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10月が誕生月という事で去年から毎年この月に改めてマクゴナガル先生を取り上げています。したがって今年は2年目という事で第2巻「秘密の部屋」のマクゴナガル先生をやります。何とハリーとロンは新学期初日の9月1日にマクゴナガル先生が激怒する事をやらかしてしまいました。(全3項目)

3-1.学期初日から怒るマクゴナガル先生
事の始まりはハリー12才の誕生日でした。プリベット通り4番地に屋敷しもべ妖精のドビーが現れてハリーにホグワーツに戻ってはいけないと警告をして来ました。しかしもちろんハリーはドビーのその申し入れを固辞しました。

そこでドビーは魔法を使うという手段に打って出て来ました。ハリーは魔法省から公式警告状を受け取り未成年の魔法使いは学校の外で魔法を使ってはいけない事を知ったバーノン叔父さんはハリーを部屋に閉じ込めたのでした。

幸いハリーはロンとフレッドにジョージのウィーズリー3兄弟が3日後に助けに来て自宅の「隠れ穴」に連れ帰りました。そして9月1日の新学期初日はウィーズリー一家と共にキングズ・クロス駅にやって来たというわけですよね。

ところがそこでもドビーが邪魔をしたのです。ドビーが9と3/4番線への入口を塞ぎハリーとロンは11時発のホグワーツ特急に乗り損ねてしまいました。しかしここでロンがハリーに車を飛ばして学校に行けばいいと提案しました。

ハリーとロンはアーサー氏所有のフォード・アングリアに乗り学校を目指しました。しかし車は学校の手前で失速し制御が利かなくなりました。車は学校の校庭に植えられた「暴れ柳」に衝突し2人を放り出して姿を消しました。

そこでハリーとロンを待ち受けていたのがスネイプでした。スネイプは2人を自分の部屋に連れて行きました。そして2人が車に乗っているのをマグルが目撃しそれが「夕刊予言者新聞」に載ったと告げるとこうも言ったのです。

「まことに残念至極だがお前たちは我輩の寮ではないからして2人の退校処分は我輩の決定する所ではない。これからその幸運な決定権を持つ人物たちを連れて来る。2人ともここで待て」

ハリーとロンは互いに蒼白な顔を見合わせました。スネイプが呼びに行ったのがグリフィンドールの寮監のマクゴナガル先生ならば極めて公正中立で情け容赦ないという事はハリーも知っているので状況の好転は期待できません。

10分後スネイプが戻って来ました。やはり一緒に来たのはマクゴナガル先生でした。ハリーはこれまでもマクゴナガル先生が怒ったのを何度か見た事はあります。しかし今回マクゴナガル先生の唇はとても固く結ばれていました。

こんなに真一文字に横に伸びるのをハリーが見たのは忘れていたか初めてかのどっちかと思うほどでした。部屋に入って来るなりマクゴナガル先生が杖を振り上げたのでハリーとロンは思わず身を縮めてしまったというわけです。

しかしマクゴナガル先生は火の気のない暖炉に火を点けただけでした。突然炎が燃え上がりました。

3-2.マクゴナガル先生に続いて現れたのは?
マクゴナガル先生はハリーとロンに「お掛けなさい」と言い2人は後退りして暖炉のそばの椅子に座りました。すると先生は今度は「ご説明なさい」と言いロンが2人を撥ねつけた駅の柵の話から話し始めこう言い終わりました。

「ですから僕たち他に方法がありませんでした。先生僕たち汽車に乗れなかったんです」

ところがマクゴナガル先生はハリーに向かって「何故ふくろう便を送らなかったのですか?あなたはふくろうをお持ちでしょう?」と冷たく言いました。そう言われてハリーは呆然と口を開けてマクゴナガル先生を見つめました。

言われてみれば確かにその通りだ。ハリーが「思いつきもしなくて」と答えるとマクゴナガル先生は「考える事もしなかったでしょうとも」と言ったのでした。そしてまたもスネイプがもう1人の先生を連れて姿を現わしました。

スネイプはマクゴナガル先生を連れて来た時よりもっと悦に入った表情をして部屋に入って来ました。そこにはダンブルドア校長が立っていました。ダンブルドア校長を見てハリーはまるで体中の力が抜けるような気がしました。

ダンブルドアは普段と違って深刻な表情でした。校長先生にじっと見下ろされるとハリーは急にロンと一緒に「暴れ柳」に打ちのめされているほうがまだましという気になりました。長い沈黙の後ダンブルドアはこう言いました。

「どうしてこんな事をしたのか説明してくれるかの?」

むしろ怒鳴ってくれたほうが気が楽だとハリーは思いました。校長先生の失望したような声を聞くと堪りませんでした。何故かハリーはダンブルドアの顔をまっすぐに見る事ができずダンブルドアの膝を見つめながら話しました。

ハリーは全てをダンブルドアに話しました。しかしあの魔法がかかった空飛ぶ車の持ち主がアーサー氏だという事だけは伏せて自分たちがたまたま駅の外に駐車してあった空飛ぶ車を見つけたというような言い方をしたのでした。

ダンブルドアはこんな言い方をしてもお見通しだとハリーには判っていましたが車については一言も追及がありませんでした。ハリーが話し終わってもダンブルドアはメガネの奥から2人をじっと覗き続けるだけだったのでした。

ロンが観念したような声で「僕たち荷物をまとめます」と言うとマクゴナガル先生が「ウィーズリーどういうつもりですか?」と訊いて来てロンはそれに「でも僕たちを退校処分になさるんでしょう?」と言ったというわけです。

ハリーは急いでダンブルドアの顔を見ました。

3-3.処罰内容を決めるのはマクゴナガル先生
するとダンブルドアはロンに「今日というわけではない」と答えました。しかし2人のやった事の重大さについてははっきりと言っておかなければならないんだそうです。今晩2人の家族にはダンブルドアが手紙を出すそうです。

それに2人には警告しておかなければならない。それは今後またこのような事があれば2人は退学という事になるのだそうです。今回は退学にならないと聞かされスネイプはクリスマスがお預けになったようなそんな顔をしました。

「ダンブルドア校長この者たちは未成年魔法使いの制限事項令を愚弄し貴重な古木に甚大なる被害を与えております。このような行為はまさしく」

こう言うスネイプにダンブルドアは「この少年たちの処罰を決めるのはマクゴナガル先生じゃろう」と静かに言うとマクゴナガル先生に向かって「2人はマクゴナガル先生の寮の生徒じゃから彼女の責任じゃ」と言ったのでした。

ダンブルドアはマクゴナガル先生に「わしは歓迎会のほうに戻らんと。二言三言話さねばならんのでな」と言うとスネイプにはうまそうなカスタード・タルトがあってそれを一口食べてみたいから一緒に行こうと言ったのでした。

渋々自分の部屋から連れ去られるように出て行きながらスネイプはハリーとロンを毒々しい目つきで見ました。後に残された2人をマクゴナガル先生は相変わらず怒れる鷲のような目で見据えていましたがロンにこう言いました。

「ウィーズリーあなたは医務室に行ったほうが良いでしょう。血が出ています」

しかしロンは「大した事ありません」と言うと慌てて袖でまぶたの切り傷を拭ったというわけなんですよね。

今日の最後に
マクゴナガル先生に「お掛けなさい」と言われてハリーとロンは思わず後退りして椅子に座っていますよね。私は2人のしたこの行為を「そうしてしまった2人の気持ちはよく判る」と思いました。それは畏敬の念というわけです。

かなり以前に言っているように当サイトではダンブルドアの事は平気で呼び捨てにしているのにマクゴナガル先生については必ず「先生」をつけています。これも私のマクゴナガル先生に対する畏敬の念というわけなんですよね。

とてもじゃないがあまりにも畏れ多くて到底マクゴナガル先生の事は呼び捨てになどできないというわけです。ロンもマクゴナガル先生に医務室に行ったほうがいいと気遣ってくれてるのに大した事はないとそう言っていますね。

はっきり言って恐がり過ぎですよね。(笑)
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