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ドビーのお陰で散々な目に遭ったというのにハリーはそんなドビーを自由にしました。そして何とハリーとドビーはホグワーツの厨房で再会を果たしました。ドビーはクリスマスには寝室にやって来てプレゼントをくれました。さらに今度は何とトラブルなしにハリーを助けてくれたのです。(全3項目)

3-1.再会!
このようにしてハリーが講じた策略がものの見事に成功しドビーは自由な屋敷しもべ妖精になりました。そしてそれから1年あまりが経ちハリーは思ってもみなかった形でドビーの近況を聞く事になったというわけなんですよね。

それは4年生の夏休みにクィディッチ・ワールドカップの決勝戦を観戦に行った時でした。ハリーにハーマイオニーを含めたウィーズリー一家一行は貴賓席での観戦だったのですがそこに屋敷しもべ妖精のウィンキーがいました。

ハリーが半信半疑で「ドビー?」と呼びかけた所ウィンキーは何とドビーを知っていると言うのです。ハリーがドビーは自由になって元気にやってると訊くとウィンキーはドビーは自由になって頭がおかしくなったと言うのです。

身分不相応の高望みをしているので勤め口が見つからない。ハリーが「どうしてなの?」と訊くとウィンキーからドビーが給料を欲しがっているという答えが返って来ました。それから4ヵ月半が経った時の事だったんですよね。

ハリーは何とホグワーツの厨房でドビーと再会をしました。そもそもの始まりはハリーにロンとハーマイオニーの目の前でウィンキーがご主人様のバーテミウス・クラウチ氏に解雇された事でした。ハーマイオニーは怒りました。

それからハーマイオニーは屋敷しもべ妖精は不当に扱われていると主張してホグワーツにも百人以上の屋敷しもべ妖精がいると知り一念発起して「しもべ妖精福祉振興協会」なる組織を設立して厨房に足を踏み入れたんですよね。

そこでドビーと出会ったのです。自由になってからドビーは勤め口を探してイギリス中を旅したんだそうです。しかし給料が欲しいと言ったので「それじゃ屋敷しもべにならない」とどこでも断られてしまった。ところがでした。

そうこうする内にウィンキーも自由になった。それなら2人が一緒に働ける所はないか?ウィンキーは屋敷しもべ妖精が2人も働ける所があるのとドビーに訊いたのだそうです。そこでドビーはホグワーツと思いついたそうです。

そこで2人はダンブルドアの所に来た。すると何とダンブルドアはドビーがそう望むなら給料をあげてもいいと言ってくれたんだそうです。こうしてドビーは長い旅路の末にようやくホグワーツという働き口を見つけたのでした。

3-2.ハリーとの再会を果たして
再会を果たしたドビーは「ハリー・ポッターは紅茶を一杯お飲みになりますか?」と言って来ました。ハリーがためらいがちに「オッケー」と応えるとたちまち6人ぐらいの屋敷しもべ妖精がハリーの背後から小走りで来ました。

ハリーにロンとハーマイオニーのために大きな銀の盆に載せてティーポットに3人分のティーカップとミルク入れに大皿に盛ったビスケットを持って来ました。ロンが感心したかのように「サービスがいいなあ!」と言いました。

ドビーが紅茶の給仕を始めるとハリーは「ドビーいつからここにいるの?」と訊きました。するとドビーは「ほんの1週間前でございます。ハリー・ポッター様!」とうれしそうに答えました。給料についてはこう説明しました。

「ダンブルドア校長先生はドビーがそう望むならお給料を支払うとおっしゃいました!こうしてドビーは自由な屋敷妖精になったのでございます。そしてドビーは1週間に1ガリオンと1ヵ月に1日のお休みをいただくのです!」

ハーマイオニーは「それじゃ少ないわ!」と怒ったように言いました。ところが何とダンブルドアは1週間に10ガリオンと週末を休日にすると当初は言って来たのだそうです。ドビーは給料を値切り休日も減らしたんですよね。

ここでドビーの口からは屋敷しもべ妖精制度の一部が出て来たんですよね。屋敷しもべ妖精はご主人様の事で言いたい事が言えない。屋敷しもべ妖精はご主人様の秘密を守り沈黙を守るのだそうです。主君の家族の名誉を支える。

決してその悪口を言わないんだそうです。しかしダンブルドア校長先生はドビーに「そんな事はこだわらない」とおっしゃったのだそうです。自分たちが呼びたければ老いぼれ偏屈じじいと呼んでもいいとおっしゃったそうです。

「ドビーはダンブルドア校長先生がとても好きでございます。校長先生のために秘密を守るのは誇りでございます」

こう言うドビーにハリーは悪戯っぽく笑って「でもマルフォイ一家についてはもう何を言ってもいいんだね?」と言いました。こう問われてドビーの目にちらりと恐怖の色が浮かびました。そして自信なさげにこう答えました。

「ドビーは。ドビーはそうだと思います」

そしてドビーは肩を怒らせ「ドビーはハリー・ポッターにこの事をお話できます。ドビーの昔のご主人様たちは。ご主人様たちは。悪い闇の魔法使いでした!」と言いました。しかしでもやっぱり駄目だったというわけですよね。

ドビーは自分の大胆さに恐れを成して全身を震わせながらその場に一瞬立ちすくみました。それからすぐに近くのテーブルに駆けて行くと思いっ切り頭を打ちつけながら「ドビーは悪い子!ドビーは悪い子!」と叫んだのでした。

ハリーがドビーをテーブルから引き離すとドビーは「ありがとうございます。ハリー・ポッター。ありがとうございます」と言いました。そんなドビーにハリーは「ちょっと練習する必要があるね」とそう言ったというわけです。

これが精一杯というわけです。ハリーたちが帰ろうとするとドビーはハリーに「いつかあなた様をお訪ねしてもよろしいでしょうか?」とためらいながら訊いて来てハリーは「もちろんさ」と答えドビーは笑顔を見せたのでした。

そしてドビーはハリーの寝室にやって来たのです。

3-3.クリスマスにそして
クリスマスの朝ハリーは突然目が覚めました。何故そんなにも急に意識がはっきりしたのだろうと不思議に思いながらハリーは目を開けました。すると大きな丸い緑の目をした何かが暗闇の中からハリーを見つめ返していました。

「ドビー!辞めてよ。びっくりするじゃないか!」

ハリーは思わずこう叫んでしまいました。慌ててドビーから離れようとした拍子に危うくベッドから転げ落ちそうになったのでした。ドビーは後ろに飛び退きながら心配そうにこう言ってハリーに向かって謝って来たんですよね。

「ドビーはごめんなさいなのです!ドビーはただハリー・ポッターにクリスマスおめでとうを言ってプレゼントを差し上げたかっただけなのでございます!」

最後に「ハリー・ポッターはドビーがいつかハリー・ポッターに会いに来てもよいとおっしゃいました!」と言うドビーにこう応えました。それは別に来た事を咎めたり怒ったりしているわけではないとそういう事なんですよね。

「ああ判ったよ。ただ。ただこれからは突っついて起こすとか何とかしてよね。あんな風に僕を覗き込まないで」

ハリーが叫んだのでロンにシェーマスとディーンそれにネビルを起こしてしまいました。しかし4人ともどうせ起きてしまったのだからプレゼントの開封に取りかかろうという事になってハリーはドビーのほうに向き直りました。

ドビーはハリーを驚かせてしまった事がまだ気がかりだという顔でおどおどと立っていました。ドビーはためらいがちに「ドビーはハリー・ポッターにプレゼントを差し上げてもよろしいでしょうか?」と訊いて来たのでした。

「もちろんさ。えーと。僕も君にあげる物があるんだ」

実はこれは嘘でハリーはドビーに何も買ってはいませんでした。しかし急いでトランクを開け丸めた殊更に毛玉だらけの靴下を一足引っ張り出しました。ハリーの靴下の中で一番古くて汚らしく元はバーノン叔父さんの物でした。

中には「かくれん防止器」が入っていましたがハリーはそれを引き出しました。それから「包むのを忘れてごめんね」と言って靴下を渡しましたがドビーは大喜びでした。履いていた左右ちぐはぐの靴下を脱ぐと早速履きました。

「ドビーはソックスが大好きです。大好きな衣服でございます!ドビーは今7つも持っているのでございます。でもお店の人が間違えたでございます。ハリー・ポッター2つともおんなじのをよこしたでございます!」

それはお店の人が間違えたのではなく靴下というのは左右同じ柄の物を履くのが正しいという事をドビーが知らないからなんですよね。ドビーがハリーに贈ったのも何と靴下で左用は鮮やかな赤で右用は緑と色が違っていました。

ハリーはその場で早速ドビーから貰った靴下を履きました。ドビーの目がまた幸せに潤みました。ドビーは厨房で他の屋敷しもべ妖精たちがクリスマス・ディナーを作っているからと一同にさよならと手を振り急いで帰りました。

ハリーはドビーに「これからは突っついて起こすとか何とかしてよね」と言いました。何と驚く事にドビーがハリーを突っついて起こす機会が訪れたのです。それは三大魔法学校対抗試合の「第2の課題」が行なわれる朝でした。

「ハリー・ポッターは起きなくてはなりません!」

ドビーは図書室で眠ていたハリーを起こし「あなた様はこれを食べるのです」と言ってねずみの尻尾を団子にしたような灰緑色のヌルヌルした物をショートパンツのポケットから取り出しました。そしてハリーにこう言いました。

「湖に入るすぐ前にでございます。ギリウィード鰓昆布です!」

ハリーは鰓昆布を見つめて「何する物?」と訊きドビーは「これはハリー・ポッターが水中で息ができるようにするのです!」と答えました。ハリーは必死で本当にそうなのと訊きました。ハリーには苦い経験があったからです。

かつてドビーがハリーを助けようとした時に結局は右腕が骨抜きになってしまったからです。ドビーが職員室でマクゴナガル先生とマッド・アイ・ムーディが課題の事を話していたのを聞いたと言われハリーの疑いは消えました。

こうしてハリーはドビーのお陰で「第2の課題」をクリアする事ができたというわけなんですよね。

今日の最後に
実はマッド・アイ・ムーディは死喰い人のバーテミウス・クラウチ・ジュニアがポリジュース薬で成り済ましていて職員室に洗濯物のローブを取りに来るようにとドビーを呼び出しておいてドビーの前で一芝居打ったんですよね。

クラウチ・ジュニアはクリスマス・ダンスパーティの際に左右ちぐはぐな靴下を履いているハリーに声をかけてドビーの事をハリーから聞き出しました。そこでクラウチ・ジュニアは職員室にドビーを呼びつけたというわけです。

実はこの洗濯物のローブを取りに来させるという仕事はドビーにしか頼めないんですよね。知っての通り屋敷しもべ妖精には衣類は渡せません。解雇するという意味になってしまうからです。したがってドビーにしか頼めません。

ウィンキーも実はできるのですが酒浸りの日々が続いているのでできません。それにクラウチ・ジュニアがウィンキーがホグワーツにいる事をおそらくは知らないんですよね。
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