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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

餓死させられそうになるわキングズ・クロス駅で9と3/4番線への入口を塞がれて退校処分になりそうになるわでハリーはドビーのお陰で散々な目に遭いました。ところがドビーはまたもやらかしてしまいました。しかしハリーは事が全て解決した学期末にはそんなドビーを・・・(全3項目)

3-1.狂ったブラッジャー
こうしてドビーがキングズ・クロス駅の9と3/4番線を塞いだのにも関わらずハリーは学校に来てしまいました。それで諦めると思いきやドビーはハリーが大怪我をしてプリベット通り4番地に送り返されるよう措置を施しました。

それはクィディッチの開幕戦グリフィンドール対スリザリン戦でブラッジャーに細工をしてハリーだけを狙うようにしたのです。グリフィンドールにとってはまさに弱り目に祟り目の出来事になってしまったというわけですよね。

スリザリン・チーム全員の箒がニンバス2001になったのです。ドラコ・マルフォイの父親のルシウス氏が息子を寮代表チームに入れて貰えるようにと寄贈したというわけです。そのため勝利はハリーの肩にかかって来たのでした。

シーカーのハリーがスニッチを掴めば一気に「150点」が入り試合が終わるからです。ハリーが見つけた時スニッチはマルフォイの左耳の僅かに上を漂っていました。マルフォイはハリーを笑うのに気を取られ気づいていません。

スピードを上げてマルフォイのほうに飛びたい。しかしマルフォイが上を見てスニッチを見つけてしまったらとそう恐れてハリーは空中で立ち往生してしまいました。その隙を突いてハリーの右腕にブラッジャーが当たりました。

「マルフォイの所に行け」

雨と骨折した痛みで全てが霞む中ハリーの脳裏にはこの言葉が浮かびました。ハリーは急降下してスニッチを掴むとまっしぐらに地面に向かって突っ込みました。そんなハリーにロックハートが高らかにこう言い放ったのでした。

「ハリー心配するな。私が君の腕を治してやろう」

奇妙な気持ちの悪い感覚が肩から始まり指先まで広がって行きました。何が起こったのかハリーは到底見る気になどなれませんでした。ハリーは目を閉じて腕から顔を背けました。ハリーの予想した最悪の事態が起こったのです。

ロックハートはハリーの腕を治したのではなく骨を抜き取ってしまったのです。

3-2.医務室にて
マダム・ポンフリーは憤慨して「まっすぐに私の所に来るべきでした」と言うと30分前まではちゃんとした腕だった今や哀れな骨抜きの腕を残骸を持ち上げました。今夜は病棟に泊まらなければいけないとの事なんだそうです。

骨折ならあっという間に治せるが骨を元通りに生やすとなると痛いし辛いし荒療治なのだそうです。マダム・ポンフリーが持って来た「骨生え薬のスケレ・グロ」を飲む事が既に荒療治で飲むと口の中も喉も焼け付くようでした。

ハリーは咳き込んだりむせたりしました。ロンもハーマイオニーもブラッジャーにあんな仕掛けをしたのはマルフォイだと考えていました。しかしその見解は違っていました。ブラッジャーに細工をしたのはドビーだったのです。

グリフィンドール・チームの面々が見舞いにやって来てくれましたがマダム・ポンフリーがハリーは骨を33本も再生しなくてはならず休息が必要だからと言って病棟から追い出してしまいました。そこにドビーが現れたのでした。

ハリーは真夜中に突然目が覚めました。腕の痛みのせいだと思ったら誰かが闇の中でハリーの額の汗をスポンジで拭っていました。それがドビーだったんですよね。ドビーは泣きながら打ちひしがれたようにこう呟いたのでした。

「ハリー・ポッターは学校に戻って来てしまった。ドビーめがハリー・ポッターになんべんもなんべんも警告したのに。あぁ何故あなた様はドビーの申し上げた事をお聞き入れにならなかったのですか?」

ドビーが最後に「汽車に乗り遅れた時。何故にお戻りにならなかったのですか?」と訊くのでハリーが「何故ここに来たんだい?それにどうして僕が汽車に乗り遅れた事を知ってるの?」と訊くとドビーは唇を震わせたのでした。

ハリーはもしやと思い当たって「あれは君だったのか!僕たちがあの柵を通れないようにしたのは君だったんだ」と言うとドビーは「その通りでございます」と応えて激しく頷きました。そして真相をこう語ったというわけです。

「ドビーめは隠れてハリー・ポッターを待ち構えておりました。そして入口を塞ぎました。ですからドビーは後で自分の手にアイロンをかけなければなりませんでした」

こう言うとドビーは包帯を巻いた10本の指をハリーに見せました。そして「でもドビーはそんな事は気にしませんでした。これでハリー・ポッターは安全だと思ったからです」と言ったその後にドビーはこうも言ったんですよね。

「ハリー・ポッターが別の方法で学校へ行くなんてドビーめは夢にも思いませんでした!」

ドビーはハリーがホグワーツに戻ったと聞いた時あまりに驚いたのでご主人様の夕食を焦がしてしまったのだそうです。あんなにひどく鞭打たれたのは初めてだったんだそうです。そんなドビーにハリーはこう抗議したのでした。

「君のせいでロンも僕も退校処分になる所だったんだ」

ハリーの怒りはドビーが汚らしい枕カバーを着ているのを見て一旦は収まりました。これは屋敷しもべ妖精が奴隷だという事を示しているそうです。ドビーはご主人様が衣服をくださった時に初めて自由の身になれるそうです。

ところがハリーは怒りがまた込み上げて来ました。ドビーが自分のブラッジャーでハリーに大怪我を負わせて家に送り返されるようにしたとそう告白したからでした。ドビーがした事でハリーは右腕の骨を失う事になったのです。

3-3.自由の身に
このようにしてドビーのお陰でハリーは餓死させられそうになったりホグワーツ特急に乗り損ねて退校処分になりそうになったりさらには結果として右腕を骨抜きにされたりと災難の連続で散々な目に遭わされて来たんですよね。

そんなハリーとドビーが次に会ったのは事が全て解決してホグワーツが廃校の危機を免れた後の事でした。停職にしたはずのダンブルドア校長が戻って来たと聞いてルシウス・マルフォイ氏がホグワーツにやって来た時でした。

一緒に来たのがドビーでした。ドビーは全く奇妙な事をしていました。いわくありげにハリーのほうをじっと見て「リドルの日記」を指差すと次にルシウス氏を指差してジニーに日記を持たせたのはルシウス氏と教えていました。

「ダンブルドア先生。その日記をマルフォイさんにお返ししてもよろしいでしょうか?」

ハリーが急いでこう言うとダンブルドアは「よいともハリー」と答えました。ハリーは日記を鷲掴みにすると部屋を出ました。この計画は果たして上手く行くだろうかと思いながらハリーは靴下を脱ぎ日記をその中に詰めました。

そしてルシウス氏と一緒にいるドビーに追いつくとルシウス氏に「あなたに差し上げる物があります」と言って日記の詰まった靴下を押し付けました。ルシウス氏は靴下を引きちぎるように剥ぎ取ると中の日記を取り出しました。

ルシウス氏は靴下を投げ捨てると怒り狂ってハリーに「君もそのうち親に同じに不幸な目に遭うぞ。連中もお節介の愚か者だった」と言い放つと立ち去ろうとして「ドビー来い。来いと言ってるのが聞こえんか!」と言いました。

ドビーは動きませんでした。ルシウス氏が投げ捨てたハリーの靴下をまるでそれが貴重な宝物でもあるかのように握り締めてじっと見つめていました。そして何とドビーは驚嘆をするとこのように言ったというわけなんですよね。

「ご主人様がドビーめにソックスを片方くださった。ご主人様がこれをドビーにくださった」

ルシウス氏は吐き捨てるように「何だと?今何と言った?」と言いました。その問いにドビーは信じられないという口調で「ドビーがソックスの片方をいただいた」と言いました。さらにはドビーは続けてこう言ったんですよね。

「ご主人様が投げてよこした。ドビーが受け取った。だからドビーは。ドビーは自由だ!」

こうしてドビーはマルフォイ家の束縛から解き放たれてめでたくも自由な屋敷しもべ妖精になったというわけなんですよね。

今日の最後に
後の巻でダンブルドアがハリーに説明した所によればルシウス・マルフォイ氏はこの時ジニーの荷物に「リドルの日記」を忍び込ませる事によりアーサー・ウィーズリー氏の信用を傷つけようとしたとそう言っているんですよね。

同時にダンブルドアをホグワーツから追放させさらには自分にとって不利になる物証を片付けるという一石三鳥を狙ったのだそうです。一方ドビーはダンブルドアの事をホグワーツ始まって以来最高の校長だと高評価しています。

ドビーはプリベット通り4番地に来た際にハリーにこう言っていました。そして自分の家族つまりマルフォイ家の人々の悪口を言いそうになったと窓ガラスに激しく頭を打ちつけて自分で自分にお仕置きをしていたんですよね。

何故こうも考え方が正反対のドビーがマルフォイ家に仕えていたのか?今にして思えばこれはシリウスと同じケースで両親が狂信的な純血主義者でスリザリン出身なのにシリウスは考えが正反対でグリフィンドール生になった。

こういう事だったと私はそう思いますね。

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