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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

何と4度目に「炎のゴブレット」が赤く燃え上がって4枚目の羊皮紙が出て来ました。そこには何と「ハリー・ポッター」と書かれていました。こうしてハリーもまた三大魔法学校対抗試合に引きずり込まれてしまったのでした。そんなハリーは何とか「第1の課題」をクリアしましたが・・・(全3項目)

3-1.4人目の代表選手
大広間の全ての目が一斉に自分に向けられるのを感じながらもハリーはただ呆然と座っていました。驚いたなんてものではなく痺れて感覚がない。夢を見ているに違いない。きっと聞き違いだったんだとハリーはそう思いました。

誰も拍手をせず怒った蜂の群れのような音が大広間に広がり始めました。凍りついたように座ったままのハリーを見ようと立ち上がる生徒もいました。教職員テーブルではマクゴナガル先生がダンブルドアに駆け寄っていました。

そして切羽詰ったように何事か囁きました。ダンブルドアは微かに眉を寄せマクゴナガル先生のほうに体を傾けて耳を寄せていました。ハリーはロンとハーマイオニーのほうを振り向きました。そして2人にこう言ったのでした。

「僕名前を入れてない。僕が入れてないこと知ってるだろう」

放心したようにこう言うハリーに対しロンとハーマイオニーも同様に放心したようにハリーを見つめ返したのでした。その向こうでは長いテーブルの端から端までグリフィンドール生全員が呆然とハリーを見つめていたのでした。

教職員テーブルではダンブルドア校長がマクゴナガル先生に向かって頷き体を起こすと「ハリー・ポッター!」と再び名前を呼び次に「ハリー!ここへ来なさい!」と言ってハーマイオニーがハリーに「行くのよ」と囁きました。

言った時ハーマイオニーはハリーを少し押すようにしました。ハリーは立ち上がりましたがローブの裾を踏んでよろめきました。教職員テーブルへの道程がとてつもなく長く感じられて1時間もかかったのではと思うほどでした。

何百という目がまるでサーチライトのように一斉に自分に注がれるのをハリーは感じていました。蜂の群れのような音が段々大きくなります。ようやくハリーがダンブルドアの前に到着するとダンブルドアはこう言ったのでした。

「さあ。あの扉から。ハリー」

ダンブルドアは微笑んではいませんでした。ハリーが教職員テーブルに沿って歩くと一番端にハグリッドが座っていました。ウィンクもせず手も振らずいつもの挨拶の合図も送らずただただ驚いてハリーを見つめるばかりでした。

当然隣の部屋では「何故ホグワーツの代表選手は2人なんだ?」とハリーを巡って大議論になりました。しかし「炎のゴブレット」から名前が出て来たからには競技する義務があるという事でハリーも参加する事になりました。

そしてハリーは何とか「第1の課題」をクリアしたのでした。

3-2.クリスマス・ダンスパーティ
「第1の課題」終了時に次の「第2の課題」は2月24日の午前9時半から始まると告げられホッと一息と思っていたらハリーはマクゴナガル先生からクリスマス・ダンスパーティにパートナーを連れて来いと命じられてしまいました。

三校対抗試合の代表選手はダンスパーティの冒頭で踊る事が伝統になっているので絶対にパートナーを連れて来なくてはならないのだそうです。そこでハリーは思いを寄せるチョウ・チャンを誘いましたが断られてしまいました。

チョウは既にパートナーが決まっていたのです。何とその相手はセドリック・ディゴリーでした。それでもハリーはパーバティ・パチルに申し込んで「OK」の返事を貰い何とかパートナーを見つけパーティ当日を迎えたのでした。

クリスマス・ダンスパーティは生徒全員が席に着いてから代表選手が大広間に入る事になっていました。セドリックとチョウもハリーの近くにいましたがハリーは2人と話をしないよう目を逸らしていました。その時の事でした。

ハリーのその目がふとビクトール・クラムの隣にいる女の子を捕らえました。ハリーは驚きのあまり口をあんぐり開けました。今やっと気づいたのです。ハーマイオニーだったのです。しかし全くハーマイオニーには見えません。

髪をどうにかしたらしくボサボサと広がった髪ではなくつやつやと滑らかな髪です。頭の後ろで捻り優雅なシニョンに結い上げてあります。ふんわりとした薄青色の布地のローブで立ち居振る舞いも普段とどこか違っていました。

多分いつも背負っている20冊ぐらいの本がないので違って見えるだけなのかもしれません。どうして今までハーマイオニーだと気づかなかったのかハリーには分りませんでした。するとハーマイオニーからこう挨拶して来ました。

「今晩はハリー!今晩はパーバティ!」

パーバティはあからさまに信じられないという顔でハーマイオニーを見つめていました。パーバティだけではなく大広間の扉が開くと図書室でクラムを付け回していたファンたちはハーマイオニーを恨みがましい目で見ました。

パンジー・パーキンソンはドラコ・マルフォイと一緒に前を通り過ぎる時にハーマイオニーを穴の空くほど見つめました。マルフォイでさえもあまりに美しいのでハーマイオニーを侮辱する言葉が一言も見つからないようでした。

生徒たちが大広間の席に落ち着くとマクゴナガル先生が代表選手とパートナーたちにそれぞれ組になって並んで先生の後に従いて来るようにと言いました。指示に従ってハリーたちが大広間に入ると生徒一同が拍手で迎えました。

代表選手たちは大広間の一番奥に置かれた審査員が座っている大きな丸テーブルに向かって歩きました。大広間の壁は銀色に輝く霜で覆われて星の瞬く黒い天井の下には何百というヤドリギや蔦の花綱が絡んでいたんですよね。

各寮のテーブルは消えてなくなり代わりにランタンの仄かな灯りに照らされた10人ほどが座れる小さなテーブルが百余り置かれています。ハリーは普段着ないパーティ・ローブだったので自分の足につまづかないよう必死でした。

一方パーバティはうきうきと楽しそうで1人1人に笑いかけていました。パーバティがぐいぐい引っ張って行くのでハリーはまるで自分がドッグショーの犬になってパーバティに引き回されているようなそんな気さえしたのでした。

審査員テーブルに近づくとロンとパドマ・パチルの姿が目に入りました。ロンはハーマイオニーが通り過ぎるのを目をすぼめて見ていました。パドマは膨れっ面でした。こうしてハリーたちは審査員テーブルに進んで行きました。

ダンブルドアは代表選手たちが近づいて来るとうれしそうに微笑みました。その一方カルカロフ校長はクラムとハーマイオニーが近づくのを見て驚くほどロンとそっくりの表情を見せました。つまり目をすぼめていたんですよね。

バグマン氏は今夜は鮮やかな紫に大きな黄色の星を散らしたローブを着て生徒たちと一緒に夢中で拍手をしていました。マダム・マクシームはいつもの黒いドレスではなくラベンダー色の流れるような絹のガウンを着ていました。

しかしクラウチ氏はいません。審査員テーブルの5人目の席にはパーシー・ウィーズリーが座っていたのでした。

3-3.審査員テーブルに到着すると
代表選手が各々のパートナーと共に審査員テーブルまで来るとパーシーが自分の隣の椅子を引いてハリーに目配せをしました。ハリーはその意味を悟って隣に座りました。真新しいローブ姿のパーシーは鼻高々という様子でした。

「昇進したんだ。クラウチ氏個人の補佐官だ。僕はクラウチ氏の代理でここにいるんですよ」

ハリーに訊く間も与えずパーシーはこう言いました。その声の調子はまるで「宇宙の最高統治者」に選ばれたと発表したかのようでした。ハリーもまた間髪入れずに即座にパーシーに「あの人どうして来ないの?」と訊きました。

宴会の間中ずっとパーシーがこの夏に取り組んでいた鍋の底の講義をされては堪らないとそう思ったからです。パーシーによればクラウチ氏は残念ながらクィディッチ・ワールカップ以来ずっと体調が全く良くないんだそうです。

それは当然働き過ぎなのだそうです。もう若くはない。もちろんまだ冴えているし昔と変わらない素晴らしい頭脳だ。しかしワールドカップは「闇の印」が上がるという事があり魔法省全体にとっても一大不祥事だったそうです。

クラウチ氏個人もあのプリンキー(間違ってます。ウィンキーです)とかいう屋敷しもべ妖精の不始末で大きなショックを受けられた。当然クラウチ氏はその後すぐにその屋敷しもべ妖精を解雇した。クラウチ氏も気づいただろう。

クラウチ氏もまた歳を取って来ているわけだし世話をする人が必要だ。しもべがいなくなってから家の中は確実に快適ではなくなった。それにこの三校対抗試合の準備やワールドカップのゴタゴタの後始末もしなければならない。

さらにはリータ・スキーターっていう嫌な女がうるさく嗅ぎ回っているのでクラウチ氏はお気の毒だとパーシーは言うのです。クラウチ氏は今静かにクリスマスを過ごしていらっしゃるとの事でした。当然の権利なんだそうです。

自分の代理を務める信頼できる者がいる事をご存知なのが僕としてはうれしいのだそうです。ハリーはクラウチ氏がパーシーの事を「ウェーザビー」と呼ばなくなったのか訊きたくて堪りませんでしたが何とか思い留まりました。

今日の最後に
パーシーは新学期初日ハリーたち在校生が学校に戻る時にキングズ・クロス駅に見送りに来ませんでした。何でもパーシーが言うには「クラウチさんは本当に僕を頼り始めたんだ」との事だそうです。ところがだったんですよね。

ハリーが心ならずも三大魔法学校対抗試合の代表選手になってしまった時クラウチ氏は若手のウェーザビーつまりはパーシーを残して来たが熱心過ぎる所が心配だから自分は役所に戻らなければならないと言っていたんですよね。

11月1日つまり学期が始まってから丸2ヵ月が経ってもクラウチ氏はまだパーシーの事を「ウェーザビー」と呼んでいました。この後も実はクラウチ氏はパーシーの事を「ウェーザビー」と呼び続けていたというわけなんですよね。

クラウチ氏は自分を信頼してくれている。極めて残念な事にこれはパーシーの独り善がりというわけなんですよね。

コメント

大学の卒業論文で「ハリー・ポッター」について書いています!全巻読了済みですが忘れていることも多く、いろいろなことを確認するのにとても参考にしています!いつもありがとうございます(*''▽'')
しかし、パーシーがクラウチさんの補佐になっていたのには驚きでしたww しかもウェーザビーと呼ばれていただなんて……ww

2017.09.29  みみこ  編集

クラウチ氏はそういう人なんです。

みみこさん初めまして!ですよね?コメントありがとうございました!

魔法省に就職したパーシーの最初の上司になったバーテミウス・クラウチ氏は実はとても厳しい人で入省1年目のパーシーの事など全く認めてもいないし信頼も信用もしていないんですよね。そういう人なんです。

だからパーシーの事もそう安々と名前では呼んでくれず「ウェーザビー」と言っています。心底本当に信用と信頼を寄せるようになれば「パーシー」とファーストネームで呼ぶようになるというわけなんですよね。

この機会に是非ともお願いしたいのは私のサイトの記事を読むだけでなく原作本も読んでいただきたくそう思います。また何か新たな発見があるかもしれませんよ。(笑)

2017.09.30  トキメキぼーい  編集

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