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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

パーバティもハーマイオニーもそしてパドマもいなくなったハリーとロンの元にパーシーがやって来ました。パーシーの仕事自慢が始まってしまったのでハリーとロンは大広間を出て校庭に出ました。するとスネイプとカルカロフ校長に出くわしたその後に2人が遭遇したのは?(全3項目)

3-1.バグマン氏がやって来て
フレッドとジョージがバグマン氏に近づいて声をかけているのを見てパーシーは2人を訝しげに眺めながら「あいつら何をやってるんだ?魔法省の高官にご迷惑なのに」と言うとさらに「敬意の欠けらも」と言い歯噛みしました。

しかしバグマン氏はまもなくフレッドとジョージを振り払いハリーを見つけて手を振るとテーブルにやって来ました。パーシーが間髪入れずに「弟たちがお邪魔をしませんでしたでしょうか?バグマンさん?」と話しかけました。

するとバグマン氏は「え?ああいやいや!」と言った後にあの2人は自分たちが作った「だまし杖」について少々話しただけだと会話の内容を説明したのでした。販売方法について助言が貰えないかという話だったんだそうです。

そこで「ゾンゴ悪戯専門店」のバグマン氏の知り合いに紹介しようと約束したんだそうです。パーシーはそれが全く気に入らない様子でした。家に帰ったら即座にウィーズリーおばさんに言いつけるだろうとハリーは思いました。

絶対だとも思いました。一般市場に売り出すというのならフレッドとジョージの計画はどうやら最近ますます大がかりになっているという事になるからです。当然バグマン氏はハリーと話をしに近づいて来たというわけですよね。

バグマン氏はハリーに何かを訊こうと口を開きかけましたがパーシーが横合いから口を出し「バグマンさん対抗試合はどんな具合でしょう?私どもの部ではかなり満足しおります」と言いこうも言ってハリーをチラリと見ました。

「炎のゴブレットのちょっとしたミスでは」

さらにパーシーは「炎のゴブレット」の事はやや残念なもののそれ以後はとても順調だと思う。いかがですかとバグマン氏に言いました。それにバグマン氏は楽しげに「ああそうだね」と応えてさらにはこうも言ったんですよね。

「これまでとても面白かった。バーティ殿はどうしているかね?来られないとは残念至極」

するとパーシーの仕事自慢が始まってしまいました。

3-2.パーシーから逃れて
パーシーはバグマン氏に対してももったいぶって「ああクラウチさんはすぐにも復帰なさると思いますよ」と言いました。そしてそれまでの間の穴埋めを自分が喜んで務めるつもりです。ダンスパーティに出席するだけではない。

ここでパーシーは陽気に笑うと穴埋めをする所かクラウチ氏の留守中に色んな事が持ち上がってそれを全部処理しなくてはならなかった。アリ・バシールが空飛ぶ絨毯を密輸入しようとして捕まった話を言ったというわけです。

それにトランシルバニア国に「国際決闘禁止条約」への署名をするよう説得を続けているとか年明けには向こうの「魔法協力部長」と会合があるとパーシーの仕事自慢が始まったのでロンはハリーにボソボソッとこう言いました。

「ちょっと歩こうか。パーシーと離れよう」

飲み物を取りに行くふりをしてハリーとロンはテーブルを離れダンスフロアの端を歩いて玄関ホールに抜け出しました。正面の扉が開いたままになっていました。石段を下りて行くと薔薇の園に飛び回る妖精の光が煌いています。

階段を下りるとそこは潅木の茂みに囲まれ曲がりくねった散歩道が幾つも延びて大きな石の彫刻が立ち並んでいました。噴水のような水音も聞こえて来ました。ハリーとロンが小道の1つを歩き出すと他の声が聞こえて来ました。

「我輩は何も騒ぐ必要はないと思うがイゴール」

聞き覚えのある不快な声つまりそれはスネイプでした。もう1人はカルカロフ校長で盗み聞きを恐れるかのように不安げで低い声で「セブルス何も起こっていないふりをする事はできまい!」と言った後にこうも言っていました。

「この数ヵ月の間にますますはっきりして来た。私は真剣に心配している。否定できる事ではない」

するとスネイプは素っ気なく「なら逃げろ。逃げろ。我輩が言い訳を考えてやる。しかし我輩はホグワーツに残る」と言ったのでした。スネイプとカルカロフ校長は曲がり角に差しかかりました。スネイプは杖を取り出しました。

「ハッフルパフ10点減点だ。フォーセット!さらにレイブンクローも10点減点だ。ステビンズ!」

スネイプがこう唸り女子生徒がスネイプの脇を走り抜け男子生徒がその女子生徒を追いかけて駆けて行く所でした。そこでスネイプは小道の先にハリーとロンを見つけ「ところでお前たち2人は何をしているのだ?」と訊きました。

「歩いています。規則違反ではありませんね?」

ロンが短くこう答えました。スネイプは唸るように「なら歩き続けろ!」と言うと2人の脇をさっと通り過ぎました。カルカロフ校長はハリーとロンがいるのを見て僅かに動揺したようで鬚を指に神経質に巻きつけていました。

カルカロフ校長は急いでスネイプの後に続きました。ハリーとロンは小道を歩き続けました。ロンは「カルカロフは何であんなに心配なんだ?」と呟きました。ハリーもスネイプとカルカロフ校長の会話を聞き疑問を感じました。

「それにいつからあの2人はイゴール・セブルスなんて名前で呼び合うほど親しくなったんだ?」

ハリーは訝ってこう言ったのでした。

3-3.ハリーとロンが歩いて行った先にいたのは?
そして2人は大きなトナカイの石像の前に出ました。その向こうに先程水音が聞こえた噴水が水しぶきを輝かせて高々と上がっているのが見えました。石のベンチに2つの巨大なシルエットが見えてハグリッドがこう言いました。

「あなたを見た途端。俺には判った」

ハグリッドの声は変にかすれていました。ハリーとロンはその場に立ちすくみました。何となく邪魔をしてはいけない場面のような気がする。ハリーは小道を振り返りました。そこにはフラーとロジャー・デイビースがいました。

近くの薔薇の茂みに半分隠されています。ハリーはロンの肩を突いて顎で2人のほうを指しました。その方向からなら気づかれずにこっそり立ち去れるという意味です。しかしフラーの姿を見てロンは恐怖で目を見開きました。

頭を横に激しく振るとロンはハリーをトナカイの石像の後ろの暗がりの奥深くに引っ張り込みました。するとマダム・マクシームが低く甘えた響きでハグリッドに何が判ったのと訊く声が聞こえハグリッドはこう答えたのでした。

「判ったんだ。あなたが俺とおんなじだって。あなたのお袋さんですかい?親父さんですかい?」

ハリーは絶対に聞きたくありませんでした。こんな状況を盗み聞きされたらハグリッドが嫌がるだろうと判っていたからです。そして何よりもハリーは自分がもしこんな状況で盗み聞きされたら嫌だからとそう思ったんですよね。

できる事なら指で耳栓をして大声で鼻歌を歌いたい。しかしそれは到底できない相談です。代わりにハリーはトナカイの石像の背中を這っているコガネムシに意識を集中しようとしました。それでも2人の声は聞こえて来ました。

マダム・マクシームはハグリッドに何の事か分らないと答えていました。そんなマダム・マクシームにハグリッドは「俺の場合はお袋だ」と言いました。お袋の事はいなくなってしまったのであまり覚えていないんだそうです。

ハグリッドが3才ぐらいの時だったのだそうです。あんまり母親らしくはなかった。あの連中はそういう性質ではないんだろうとの事でした。お袋がどうなったのかは分らない。もう死んでしまったのかもしれないんだそうです。

マダム・マクシームは何も言いません。そしてハリーは思わずコガネムシから目を離しトナカイの角の向こう側を見ました。そして耳を傾けました。ハリーはハグリッドが子供の頃の話をするのを聞いた事がなかったんですよね。

今日の最後に
ハリーは三校対抗試合の「第1の課題」直前にグリフィンドール寮の談話室の暖炉でシリウスと話した際にカルカロフ校長は実は元死喰い人だと聞かされてさらに後にスネイプもまた死喰い人だったと知る事になるんですよね。

そして翌年度ホグワーツには魔法省の高級官僚ドローレス・アンブリッジが「闇の魔術に対する防衛術」の教師としてやって来ますがダンブルドア校長はアンブリッジの事を「ドローレス」とファーストネームで呼んでいました。

さらに翌年度の夏休み中にスネイプの自宅に死喰い人のベラトリックス・レストレンジが妹のナルシッサ・マルフォイを追いかけて来ますがスネイプはその姉君の事を「ベラトリックス」とファーストネームで呼んでいますね。

ダンブルドア校長とアンブリッジもさらにはスネイプとベラトリックス・レストレンジのいずれもお世辞にもファーストネームで呼び合うほど仲がいいとは言えません。これは言ってみれば慣習みたいなものだと私は思いますね。

学校の教師同士又は死喰い人の仲間同士さらには不死鳥の騎士団のメンバー同士などの仲間内では互いの事をファーストネームで呼び合う事になっている。だからスネイプとカルカロフ校長も同様にそうしているというわけです。

だからスネイプはカルカロフ校長を「イゴール」と呼びカルカロフ校長はスネイプを「セブルス」と互いにファーストネームで呼んでいたんだと私はそう思いますね。

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