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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

来たる10月30日が誕生日という事もあるので今週はウィーズリーおばさんを取り上げてみる事にしました。今回はハリーとの関係の変遷について振り返ってみる事にします。ウィーズリーおばさんとハリーが初めて会話を交わしたのはハリーが初めてホグワーツ特急に乗った時だったのですが実は・・・(全3項目)

3-1.初対面
実はハリーは7月31日の11才の誕生日にウィーズリーおばさんを見ていたと私はそう思っています。ハグリッドに連れられてハリーが初めてダイアゴン横丁に行った際に薬問屋の前に小太りのおばさんがいてこう呟いていました。

「ドラゴンの肝30グラムが17シックルですって。馬鹿馬鹿しい」

「小太りのおばさん」だからウィーズリーおばさんというわけです。ハリーポッター・シリーズではこういう例は多々ありますよね。しかしハリーがウィーズリーおばさんと初めて会話を交わしたのは約1ヵ月後の9月1日でした。

バーノン叔父さんが送ってくれてキングズ・クロス駅に来たもののハリーは9と3/4番線に入るにはどうしたらいいのか皆目見当がつかず困り果てていました。するとハリーの耳にこんな言葉が飛び込んで来たというわけですよね。

「マグルで混み合ってるわね。当然だけど」

ハリーが急いで後ろを振り返るとふっくらしたおばさんが揃いも揃って燃えるような赤毛の男の子4人に話しかけていました。それがこれからハリーとは家族ぐるみの付き合いになるウィーズリー家の人たちだったんですよね。

女の子が母親に「さて何番戦だったかしら」と訊かれ「9と3/4よ」と答えていたのでそのおばさんと赤毛集団が魔法使い一家なのは明らかでした。ハリーは4人の男子がどうやって9と3/4番線に入るのかを見定めようとしました。

しかしいくら注意深く見ていても入る瞬間を見れません。こうなったら他に手はない。ハリーは意を決してふっくらおばさんつまりウィーズリーおばさんに「すみません」と声をかけました。するとこんな言葉が返って来ました。

「あらこんにちは。坊やホグワーツへは初めて?ロンもそうなのよ」

おばさんは最後に残った男の子を指差しました。それがハリーの生涯の友となるロンでした。ハリーが9と3/4番線に入る方法が分らない旨の言葉を言うとおばさんは「どうやってプラットホームに行くかって事ね」と言いました。

「心配しなくていいのよ。九番と十番の間の柵に向かってまっすぐに歩けばいいの。立ち止まったりぶつかるんじゃないかって怖がったりしない事これが大切よ。怖かったら少し走るといいわ。さあロンの前に行って」

おばさんにこう言われてハリーはようやくキングズ・クロス駅の9と3/4番線に入る事ができたというわけなんですよね。

3-2.ホグワーツ特急に乗ってから
先頭の3両はもう生徒で一杯でした。ハリーは空いた席を探してホームを歩きようやく最後尾の車両近くに空いているコンパートメントを見つけました。ところがトランクが持ち上がらず2回も足に落として痛い思いをしました。

「手伝おうか?」

こう声をかけて来たのは先程改札口を通過して行った赤毛の双子つまりフレッドとジョージのどちらかでした。ハリーが「うんお願い」と言うと「おいフレッド!こっち来て手伝えよ」と言うのでジョージだったというわけです。

トランクはやっとこさ客室の隅に収まってハリーは「ありがとう」と礼を言いながら汗びっしょりの髪を掻き上げました。その時ハリーの額の稲妻形の傷痕を見咎めて2人は目の前にいるのがハリー・ポッターだと気づきました。

「フレッド?ジョージ?どこにいるの?」

2人が呆然と自分に見とれているのでハリーは顔が赤らむのを感じました。そこにこう2人を呼ぶ声が聞こえて来たのでハリーにとっては有り難い事にフレッドとジョージはもう一度ハリーを見つめると列車から降りて行きました。

ハリーはコンパートメントの窓際に座ると赤毛つまりウィーズリー一家の会話を聞きました。実はフレッドとジョージは自分たちの後にハリーが従いて来ていた事に気がついていて母親のウィーズリーおばさんにこう言いました。

「ねえママ。誰に会ったと思う?今列車の中で会った人だーれだ?駅でそばにいた黒い髪の子覚えてる?あの子はだーれだ?」

女の子つまりジニーが「だあれ?」と訊くのに答えてどうやらフレッドが「ハリー・ポッター!」と答えました。するとジニーは母親に「汽車に乗って見て来てもいい?」とハリーを見に行きたいとそう言い出したんですよね。

「ジニーもうあの子を見たでしょ?動物園じゃないんだからじろじろ見たら可哀想でしょう。でもフレッド本当なの?何故そうだと判ったの?」

フレッドが「本人に聞いた。傷痕を見たんだ。本当にあったんだよ。稲妻のようなのが」と答えるとウィーズリーおばさんはこう言ってハリーに同情を寄せたというわけです。ハリーの第1印象はどうやら良かったみたいですね。

「可哀想な子。道理で1人だったんだわ。どうしてかしらって思ったのよ。どうやってプラットホームに行くのかって訊いた時本当にお行儀が良かった」

「例のあの人」つまりヴォルデモートがどんなだったか覚えていると思う?こう訊くフレッドにおばさんは急に厳しい顔をして「訊いたりしては駄目よ。絶対にいけません」と言いました。それはこういう理由だからだそうです。

「入学の最初の日にその事を思い出させるなんて可哀想でしょ」

3-3.クリスマス・プレゼント
こうして新学期初日の9月1日にキングズ・クロス駅で初めて会話を交わしたハリーとウィーズリーおばさんだったのですが親切にもロンが手紙でクリスマスにはハリーはプレゼントを貰う当てがないと知らせてくれたんですよね。

クリスマス・イブの夜ハリーは明日のおいしいご馳走と楽しい催しを楽しみにベッドに入りました。クリスマス・プレゼントの事は全く期待していませんでしたが翌朝早く目覚めると真っ先に足下のプレゼントが目に入りました。

それは小さな山でした。ハリーが急いでベッドから起き出しガウンを着ているとロンが寝ぼけまなこで「メリークリスマス」と挨拶をしハリーも「メリークリスマス」と挨拶を返しました。そしてハリーはロンにこう言いました。

「ねぇこれ見てくれる?プレゼントがある」

これにロンは「他に何があるっていうの。大根なんて置いてあったってしょうがないだろう」と言葉を返しました。つまりロンにとっては毎年恒例の出来事ですがハリーにとってはこれは生涯で初めての事というわけなんですよね。

ハリーが最初に手にしたのはハグリッドからのプレゼントで自分で作ったと判る荒削りな木の横笛でした。2つ目はダーズリー夫妻からでメモ用紙に50ペンス硬貨がセロハンテープで貼り付けてありました。そして3つ目でした。

「僕。誰からだか判るよ。それママからだよ。君がプレゼントを貰う当てがないって知らせたんだ。でも。あーあまさかウィーズリー家特製セーターを君に贈るなんて」

3つ目のこのプレゼントは誰からだろう?ハリーのこの問いにロンは少し顔を赤らめて大きな包みを指差しこう答えました。ハリーが急いで包み紙を破ると中から厚い手編みのエメラルドグリーンのセーターが出て来たのでした。

それに大きな箱に入ったホームメイドのファッジというお菓子も出て来ました。ハリーは早速ファッジを食べながらロンに「君のママって本当に優しいね」と言いフレッドはハリーに贈られたセーターを見てこう言ったのでした。

「でもハリーのほうが上等だな。ママは身内じゃないとますます力が入るんだよ」

学期最終日にキングズ・クロス駅であった時にはハリーはおばさんに「お菓子とセーターありがとうございました。ウィーズリーおばさん」と言いました。おばさんはそれに「まあどういたしまして」と応えたというわけですよね。

今日の最後に
ハリーはクリスマス・プレゼントにウィーズリーおばさんから手編みのセーターを貰いました。エメラルドグリーンのセーターだそうです。きっとハリーの緑色の目に合うようおばさんはエメラルドグリーンにしたんでしょうね。

これ以降おばさんはほぼ毎年クリスマスにハリーにセーターと食べ物を贈っています。翌年の2年生の時おばさんはハリーに大きなケーキを贈りました。3年生の時はお手製のミンスパイ1ダースとナッツ入り砂糖菓子1箱でした。

4年生の時はやはりお手製のクリスマス用ミンスパイというのが沢山入っていたそうです。ちなみに3年生の時のセーターは胸の所にグリフィンドールのライオンを編み込んだ真紅で翌年は緑色でドラゴンが編み込まれていました。

5年生の時の食べ物もミンスパイでした。でも6年生の時は大きな金のスニッチが編み込まれたセーターだけでおばさんから食べ物のプレゼントはなかったようです。我が家にいるので食べ物はもういいと思ったのかもしれません。

身内じゃないとますます力が入るんだ。フレッドはこう言いましたが何と言っても「あの」ハリー・ポッターですからね。さぞかしおばさんは今までよりもっともっと力を入れてハリーの手編みのセーターを作ったんでしょうね。

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