
ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。
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大広間「炎のゴブレット」編(6)(20回シリーズ)
ハリーもロンも冷淡だったのにハーマイオニーの屋敷しもべ妖精の権利を追求する決意は露ほども挫けませんでした。そうこうする内に時は流れてボーバトンとダームストラング両校の代表団がホグワーツ入りする10月30日がやって来たというわけです。その日の朝食の席で・・・(全3項目)

3-1.月日は経って10月30日になり
こうしてハーマイオニーは学期2日目に「しもべ妖精福祉振興協会」設立に向け準備を始めましたがハーマイオニーがいなくなった直後にフレッドとジョージにリー・ジョーダンが来てフレッドがハリーとロンにこう言いました。

「ムーディ!何とクールじゃないか?」

これを受けてジョージが「クールを超えてるぜ」と言いました。リー・ジョーダンも「超クール」だと言うのです。3人は今しがたムーディの授業を受けて来たそうです。ハリー聞きたくて堪らずに「どうだった?」と訊きました。

3人はたっぷりと意味ありげな目つきで顔を見合わせるとフレッドが「あんな授業は受けた事がないね」と言いリーは「参った。判ってるぜあいつは」と言いロンが「判ってるって何が?」と訊くとジョージがこう答えました。

「現実にやるって事が何なのか判ってるのさ」

それは「闇の魔術」と戦うという事なのだそうです。ムーディは全てを見て来た。凄いとの事でした。そんなムーディの初授業をハリーたち3人が受けたのは木曜日の事でした。その内容は「許されざる呪文」を教える事でした。

それからおよそ2ヵ月の月日が経ち10月30日になりました。ハリーたちが朝食を取りに下りて行くと大広間は既に前の晩に飾りつけが済んでいました。今日ボーバトンとダームストラングの代表団がホグワーツ入りするからです。

壁には各寮を示す巨大な絹の垂れ幕がかけられていました。グリフィンドールは赤地に金のライオン。レイブンクローは青色にブロンズの鷲。ハッフルパフは黄色に黒い穴熊。スリザリンは緑にシルバーの蛇が描かれていました。

教職員テーブルの背後には一番大きな垂れ幕がありホグワーツの紋章が描かれています。大きな「H」の文字の周りに4つの寮を示すライオンに鷲と穴熊に蛇が団結しています。そしてフレッドとジョージが先に入っていました。

最近よく見かけるのですが今度も珍しい事に2人の親友リー・ジョーダンはおらず他から離れて座り小声で何かを話しています。ロンが先頭に立って2人のそばに行くとジョージが憂鬱そうにフレッドにこう言っていたのでした。

「そいつは確かに当て外れさ。だけどあいつが自分で直接俺たちに話す気がないなら結局俺たちが手紙を出さなきゃならないだろう。じゃなきゃ奴の手に押しつける。いつまでも俺たちを避けてる事はできないよ」

これを聞いてロンが2人の隣に座りながら「誰が避けてるんだい?」と訊くと邪魔が入ったという感じで苛立ちながらフレッドが「お前が避けてくれりゃいいのになあ」と言いましたがロンはなおもジョージにこう訊きました。

「当て外れって何が?」

するとジョージはこう答えました。

「お前みたいなお節介を弟に持つ事がだよ」


3-2.いよいよ代表団が来るという事で
しかしハリーはフレッドとジョージが交わしていた会話の事には一切触れずに2人にこう訊いたのでした。それはいよいよ他の二校の代表団がホグワーツ入りするという事で三大魔法学校対抗試合に関する質問だったのでした。

「三校対抗試合ってどんなものか何か判ったの?エントリーするのに何かもっと方法を考えた?」

するとジョージが苦々しそうにこう答えました。何でもマクゴナガル先生に代表選手をどうやって選ぶのかを訊いたのに教えてくれなかったんだそうです。黙ってアライグマを変身させる練習をなさいと言われたのだそうです。

「一体どんな課題が出るのかなあ?だってさハリー僕たちきっと課題をこなせるよ。これまでも危険な事をやって来たもの」

こう言うロンに対しフレッドが「審査員の前ではやってないぞ」と言いました。フレッドがマクゴナガル先生から聞いた話では代表選手が課題をいかに上手くこなすかによって点数がつけられるとそう教えて貰ったんだそうです。

そこでハリーが「誰が審査員になるの?」と訊くとハーマイオニーが「そうね参加校の校長は必ず審査員になるわね」と答えました。それを聞いて一同は「何でそんな事を知ってるんだ?」とばかりに驚愕し振り向いたのでした。

「1792年の試合で選手が捕まえるはずだった怪物のコカトリスが大暴れして校長が3人とも負傷してるもの」

こう言った後に一同の視線に気づいたハーマイオニーは自分の読んだ本を他の誰も読んでいないなんてという毎度お馴染みの歯痒そうな口調で全部が「ホグワーツの歴史」に書いてあると言ったその後にこうも言ったんですよね。

「もっともこの本は完全には信用できないけど。改訂ホグワーツの歴史のほうがより正確ね。又は偏見に満ちた選択的ホグワーツの歴史-嫌な部分を塗りつぶした歴史もいいわ」

これを聞いてロンが「何が言いたいんだい?」と訊きましたが開心術に長けているハリーには答えが既にもう判っていました。ハリーの予想通りハーマイオニーは「屋敷しもべ妖精!」と声を張り上げたというわけなんですよね。

「ホグワーツの歴史は千ページ以上あるのに百人もの奴隷の圧制に私たち全員が共謀してるなんて一言も書いてない!」

さらにこう言って怒るハーマイオニーにハリーはやれやれと首を振り食事を取り始めました。それと言うのもハリーもロンも冷淡だったのに屋敷しもべ妖精の権利を追求するハーマイオニーの決意は露ほども挫けませんでした。

ハリーもロンも「しもべ妖精福祉振興協会」の入会金2シックルを出して「S.P.E.W」バッジを受け取りました。しかしそれはハーマイオニーを黙らせるためでした。ところがそれでむしろハーマイオニーの鼻息は荒くなりました。

それからというものハーマイオニーは2人にバッジをつけろとか他の生徒にもそうするように説得しなさいと言うようになりました。ハーマイオニー自身も談話室を精力的に駆け回ってはみんなを追い詰める毎日だったのです。

ロンはおやおやと天井に目を向けました。秋の陽光が天井から降り注ぎみんなを包んでいました。フレッドは突然ベーコンを食べるのに夢中になりました。フレッドとジョージは「S.P.E.W」バッジを買う事を拒否していました。

「まあ聞けハーマイオニー。君は厨房に下りて行った事があるか?」

一方ジョージは身を乗り出してこう訊きハーマイオニーは「もちろんないわ。学生が行くべき場所とはとても考えられないし」と素っ気なく答えました。それにジョージはフレッドのほうを指差しつつこう言ったというわけです。

「俺たちはあるぜ。何度もある。食べ物を失敬しに。そして俺たちは連中に会ってるが連中は幸せなんだ。世界一いい仕事を持ってると思ってる」

3-3.熱く語っていた所にヘドウィグが
するとハーマイオニーは「それはあの人たちが教育も受けてないし洗脳されてるからだわ!」と熱くなって話し始めました。その時突然頭上で羽音がしてふくろう便が到着した事を告げハーマイオニーの言葉は掻き消されました。

急いで見上げたハリーはヘドウィグがこちらに向かって飛んで来るのを見つけました。ハーマイオニーも同様で即座に話をするのを止めました。ヘドウィグはハリーの肩に舞い降りて疲れた様子で脚を突き出したというわけです。

実は今回ヘドウィグが届けたのはシリウスからの通算5通目の手紙でした。1通目は先学期の最終日にホグワーツ特急に届きました。2通目と3通目は夏休み中に届きました。そして4通目の手紙は帰国を知らせる手紙だったのです。

それはハリーが傷痕が痛んだとシリウスに知らせた手紙への返事の手紙でした。ハリーは即座に「帰って来る必要はない」と折り返しシリウスに手紙を送りましたが今回の手紙でシリウスは「無理するな」とそう書いて来ました。

ハーマイオニーもロンも心配そうに見つめハリーは手紙を引っ張るように外すとヘドウィグにベーコンの外皮をやりました。ヘドウィグはそれをうれしそうに啄ばみました。フレッドとジョージは三校対抗試合の話に夢中でした。

それを確認しハリーはシリウスの手紙をロンとハーマイオニーにヒソヒソ声で読んで聞かせました。手紙でシリウスは自分はもう帰国していてちゃんと隠れているから心配せずハリーは自身の事だけを心配しろと書いていました。

そしてホグワーツで起こっている事は全て知らせて欲しい。ヘドウィグは使わずに次々に違うふくろうを使いなさいとも書かれていました。それを聞いてロンは何故ふくろうを取り替えなくてはならないと2人に訊いて来ました。

「ヘドウィグじゃ注意を引き過ぎるからよ。目立つもの。白ふくろうがシリウスの隠れ家に。どこだかは知らないけど。何度も何度も行ったりしてご覧なさい。だって元々白ふくろうはこの国の鳥じゃないでしょ?」

ハーマイオニーがこう答えハリーは手紙をローブの中に滑り込ませました。心配事が増えたのか減ったのか分りません。取りあえずシリウスが捕まらずに戻っただけでも上出来ですしシリウスが身近にいれば心強いのも確かです。

少なくとも手紙を書く毎に長く返事を待つ必要はないからです。ハリーは「ヘドウィグありがとう」と言うとヘドウィグを撫でてあげました。ヘドウィグは「ホー」と眠そうな声で鳴くとハリーのオレンジジュースを飲みました。

そしてすぐさま飛び立ちました。ふくろう小屋でぐっすり眠りたいとそう思っているようでした。

今日の最後に
「俺たちはあるぜ。何度もある。食べ物を失敬しに。そして俺たちは連中に会ってるが連中は幸せなんだ。世界一いい仕事を持ってると思ってる」ハーマイオニーが屋敷しもべ妖精の事を口にするとジョージがこう言っています。

つまりハリーたち3人は4年生の新学期初日に「ほとんど首なしニック」に聞かされて知りましたがフレッドとジョージはおそらくはハリーたちより早くホグワーツに屋敷しもべ妖精がいた事をどうやら知っていたみたいですよね。

ハリーのお父さんジェームズ・ポッターも「透明マント」を被って厨房に行き食べ物を失敬していたとダンブルドアがハリーに話しました。それならこれらの人たちは一体どうやって屋敷しもべ妖精の存在を知ったのでしょう?

私が思うにハリーのお父さんは自分の父親から聞いた。そしてフレッドとジョージは親友のリー・ジョーダンから聞いた。そのリーもやはり自分の父親から聞いたと思いますね。知っている人は入学した時から知っているのです。

ロンが知らされていないのでアーサー・ウィーズリー氏もまた知らなかったと私はそう思いますね。
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